LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
Home未分類 | Dance | Sylvie Guillem | Royal Ballet | Royal Opera | Counselling | Sightseeing | Overseas Travel | Life in London(Good) | Life in London(Bad) | Japan (Nihon) | Bartoli | Royal Families | British English | Gardens | Songs | Psychology | Babysitting | Politics | Multiculture | Society | Writing Jobs | About this blog | Opera Ballet | News | Arts | Food | 07/Jul/2005 | Job Hunting | Written In English | Life in London (so so) | Speak to myself | Photo(s) of the day | The Daily Telegraph | The Guardian | BBC | Other sources | BrokenBritain | Frog/ Kaeru | Theatre | Books | 11Mar11 | Stage | Stamps | Transport | Summer London 2012 | Weather | Okinawa | War is crime | Christoph Prégardien | Cats | Referendum 23rd June | Brexit | Mental Health 

Dead Man Walkng at バービカン:罪、許し、怒り、悲しみ

2018.02.25
40359271302_939282f304_z.jpg
(主役の、Sister Helenを 演じた、ジョイス・ディドナート

カーテン・コールの写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157693698906075/with/40359271302/

 2月20日、バービカンでJake Heggie作曲のオペラ、「Dead Man Walking」に打ちのめされてきた。

https://www.barbican.org.uk/whats-on/2018/event/joyce-didonato-in-dead-man-walking

Joyce DiDonato leads a magnificent cast as Sister Helen Prejean in the UK premiere of Jake Heggie’s powerful operatic exploration of the US justice system and capital punishment.

Written in 2000 to a libretto by Terrence McNally, Dead Man Walking is based on Sister Helen Prejean’s book about her work with condemned prisoners on death row. The opera centres on the powerful relationship that developed between a convicted murderer awaiting execution, Joseph De Rocher, and the nun who fights for clemency. It put Heggie on the map as a major force in modern opera, and Dead Man Walking has received numerous revivals worldwide. Mark Wigglesworth returns to the BBC SO to conduct an evening likely to stir up strong emotions.

 原作や映画で物語を知っている人は多いだろう。このオペラは2000年にサン・フランシスコで初演され、イギリスで上演されるまでに18年もかかった上に、たった一晩だけ。あるレヴューで書かれたいたのは、「どうしてイングリッシュ・ナショナル・オペラは上演しないんだ?」、と。予定が見えなくて購入を迷っているうちにほぼ完売。マデイラへ行く前の日になんとかリターンを購入できた。
 
 感想は、「打ちのめされた」、としか言いようがない。そして、死刑制度を廃止できない日本で上演されてほしい。現在、Forensic Mental Health、日本語では「法精神医療・心理学」の研修を受けている。賛否両論があるのは事実ながら、イギリスは死刑制度を廃止している。

 フォレンジックは綺麗事では全く済まされない領域。死刑制度が廃止されているイギリスで学べることの意味、そして治療に関わる意味を常に自分に問いながらという日常で、このオペラを体験できたことは本当に価値のあることだった。

 研修を受けている中で、凶悪犯罪が増えているイギリスは、人々の心のタガが緩んでいることに対してこれまで何もしてこなかった大きな代償を払っているという印象が深まる。このオペラ、もしくは原作が深く考察されていると感じたのは、凶悪犯罪によって家族を失った被害者家族が体験する心理的、そして現実的な苦しみにきちんと対峙している場面。加害者への刑罰だけではなく、被害者への支援を政治は忘れているように感じる。

 
スポンサーサイト

Achadas da Cruz: マデイラ島の小さな絶景

2018.02.24
25502479727_8137671ee4_z.jpg

アルバム
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157688067803760

 先週末、マデイラ島へ行く機会があった。2000年の年末以来。本当に偶然訪れたのは、島の北西にあるAchadas da Cruzという絶壁と、その頂上と下の海岸線の狭い農地を結ぶケイブル・カー。今ではマデイラを訪れる日本人は増えていると思う。ここは訪れる人もそれほど多くないようなので、時間があればお勧め。ただし、運転はかなり大変。

39732939974_eff6e624b3_z.jpg

「煤わたり」、ロンドンに現わる

2018.02.02
Cats    Comment(0)   ↑Top

黒猫が引き取られない腹立たしい理由:「黒猫はインスタ映えしないからさ〜」

2018.01.31
昨日、BBCが報道した記事。

Black cats shunned for purr-fect selfies
http://www.bbc.co.uk/news/uk-42871851

セルフィー大好きな人間のせいで家が決まらないニャ... あの猫たちがピンチ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9425_1.php

 タイムズ紙でも小さく報道されたのは、イングランド南部のブリストルに拠点を置く猫の保護施設で、黒猫が全く引き取られない事態になっている。また、他の保護施設でも、黒猫、そして白黒の猫が持ち込まれることが増えているそう。

