LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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11Mar11の記事一覧

忘れない意志を持ち続けること

2014.03.12
なんて偉そうに始めてだが、昨日、2014年3月11日はべらぼうに忙しくて、東日本大震災のことを考える時間がなかった。帰宅してやっと一息ついて、無性に観たくなった映像。



Abide with me by Emeli Sande and Akram Khan
https://www.youtube.com/watch?v=jj2LqGvKsLw

 忙しく過ごせる幸せの意味を忘れないために。

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East Alohaのアロハ・シャツ

2013.06.15
DSCN7056.jpg

昨年末、朝日新聞のウェブで申し込み締め切りの2、3日前に見つけたこの復興支援のプロジェクト。

http://rcc.recruit.co.jp/co/exhibition/co_nen_201211/co_nen_201211.html

 家族に迷惑をかけてまで申し込んだ3枚のうち、まず、2枚を送ってもらったのがやっと届いた。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634140749398/

 胸ポケットのところの柄があわせてあって、本当に丁寧な作り。ロンドンに持ってきたアロハ・シャツも少なくなってきているのですぐにでも着たいのだが、驚くことではないのだけどこの寒さはなにごと、というくらい寒いロンドン。幾ら暑がりの僕でも、ちょっと寒い。

 着ていく場所を選んで、しっかり復興支援を説明しよう。

震災の記憶が風化しないためにできることは?

2013.03.10
2011年3月11日に東日本大震災が起きてから、丸2年。おそらく、明日のイギリスのメディアのいくつかも、東北、そして福島の現状を取り上げるだろうと思う。

 まだ2年なのか、既に2年と感じるのかは、人それぞれだろう。怖いのは、既に震災復興への思いが衰えているように感じること。ミクシィのクリック募金を続けて来た。そして、3月31日で終了するとのこと。

スクリーンショット 2013-03-10 21.43.17

 たった2年で止めてしまうミクシィに呆れる。SNSは私企業であると同時に、既に公的な存在になりつつある。公的な存在を自ら打ち消す様な行動は軽率に感じる。

 今年もヴォランティア活動に参加したいのだけど、体調に引っかかることがあってタイミングがさだまらない。体調不良のままサポート活動に参加するのは本末転倒。直接行動ができないのであれば、間接的にできることで何かあるだろうかを考慮中。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157629816714861/

遠野まごころネット参加の記録

2012.05.07
2011年3月11日に起きた東日本大震災来、次に一時帰国するときは東北地方でのヴォランティア活動に参加したいと思っていました。可能であれば自分が携わっている「メンタル・ヘルス、 心理カウンセリング」の分野で参加したいといろいろと探しました。震災数ヶ月後以降でも日本で活動していた国際人道支援団体のいくつかにも連絡・問い合わせをしたのですが、東日本大震災後も次々に世界各地で起こる自然災害や民族間の紛争に焦点が移り、日本での継続的な支援活動は縮小するという返答が多かったです。また、メンタル・ヘルス・サポート分野は既に短期の支援から、中・長期への支援活動にシフトしています。短期の新参者が心理カウンセリングを提供するよりも、地域に根ざしたカウンセラーが定期的にするという計画に参加することは、今回の一時帰国では難しいことでした。
 自分がやれることは心理サポートだけではないだろうと切り替え、周りの友人たちに相談したところ岩手県の遠野を拠点に支援活動を続ける「遠野まごころネットhttp://tonomagokoro.net/)」が個人のヴォランティアを受け入れていることを知りました。短期間(2日間)のヴォランティア参加も受け入れるとの返事を受け取り、参加を決めました。

 装備をそろえるのは困難なことでありませんでした。遠野まごころネットが提供している各装備の情報をアマゾンで検索すると、選択肢がたくさん出てきます。クリックして実家に送っておくだけでした。一つ甘く見ていたのが、軍手。軍手を二枚重ねにしておけば平気だろうと予想していたのですが、実際に力仕事に参加して感じたのは厚手のゴムの手袋を軍手の上に重ねた方が不測のけがを最も防げるのではないかと感じました。僕はけがをした訳ではないですが、泥の中から出てくるガラス片や瓦の破片の中には、とても鋭いものがたくさんあったので、用心した方がいいと思います。
 さらに遠野に到着するまで見落としていたのは、長靴のソール。てっきり釘踏み抜き防止の鋼鉄ソールが入っていると思っていたら、まごころネットの事務所で会ったリピーターの方に念のため調べてもらったところ入っていないと。この踏み抜き防止ソールが無いと、力仕事参加は不可です。どうしようかと思ったのですが、幸運にも遠野市内にはいくつかこのような装備を扱う専門店があり、まごころネットの事務所のそばにもあるので明くる日の力仕事参加の前に購入することができました。ただ、やはりくる前に装備はしっかりそろえておいた方がいいと思います。

