LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2000年04月の記事一覧

ロイヤル・バレエ2

2000.04.18
親愛なる皆さん

 おはようございます。勝手に送りつけているロンドン情報、先週の第一関門のテストのできに眩暈を起こしていましたので、遅くなりました。来週は、イースター休暇で、この、未だ春の来ない(今日の夕方なんか、雹)ロンドンを離れて地中海に逃げますので、休みます。といってもそろそろねたも尽きたし。

 で、その試験の前の週に、ロイヤル・バレエであいも変わらず、シルヴィ・ギエムが踊る「マノン」を観てきました。昨年末にロイヤル・オペラ・ハウス・リニューアル記念のプログラムで彼女が踊った「マノン」がBBCで放映された折、反響がすごかったそうで、その影響でしょう、彼女が踊る日と、初日は売り切れでした。言葉がわからない場合、お問い合わせいただくか、周りの方にお尋ねください。今週は時間を持て余していますので、是非、質問してください。

 まず、「マノン」とは?ケネス・マクミランの代表作のようですが、よく知りません。パンフレットでは、the relationship between love, sex and the corrupting power of money. と表現されています。初日を飾ったヴィヴィアナ・デュランテとギエムのパフォーマンスが有名なようですが、前者は、ロイヤルとの確執からか、今後ロイヤルから離れるようですので、今年見ることができた方はラッキーでしょう。このマノンに限って、前者二人ともう一人、ダーシー・バッセルが踊った日の批評を読みましたが、デュランテとギエムは絶賛されていました。

 試験のショックのため、既に細かい内容は忘れました。それでも、あまり好意的でない方がいるのは承知していますが、ギエムの技術は素晴らしかったです。今回全幕を通してみるのは初めてでしたが、既に他のキャストで観た1幕のパドドゥ、3年前の東京で見た3幕の「沼地のパドドゥ」、そして今回初めて観た2幕の、男性ダンサーの腕の中を次から次に動いていくシークェンス(これは、女性ダンサーにとってはかなりタフな場面だと思います)、全てがよかったです。個人的には、彼女の超人的な技術を見るのが大好きなので、「沼地のパドドゥ」での「どうしてこんなことができるの」というくらい、死に行く場面にもかかわらず元気一杯のリフトとツイストの連続、それと長年のパートナーであるジョナサン・コープとのシンクロ具合には圧倒されました。この最後のパドドゥのときなど、イギリス人が好んで使う breathtaking と表現していいのかどうかわかりませんが、会場内のあちこちでどよめきがおきていました。気になったことといえば、前回のミックスプログラムのときに書いた、ジョナサン・コープはじめ、女性に比べて男性ダンサーが疲れきっているように見えたことでしょうか。コープが一人で踊るときなど、ふらついていましたからね。

 朗報なんでしょうか?今年の夏、ロイヤルでは、キーロフ・バレエとオペラ、そして、ロイヤル・バレエの短期のプログラムがあります。キーロフ・オペラ、今年前半の東京公演では惨憺たるありさまだったように聞いていますが、こちらでも誰が行くんだ、ってな感じのプログラムです。個人的には、リムスキー・コルサコフ、プロコフィエフ、ムソグルスキーのオペラなど、全く食指が動きません。バレエもね、ギエムが見られるんだから、いいや、です。で、ロイヤル・バレエですが、結構美味しいプログラムです。ギエムがマノン、ジゼルを踊るほか吉田都さんもかなり踊るようです。個人的に興味があるのは、キューバ出身の非白人のカルロス・アコスタが、初めて「マノン」でデ・グリューを踊ることですかね。モダンバレエや、ミックスプログラムではかなりいい役をやっていますが、僕が知る限りでは、全幕の主役は2月の「コッペリア」以来のはずです。学生には高いですが、景気が底を打ったらしい日本にお住まいの皆さんにはお安い60ポンドです。そういえば、ギエムの日に限って、日本人が多いです。では。



そんなアコスタも、いまやロイヤルバレエを代表する男性ダンサー。「白鳥の湖」のジークフリート王子も踊るし。「マノン」を全幕で観たのはこれが初めてだったはず。
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公園、その他

