LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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About This Blog

2016.09.27
1999年のクリスマス・イヴにロンドンに来て以来、家族、友人、知人に無理やり送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンをまとめる目的で始めたブログ。
 同じ島国のイギリスと日本、似ていると感じることもあれば、今でも驚かされることも結構ある。ということで、これからも不定期に面白いと思ったこと、興味を惹かれたことなどをアップしていければ、と。

 最近、メイル経由で質問を戴くことが増えていて、お越しくださる人には感謝します。ただ、例えば、「ロンドンに行こうかと思っているんですが、どうでしょうか?」のようなまる投げの質問の返答は、「行きたいかどうか判らないなら、止めたほうがいいのでは」、です。また、ご自分が知りたいことを僕が知っているとは思い込まないでください。質問されるのは構いませんが、質問された方の期待に沿うことは僕の「義務」ではありません。


2012年9月1日

 要望を受けてしばらくトライアルしてみて、スカイプによる心理カウンセリングを正式に始めました。興味をお持ちの方はHPから問い合わせてください。

http://www.iamlisteningtoyou.net/

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日経「味な地球儀」9月20日:イギリスのサーヴィス・ステイション

2016.09.27
*著作権は、日本経済新聞社に帰属する。

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https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157674348422896

会計監査は、新作バレエの再演回数を精査する:パリオペラ座バレエの場合

2016.09.18
ここ数年、揺れている印象のあるパリ・オペラ座バレエについてのニュースが昨日、ガーディアンで報道された。

Paris Opera Ballet lambasted by auditors for €90,000 taxi bill
https://www.theguardian.com/world/2016/sep/16/paris-opera-ballet-lambasted-auditors-taxi-meals-bill-france-millepied

 今年の始め、突然(という印象を否めない)、就任して1年足らずの芸術監督を辞任したベンジャマン・ミルピエがオフィスに居た頃の会計監査の結果、破格なタクシィ代金、高額なランチが明らかになったそうだ。

 そんなことは日本の政界でも、イギリスの政界でも起きることだが、意表をつかれたのが、会計監査がバレエ団の為に振付けられた新作バレエの再演回数の少なさ、言い換えると、莫大な制作費をつぎ込んだ新作が再演されないのは、投資した資金を回収できていないといわれているのと同じだろう。何故だか判らないが、ガーディアンのウェブヴァージョンからは削除されている、本紙に掲載された部分。

Auditors recognised that the company had taken steps to bring its spending "in line with its financial restraints."But it called for it to increase the number of productions in order to bring the POB back on an even keel.

"Too many new productions, notably lyric ones, do not have another run (40%) or only a single subsequent performance (26%)," the auditors pointed out in their reports.

"Given the high cost of productions ... The Opera cannot allow this to continue and must better manage its productions over time," they said.


 この新作に関する部分が、バレエだけなのか、それともオペラ座全体への批判なのかが判り辛いので削除されたのかもしれない。しかし、それを差し引いても、「新作に失敗は許されない。上演までにかかった投資、費用を回収し、しかも更なる利益を得る為に、再演、再々演されなければならない」と言われているようのものだろう。

 会計監査でこのようなことを指摘されても不思議ではないが、こんなことを言われると、世界中のバレエ団、そしてオペラ・カンパニーは新しい作品の制作を躊躇ってしまうだろう。
 
 ロイヤル・オペラ、ロイヤル・バレエは新作、もしくは新しい演出で、その後に再演されないプロダクションは死屍累々。思いつく限りで、「Castle in nowhere」、「プロヴァーブhttp://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-234.html)」、昨年のシェヒターの新作も再演されることは無いだろうと断言。更に、前監督のモニカ・メイソン女史の引退記念のトリロジー(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1708.html)も、「マキナ」以外が再演されるとはとても思えない。

 オペラでは、「ソフィーの選択」、「1984」(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-396.html)、2003年の「ルチア」(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-239.html)、「湖上の美人」(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1944.html、これは再演したくても歌手をそろえるのが困難だと思う)。

 ロイヤル・オペラは2013年に新しい試みに関して以下の発表をしている。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1851.html