 個人的に最も難関だったのが、ヴォランティア保険の加入でした。インターネットで簡単に加入できると思っていたのですが、それは不可能。どこで入れるのかを検索し続けて判ったのは、原則、全国社会福祉協議会での扱いになるということ。実家のある地域の協議会に連絡して届いた返事は、その地域では福祉協議会の事務所ではなくて総合ヴォランティアセンターでの加入手続きになるとのこと。帰国便が早朝の到着だったのでその日のうちに加入できましたが、正直なところ焦りました。
 この保険が、純粋にヴォランティア活動のための保険であるからこのようなことになるとは理解できてはいましたが、本当に大変でした。また、まごころネットで知り合った長野県在住のオーストラリア人夫妻も、住んでいる千曲市の事務所では申込所が無くて別の役所からファクスで送ってもらったそうです。ヴォランティア保険の加入は必須なので、加入方法を全国で統一した方がいいのではと感じました。

 僕が参加したときには、まごころネットが事務所として利用していた遠野浄化センターの敷地内に建てられた事務所の大部屋では、寝袋利用で寝泊まりできるようになっていました。ヴォランティアとして参加している人たちとの交流を図りたい方には最適だと思うのですが、一時帰国して数日後では時差ぼけで眠れず周りにも迷惑になるかもしれないし、また僕自身の体力にも自信を持てなかったので(若くはないですから)遠野に住んでおられる方からいくつか宿泊施設を教えていただき、「民宿とおの」さんにお世話になりました。
 浄化センターにも徒歩10分ほどの場所にあり、とても便利でした。ヴォランティア活動や、復興活動に携わる人がよく宿泊するということで、朝食の開始時間も朝6時からとの配慮で、遠野まごころネットの活動にも支障無く参加できました。実際、毎朝午前3時くらいには目が覚めてしまったのでこの選択は正解でした。遠野にはいくつも民宿やホテルがありますが、復興に携わる人々が拠点にすることが多いらしく、予約は早めにしておいた方がいいでしょう。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157629816714861/
(遠野、箱崎の写真)

 力仕事に参加した3月27日と28日の両日とも、釜石市の箱崎地区での小さながれき撤去活動に携わりました。何人かいた外国人ヴォランティア参加者への通訳も依頼されましたが、いったん活動が始まるとひとつひとつ通訳する必要も無く、各自が何をするべきかをしっかり理解していて、予想していなかった交流もでき、参加できて本当によかったです。
 活動の内容は、防波堤のすぐそばにあり、津波によって破壊された家々の未だ泥をかぶった土台を清掃すること。釜石班のリーダーの方(若林さん)によると、ヴォランティア が清掃するエリアはもしかすると今後、埋め立てられることもあり得るので無意味に思えるかもしれない。でも、家の持ち主の皆さんからすると、たとえ土台だ けでも、自分の家がどこにあったかが判ることで踏ん切りがつき、復興に向けて踏み出せるとのことでした。
 両日ともそれぞれ80人くらいのヴォランティアが箱崎地区に派遣されました。それだけの数のヴォランティアががれき除去作業を3時間続けても、2軒の土台がやっときれいになるかどうかといった具合です。

  箱崎は、まごころネットの支援が最も遅くに始まったところだそうです。理由は、震災後、箱崎地区に入ってきた最初の部外者が窃盗団で、地域の皆さんがヴォランティアでも部外者が来ることに強い警戒を抱いていたからだそうです。しかし、まごころネットが毎日派遣するヴォランティアたちが活動を続けるのをみて次第に理解が深まり、今では復興計画についてもともに話し合っているそうです。

