LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2001年08月の記事一覧

2001.08.20 よしなしごと
2001.08.13 引越し、おまけ
2001.08.08 お引越し

よしなしごと

2001.08.20
親愛なる皆さん

 おはようございます。関東近辺は台風の影響が出始めているようですが、これで涼しくなるといいですね。何とか引越しの片付けも落ち着いてきたところで、最近のロンドンについてなど。

「住宅」
 引越しがあったからではなく、今年はしょっちゅうロンドン、およびイギリス大都市圏での住宅価格の上昇を報道する記事を見ます。最近では、ロンドンの夕刊紙、Evening Standard (www.thisislondon.co.uk ) で、ロンドンで現在不動産を所有している半数以上が住宅のグレードアップをするのが困難とのこと。更に、大都市ロンドンの日常を支える、主にブルーカラー階級(年収二万ポンド以下との設定)の人々がロンドンに住めなくなってきていて都市圏の機能が麻痺する可能性が出てきているとのことです。現在、ロンドン地下鉄の将来について政府と張り合っているリヴィングストン・ロンドン市長はこの住宅問題でも、年収の低い人たちが購入できる、もしくは借りられる住宅を大量に作り出す方策を検討しているそうですが、いかんせん、現在、このような住宅を造成できるのは、ロンドンの東側のみで、そういった場所は公共交通機関が極端に貧弱か、全く無い土地だそうです。家だけ作っても問題解決にはなりそうもないそうです。いつか聞いた記憶があるんですが、大都市の西側は発展し、東側は忘れられる、という説は本当なんだな、と思った次第です。それと、同じく Evening Standard で見つけた記事で、引越し前まで住んでいた Marylebone 地区はある一族経営の不動産屋がほぼ買い占めていて、彼らがその地区の土地価格を引き上げるために、Marylebone High Street からチャリティショップや個人経営の文房具屋などを意図的に追い出し、変わりに高級家具店(Conran, Shakerなど)、高級スーパーマーケット、更にGAPなどを開店させ、更なる価格のアップを画策しているとのこと。本当にこの場所、いいところで、でも、こんなロンドンのど真ん中を立った一軒の不動産屋が占拠している事実に、改めて、イギリスはまだまだ階級社会だなとの思いを強くしました。
 もうひとつ、多くの人がロンドンに住みたがるのは、やはりロンドンへ通勤する交通網が貧弱だからでしょう。それと個人的にイギリスの住宅で最も我慢できないのは、床が平らじゃないこと。これはロンドンに住んだことが無いと判らないかもしれませんが、腰痛もちにはこれは我慢できません。それと、古すぎ。地震が無いからでしょうけど、普通に戦前のビルがど真ん中にありますからね。

「人種問題」
 時折日本でも報道されているようですが、今年に入って、マンチェスター、新しいところではグラスゴーで貧しい白人階級と移民との間で大きな暴力沙汰が続いています。古くから移民を受け入れてきたイギリスでも、近年予想以上に多くの難民が流れ込んでいて、双方への対応が送れているようです。この問題の個人的意見は言えませんが、先日このことをある方と話したとき、少し驚いたことがあります。ホストファミリーの友人の女性で、自身の祖母がインド人、長年、年の半分をカルカッタの貧困層の教育と啓蒙のヴォランティアに携わっている方が、「今のイギリスは外国人が多すぎる」といったことです。どの外国人をさしていたのか判然としませんが、考えさせられました。

「経済」
 タイトルが説明になっているかどうか自信ないんですが。この国の宝くじを運営する会社のトップの女性が、リチャード・ブランソンと張り合って次の7年間の運営権を獲得した成果として、巨額の報酬を受け取ったそうです。しかし、宝くじの売上は急激に落ち込んでいてその報酬の意味を問う、または疑問視する声が上がりました。これの前には、国外の支店を閉鎖した大手スーパーの雇われ社長に、株価が下降線をたどっているにもかかわらず巨額成功報酬が払われそうになったり、これから日本へ進出するであろうヴォーダフォンの社長の巨額報酬などが話題になっています。これってアメリカの影響だと思いますが、一般労働者の生活を脅かしてまでの巨額報酬に対して疑問の声が結構あがっています。