 舞台芸術とお金は切っても切れないつながりだが、利益率、資金回収の可能性が念頭にあっては、新作は生み出されなくてなってしまうと思う。

アガサ・クリスティが「スタイルズ荘の怪事件」を書いて100周年の切手

2016.09.15
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(画像は全てガーディアンからスクリーンショット。左上から時計回りに「オリエント急行の殺人」、「スタイルズ荘の怪事件」、「アクロイド殺し」、「そして誰もいなくなった」)

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(ミス・マープルの「予告殺人」。今でも覚えているのは「甘美なる死」というケイキ)

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(これは読んだ記憶が無い)

 今日、9月15日にロイヤル・メイルからアガサ・クリスティが最初の推理小説を執筆して100周年を記念する切手を発売した。

Agatha Christie Special Stamps
http://www.royalmail.com/agathachristiestamps?iid=PROMO_H1_AGATHA_CHRISTIE

Marking 100 years since Agatha Christie wrote her first crime novel

We're celebrating the life and work of the Queen of Crime on the centenary of her writing her first published novel and the creation of Hercule Poirot.

This exceptional set of Special Stamps depict key scenes and characters from six iconic novels including Murder on the Orient Express.

• Gift the Agatha Christie Stamp Souvenir
• Collect the Presentation Pack written by Mathew Prichard, Agatha Christie's grandson
Discover the mysterious elements hidden in the six Special Stamps


New Agatha Christie stamps deliver hidden clues
https://www.theguardian.com/books/2016/sep/15/new-agatha-christie-stamps-deliver-hidden-clues

The six stamps are devoted to classic Christie mysteries, including her debut The Mysterious Affair at Styles, which Christie began writing 100 years ago at the age of 26, and another Hercule Poirot mystery, Murder on the Orient Express – appropriately enough a first class stamp. Each design includes microtext, UV ink and thermochromic ink. These concealed clues can be revealed using either a magnifying glass, UV light or body heat and and provide pointers to the mysteries’ solutions.

 それぞれの切手には、幾つかの趣向が凝らしてある様だ。クリスティの作品は全部は読んでいない。でも、「ゼロ時間へ」とか、「蒼褪めた馬」とか、「ねじれた家」とか、「親指のうずき」とか、「復讐の女神」とかも入れて欲しかったかなと。

 日本では以下のサイトで購入できる様だ。趣向の内容が全て書かれているので知りたくない人は要注意。

http://www.bopa.jp/shop/products/detail.php?product_id=4122

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おやつ、頂戴:猫が上目遣いをするとき

2016.09.15
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この熱い視線に抗える猫飼いが居るだろうか、いや、居ない。

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Cats    Comment(0)   ↑Top

メイ首相、ヒンクリィ・ポイントC建設に合意

2016.09.15
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(ガーディアンのサイトのスクリーンショット)

7月末、調印当日の朝にメイ首相がストップをかけたヒンクリィ・ポイントでの新しい原子力発電所建設計画。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2724.html

 様々な政治的駆け引きがあったのだろうと思う。昨夕から、メイ首相が合意するらしいという憶測ニュースが流れていた。そして今朝、建設にゴー・サインがでたとの報道。

Hinkley Point C nuclear power station gets go-ahead
https://www.theguardian.com/uk-news/2016/sep/15/hinkley-point-c-nuclear-power-station-gets-go-ahead

 地図で見ると、ヒンクリィ・ポイント原子力発電所は海岸沿い。イギリス人でも覚えている人はそれほど居ないかもしれないが、ヒンクリィ・ポイントの西側にあるマインヘッドからちょっと先にある小さな漁港の村Lynmouthは、大雨による鉄砲水で壊滅的な被害を受けたことがある。

Lynmouth Flood
https://en.wikipedia.org/wiki/Lynmouth_Flood

 半世紀以上も前のこと、また平地(ヒンクリィ・ポイント)と川から港への狭い土地(リンマス)という違いはあるのでヒンクリィ・ポイントの安全性が疑わしい、ということにすぐにはならないだろう。でも、日本のように自然災害から被害を受けることは無い、とは言えないとも思う。

 先週、発電所内見学ツアーで訪れたサイズウェルB原子力発電所

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2748.html

 ツアー中に聞いた話、そしてヒンクリィ・ポイントCついての報道を読んで考えていること。それは、発電所内で働く人達は、多少の差はあれども、「安全性」を確保しながら自分たちの仕事を全うする。発電所の外に居る人達、つまり政治家や企業にとって最も重要なのは、「政治的駆け引き」で勝ち抜くこと。