 実際の現場で感心したのは、現場のリーダーの危機管理(ちょっと大げさな表現ですが)の仕方。いくつかの班に分けられた活動現場をまんべんなく回り、活動にのめり込むあまり(悪いことではありませんが)体力を超えたような働きをしているヴォランティアに向けて、「仕事じゃないんだから、ヴォランティア活動なんだから、ちょっと休んでいいんですよ」、と気楽に声をかける。試行錯誤があったと想像できますが、活動中には心配なことはありませんでした。

 外国人参加者よりも、ロンドンから参加した日本人というのがいい意味で目立ったようで、珍しく何人かの方から話しかけられました。いつもはガードが高いので話しかけられることは少ないのですが、今回はいつもとは違う状況ということでガードを下げました。一人で初めて参加されている方々も何かを声に出してみたいのだろうと思いましたし。

 岐阜から参加された男性は、勤続20年の連続休暇を利用して参加されたとのこと。お盆と正月以外でこのような連続休暇を取ったことが無いのでどうすごそうかといろいろと考えてヴォランティア活動への参加を決めたそうです。この方のすごいのは、車を一人で運転して岐阜から遠野までこられたとのこと。このかたも含めて、同世代とおぼしき会社勤務の男性の皆さんのほとんどがヴォランティア休暇を使っての参加ではないということ。
 現在の日本の経済状況を考えれば、ヴォランティア休暇を自力でもうけることができる会社は限られているでしょう。ならば、国が補助するとかの動きがでないものかと。埼玉から参加していた教師をしている男性たちは、遠野での活動終了後に花巻で一泊してから戻ると言っていました。というのも、花巻ではヴォランティア活動参加者にヴォランティア割引を提供する温泉宿があるからだそうです。
 二日目に、活動の合間に話したのは、最近、ゴアテックスの取締役(だろうと想像しています)を退職した梨本さんという方。退職して、今後どのようなことで社会とかかわっていくかを考える過程で今回のヴォランティア活動参加を決めたそうです。真似できないなと思ったのは、「ヴォランティア活動を一緒にしている人たちともっと交流するために」寝袋で寝泊まりしていたこと。

 ここまで読んでいただければ明らかですが、ヴォランティア活動に参加するのは無料ではありません。それなり、というかかなりの出費になります。そして、それだけの出費をしたからと言って、活動に参加できる保証はありません。天候が悪ければ、活動が中止になることもあります。
 イギリスでのヴォランティア活動を通して学んだことの一つは、自分が提供する活動が必ずしもいつも受け入れられるわけではない、または実現しないこともあることを受け入れる準備ができているかということ。
 天気が悪くて参加できなくなってしまったときに、「せっかく準備してきたのに。天気が悪いだけで活動できないなんて」、とつまらなく思うこともあるでしょう。でも、ヴォランティアが無理をして活動し、挙げ句怪我をしてしまっては、もしかしたらそれがヴォランティア活動全体の中止につながることだってあり得ます。支援を必要としている人たちにその支援が届かないことになってしまっては、本末転倒。
 僕個人としては、現在復興活動にシフトしている東北地方でのヴォランティア活動の中で、ヴォランティア参加者と支援を必要としている被災された人々の間にヒエラルキーがあってはよくないと思っています。しかしながら、一義的には、ヴォランティア活動はヴォランティアの支援を必要としている人々へその支援が届くか、ということ。個人の不満でその支援が滞るべきではありません。

 遠野まごころネットの活動に限りませんが、参加すれば活動に無条件に携われることではない、ということは覚えておいた方がいいと思います。また、ヴォランティア活動に参加してけがしてしまっては、とても悲しいこと。

 僕は今後どのようなかたちで貢献できるのか判りませんが、少なくとも自分が見聞したことをこのようなかたちで広めることはできるということで。遠野まごころネットの情報によると、最近、のべのヴォランティア参加者数が60000人を超えたそうです。
 今後、復興が進めばヴォランティア活動の内容も変わっていくでしょう。でも、それは復興支援がすぐさま終わるということではないです。まだまだ多くのヴォランティアが必要とされると考えます。
 震災後1年以上が経過し、支援活動に参加するヴォランティアの数が激減しているとのニュースを帰国前に読みました。実際に箱崎に行き、力仕事に参加して痛感したことは復興の道のりはまだまだ長く、被害が大きかった地区ではヴォランティアがこれからもずっと必要とされているということです。そのような状況で、ヴォランティア参加者への配慮を国が率先して中止しようとする態度は、現状を見ているのだろうかと。