2000.04.09
親愛なる皆さん

 おはようございます。あいも変わらず、月曜日のお騒がせです。いくつか、「面白いけど、お金がかかる話ばかり」との返事を頂いたので、無料、もしくは安く楽しめる、というか自分が好きな点を、今回はだらだらと書きますので、お付き合いのほどを。

 ロンドンに住んだか、来たことがある方はご存知だと思いますが、美しい公園が多いのが、ロンドンの魅力のひとつであり、僕の逃げ場所でもあります。どうやら、ロンドンには「ロイヤル何とかパーク」というのが10ほどあるそうですが、今までのところ、近所のリージェントパーク、観光客時代にいったハイドパークなどまだまだ行っていないところはたくさんあります。先日、グリニッジ・パークに行った折、昨年度の人気調査が公開されていまして、リージェントがトップでした。ということで、リージェント・パークから。

リージェント・パーク
 現在の所、勉強で詰まるたび、試験勉強にうんざりするたびに逃げ込んでいます。かなり広く、まだまだ隅々まで入っていませんが、本格的春の訪れとともに、緑は毎日色が濃くなり、しかも先日偶然見つけたんですが、素晴らしい八重桜がもうすぐ満開です。園内には、サッカースペース、ロンドン動物園などもありますが、そんなものに気を配るひまが無いほど木々が美しいと思っています。今週の水曜日から、10日ほど続いていた真冬に戻ったような曇天が終わり、老若男女が芝生のうえで、おのおのの時間を楽しんでいる姿は、芝生に立ち入ることを禁じている東京と比べると、いい感じです。ついでに、日本ではあらゆる動物から嫌われていた僕に、リスがえさを目当てに近づいてくるのが面白くて、いつか、触ってみたいと思っています。ゆっくり歩けば、半日、ウォーキングを楽しめる場所です。個人的には、最近、蓬に似た草をよく見かけるので、草もちを思い出しながら歩いています。

プリムローズ・ヒルズ
地図上ではリージェント・パークの後ろ側にある、小規模な公園ですが、ここはいいです。名前のとおり、小高い丘が中心にあるんですが、ここの頂上からはロンドンの南側を一望することができて、その眺めは「ロンドン・アイ」とはまた違ったよさがあります。頂上への道は結構厳しく、こことリージェントパークを歩き回るだけで、かなりの運動量になると思います。前述の調査では、ここが最低の人気でしたが、規模が小さいためカナと思います。

グリニッジ・パーク
 悪評さくさくのジュビリー・ラインが「ノース・グリニッジ」まで延長されたので、観光客の方でも簡単にいけるようになったようです。正直、グリニッジなんて何にも期待していなかったんですけど、この公園と、そのふもとにある「ロイヤル・ネイブル・カレッジ」、「ロイヤル・マリタイム・ミュージアム」はお勧めです。特に前者は、日曜日だけ無料で公開されているそうですがチャペルの簡素だけど、すっきりした美しさ、ホールの壁画の美しさはイタリアの教会にも負けないのではないかと思います。雰囲気がよかったので、案内の人に「ここをレストランにしたら、儲かるんじゃないですかね。」、と行ったら大笑いされてしまいました。

ロイヤル・キュー・ガーデン
 ここは無料ではありません。エキシビションの趣旨は、僕からすれば日本人の趣向には合わないような気もしますし、園内のティールームは最低です。しかし、景観は素晴らしいと思います。なんだか、食べ物の話ばかりで申し訳ないんですが、ここのそばにNEWENDS(発音はニューナムズだそうです)という有名なティールームがあり、日本で発売されているガイドでは大概紹介されていたと思います。美味しいです。ここのレシピに「メイズ・オブ・オナー」というタルトのようなお菓子があるんですが、記憶違いで無ければ東京の阪急で買えるはずです。ここ、日曜日は休み、月曜日は確か午後早い時間にしまってしまうはずです。