 ヒンクリィ・ポイント、遠いけど、観に行きたいな。

BBC、グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフの放送権を失う

2016.09.13
初回は観ていないが、2シリーズ目からは昨年までパソコンで観ていたグレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ

https://www.theguardian.com/tv-and-radio/the-great-british-bake-off

 9月1日からTVライセンスの規約が厳しくなってしまったようで、iPlayerで観られなくなってしまい今回の7シリーズ目は未だに観ていない。初回、1000万人が観たそうだ。

 BBC、そして多くの視聴者はこの番組がBBCを離れるなんてことが起きるとは考えたことなど無かったかもしれない。しかし、BBCと番組制作会社の間での交渉がまとまらず、来シーズンからは(日本風に言うと)民放に移ることになった。

Great British Bake Off moves to Channel 4 as BBC negotiations collapse over fee
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2016/sep/12/bbc-loses-great-british-bake-off

 最新のニュースは、この番組の魅力を支えてきた出演者のうち、進行役の2人の女性は新しいシーズンには出演しないという報道。

Sue Perkins and Mel Giedroyc to leave Great British Bake Off
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2016/sep/13/sue-perkins-and-mel-giedroyc-to-leave-great-british-bake-off

 日本だと、NHKの「のど自慢」が民放に移ってしまうかも、という感じかな。テレビの存在意義が薄れているという議論が増えているが、この番組ほど視聴者に好まれている番組は無いのではないかと思う。製作サイドや番組のフォーマットは同じでも、出演者の変更がどのような状況をもたらすのか、興味津々。

チューリッヒ、シュヴァルツェンベルク

2016.09.13
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(チューリヒ中央駅)

シューベルティアーデでのプレガルディャン父子のリサイタルを観に行く計画を立てたのは、今年の初め。飛行機はマイレイジで、シュヴァルツェンベルクのホテルの宿泊は8ヶ月も前に先払い、リサイタルのチケットも無事に郵送され、残りの出費はチューリッヒでのホテルと移動で利用する鉄道とローカル・バスだけだから、上手く行くだろうと思った。誤算は、イギリスの欧州連合離脱決定による£の暴落、そしてリサイタル当日の雷雨。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157672685011042/

 スイス・フランを購入しにマークスへ行った。弱い£は判っていたものの、交換レイトの悪さに購入を止めた。必要であればチューリッヒで€から交換すれば良いだろうと。

 チューリッヒ空港の案内所で市内までの鉄道の切符を購入。€で払えて、御釣りはスイス・フラン。レイトは1:1。チューリッヒ国立美術館の入館料も€で払えて、御釣りはスイス・フラン。交換レイトは1:1。スイスを訪れる予定は無いので、スイス・フランで葉書を購入。とても短い滞在時間で判断するのは良くないことだが、チューリッヒは僕には退屈な街と感じる。

 7月にミュンヒェン空港でSバーンの切符を購入した際、手痛い失敗をしたこと、そして日を追うごとに弱くなるポンドの下落ぶりに、チューリッヒ・オーストリア間の鉄道の切符は先に購入することにした。

http://www.sbb.ch/en/home.html

 チューリッヒから途中駅までファースト・クラス、片道2時間弱の鉄道料金が、交換・返金なしの特別価格で往復£54−はイギリスではあり得ないほど割安。行きのファースト・クラスでは食堂車から従業員の皆さんが注文を訊きにきて、更に席まで運んでくれる。そして車掌からは無料の新聞(ドイツ語新聞なので丁重に辞退)。ただ、チューリッヒへの戻りの時は、残り1時間強の走行だからか、誰も来なかった。

 行きは、偶然にもパノラマ車両。チューリッヒ湖の素晴らしい景観の写真を撮れたことだろう、天気が良かったら。前日の晴天が幻だったと思えるほど、ピンポイントで雷雨。スイスの湖で観る稲光というのもまた貴重な体験なのかもしれないが。

 シュヴァルツェンベルクへの最寄りの鉄道駅からのローカル・バスへの接続は、シューベルティアーデ事務局が事前に時刻表をメイルで送ってくれたので迷うことは無かった。しかし、雷が轟き、目の前の霧が濃くて対向車が見えないのに何事も無いようにスピードを出す運転手のハンドルから目を離せなかった。