 書いてきたように、ヴォランティアとして参加することは誰もがすぐにできることではありません。仕事、家庭、資金の都合を付けるなどたくさんの準備が必要です。ですから、強制されて参加するものではありません。復興活動を別のかたちで支援することもできるでしょう。大切なのは、この自然災害の被害を忘れてはならないということ。
 遠野まごころネットの運営に携わるすべての皆さんが参加したヴォランティアたちに何度も強調していたことは、体験したことを家族や友人たちに伝えて欲しい。なぜなら、今回の震災の記憶を風化させないために。その不安が現実にならないことを切望します。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1624.html
(英語で書いたもの)

これは47Newsの特集。無料で読めます。
http://www.47news.jp/47topics/e/tsukuru.html


遠野まごころネットのヴォランティア説明会

2012.04.17
今度の日曜日、4月22日に、東京の中野で遠野まごころネットによる、「初めてのボランティア活動説明会」が催されるそうです。

http://tonomagokoro.net/archives/20521

初めてのボランティア体験説明会は、ボランティア活動未経験の方へ、経験者が自身の体験を話し、ボランティア活動への後押しをするというトークイベントです。

今年のゴールデンウィークは4月28日(土)から5月6日(月)まで、平日を挟んで最長9連休になります。事務局へも、このゴールデンウィークに初めてボランティア活動に行く方からの問い合わせが増えてきています。

そこで、遠野まごころネットでは、ボランティア活動への不安がある方に向けてボランティア活動説明会を開催することにしました。遠野まごころネットでの活動を検討されている方、疑問・質問がある方はぜひこの機会にお越しください。
内容

遠野まごころネットおよび活動内容の説明:柳澤亮(遠野まごころネット事務局)
ボランティア経験者とグループトーク:遠野まごころネットOB/OGのみなさま
参加自由です。
日時

2012年4月22日(日曜)18時30分~20時
場所

中野区社会福祉協議会(スマイル中野3階会議室A+B)
東京都中野区中野5-68-7スマイルなかの
JR中野駅徒歩10分


 僕が参加したときは学生の皆さんにとっては春休み期間中だったこともあって、大学生のグループの参加や、小学生や中学生のお子さんと一緒に参加した家族のみなさんがいました。
 
 ヴォランティア活動は強制されるものではないですし、また、ありていに言えば参加することにかかる時間や費用は決して少なくないです。それでもなお、ヴォランティア活動がどのように運営されているのか、自分がどのように関われるのかを知りたい皆さんにはいい機会だと思います。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157629816714861/

 大切なのは、復興の道のりはまだ長いこと。そして、ヴォランティアの支援が必要な人々はまだたくさんいるということを忘れてしまわないことだと思います。

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無常素描、ロンドンで上映

2011.10.27
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ロンドンのバービカン・センターで、11月25日から27日まで催される「premier japan 2011」の中で「無常素描」が1回だけ上映されます。

http://www.barbican.org.uk/film/series.asp?id=1044

http://mujosobyo.jp/

 「無常素描」は11月26日の午後4時から上映予定です。

http://www.barbican.org.uk/film/event-detail.asp?ID=12828

日本人の背後で語られる「日本」

2011.10.23
数日前のこと、フラットに戻ると大家とその友人(女性、Qとしておく)が紅茶を飲みながら互いの近況を話し合っていた。僕も話しに加わりしばらくは他愛のないことを話すだけだった。

 そのうち、Qが何かを話したそうに僕を見てはためらう様子を見せた。いまさら何かを気遣う間柄でもないので促した。

 「今日、ここの来る前にスーパーによってきたの。そこの鮮魚カウンターの前に女性と、彼女の子供であろう10歳前後の女の子二人が立っていたの。多分並んでいるんだと思って彼女たちの後ろに立ったら女性が女の子たちに言っていることが聞こえてしまったの。『この魚は日本から輸入されたから食べてはだめなのよ』って。

