LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Babysittingの記事一覧

春が遠い

2005.03.07
親愛なる皆さん

 おはようございます。日本もまだまだ寒いようですね。

 思いっきり個人的なメールになると思いますが。2月22日に今タームの課題(エッセイ)を提出したら楽になるかなと思っていたんですが、ターム後半のプレゼンテイション(ふたつ)のスケジュールを混同していたのと、その締め切りと「ニュースダイジェスト」の3回目の陶磁器特集記事(これで終わりのはず)の締め切りが見事なくらいバッティングしてしまって。歳の所為なのか、自分の能力の限界なのか、最近、同時進行で全く違うことを2つ以上こなすのがきついです。エッセイの結果が出るのが4月下旬なので、研修に進めるかどうかは今の段階ではわからないんですが、2年目はもっとハードになるそうなので、進めることになったら、気を引き締めないと。
 ご存知の方も多いと思いますが、ほぼヨーロッパ全域を覆っていた寒気は本当に凄まじく、今週はロンドンでも何度か雪が降りました。まぁ、予定調和というか、地下鉄は止まりまくるし、何より回りで風邪・インフルエンザで寝込む人が多かったです。いつも子守りをしている女の子のお母さんが僕と似た症状、何かの菌が喉の奥まで入ってしまい、入院してしまったので、何度か子守りもこなしていました。本当に子育て、というか子供を見ていると面白いです。
 今週の金曜日の夜、アルバイトが終わってからもしました。Mちゃんは最近トイレの訓練を始めたばかり。以前にも何度かトイレに連れて行ったことも有り、今回も平気だろうと思っていたんですが。夕食を食べさせて、遊ばせていたら、たった30分の間に3回も粗相(大も1回含む)をしてしまいました。こんなもんだろうと思いつつ、意外に自分が冷静に対処しているのもちょっと驚いたりして。でも、これが台所で食事の用意をしているときに起きたら、お母さんは大変だろうと思います。
 で、母親が帰ってきたときにそのことを伝えたら、「最近は、きちんと自分で言うのに」、とのこと。つうことは、僕は試されたんだな、と。小賢しい、と悔しい気持ちは全くなく、何を思ったかというと、「2歳の子供でも、きちんと大人の行動・性格を見ているんだ」。カウンセラーへの道は相変わらず険しいけど、自分の成長も感じられて、矢張り1年目だけは通りたいものです。ちなみに、今日元同僚に電話して、日本では、バイリンガルのベビーシッターの需要がありそうとのこと。時給もロンドンよりいいし、真剣に考えてみたり。

 そんなこんなで、最近新聞を買ってもじっくり読む時間がなくて、目が行くのは、王室の話題。今週の月曜日から6日間、チャールズ皇太子は、11年ぶりにオーストラリアを訪問していました。不幸中の大不幸、同じ時期にデンマーク皇太子夫妻もオーストラリアを訪問していました。皇太子妃のメアリーさんは、オーストラリア出身。夫妻の今回の目的はチャリティーへの基金集めのパーティー。幾つかの大都市で開かれた一人20万円以上のパーティーのチケットが完売、デンマーク国旗も完売、更にゴシップ雑誌も全て完売という人気ぶり。逆にチャールズさんは、「何しにきたの?」、と。ボウルズ夫人との再婚もなんだか祝福ムードからは遠いし、矢張り次の王様はウィリアムでしょうかね。

 天気予報では、ロンドンは明日から暖かくなるとのこと。春が来たら、どこかの庭園で日がな一日、日向に座って過ごしたいです。
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カリスマ・ベビーシッターへの道

2004.12.14
親愛なる皆さん

 おはようございます。ロンドンは寒いです。何日かは、「霧のロンドン」に成ったりして、趣があります。が、氷点下までは下がっていないんですけど最高と最低気温が同じ、ということはほぼ一日中、まるで冷蔵庫の中に居るみたいです。でも雨が降らないので、楽です。

 先週の土曜日の夜、またもいつもの友人からもうすぐ2歳の女の子(以下M)の子守りを頼まれました。「楽勝」と思って到着すると、急遽、もう一人2歳4ヶ月の女の子(以下m、別の友人の子供)も一緒に面倒を見てくれと。mちゃん、この日は父親から5秒でも離されようものなら泣くは叫ぶはのもの凄いテンション。でも父親曰く「She needs to know Separation」、たしかに、Winnicottもそう言った、その通りだと思う。でもなー。別件で、ロンドン留学中の元同僚とそこで会うことになっていたんで、まぁ何とかなると思ったんですが。

