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LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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7億2千万個:イギリス国内で、食べられずに捨てられた卵

2019.04.24
日本でも話題になるかと思ったが。

Britons throw away 720m eggs a year over best-before date fears
https://www.theguardian.com/food/2019/apr/09/britons-throw-away-720m-eggs-a-year-over-best-before-date-fears

 記事の中のリンクをすべて追えば、イギリス国内のどの人種、階級、どの地域で、さらに卵は鶏卵だけなのかという情報までたどり着けるのかもしれないが。

 イギリス国内で購入された72億個の卵のうち、その1割の7億2千万個の卵が、パッケイジに記されている「賞味期限」の日にちを過ぎたからというそれだけの理由で、食べられることなく捨てられた、と。

 イギリスで暮らしていて嫌なことはたくさんあるが、中でも、イギリスで暮らす多くの人が、食べ物を無駄にするという事実には怒りしかない。判り易いのはクリスマス。スーパーマーケットが営業しないのはたった2日間だけにもかかわらず、クリスマス・イヴのスーパーはどこでも、あたかも2週間分、いやひと月分の食料を買い溜めるかのように、山積みの食品を購入する人たちでごった返す。そしてクリスマス休暇がすぎれば、道端には食べ物がうず高く「ゴミ」として放置される。

 ブレグジットを待つまでもなく、食べ物への敬意、生産者への敬意を忘れたこの国は、奈落のさらに先まで落ちていくこともあり得るだろう。恵方巻きの大量廃棄が無くならず、まるでその廃棄自体がただの「年中行事」のように報じられるだけで何も変わらない日本も同じか。


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マーゲイト(Margate)、Kent Coast

2019.04.24
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(Botany Bay)

3月からとても忙しく、イースターは、何も予定を立てなかった。祝日でない土曜日、朝から「これこそイングランドの青空」という晴天。昨年、ファイナンシャル・タイムズの記事を読んで以来、行ける機会を伺っていたロンドンの南東にあるケント県の海岸の街、Margateへ、思い立っていってきた。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157704677343132

 記事で紹介されていた人気のシーフード・レストランは完全に予約でいっぱい。なので、一人での行動の気楽さから、Botany Bayへ。地図を見ると、歩けない距離ではなかった。海沿いのプロムナードを歩くのに、これほど素晴らしい日はめったにないであろうくらい素晴らしい青空だったので、のんびり歩いて往復約3時間半。余談。2月に行ったコーンウォールでのウォーキングで確信したのは、グーグル・マップは高低の差が大きい土地では役立たずだということ。等高線がないのは承知していたが、あれほど役に立たないとは予想していなかった。

 真夏でも海水が冷たいイギリスの海で泳ごうとは思わない。海水が予想していた以上に澄んでいたので、泳いでいる人がいることには驚かなかった。驚いた、というより呆れたことが2つ。まず、どうしてイギリス人はここまで肥満体になったのだろう。そして、いつからイギリス人、老若男女を問わず、あれほど入れ墨を入れるようになったのか。

 ケントの海岸線は、ダンジネス(Dungenesshttp://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-3066.html)以外は、鉄道で行けるところがほとんど。いつも混雑しているブライトンより、混雑していないであろうイングランド海岸を楽しみたいのであれば、ケントを選択に入れても良いと思う。

キュー・ガーデンズ:今年は花の時季が早い印象

2019.04.24
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本当に珍しく天気が良かった今年のイースター。連休に天気が良いロンドンは、ロンドンではないようだった。で、混雑しているだろうとは思ったものの、天気が良かったので、キューへ。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157704700443142/

 3月、今月と寒の戻りがあったものの、暖かった2月の影響だろう、今年は春の花の咲く時季が早まっている印象が強い。ブルーベルも、石楠花もすでに咲いていた。意外だったのは、とても人気のある藤がまだ固い蕾だった。

 今週の土曜日、4月27日から10連休となる日本から、イギリスへ来られる人がいるだろう。10連休湖畔の5月最初の週末は、イギリスも連休。天気が良ければ、観光地はとても混雑することが予想されるので、貴重品には気をつけたほうがいいだろう。


About This Blog

2019.04.19
ロンドンに来て以来、家族、友人、知人に無理やり送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンをまとめる目的で始めたブログ。

 同じ島国のイギリスと日本、似ていると感じることもあれば、今でも驚かされることも結構ある。ということで、これからも不定期に面白いと思ったこと、興味を惹かれたことなどをアップしていければ、と。

 最近、メイル経由で質問を戴くことが増えていて、お越しくださる人には感謝します。ただ、例えば、「ロンドンに行こうかと思っているんですが、どうでしょうか?」のようなまる投げの質問の返答は、「行きたいかどうか判らないなら、止めたほうがいいのでは」、です。また、ご自分が知りたいことを僕が知っているとは思い込まないでください。質問されるのは構いませんが、質問された方の期待に沿うことは僕の「義務」ではありません。

