LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Overseas Travelの記事一覧

チューリッヒ、シュヴァルツェンベルク

2016.09.13
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(チューリヒ中央駅)

シューベルティアーデでのプレガルディャン父子のリサイタルを観に行く計画を立てたのは、今年の初め。飛行機はマイレイジで、シュヴァルツェンベルクのホテルの宿泊は8ヶ月も前に先払い、リサイタルのチケットも無事に郵送され、残りの出費はチューリッヒでのホテルと移動で利用する鉄道とローカル・バスだけだから、上手く行くだろうと思った。誤算は、イギリスの欧州連合離脱決定による£の暴落、そしてリサイタル当日の雷雨。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157672685011042/

 スイス・フランを購入しにマークスへ行った。弱い£は判っていたものの、交換レイトの悪さに購入を止めた。必要であればチューリッヒで€から交換すれば良いだろうと。

 チューリッヒ空港の案内所で市内までの鉄道の切符を購入。€で払えて、御釣りはスイス・フラン。レイトは1:1。チューリッヒ国立美術館の入館料も€で払えて、御釣りはスイス・フラン。交換レイトは1:1。スイスを訪れる予定は無いので、スイス・フランで葉書を購入。とても短い滞在時間で判断するのは良くないことだが、チューリッヒは僕には退屈な街と感じる。

 7月にミュンヒェン空港でSバーンの切符を購入した際、手痛い失敗をしたこと、そして日を追うごとに弱くなるポンドの下落ぶりに、チューリッヒ・オーストリア間の鉄道の切符は先に購入することにした。

http://www.sbb.ch/en/home.html

 チューリッヒから途中駅までファースト・クラス、片道2時間弱の鉄道料金が、交換・返金なしの特別価格で往復£54−はイギリスではあり得ないほど割安。行きのファースト・クラスでは食堂車から従業員の皆さんが注文を訊きにきて、更に席まで運んでくれる。そして車掌からは無料の新聞(ドイツ語新聞なので丁重に辞退)。ただ、チューリッヒへの戻りの時は、残り1時間強の走行だからか、誰も来なかった。

 行きは、偶然にもパノラマ車両。チューリッヒ湖の素晴らしい景観の写真を撮れたことだろう、天気が良かったら。前日の晴天が幻だったと思えるほど、ピンポイントで雷雨。スイスの湖で観る稲光というのもまた貴重な体験なのかもしれないが。

 シュヴァルツェンベルクへの最寄りの鉄道駅からのローカル・バスへの接続は、シューベルティアーデ事務局が事前に時刻表をメイルで送ってくれたので迷うことは無かった。しかし、雷が轟き、目の前の霧が濃くて対向車が見えないのに何事も無いようにスピードを出す運転手のハンドルから目を離せなかった。

 シュヴァルツェンベルクで最も高いらしいホテルは、かなり不満が残った。忙しい受付の女性が鳴りまくる電話の対応におわれるのは仕方ないとして、宿泊客にウェルカム・ドリンクをあてがって40分もほったらかしにするのはあの宿泊費を払う意味は無いかなと。

 雨がやみ、雷雲が遠ざかったので散歩コースがあるので歩いてみようかと思っても、落ち着いて質問できる余裕を受付の女性からは感じられなかった。朝食はコンチネンタル・スタイル。飲み物は食堂の右端、ハム等は隣の部屋の左の角、と言う具合に食事や飲み物の場所があちこちに散らばっていた。歴史のある格式というイメイジと、ホスピタリティは必ずしも一致しないという見事な例だと思う。

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(ロンドンに戻る前、30分だけ広がった青空)

 シュヴァルツェンベルクへ鉄道等の公共交通機関を利用していくのは予想していたほど難しいことではなかった。時間がかかるだけ。再び訪れるかどうかは判らないが、再訪する時は、スイス経由ではなくてザルツブルク、もしくはインスブルック経由で試そうかと思う。

 チューリッヒ市内から空港に戻る時は、時間に余裕を持って路面電車で移動した。中央駅の案内所の女性が、「路面電車だと40分ほどかかるのよ。鉄道だと10分よ。本当に路面電車で良いのね?」と。鉄道は地下だから、町並みを眺めながらの空港への移動は思いのほか楽しいものだった。