 流石に、このままでは僕の手におえないと思ったのか、父親は出かける前に、mをベッドに。彼女は泣き疲れてほどなく眠りにつき、同僚がMの相手をしてくれている間に、Mの哺乳瓶を洗いミルクの準備をし、Mのおしめを替え、擦り寄ってくる猫に足でマッサージをし、途中目が覚めて泣き叫ぶmの様子を見に地階から3階(縦に細長い家なので)まですっ飛んで行き、眠そうなそぶりを見せたMをベッドに連れて行ったり。同僚が帰った直後は、「これで今夜はこのまま静かに終わるかな」、と思っていました。
 が、2度目におきたあと、mは悲しみの余り眠れなかったようで、父親を探すと。階段を降りるとき、助けてあげようと近寄ろうものなら、まるでお化けを見たような恐怖が張り付いた表情で凍り付いてしまうので、彼女がこけないように気を配りつつ、視線をそらしていました。で、Mもおきてしまったので、一緒に遊ばせている間、mは僕に向かって何度も「Go away to the kitchen!!!!!!」、と幼児がそこまで悲しげ、かつ恐怖におののく表情ができるのかと驚いてしまうくらいの表情で何度も泣き叫ぶので、遊び部屋とキッチンを行きつ戻りつ。2年位前の僕だったら、幼児が僕に金きり声をあげたら、光速のスピードで幼児と同じレヴェルに戻って叫んでいたことでしょう。自分でも成長したな、と思います。
 丁度、mはお手洗いの習慣を身につける勉強を始めた所。彼女がお手洗いに入った途端、Mが自分もと言い出し、「おしめを取るまで待て」といっても理解する、というか我慢できるわけもなく、大洪水。で、先にも書いたとおり、mの言いなりになっていた僕を見ていて「今日は好き勝ってやっていいんだ」、と感じたのかもしれません、いつもは聞き分けのいいMがここから「マドモワゼル・ノン」に。といっても、付き合い長いので、「こりゃ眠いんだな」、と判ったので、用意しておいたミルクで気を引きつつベッドに連れて行き自分でも驚くくらいのスピードでおしめを替え、パジャマを着せて、「一人で待っていられるよね」、と言い含めておいたmのもとに。戻る途中、階段でこけたのは痛かった。
 これ以上無理にmの気を惹く必要もないだろうと、彼女が風邪を引かないように部屋を暖かくしたあと、猫にマッサージをしつつ、遊び部屋を片付けていたら、何時の間にかmが僕の背後1メートルくらいに。猫にマッサージをしていると、恐る恐る手を伸ばしてくるし。猫に水をあげようとキッチンに行くと、やっぱり背後に。「ふーん」と思いつつ、遊び部屋に戻りMが読んでいた飛び出す絵本を床に座って読んでいたら、僕の右側から細い腕が伸びてきて猫の絵を指し「Cat」、とmが。そして、僕の膝の上に恐る恐る座りました。
 思わず、「勝った!」、と心の中で雄たけびをあげちゃいました。It was a rewarding moment.
 サイコダイナミック・カウンセリングの観点から、非常に面白い経験でした。非常に疲れましたが。今は、BowlbyのAttachment Theoryを勉強するのが待ち遠しいです。