2019年1月3日

 Forensic Mental Health/ Psychologyの修士課程を修了したので、ぼちぼちと。ただ、以前のような長いエントリは減ります。ちなみに、Forensic Psychologyは「犯罪」心理学とは違う。なので、筋違いの質問は双方にとって無益な時間になるだけ。


2018年1月31日

 昨年の秋より、心理学の中でそれまで無縁だった分野にシフトし、かなり時間を取ることになりブログを以前ほど頻繁、かつ長い文章での更新ができません。続けていくために、コメント欄を閉めて居るポストへの別のポストからのコメントへは、返信をしません。

それでも、春は来る

2019.04.11
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春爛漫のロンドン、公園だけでなく、市内のあちこちで桜(や桜のような花)が満開。

 ブレグジットが10月30日まで延長された。諦めないが、うんざり。さっさと、離脱を撤回すればいいだけなのに。日本のリニアイギリス国内のHS2と全く同じで、政治家が退き際を間違え、結果、その国で暮らす人の存在が全く顧みられない混乱の典型。


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IAPTでのスクリーニング

2019.04.06
IAPTで僕が従事していることを簡単に書いた時、ある友人から、「ずいぶん、システマティックですね」との感想が届いた。そのように感じられることに、やっている本人も思う。これをブログに掲載してどうなると言われればそれまでだが、通常、英語でやっていることを日本語で改めて書くと、気づかなかったことや改めて別の視点から振り返ることができる。

 スクリーニング(Screening)の流れを。サーヴィス・ユーザーへのインタヴューということでは同じだが、以前、Outreach部門で経験を積んだ別のIAPTではTriageと表現していた。

 毎日、メンバーが違うのでスクリーニング・ルームはホット・デスク(というのは日本でも増えているそうで)と呼ばれる、決まった席がないシステムになっている。その日に予定されているサーヴィス・ユーザーの状況をざっと確認するために、午前8時半にはクリニックに到着するようにしている。

 席に付き、コンピューターを立ち上げてすぐにするのは、IAPTで使用するデイタ・ベイスのカレンダーでその日、僕のスロットに予約が入っている人たちの情報を確認する。個人情報、トーキング・セラピー(Talking Therapy)を必要と考えた理由、そしてディプレッション(Depression)や不安症の質問の結果が表示される。質問表は6種類あり、理想では電話の前にすでにユーザーは答えをオンラインで提出し、スコアが出ていること。しかしながら、高齢者でコンピューターに慣れていない人や、非欧州圏、非英語圏からの人だとやっていないことが多く、でも、やらなければならないので、時間がかかるのは避けられない。

 電話して、相手が出たら、まず自己紹介。そして、話している人が間違っていないかを特定の情報で確認する。スクリーニングの趣旨を簡単に説明してから、まず、個人情報の確認へ。生年月日や住所は簡単だが、その後、特に5歳以下の子供がいるか、自分の子供でなくても同居者(特にロンドンでは、ハウス・シェアは普通)に5歳以下の子供がいると、Child Safeguardingということで、子供の情報を尋ねる。その後は、母国語が英語でなければスクリーニングの結果、カウンセリング等の診療に進んだときに通訳は必要か(少数言語だと、診療が始まるまでに通訳の手配があるので更に時間がかかる。おそらく、日本語も少数言語とみなされるだろう)。僕が勤務する機関では、原則、スクリーニングは英語だけ。

 その後に、質問に移る。質問表の一部、PHQ-9、GAD-7はネットで簡単に見つかる。この呼称を上げることの是非を迷った。広く使われているし、ネット上ではスコアの見方も出ている。個人でやることを止めないが、スコアを自分の判断だけに頼るのは危険。

 これらの質問を試してもらえると感じられるだとうことは、いくつかの質問は、質問をする僕の方でも舌を噛みそうだし、答える方も簡単ではないことがある。特に、英語が母国語でない人。

 質問表が終わると、Semi-structured interviewへ進む。ここで、トーキング・セラピー(Talking Therapy)を利用したいと考えた状況について、ディプレッション(Depression)や不安症はいつ始まったのか、日常生活にどのような影響があるかを話す。また、未成年の子供、特に5歳未満の子供が同じ住環境にいる場合、サーヴィス・ユーザーのメンタル・ヘルスによってそれらの子供へのリスクが高くなるかどうかを話し合います。やはりリスクの観点から、本人、または配偶者が妊娠中、もしくは1歳未満の幼児がいる場合も、リスクの有無をかなり深く尋ねる。

 まだ経験したことはないが、ユーザーがドメスティック・ヴァイオレンス(Domestic Violence)に巻き込まれる可能性が高いときには、例えば、暴力を振るうのが元配偶者(男女関係なく)や元パートナーである時、同じ地域にまだ住んでいるのか、そうでない時、遭遇する可能性は高いのか低いのかを確認することになっている。だた、ここでリスクが高いのであれば、警察に速攻で連絡、ということになるだろう。続いて自殺、自傷行為の有無や、特に、この電話が終わってからユーザー本人が自分のリスクを抑えられるかどうかを何度も確認します。