 シュヴァルツェンベルクで最も高いらしいホテルは、かなり不満が残った。忙しい受付の女性が鳴りまくる電話の対応におわれるのは仕方ないとして、宿泊客にウェルカム・ドリンクをあてがって40分もほったらかしにするのはあの宿泊費を払う意味は無いかなと。

 雨がやみ、雷雲が遠ざかったので散歩コースがあるので歩いてみようかと思っても、落ち着いて質問できる余裕を受付の女性からは感じられなかった。朝食はコンチネンタル・スタイル。飲み物は食堂の右端、ハム等は隣の部屋の左の角、と言う具合に食事や飲み物の場所があちこちに散らばっていた。歴史のある格式というイメイジと、ホスピタリティは必ずしも一致しないという見事な例だと思う。

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(ロンドンに戻る前、30分だけ広がった青空)

 シュヴァルツェンベルクへ鉄道等の公共交通機関を利用していくのは予想していたほど難しいことではなかった。時間がかかるだけ。再び訪れるかどうかは判らないが、再訪する時は、スイス経由ではなくてザルツブルク、もしくはインスブルック経由で試そうかと思う。

 チューリッヒ市内から空港に戻る時は、時間に余裕を持って路面電車で移動した。中央駅の案内所の女性が、「路面電車だと40分ほどかかるのよ。鉄道だと10分よ。本当に路面電車で良いのね?」と。鉄道は地下だから、町並みを眺めながらの空港への移動は思いのほか楽しいものだった。

プレガルディャン父子@シューベルティアーデ

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(パパ・プレガルディャン)

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(ユリアン・プレガルディャン)

オーストリアの山奥の村で毎年開かれる「シューベルティアーデ」に行ってみるかと思い至ったのには幾つかの理由。まず、ロンドンのブログ仲間のレポに興味をかき立てられた。

シューベルト祭のアンゲリカ・カウフマン・ホール in Austria
http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11917699303.html

 クリストフ・プレガルディャンの「イドメネオ」を観にインゴルシュタットへいくのなら(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2718.html)、同じドイツ語圏だし、オーストリアは初めての海外旅行以来、訪れたことが無いから行ってみるかと。そして、昨シーズと今シーズン、ロンドンのウィグモア・ホールがシューベルトの歌曲全曲制覇という企画(https://wigmore-hall.org.uk/news/schubert-the-complete-songs)をやっているが、シューベルティアーでに行けば滅多に歌われることがない曲も聴けるだろうとの期待。

2016年8月29日@シュヴァルツェンベルク
http://www.schubertiade.at/produktionen/sophie-karthaeuser-christoph-prgardien-julian-prgardien-michael-gees.html/

Sophie Karthäuser: Soprano
Christoph Prégardien: Tenor
Julian Prégardien: Tenor
Michael Gees: Piano

FRANZ SCHUBERT (1797–1828)

The Complete Songs, Programme #39

Des Fräuleins Liebeslauschen (Schlechta), D 698 *°^

Don Gayseros (Fouqué), D 93 *°^

Lebenslied (Matthisson), D 508 ^

Alte Liebe rostet nie (Mayrhofer), D 477 °

Der Traum (Hölty), D 213 *

Der Gott und die Bajadere (Goethe), D 254 *°^

Sprache der Liebe (A. W. v. Schlegel), D 410 *

Wiedersehn (A. W. v. Schlegel), D 855 ^

Fülle der Liebe (F. v. Schlegel), D 854 °

Der Vater mit dem Kind (Bauernfeld), D 906 *

Erlkönig (Goethe), D 328 *°^

– Intermission –

Prologue
Die drei Sänger (Bobrik), D 329 *°^
(fragment, completed by Julian Prégardien)

The First Singer °
An die Leier (Bruchmann), D 737
Gruppe aus dem Tartarus (Schiller), D 583
Strophe aus »Die Götter Griechenlands« (Schiller), D 677

The Second Singer ^
Des Sängers Habe (Schlechta), D 832
Der Rattenfänger (Goethe), D 255
Der Geistertanz (Matthisson), D 116

The Third Singer *
An die Sonne (»Sinke, liebe Sonne«) (Baumberg), D 270
Lied der Mignon (»Nur wer die Sehnsucht kennt«) (Goethe), D 877/4
Wehmut (M. v. Collin), D 772