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インゴルシュタット5:ドイツで感じなかった人種の融和

2016.07.27
正直、国民投票で人種差別が最速で顕在化したイギリスも同じなのかもしれないが。

 ミュンヘン空港からロンドンに戻りフラットに戻った前後で速報で報道されたヴュルツブルクでのテロ犯罪。そのあとミュンヘンのショッピング・センター、そして別々の2都市、南ドイツで次々に難民、移民、そしてドイツで生まれ育った移民家系出身者による犯罪が短期間のうちに起きた。

 このような事件が起きて思うのは、難民を国として受け入れるのに積極的なドイツだが、日常生活の中で受け入れる側の普通の人々の心理的、そして物理的な準備は整うという状態からまだまだほど遠いのではないだろうか。

 2月にベルリンを訪れた時、日曜日の朝遅く、ベルリンを一周する路線に乗ってみた。とても興味深かった。東西南北で、乗降する人種に大きな違いがあった。あるエリアでは欧州系白人が多く、別のエリアではトルコ系移民と思われる利用者が圧倒していた。ただ、大都会では、人種が交わらないということはあまり目だたないだろう。

 ミュンヘン空港について驚いたのは入国審査のゲイトの長蛇の列。二つしかない非欧州連合のパスポート保持者の列の先頭で、係官から質問攻めになっていたのは、いずれもイスラム系の家族だった。何故判ったか、女性がヴェイルを被っていたから。ロンドンからのBAにはアメリカからの乗り継ぎ客がかなり居て、列の先頭で起きている光景をすぐには理解していなかった様だ。

 インゴルシュタット北駅からホテルへ向かう途中、中央バス・ターミナルを突っ切った。ターミナルの一角のベンチには、欧州系白人の若者達が手持ち無沙汰で座っている。離れた場所にある別のベンチでは、非白人系の初老の男性達がまるで怒鳴りあっているような大声で喋っている。二つのグループの間の溝は大きい。

 インゴルシュタットの旧市街のにぎやかなエリアでは、時折イスラム系の家族や、非白人の人達を何度か見かけた。ロンドンと比べるとその数は比べるまでもなくとても少ない。彼らが不安を感じて街を歩いているようには感じなかった。しかし、インゴルシュタットに溶け込んでいるようにも思えなかった。

 2回、いずれも短期間の滞在で判ることではないし、一般論とするつもりは毛頭ない。人種の融和というのは、政治家が思うほど簡単なことではない、と感じたドイツ滞在。

インゴルシュタット2: インゴルシュタット旧市街の景観

2016.07.21
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地図を見ると、インゴルシュタット中央駅があるドナウ川の南側が新市街、インゴルシュタット北駅から徒歩圏内が旧市街という認識なのだと思う。

 旧市街といっても、全てが古い訳ではない。建物による景観に統一感をだす為に、建物の正面部分の色彩に気を配っているという印象。

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写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157671328012635/

 自転車で観光している人が多かったが、旧市街ではレンタル自転車の看板を見かけなかった。おそらく、中央駅周辺にあるのではないかと思う。

人工の絶景、自然の絶景:ミヨー陸橋とナヴァセル渓谷(フランス)

2016.06.22
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(ミヨー陸橋)

今回訪れたフランスは、ラングドック・ルシヨン地方と区分けされている。

ラングドック・ルシヨン地方
http://jp.france.fr/ja/discover/29178?utm_source=Rendezvousenfrance.com

 モンペリエにもニームにも関心はなく、どうしても観たかったのはミヨー陸橋。滞在していた小さな村、Carnasからだと車で1時間半とグーグル・マップでは言われたが、高速を使わずに曲がりくねった山間の道路を経由したので2時間はかかっただろうか。到達する前はあまり関心を示さなかった友人達も、目の前に陸橋が見えてくると、そのシンプルな美しさに見入っていた。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157667324676314

wikiの情報
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A8%E3%83%BC%E6%A9%8B

日本語観光情報
http://jp.france.fr/ja/discover/35019

 本当は橋桁の根元から橋を見上げたかったのだが、運転できないので別の機会を待つ。帰路、運転をする友人が代わり、やはり高速で戻るのは味気ない、でも少し楽な道で戻ろうと選んだ経路。目指していた街まで半分ほどの位置にある村を出ようとしたら、その先は通行禁止の掲示板。仕方なく他に一つしかない道を進んで到達したのは、全く予想もしていなかった自然の造形美、ナヴァセル渓谷