 処方薬の有無、アルコール、違法薬物の摂取等を確認してから、トーキング・セラピーからどのようなことを期待しているかを尋ねて終了。

 グループを統括するマネージャーと話し合い、スクリーニングで得られた情報を確認する。そしてどのようのサポートが最良と考えられるかを判断する。IAPTでは扱えないとの判断の場合、大体は、区内の他の社会支援チャリティを紹介することになる。いずれの場合も、再びサーヴィス・ユーザーに電話をかけて説明。双方が合意すると、スクリーニングの結果を書いた手紙を2通印刷して、一通はユーザー本人に。2通目はユーザーが登録しているGPに郵送する。たしかに、システマティックな面はあると思う。インタヴューの内容以外はほぼ全てテンプレイトがある。逆に言えば、テンプレイトがあるからこそ、デイタ・ベイスへの情報の構築に差が生じない。

 まだ実際のスクリーニングを初めて数週間だが、会話の難しさを痛感することはしばしばある。例えば、1回の電話だけでは判断にいたらず、再び電話することがある。そのようなときは、最初のインタヴューの時間内では到達できなかった特定の理由があり、それが最初のインタヴューでわかっていれば、と。
 数年前、別のコースであるヴェテランのクリニカル・サイコロジストが言ったことを思い出す。「診察が終わり、患者が席を立ち、ドアに手をかけ、部屋を出る直前に振り向いて、[By the way]と始めたところから本当の診察が始まる」。

 メンタル・ヘルスを語ること、心配することは特別なことではない。早期診断、早期治療の大切さを常に感じている。


Improving Access to Psychological Therapies
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-3121.html

春@キュー・ガーデンズ

2019.03.31
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3月24日に、キューへ。

写真
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-3125.html

 バラ園が工事中で、今年はバラを見ることは叶わないかもしれないのは残念だが、木蓮が満開だった。

ウィズリィで桜

2019.03.31
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写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157690669465633/

早春の花がほぼ満開のウィズリィへ。写真を見てもらえば感じられると思うが、桜は今では日本だけではない。日本人としては、日本で桜を見たいが、いつも春に里帰りできるわけではないので、イギリスの桜を愛でる。

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Three Falcons: 北部エッジウェア・ロードに変化の兆し

2019.03.31
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(母の日の特別メニューで、Deconstructed Prawn Cocktail)

住んでいるフラットの目の前のパブの所有者が変わり、新装開店になって3ヶ月。初めてランチを試した。

Three Falcons
https://threefalcons.com/

 美味しかった。一皿の分量はとても良心的だし、3コースにアペリティフ、炭酸水のボトル、コーヒーを追加して一人£35−は、先週、チズウィックで試したヴィエトナミーズより満足した。

 そして、本当に偶然に、日本人に会えたのは嬉しい驚きだった。この地域に10年以上暮らして、エッジウェア・ロードの裏通りのパブで日本人に会えたことに、やっとこの地域に変化が到達しつつあることを実感する。

People's Vote March:Brexitは次世代の未来を破壊する

2019.03.24
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(Parliament Square, London 2019年3月23日午後2時頃)

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157706150506001/

 当初は、写真を撮ってフリッカーに挙げればカウントが増えるかなとくらいしか思っていなかった。20年、ロンドンで暮せば、名前を知らなくてもどこの路地を曲がればマーチの先頭の写真を撮れるな、と歩き回っているうちに、マーチの非暴力的な雰囲気を強く感じ始めた。

 端折って、政治家等のスピーチが予定されていたパーラメント広場で演説が始まるの待つ。眼の前には、フーリガンと言っても間違いではない、禿頭で、でかい、言い換えるとポークパイ・イーターと思しき男性とその奥さん(かな?)。ステイジに近いところに立っていたので、人が集まり始めて身動きができなくなると、自分の妄想でこのカップルの存在を不安に思う自分。人が多すぎて、携帯電話のアクセスもダウン。

 ステイジが始まり前半に、イギリス各地から招かれたであろう4人の若者がそれぞれスピーチをした。最初は、北アイルランドから若い男性。彼が、BrexitによってGood Friday Agreementが北アイルランドに、そして彼らの生活にもたらした安定を破壊するであろう不安を話しているとき、気がついたら涙が流れていた。

 日本人がこんなところで泣いていたら変だろうなと場違いな戸惑いを感じていたら、目の前の二人もしきりに涙を拭っていた。ニュー・カッスル、ウェイルズ、そしてスコットランドから来た若者たちも、政治家の勝手に翻弄される彼らの将来への怒りと不安を率直に語った。

 イギリスで、僕には投票権はない。しかし、このBrexitの混乱は、今、絶対に、次の世代のために止めなければならないと確信した。

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