 人のことを言えないが、僕も子供の頃は「黒猫は不幸を招くから」と思っていた。でも、毛の色で猫との暮らしが変わることは全くない。で、特に最近黒猫が引き取られない、持ち込まれるのは、「黒猫の写真を撮るのが難しいから」。

 確かに、難しい。

39072011544_c8817a91cc_z.jpg
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/39072011544/in/dateposted/

 大家に、ある保護施設から連絡が来たのは昨年の11月の終わり。他の9頭の兄弟姉妹と持ち込まれた若い猫の中で、黒猫だけが引き取られない。毛の色ではなくて、極度に怯えていて見学者を威嚇するから。で、大家に連絡が来た理由は、「難しい猫を引き取ってうまく暮らしているのを見込んで、この問題ありの若い猫を引き取ってもらえないだろうか?」、と。

 保護施設に持ち込まれる前は、ある母娘がフラットで10頭を飼っていた。そのフラットの隣の家が火事になり無事に救出されたけど、新しい住まいでは飼えないからだそう。で、ほかの猫たちは保護施設にすぐに馴染んだが、この黒猫だけは怯えまくっていた、というのが説明。

 2ヶ月経っても僕はまだ触れさせてもらえない。写真を撮るのも難しい。でも、別に、人間が写真に撮るために猫の毛の色が決められているなんてことは、ない。人間の愚かさが、別の次元に下がっていることを実感する。

 里帰り中に、「AERA」の猫増刊号を購入した。黒猫の写真を撮るときには、目に焦点を合わせるのがいいそうだ。また、BBCの記事の最後にある情報を。

Tips for the perfect black cat selfie
1) Arm yourself with suitable cat treats
2) Choose a minimal background
3) Find a spot with soft lighting
4) Get down to cat level (this may involve laying down on the ground for a long time)
5) Focus on your cat's eyes


Cats    Comment(0)   ↑Top

About This Blog

2018.01.31
ロンドンに来て以来、家族、友人、知人に無理やり送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンをまとめる目的で始めたブログ。

 同じ島国のイギリスと日本、似ていると感じることもあれば、今でも驚かされることも結構ある。ということで、これからも不定期に面白いと思ったこと、興味を惹かれたことなどをアップしていければ、と。

 最近、メイル経由で質問を戴くことが増えていて、お越しくださる人には感謝します。ただ、例えば、「ロンドンに行こうかと思っているんですが、どうでしょうか?」のようなまる投げの質問の返答は、「行きたいかどうか判らないなら、止めたほうがいいのでは」、です。また、ご自分が知りたいことを僕が知っているとは思い込まないでください。質問されるのは構いませんが、質問された方の期待に沿うことは僕の「義務」ではありません。


2018年1月31日

 昨年の秋より、心理学の中でそれまで無縁だった分野にシフトし、かなり時間を取ルことになリブログを以前ほど頻繁、かつ長い文章での更新ができません。続けていくために、コメント欄を閉めて居るポストへの別のポストへのコメントへは、返信をしないこともあります。

Brexit: 飲食業界への影響が顕在化、加速化

2018.01.24
ベイカー・ストリートは、観光客にとっては「観光地」だろう。しかし、実際は、オフィス街。それがどのようなことかをごく簡単に説明すると、ファスト・フードを除く飲食店にはとてもリスクが高い通りである。そんなベイカー・ストリートにコジャレたフレンチがオープンしたのが2005年。以来、そのまま、そしてこのままサヴァイヴするとかと思っていたGalvin Bistrot de Luxeが、来月、2月10日に閉店するとのこと。

Galvin Bistrot de Luxe shuts after staff exodus over Brexit fears
https://www.standard.co.uk/go/london/restaurants/galvin-bistrot-de-luxe-shuts-after-staff-exodus-over-brexit-fears-a3743161.html

 理由は一つだけではないようだが、最も深刻な理由は、Brexit。

there was what happened to the pound and a lot of staff went back to Europe — about 20 per cent in total

 そして、ガルヴァンだけではない。ヴェネツィアのチケティみたいな小皿料理とワインで進撃を続けてきた「ポルポ・グループ」。おそらく、グルメ・ハンバーガー・レストランの中で最も広く知られているであろうByronなどが既存店舗の閉鎖を発表している。

And here come those much-forecast brutal cold winds. The Polpo group has shuttered both its pub Ape & Bird on London’s Cambridge Circus and its Bristol outpost (open only for 18 months). All staff have been redeployed within the group. More worrying for staff is the closure of 20 – count them, 20 – branches of Byron Burger and 11 of pizza chain Strada. Expect more of this in 2018.