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ナヴァセル渓谷
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157669951598886

 自分が運転手でなくて良かったとしみじみ感じた。運転していた友人からは、渓谷の底まで、そして上りが終わるまで車内おしゃべり禁止令が即座に発効された。谷底にあるナヴァセルの村、というかハムレットは人間はこのような場所で暮らして何を思うのだろう、と。

 戻ってから日本語情報があるかと検索したらあった。それぞれのブログ管理者に確認をとっていないので、興味のある方はコピペしてください。

http://blogs.yahoo.co.jp/proneko5/11549884.html

http://saolin.info/2015/10/22/cirque-de-navacelles/

http://france-de-randonnee.blogspot.co.uk/2013/05/blandas-cirque-de-navacelles.html

 どのような山道の運転を厭わない人にはお勧め。

フランスは広い国だと思った2:ナヴァセル渓谷

2016.06.18
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Cirque de Navecelles


フランスは広い国だと思った:カマルグの馬

2016.06.18
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Near Camargue, France


旅行者がフランスで見たいであろう風景の一つ、かな

2016.06.17
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At Carnas, France

フランスの現実

2016.06.11
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リール駅にて。TGVでのイギリス人サッカー・ファンの飲酒に唖然とした。

春のパリ

2016.04.19
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昨年11月のテロリスト事件によって観光客が激減しているといわれるパリ。イギリスが欧州連合から離脱しないように、パリを応援しに行くぞ、とイギリス人の友人たちと。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157667328002605/

 5年前にパリで会ったきり、お互いの都合が全く合わなくて会えなかった友人とも再会。友人曰く、アメリカ人の観光客はほとんど居なくなったけど、南米からの観光客が増えているから年末・年始ほど閑散としては居ないそうだ。天気が良かったので、セーヌ川沿いを散歩した時も、観光客が戻って来ているような印象を受けた。

 中心であればどこへ行っても英語は通じるし、直行のユーロスターであれば2時間ちょっとでパリへ行けるから、東京から京都へ行くような気分。以前は、日曜日の夜なんてまともに食事ができる所なんてほとんどなかったように記憶しているが、最近では選択肢が増えて、日曜日の滞在もかなり快適。友人が選んだセーヌ通りのFish La Boissonnerie(名前から海鮮かと思ったら違った)の若いウェイトレスが南アフリカからとおぼしき客と流暢な英語で話していた。あれはフランス人の英語じゃないよなと思い、僕たちのテイブルに来た時に、「I am sorry, but I have a kind of silly question. Where are you from?」。破顔一笑、「私、アイリッシュよ。ダブリンからよ」とのこと。そのあと、サーヴィスがほんの少し良くなったような気がした。イギリスが欧州連合を離脱しませんように。

 一つ注文するなら。観光客に戻って来て欲しいのなら、オルセー美術館の月曜開館を要望したい。また、チケット購入サイトによるのだろうけど、美術館入場券の印刷に課金するのも止めて欲しい。

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[追記:4月20日]
読んでいなかった先週土曜日のガーディアンに掲載された記事。

Thousands of troops on Paris streets but are they France's new Maginot line?
http://www.theguardian.com/world/2016/apr/15/paris-attacks-operation-sentinelle-soldiers-patrolling-streets-france-safer

 今回はいわゆる観光施設へはオランジュリー美術館にしか行かなかったので、僕は兵隊に遭遇することはなかった。ま、安全ということ。

観光客の視点から、3つの首都を比べる;ロンドン、東京、コペンハーゲン

2016.01.26
慌ただしかった里帰りから戻ってふと気づいこと。ロンドンで暮らしているからそれほど難しくないことではあるけれども、昨年2月から今月まで、欧州の幾つかの国の首都、そして東京を駆け足とはいえ体験したのだなと。最近どこかの情報サイトで、旅の記録は書かない方が良いということを読んだ。しかし、表層的な情報かもしれないが、観光客として感じたことを東京、ロンドン、そしてコペンハーゲンの3首都を比較して簡単に。

[Free WiFi]
東京だけでなく、日本に居る間はずっとイライラさせられたのは、Free Wifi。接続が極端に少ない、というかほとんど無いに等しいと思った。