 ということで、お母様になられた元同僚の皆さん、一時帰国の際は、どうぞご指名ください。

鬼の霍乱

2004.02.23
親愛なる皆さん

 おはようございます。北日本は大荒れだったようで。ロンドンも、木曜日以来真冬に戻ったようで、公園で満開の水仙が寒そうです。

 先週初めに、誕生の40分後からその成長を見ている、現在14ヶ月の女の子をまたもや計10時間ほどベビーシットしました。母親から、「歩きたがるからたくさん歩かせて」、といわれ、特にでこぼこの道と、段差を何度も上ったり降りたりするのが気に入っていたようなので、手をつないで歩きながら「やった、今回は楽勝」と思いつつ。で、業務が終わりに近づきつつあるとき、ほんの2分ほどケージに入れて戻ってみたら、おお泣きしていて、ケージを開けた途端、ひしっと僕の足にしがみつき、ついで抱き上げろと言わんばかりに両手を開いて涙眼で見つめられたら、そりゃもう、感動の余り直ぐ抱き上げてしまいました。数秒後に冷静になって考えてみると、これが「アタッチメント、と言うやつか」、と。こんなだから心理学者やカウンセラーは嫌われるんでしょうね。
明日の月曜日からは、そのアタッチメント・セオリーで有名なJohn Bowlby を取り上げ幼児から青年期の心の変遷を辿るそうなんです。が、これって精神病理学なんじゃないの、と思うこともあって先は険しそうです。もう直ぐ締め切りのエッセイは絶対に落とせないし。関係ないんですが、この女の子が喉が渇いたときに飲むミネラル・ウォーターがフランス産の「バドワ」、スパークリングです。最初は赤ん坊にフィジーを飲ませて良いのか、と思ったんですが、本人はボトルを見ただけでパヴロフ状態です。
 で、タイトル。赤ちゃん、鼻水をたらしていまして、ただ、本人はいたって元気。抱き上げて鼻をかませようとするたびに僕のシャツになすりつけようとするので、特に初日は気に入りのフレーミング・オレンジのコーデュロイのシャツを着ていたので、何とか擦り付けさせないようにし、2日目はくたびれたシャツに何度も好きなだけこすり付けさせていたら。
潜伏期間一日を経てものの見事に凄まじい鼻詰まり、夜はねられない、昼はボケまくることこの上なく、久方ぶりに風邪を堪能しています。東京の元同僚に電話したら、「赤ん坊からの風邪は結構きついから」、とのこと。思い知りました。話題は飛びますが、共同もお母さんが増えてきたし、カウンセラーの道に挫折したら、共同通信社が社内託児所を作って再雇用してくれないかな、なんて思ったりも。

 今度の木曜日、トールキンの「指輪物語」生誕50周年の記念切手が発売されます。デザインに映画からの場面は全く使われていません。イギリスの切手発行の原則の一つに、王族以外の人物の肖像を使うのは禁止、と言うのがあるからです。その人物が既に亡くなっていれば問題ないそうですが。ご希望の方、1セット、郵送料込みで千円で承ります。ちなみに儲けはないですからね。
 限定の話題。元パリ・オペラ座のエトワール、マリ-クロード・ピエトラガラがマルセイユ国立バレエ団の芸術監督を辞任、と言うか辞任させられたそうです。ロイヤルのプリンシパル・ダンサーのダーシー・バッセルは、12日に二人目の女の子を出産。ここんちのベビー・シッター、というのも良いな。

ロンドンで躾教室

2002.08.19
親愛なる皆さん

 おはようございます。お盆休み明け、暑さも少し峠を越えているのいいのですが。

 先日書いた8歳の女の子とのロンドン観光、何だかいつのまにか躾教室になってしまっている感じです。別に僕は彼女の先生ではありませんが、挨拶(勿論英語です)から始まって、Excuse me, Please, Thank you を言うのを常に忘れないとか。火曜日に、テムズ川沿いにあるグローヴ座に連れて行った折、建物内のお土産屋を見たいというので何を選ぶかと思ったら、首から下げられるちゃちな扇風機。「なぜこれを買いたいのか?」との問いに「涼しくなるから」とのこと。心を鬼にして、「それはここでしか買えないものなのか?」「ここでしか買えないものはなんなのか考えなさい。」と言ったら、ものすごい形相で睨まれたんですが、なめられるわけには行かないので、黙り込んで睨んでいる彼女の前にしゃがみこんで我慢比べでした。家に連れて帰ったあと30分間は、その日のうちに使ったお小遣いの計算と公文の算数の教科書の説明。これがまた、自分と比べて、というか自分の記憶は美化されやすく、8歳で、こんなシンプルな足し算しかやらないのか、自分が8歳のときは九九をやっていたんじゃなかったのかとか。

 実生活で経験がないので、本当に戸惑うことばかりです。子供だと思っていると、例えばテイト・ギャラリーに行ったとき、イギリスを代表するターナーのコーナーに連れて行って説明しようとしたら、「I think I do not need to see them.」といわれ、このときは二の句が継げませんでした。実際に子供を育てていると自然にわかってくることなんでしょうけど、僕が頼る情報源は、どうしてもテキストになってしまいます。発達心理学の代表的なセオリーは、スイス人のジャン・ピアジェによるものが有名ですが、その説明がぴったりはまることもあれば、説明にはないことをするのが子供ですからね。

 自分のやり方は古臭いんだろうなと思いつつ、彼女をきちんと挨拶の出来る子にしたい、というのは親心でしょうか?