L’Escargot, London: ‘Let’s hope it never changes’ – restaurant review
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2018/jan/21/lescargot-london-lets-hope-it-never-changes-restaurant-review

 悲しいけど、頑迷で小心者のイギリス人が、この追い込まれた状況でBrexitを覆す勇気を持っているとは思わない、思えない。逆説的だが、日本とは違った環境で、無意味に便利になりすぎたイギリス、もしくはロンドンの生活が変化するのは、いいことなのかもしれないと自分に言い聞かせる昨今。パラダイムが変化して、大きく潮目が変わるなら、それは悪いことではないと思う。

Brexit    Comment(2)   ↑Top

男だから仕方ない、では済まされない:男性だけのチャリティ・ガラ・パーティーでセクハラ

2018.01.24
日本でも報道されるだろうけど、イギリス社会が表面上だけかもしれないけど、報道を真剣に受け止めている状況が日本には伝わるのだろうか。

 先週、ロンドンの豪華ホテルが並ぶパーク・レインの一角にあるドーチェスター・ホテルで、The Presidents Clubという(実態をよく知らないし、さらにこのスキャンダルで解散が決まった)、ジェントルメン・クラブのように思える団体が、33年続くチャリティ・ガラ・パーティーを開いた。参加者は男性だけ。そしてサーヴするのは「背が高くて、痩せている、可愛い」女性だけ。

 そこにファイナンシャル・タイムスの記者二人が入り込み、セクハラが横行していたことを報道したのが今日。

Men Only: Inside the charity fundraiser where hostesses are put on show
https://www.ft.com/content/075d679e-0033-11e8-9650-9c0ad2d7c5b5
(FTの記事は、登録すれば一般の記事なら3つくらいは無料で読めるはず)

 記事は難しい英語でないから読んでもらうとして、この時勢で問題にならないと思ったほどイギリスのエスタブリッシュメントは一般社会の暮らしからはかけ離れているということだろう。

 このパーティーが大きく報道された理由はセクハラだけではない。このセクハラ横行パーティーのオークションで集まった「募金」を、イギリス国内だけでなく、世界でも知られているグレイト・オーモンド・ストリート小児病院に寄付したこと。病院は、セクハラ横行の場で集まった「募金」とは知らされていなかったそうで、報道の直後に、即座に募金の返還を発表した。

The charities rejecting Presidents Club donations over scandal
https://www.theguardian.com/society/2018/jan/24/the-charities-rejecting-presidents-club-donations-over-scandal

 いくら予算が逼迫しているとはいえ、このような状況で集められた「金」を受け取ることをよしとはしなかった姿勢は筋が通っている。この影響で、真に「チャリティ」による資金が病院に届くことになればいいなと思う。また、このスキャンダルを機に、慈善目的の資金集めのやり方についての議論がすでに始まっている。

 驕ってしまった「ふみはる」君や、傍若無人の首相にまるこめられている日本のメディアがこんなことをできる時代は、来ないと思う方がいいのかもしれない。

[追記:1月26日]
Ben Jennings on the Presidents Club scandal – cartoon
https://www.theguardian.com/commentisfree/picture/2018/jan/25/ben-jennings-presidents-club-scandal-cartoon
PresidentsClub.jpg

Society    ↑Top

The Guardian/ The Observer紙面サイズ変更

2018.01.21
25827883298_5a1d138f37_z.jpg

 昨年の秋に発表され、予定通り2018年1月15日にガーディアン、1月21日にオブザーヴァの紙面サイズが新しいフォーマットになった。

39101038304_78d108f061_z.jpg

 普段だと、どんな変更に対しても文句を言う側に立つのだが、今回の変更は全く問題なく受け入れらた。読みやすさもあるし、何とは無しに新鮮感が強くて新しいことの始まりにウキウキする感じに似ている。

 里帰り中の日本では、寒かったけどほぼ毎日晴天だったので、戻ってきてから晴天が数日しかないロンドンの薄暗さは、十何年暮らしても、気が滅入ってしまう。

Happy Caturday

2018.01.20
24922332347_525ef4d331_z.jpg

Flickrの猫写真コミュニティで、おそらく今更なのだろうけど、知ったのは、「Happy Caturday」。すでに出来上がってしまっている王道やシステムを後追いすることは普段はあまりしないが、ま、いいか、と。

 昨晩は結構寒かったので、珍しく。

39752973322_df0f91cba8_z.jpg

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/

Cats    Comment(0)   ↑Top

Tan Tanの寝顔

2018.01.14
39631421852_7e10856336_z.jpg

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/39631421852/in/dateposted/

Flickrに登録して10年以上も経つが、昨年になってやっとその機能の一部を理解し始めた。そのうちの一つが、人づてに聞いた話によると、AIがランダムにその日の写真を選ぶ「Explore」という項目。数ヶ月前にTan Tanの寝顔の写真が選ばれたのが最初。以来、今回で3回、すべてTan Tanの寝顔ばかり。アルゴリズムで選ぶと聞いたのだが、Tan Tanのファンがいるのではないかと思う。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/

Cats    Comment(0)   ↑Top
Template by まるぼろらいと

Copyright ©LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン All Rights Reserved.