Epilogue
Nachtstück (Mayrhofer), D 672 *°^
arranged for three voices by Julian Prégardien


* Sophie Karthäuser

° Christoph Prégardien

^ Julian Prégardien


 聴いたことのある歌曲はおそらく2曲だけであとは初めての曲ばかりでとても楽しめた。ただ、ゾフィ・カルトホイザー(ベルギー出身だから発音は違うかも)の声は、僕にはかなり軽く聞こえた。それと「魔王」。この曲を3人でわけて歌うのは無理があるのではなかろうかと思った。で、終わった直後の印象は散漫。プログラムの流れでこの曲が入るのは理解できるのだが、3人で「魔王」を歌い分ける意味は無かったように思う。

 初めて聴くカルトホイザーは、上手いのだがプレガルディャン父子と較べてしまうと声がどうしても軽い。アンコールの一曲目で歌われた、「グラツィエ」で終わるモーツァルトの歌曲が彼女の声に最もあっていた。

 ユリアン、「イドメネオ」の時にも同じことを感じた、どうしたんだこの好調ぶりは、と言うくらい素晴らしい歌唱。2年前、ウィグモアでの父子競演の時(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2369.html)の時から一段上に確実に到達した印象。彼は2017年1月11日に、東京の紀尾井ホールで「冬の旅」を歌う予定。

http://www.kioi-hall.or.jp/20170111k1900.html

 パパ・プレガルディャンが若い人と歌う時の傾向は、一歩下がる。手を抜くということではない。これまで、短いながらも何度か話をしてきて、彼の性格では自分がでる舞台で手を抜くなんてこと考えたこともない人だろう。既に還暦になり、マスター・クラスをやっているということがあるからかもしれないが、若い人を引き立てようとする姿勢を感じる。ということで、彼の声や解釈を味わうにはやや薄いリサイタルだった。ただ、終演後ホワイエで聴衆と語る彼らの表情はとても充実していた。歌い甲斐のあるリサイタルだったのだと思う。

 閑話休題。ウィグモアでのリーダー・アーベントで、2017年の初夏に興味深いプログラムがある。何を歌ってもチケット争奪戦が厳しいクリスティアン・ゲルハーエルがブラームスの「麗しきマゲローネ」を歌う。昨シーズン、マーリス・ペテルゼンのリサイタルの時、ロイヤル・オペラで「タンホイザー」に出演していたゲルハーエルが来ていたので、どうしてこのプログラムにしたのか尋ねた。「ウィグモア・ホールからのリクエストだよ」とのことだった。

 プレガルディャン中心とはいえ、ウィグモアの歌曲プログラムを、在ロンドンの日本人の中では僕はけっこう聴いている方だと思う。それでも、「マゲローネ」を聴いたのは一度だけ。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-475.html

 是非、聴いてみたいのだけど、チケットを取れるかどうか。

バターナット・スクウォッシュ・ヌードルズ (Butternut squash noodles)

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(セインズベリィズの商品)

イギリスだけではないと思うが、「健康」に良い食生活を目指す人達の間で定着しているお題目は「クリーン・イーティング」。僕の解釈は食べる必要の無いものはあえて食べない。クリーン・イーティングに異を唱える人も増え始めた様だが、僕としてはそのような意識の変更があったからこそ開発されたのかなと思うのが、最近、友人に教えてもらった、「バターナット・スクウォッシュ・ヌードルズ

セインズベリィズ
http://www.sainsburys.co.uk/shop/gb/groceries/sainsburys-butternut-squash-noodles-300g

 ウェイトローズも販売しているが、価格と量ではセインズベリィズの方がちょっとお得。イギリス人にとって「野菜」とはドレッシングに浮いている葉もの野菜か、形が無くなるほど煮くずれた根菜という印象がある。自分では作れない、シャキシャキした歯ごたえの野菜はとても新鮮、且つ「野菜を食べている」という感覚を持てる。

 セインズベリィズのバターナット・スクウォッシュ・ヌードルズはおそらく味覚調整の為だろう、砂糖を添加しているのが気になる。ま、調理する前にさっと水を通せば気になるほどではない。イギリス人がここまで食と健康に取り組むようになるなんて、イギリスに来た時には予想すらしていなかった。

[追記]
友人が、ヴェジタブル・ヌードル・カッターなるものが人気だと教えてくれた。

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