 東京に居る間、そしてロンドンに戻ってから直ぐにこれを書いていたら東京への不満だけになっていたと思う。しかし、戻ってから、「そう言えば、昨年9月にロンドンで会った友人夫妻は、ホテルの外ではロンドン市内でWiFi接続が難しい」といっていたことを思い出した。また、コペンハーゲンでも街中でWiFiを見つけられることはほぼなかった。

 ロンドンは暮らしているからこそ、特定のある場所に行けばFree Wifiがあることを知っているので強く不便さを感じることはない訳で、一方的に東京だけがFree WiFi不毛の首都ではないことは理解した。

 ただ、それでも不満はある。例えば羽田空港。2014年の帰国時、MacBookでの接続に全く問題なかったので今回も心配していなかったのだが、スマフォでの接続はラインが弱くてほぼ使えなかった。コペンハーゲン空港も同様にとても利用のしがいがなかった。逆に接続に全く苦労しないのはヒースロー空港、そして首都ではないが、四国の松山空港のFree WiFiの手続きの簡便さ、そして早さはとても重宝した。

 東京で「Free」WiFiを使える場所として素晴らしかったのは、幾つかのホテル。全てのホテルを試せることはもちろんできない。が、国際観光都市、商業都市としての東京を代表するホテルとして必ず名前が挙がるホテルでは、ラウンジに居るだけでWiFiの利用は無料。そんな理由で人が大量に押し寄せたらホテルは困るかもしれないが、ホテルのロビーで寛ぐのは無料(のはず)だし。一応、カフェでお茶やケイキを頼んだが。

 日本の携帯・電信系の会社に望むことはただ一つ。無料でなくても良い、料金を払うので、東京滞在中にパッケイジ料金でWiFi接続ができる商品を開発、オンラインで販売して欲しい。モバイル機材を予約したり、どこに行けばWiFiがあるのかと街を歩き回る徒労感に苛まれるのは限られた時間の浪費と感じる。

[インターネット予約]
友人達からは、「ではの守にならないように」とことあるごとに諭される。でも、これだけは言いたい。日本の企業は、イギリスの企業を見習って、顧客側がリスクをとらなければならないことを顧客に教育するように、と。

 今回予約する時点でかなり英ポンドが高かったので、日本国内移動の飛行機はオンラインで予約した。予約が終了した時点で、数分後にはPDFファイルで顧客が自分の責任で印刷するオンライン・チケットが届くのかと思った。待てどくらせ届かない。

 仕方なく明くる日、日本に電話して判ったのは、予約完了のメイルが届かなかったのはもしかしたら何らかの通信齟齬があったのかもしれないが、通常、PDFファイルは送らないで、改めて照会番号やパスワードをある特定のペイジで入力してから印刷できると言われた。

 なんて、面倒くさい。

 航空会社以上に腹が立ったのがJRの切符をオンラインで販売する会社。この会社、海外からの直接購入があることは考えていないのだろうかと。住所登録は日本の住所のみだけでは飽き足らず、悪戦苦闘の末に予約完了して画面に映ったのは、「予約完了のメイルは送りません」ので、照会番号を書き残しておくか、直ぐに印刷するようにと。

 日本ではどうだか知らないが、家庭でプリンターを持っている人がどれだけ居ると思っているのか。それとも、日本で予約する人はだいたい働いている職場で予約して印刷するものと思っているのだろうか。この時点で、日本国外からの予約をはなから予想していないと確信した。

 さらに。東京駅でJRパスを交換して、ではオンラインで予約したチケットを受け取ろうと思ったら、「ここではできません。この先のみどりの窓口へ行って受け取ってください」と。何故?同じJRじゃないのか?