子供まみれ

2002.08.10
 おはようございます。日本は、本当に暑いそうですね。ロンドンは、寒いです。今朝は、吐く息が白かったです。ひどい天気はイギリスだけかと思ったら、ヴェネチア在住の元同僚もひどい天気と書いてきたし、今朝の新聞では西ヨーロッパ全域で凄まじい天気のようです。これからヨーロッパにこられる方、防寒具、防水の準備をお忘れなく。

 来週の月曜から、約3週間の間に、約10日間、9歳のイギリス人の女の子をつれて、ロンドンを歩き回ります。甘やかされて育てられ、しかも今年末に姉になるという状況に適応できず、現在大人とのコミュニケーションに問題を抱えている彼女の面倒を見て欲しい、とご両親に頼まれた結果です。お手当てはいただけるんですが、これが、本当にわがまま、というよりも、そうですね、世間知らず。まあ、児童心理学の実地研修と思って、やり抜ければいいんですが。

 更に、お友達のアメリカ人夫婦に二人目がもうすぐ生まれます。その前に母親が、自分ひとりで買い物をしたいので、もうすぐ2歳になる長女のベビーシッターを二時間ほどして欲しいと頼んできたので、水曜日にやりました。これが、もう、大変でした。泣かなかったのは善いんですが、好奇心・エネルギーの固まり、大袈裟に言えば、瞬きした瞬間、あらぬ方向にすっ飛んでいき、公園で遊んでいる他の子供のおもちゃを飽きるまでこねくり回し、他のバギーに乗って乗り心地を確かめる。本人は当然、僕が「No」といっても聞く耳を持たず、僕は脂汗びっしょり。他のお母さんたちは、「いいの、いいの、こんなもんよ」、と大らかなものでしたが。面白かったのは、この女の子がまだ幾つかの単語を喋るだけなのに対し、丁度一年早く生まれた女の子は、「I have to」とか「I want to」などきちんとした文章を喋ること。たった12ヶ月、こんなにも子供の能力は伸びるもんなんですね。発達心理学(Developmental Psychology)はこの秋にやるんですが、面白そう。実地は、しばらく遠慮したい気分だけど、多分、二人目が生まれたら、また頼まれそう。

 東京で働いていた約10年、ほとんど子供とは縁がありませんでしたが、人生、どう転ぶか、わかりませんね。

子守り

2001.07.19
 おはようございます。酷暑の日本、お元気で過ごされているといいのですが。ここロンドン、既に夏は終わりました。今日は、半そでではかなり寒いです。

 まず、少なからずご心配いただいているであろう進路の件ですが、明日、ひとつの結果がくるとのことです。ということで、まだ何も決まっていません。

 本題。日本に居た頃、「リモコンで動く子供なら、許せる」、などと子供嫌いを公言していた僕ですが、最後のエッセイの主題を赤ん坊にした手前、かつ、「急だからほかに誰も居なくて」、といわれ、昨日、生まれて初めて生後九ヶ月の赤ん坊と二人きりで1時間過ごしました。「おしめも変えておくし、ご飯も上げておくから、ただ、赤ん坊のそばに居ればいいのよ」、といわれたんですが、やはり現実はそんなに甘くなかったです。最初のうち寝ていて、おきた頃を見計らってベッドのそばに行ったら、やはり「何だこいつは」ってな感じの表情(を赤ん坊がしたきがするんです)で見つめられ、ついでぐずり始めたので抱き上げてリヴィング・ルームまでつれて行ったところまではよかったんですが、そこから泣く泣く。多分、正味3分くらいだったんでしょうが、泣き止むまで1時間くらいたったような気がしました。泣き止んだところで、母親が用意しておいたおもちゃを間断なく繰り出し、自分の想像力が及ぶ限り、泣かせない努力をしましたが、疲れました。昔の同僚、顧客の皆さんがその場に居たら、間違いなく爆笑されたことでしょう。写真とっておけばよかったかな、なんて思っています。上手なベビーシッターは、一時間10ポンドが相場だそうなので、経験をつんで、学費の足しにしたいものです。

 今朝の新聞の一面は、ブレア政権の大蔵大臣、ブラウン氏が、50歳にして来年の2月はじめて「パパ」になるニュースでした。ここのベビーシッターになれたら、ラッキー。なんて、いつものお気楽振りが出ているくらいですから、もう少し厳しい現実を知るべきなんでしょう。

 日本の皆さん、よい週末を。ヨーロッパの皆さん、どうか風邪などひかれないよう。



ゴードン・ブラウン蔵相の最初のお子さんはかなり早産で、生後数日でその生涯を閉じました。
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