 「でも、女性が指した魚には、『日本から輸入』なんて表示はなかったわ。女性の態度にはあきれたし、それ以上にそんなことを母親から言われたあの女の子達が日本をどう思うかと考えると、I feel terrible!」。

 Qは女性の国籍を推測で言っていたが、間接の情報だからここでは書かない。僕も、Qが感じたのと同じように女の子たちが『日本から輸入されたものがすべて食べてはいけない』と刷り込まれてしまう可能性があることには悲しさを禁じえない。でも、女性の態度には仕方ないという無力感しか感じられない。だって、日本国内では日本人同士が風評で互いの首を絞めていると思われることがあとを絶たないようだから。

 という話を今日、別の友人に話したところ、彼からチェルノブイリ事故の影響でウェイルズのある地域の羊がいまでも出荷停止になっているという話を聞いた。本当かと思って検索してみたら、6月1日に朝日新聞が関連の記事を掲載していた。

http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics5/0601_welsh-sheep.html

 本文はすでにウェブ上から削除されているが、以下のリンクにあるのはおそらく該当の記事だと思う。『おそらく』としたのは『朝日新聞から』という表示がないため。アップデイトが8月以降止っているようなので、リンクによる不都合が生じた場合は削除することもあります。

http://www.k-kawasaki.info/2011/08/20110812-1.html

 朝日新聞社さん、どうしてこのような多くの人にとってこれからの日本を考えるのに大切であろうニュースを保存しておかないんですか?朝日新聞社だけではない。どうして日本の新聞社は人々が知りたいであろうニュースに、多くの人が簡単にアクセスできる環境を作らないのだろうか。

 ウェイルズの羊のことは僕は知らなかった。が、日常生活の中で、原子力発電・放射線に対して無頓着なのではないかと感じることの多いイギリス社会でこのようなことがあることを知ることができたのは有益だった。

 スーパーの女性とウェイルズの大きな違いは、そこに確固とした科学的根拠があること。日本国内の風評がこのまま拡大すれば、世界中で多くの人が科学的根拠を持たないまま、知らされないまま『日本は危ない』という印象を持ち続けることになるのではないか。

 このようなことを書くときは常に、罪悪感が伴う。なぜなら、震災以後、いまだに日本に帰国していないから。今年日本に帰国された方が書かれた印象を何度も反芻している。人々の不安は、僕の想像を超えているのではないか、と。

http://playsandbooks.blogspot.com/2011/09/blog-post_19.html

 他方、日本政府は震災後、そして福島原発の事故以降、復興のために必要とされるであろう変化に真剣に取り組んでいるのか。そう思えないし、先日、震災後、何度も日本に行っている方の印象を伺って、その印象は強まるばかり。

 現在、日本で公演をしているシルヴィ・ギエムの言葉が頭から離れない。

 私は、日本がもう安全で、何も問題がないと言いたいためにここにいるわけではありません。むしろその逆です。
 長い間にわたり、何度も日本に来ていますが、これまでは日本は本当に順調で、何も問題がなく、私もたくさんの物を見たり聞いたりしてきました。
 けれども、やはり今はそういう状況ではないと感じています。まだ完全に安全とはいえず、大きな問題に直面している時だからこそ、私も手を携えて一緒にいたいという思いを持っているのです。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-369.html

 
 先日報道された、日本政府が1万人の外国人観光客の航空券代金を負担する計画は、素晴らしい発想だと思う。多くの人に、日本が何をどう取り組んでいるかを知って欲しい。

 そしてこの計画は、日本にとって国の安全だけでなく、日本という国がどのように運営されているのかを世界に示す絶好の機会でもあり、同時に、もしかしたらディザスターになるかもしれない。

 「想定外でした」という言葉はもはや許されない。応募者数の見込みはすでに確定しているのか。申し込みのクライテリアは異なる文化、異なる言語を話す人たちが理解できるものなのか。どのような人々が申し込みの可否を判断するのか。航空券料金の上限はどう判断するのか。代金の受け渡しはどうするのか。年齢は、性別は、目的は、国籍は制限されるのか。応募要綱が発表されたら多くの不届きものが応募するだろう。子供手当て導入の混乱を繰りかえし、「想定外でした」を連呼するだけの事態になったら、日本は復興のための変化を受け入れることに失敗したと多くの人が考えるようになるかもしれない。