 ちなみに、羽田空港でのJRパス交換窓口の対応も、大幅に改善して欲しい。珍しくBAが定刻よりも早く到着したので、交換したら直ぐに都心にでて食事だと思った。羽田空港内のJR窓口には、開業時間を前にして長蛇の列。JRパス、儲けにはならないのだろうけど、あれでは日本滞在の出ばなをくじかれると思う。

 話を戻して。オンラインで予約が終了した時にカードでの支払いは完了したものだと思っていた。ところが、みどりの窓口に行ってオンラインで予約した切符を受け取る時に判ったのは、カードは登録されただけで支払いはされていなかった。これが為替が予約時より£高に流れていたら不満はないが、この時点で予約した時よりもかなり円高になっていた。どうしてこんなにぎりぎりまでリスクをとろうとしないシステムなのか。

 滅多に使わないが、愛憎をこめて、日本のシステムのなんと「ガラパゴス」なこと。イギリス「では」、例えば鉄道の切符をオンラインで予約/支払いが完了すると、ある会社は即座にメイルでPDFファイルのチケットを送付。印刷するのは顧客がすること。別の会社はメイルで送られて来る照会番号と購入に使ったカードで乗車する前に駅で自販機から自分で発券する。

 意地悪な見方なのかもしれないが、日本の企業の姿勢は、「顧客にリスクをとらせないことで、自分たちがリスクに晒されるリスクを減らす」。ある旅館で、ポットから湯がでない理由がしばらく判らなかった。まじまじとポットを見つめること数分、もしかしてこの「解除」ボタンを押すのだろうか。子供がやけどしたら訴えられることを恐れているのだろうとは思った。

 それでも思う。顧客だってリスクをとらなければならないことを教えるのは、企業の義務であると。それが日本では強く感じられない。

 最後にこれは特筆したいこと。それは、日本は働く皆さんの志によって維持されている社会なのだなと。オンライン予約のシステムにはイライラするだけだったが、窓口で働く皆さんの対応の素晴らしいこと。あれでは、フロントで働く皆さんが疲労しても、全く不思議に思わない。

[航空会社のマイレイジ]
会員登録をしているのがBritish Airwaysなので、メンバーシップのレヴェル維持の為のポイント獲得とマイレイジ獲得の為に、同じワン・ワールド日本航空をできるだけ使うようにしている。これが素晴らしい。マイレイジは大したことはないのだが、メンバーシップ・ポイントのTier Pointの加算がBAよりもずっと太っ腹。羽田・松山往復のポイントが、例えばロンドン・ベルリン往復と同じ。イギリス国内の移動に飛行機を使ったことないが、あのようなポイントがつくとは到底思えない。加算ポイントについては、今回は、日本航空の圧勝。

[都市観光の費用]
これは、コペンハーゲン。東京とロンドンに比べたら、都市自体の規模は小さいだろうし、観光施設の数はもしかしたら両都市との単純比較では少ないのかもしれない。それを差し引いても、コペンハーゲン・カードの便利なこと。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2599.html

 上記のポストに書いたように、指定した時間内であれば多くの美術館や観光施設のみならず、公共交通機関の運賃も免除になる。海外では目的以外のことで省略できることはできるだけ省略したいので、コペンハーゲン・カードのおかげで通貨交換の面倒を省けたのはとても助かった。

[食事]
東京。

 最近になって、日本はヴェジタリアンに優しくないという文句が海外のヴェジタリアンから寄せられているとか。だったら来なくていいよ、といえるほどの理論武装をしましょう。たまに来るだけの旅行者が言い流すことに翻弄されて、右往左往する必要はない。必要なのは、ヴェジタリアン向けにこのようなことはできます、そして料金はいくらですとしっかり伝えられる弾力性のある、臨機応変なコミュニケイションの技術と経験。

 日本人が好きなパリ。ヴェジタリアンにとって悪夢のような街。だからといって、パリに行くのを止める菜食主義者が居るだろうか。パリと比べれば、菜食主義者にとって日本での食材の選択の豊富さは素晴らしいと思う。

[バリア・フリー]
ロンドンは特に地下鉄へのアクセスが運動障害のある人には難しい。この点も愛憎混じりあった感想になるが、東京を観て回って感じるのは、例えば車いすの利用者が東京を観光しようと思っても、可能であるとはまだ思えない。

 自転車利用者の意識の高さは、コペンハーゲンがダントツ。東京、ロンドン、そして「京都」、どうして死者が出ないのか本当に不思議でならない。

 京都や東京では、自転車用のレインと歩行者が歩く部分がわけられている。しかし、歩行者が自転車レインを歩いていればサイクリストは邪魔に思うだろう。コペンハーゲンでは、自転車用のレインにサイクリストが居ない時に、そこを歩いている歩行者は居なかった。住み分けの意識がしっかり浸透している。

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