 もっと暖かくなったら、リッチモンド・パークに行ってみるつもりです。ついでに、最近のロンドンの話題をいくつか。1)キャスリン・ターナーが「卒業」(映画のあれです)の舞台上、ロビンソン夫人役で裸になる、2)バークレイズ銀行が地方の小さな支店を大幅に削減したことで、反対運動激化、3)5月オープン予定の「テイト・モダン」の7階にあるレストランがすでに話題(眺望がいいらしいです)、4)地方都市でのヘロイン常習者の年齢が15歳まで低下、といったところです。では。



キュー・ガーデン内のレストラン・ティールームの「オランジェリ」はこれを書いた後改装され、味はともかく居心地は良くなりました。
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質問に

2000.04.01
親愛なる皆さん

 おはようございます。3回勝手にお送りしたつたないレポートに、ご質問を頂きましたのでお答えします。ご質問いただき、書いた甲斐がありました。といっても、役に立つかどうかははなはだ不安ですが。

「ロンドン・アイ」
 まず、この「ロンドン・アイ」は、とりあえず現在の所、東京お台場の観覧車を抜いて、世界一の観覧車だそうです。日本を離れる前、佃に住んでいて、ベランダから観覧車を見てはいましたが、お台場に足を踏み入れたことがないので、正直、本当かどうかはわかりませんが、電飾のきらびやかさは、お台場のほうがはるか上を行っていたと思います。これがあるのは、トップが代わって俄然評判が良くなってきたミレニアム・ドームのそばではなく、ウォータルー駅の近くです。近くにウェストミンスター・アビイやらパーラメントがあります。最寄の地下鉄の駅は、ウェストミンスターで、橋を渡った対岸にあります。橋を渡りながら眺めていると、結構気分は盛り上がると思います。数日前の新聞では、チケットが取れない外国人観光客の不満を掲載していましたが、日本人には心強い、JTBのマイバス(ロンドン三越の前)が手数料込み10ポンドで代行しているそうです。それでも週末はかなり難しいようですが。ついでに、ドームはイーストグリニッジにあります。ここへのアクセスを確保するために、ジュビリー・ライン(地下鉄のひとつ)を延長したようですが、これがまたよく止まりますので、もし、今年来られる方(いるのかな?)、ご注意ください。

「ロイヤル・オペラとバレエ」
 価格に関して。日本でも同様ですが、オペラのほうが高いです。今シーズンのパンフレットを見ていると、どうやら3時間半を超えると150ポンド、それ以外は100ポンドが最高額かなと思います。ちなみにアラーニャ・ゲオルギゥーご夫妻出演の「ロミオとジュリエット」、評判の高い「バラの騎士」、5月公演の「マイスタージンガー」が150ポンドです。バレエは、平日、週末、マチネによって少しづつ違いますが、最も高いのが60ポンドでした。高いからといって必ずしも良い訳ではないようで、今年2月に上演した「コッペリア」を4月、5月にも違うキャストでやるんですが、プリンシパルが一人しか入っていないにもかかわらず同じ価格ということで、これはまだあまりがあるようです。今年の秋以降の演目のお値段がどうなるかは、わかりません。ロイヤル・バレエに関しては、現在の芸術監督のアンソニー・ダウエル卿が来年7月で引退、後任に初めてイギリス人以外の人間が就任するだとか、ヴィヴィアナ・デュランテが、たぶんロイヤルから離れるだとか、結構話題は豊富です。ちなみに、彼女は今年の夏、去年ロイヤルを辞めた熊川哲也のカンパニーに参加して、日本で「カルメン」を踊るそうです。
 ロイヤル・オペラ・ハウスのホームページからも、チケットは購入できるようですが、外国からの場合、どういう手続きをとるかは、判りません。それと、インターヴァルに取れる飲み物・軽食、高いです。

 先週の後半から、ロンドン、及びお隣のオランダ、フランスはまるで冬に戻ったようなどんよりとした天気で、天気予報では、ロンドンは来週の前半も雨だそうです。公園の緑は急に色が濃くなってきたんですけど、太陽がない。オペラやバレエを見るのであれば真冬のほうがいいのかもしれませんが、単に観光だけなら、5月以降のほうがいいのかなと思いますが、いかんせん、自分自身経験していませんので、別の機会に。では。
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