 7月に、ある芸術家と話す機会があった。その人は、日本をこう表現した。

 日本は地理的に大きな国ではないですが、これまで沢山の変化を生み出してきた国。もし、これからの時代に変化を恐れない国が一つだけというのであれば、私はそれは日本かもしれないと思っています。

 僕も、そう確信している。

原発を知る機会すらない日本

2011.09.20
ロッキング・オンのサイトを眺めていたら、社長の渋谷陽一さんがブログで原発反対のデモ行進についてメディアの温度差について書いている。

反原発デモは何故報道されないのか
http://ro69.jp/blog/shibuya/57863

 友人から知らせてもらった情報では、全国新聞紙や通信各社が報道しているとのこと。渋谷さんの本意がどこにあるのか気になるところ。

 イギリスでは、ガーディアンだからかもしれないけど、紙面ではそれほど大きくないけどネットで写真入りで報道されている。

Fukushima-protest-007.jpg

Fukushima protesters urge Japan to abandon nuclear power
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/19/fukushima-protesters-japan-nuclear-power

 「容疑者Xの献身」のイギリス発売を前に、タイムズ紙のインタヴューに答えた東野圭吾さんが原発について、「日本人は、原発が良いか悪いだけでなく、原発について何も知らされていない」という趣旨の発言をしていた。

 これだけ国を揺さぶり、人々を混乱させている原発の在り方について右や左を持ち込むことは愚かなことだと思う。でも、混乱しているのは日本だけではない。ガーディアンの読者のコメントを読んでいても、異なる意見を一顧だにしていない乱暴なものが目に付く。

 世界の電力事情についての面白いデータを掲載しているコラム。

意外な真実 電力源の構成比率
http://www.47news.jp/47topics/premium/e/219738.php

 正直、原子力発電が半分以上かと思っていたけど、火力発電がいまだに半分以上の電力をまかなっている事実には驚いた。

日本の夏、イギリスの夏

2011.07.14
CNNを読んでいたら、日本の節電ポスターの特集記事があった。

Japan gets graphic to save energy
http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/06/30/japan.energy.saving/index.html

 いくつかある中で目を惹かれたのはこれ。

savepowercarryon.jpg

 解説にあるように、イギリスの良く知られたポスターを基にしたもの。最近、社会保障制度の良くない面で日本とイギリスは似ているなと思うニュースが続いているので、このような、もちろん節電は切実な課題だけど、元気が湧いてくるような共通点は嬉しい。

productimage-picture-keep-calm-and-carry-on-metal-sign-1279.jpg

 可能なら、ロンドンの寒さを日本に分けてあげたい。もちろん「冬」の寒さではないけど、7月中旬の朝、吐く息が白いのは、北国とはいえおかしいのではないだろうか。

東日本大震災が政治的災厄に飲み込まれる前に

2011.06.06
今朝、ある国際人道支援団体からメイルが届いていた。この団体には、震災直後にすぐ、「被災地で心理サポートを展開するのであれば、心理カウンセラーを派遣するのであれば、ぜひ、参加させてほしい」というメイル、履歴書、そして応募フォームを送った。

 届いたメイルにはこう書かれていた。

We are sorry to inform you that Xxxxxx Xxxxxx has decided to close the project by the end of June and stopped sending replacement volunteers for this project at Tohoku area in Japan.

 世界各地では紛争が続き、日本の被災地よりもずっと深刻な状況、緊急の支援が必要なのだろうと想像はできる。でも、人々がなす術がない疫病のように深くはびこり日本を蝕む政治家たちによって、今、被災地で何が必要とされているのかが世界にもはや届かなくなっているのではないかと、心配でたまらない。
 政治家が国民を見ていないのは、何も国政に限ったことではない。「大阪維新の会」というなんとも時代錯誤な政治家もどきグループがしたことは、「君が代が歌われるときに起立しない教師に罰則」。震災地から遠く離れているとはいえ、いや、離れているからこそ、地方行政で政治家が率先して実行すべきは、被災地の復興を日本がどのように進めていくかをほかの地域の政治家と協調して実現させていくことではないのか。

 なんて狭い視野。現実を見ているのだろうか。

 実行に移せない僕自身、彼らと同じなのかもしれない。だから、何かをしたい。

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