 自分の日本語の練習の一環で、長く書いてみました。皆さん、お元気で。そうそう、葉書ください。


Marylebone High Street のシェイカーは最近(2004年9月)、ブルームズベリーに移転しました。そしてその後は行方知れず。それと、これを書いた時点では詳しくなかったんですが、ロンドンウェストエンドの土地のいいところは、本当に少数の家族によって独占されています。有名なのは、Duke of Westminster。
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引越し、おまけ

2001.08.13
親愛なる皆さん

 おはようございます。酷暑のあとは渇水とのことですが、このメールが少しでも気休めになれば幸いです。

 先週の水曜日、木曜日、ロンドンを含むイングランド南西部の天気はひどかったんですが、引越し当日の金曜日と片付けに追われていた土曜日、ともにそこそこの天気で、地道に生きているといいこともあるんだな、なんて殊勝なことを考えて、でも疲れました。

 今回は愚痴ではありません。前のメールで、如何にBTがひどいかを書きましたが、そんなことはイギリスの方々には折込済みの事実のようで、いつのまにか家主が、「申請してからこの番号を使えるようになるまで数日かかったんだから、その間にこうむった不利益を、弁償しなさい」、と交渉していて、しっかり約200£のリファンドをゲットしていました。素晴らしい、というか、こういう点に国民性の違いを感じます。でも、そんなリファンドするぐらいなら、しっかりカスタマー・サーヴィス部門の教育をして、余計な出費を抑えるほうが株主に対する企業の方針として正しい気がするんですけどね。

 早速、3名の方から手紙をいただきました。嬉しい。これじゃ、なんか脅迫ですけど、いただいた方には、この10月2日に発売される、イギリス郵便史上、初めてのタイプの切手を使って、できるだけ綺麗な字で手紙を送ろうかな、なんて思っています。それと、もし、ご存知の方がいらしたら教えてください。合併して「さいたま市」になった、旧浦和市に手紙を送る場合、昔の町名は有効なんでしょうか?

お引越し

2001.08.08
親愛なる皆様

 こんにちは、大多数の皆さん、ご無沙汰しております。昨年同様、いろいろなことが起きている夏です。皇太后(クィーンマザー)が体調を崩すくらいの暑さには、めげませんが。

 ホストファミリーが引っ越すのを機に、寮にでも思っていたんですが、進路が宙に浮いた段階では何もできず、とりあえずまたも好意に甘えて、金曜日引っ越すことになりました。ロンドン滞在も1年半を過ぎ、たいていのことではへこたれなくなってきましたが、今回の引越しで、如何にこの国がひどいか、言い換えれば、顧客サーヴィスの違いをまざまざと体験しました。

 まず、なんと言ってもブリティッシュ・テレコム。しばしば、新聞でも「なんで、BTを使わなければならないんだ」、などとの記事が出ますが、本当にその通りです。新しい番号をひとつ申請したら、一日おきに「ごめん、この番号じゃなかった」、の繰り返しで、最後にはたった一本のラインに4つの番号、という状況。技術の方も言っていましたが、彼らもBTのカスタマー・サーヴィス部門の犠牲者だそうです。納得しちゃいました。イギリス人は、日本人が思っているほど I am sorry に対してこだわり無く、日常生活ではかなり使うんですが、ここ一番、ここで言ったら自分に大きなことが降りかかる、というときには絶対に言いません。もうひとつの公共サーヴィス、郵便も、転送は有料とのこと。だったらストなんかするんじゃない。

 次に配送。結局一番時間があるだろう、かつ、お世話になる身なので、新しい家具の配送を新しいところで待っているように頼まれたんですが、配送時間が長すぎ。東京だと、配送時間は2時間か3時間ごとに区切られていたと思うんですが、こちらは6時間。かなり有名なデパートの場合、午後3時から、午後9時までの間のみで、結局きたのは午後8時45分。配送の予定なんて、いくらロンドンの道路が慢性的に混雑していても、予想がつくだろうからその日に知らせてくれてもいいのに、と友人に愚痴ったら、「時間内にくれば、いいほうだから」、と慰められました。でも、叫びたい、「人様の時間を何だと思ってんだー!!!!」。

 この国にはらくらくパックなんてものは、多分、日系の会社ならあると思いますが、そんなのイギリス人が使うわけも無く、引越しはトラック1台と友人多数。という状況は、僕を非常に不安にしてくれるので、コンピューターは明日、事前にはずして自分で運びます。液晶でよかった。周りのイギリス人の金銭感覚をみていると、ここは使うべきじゃないの、というときに渋り、すぐにでも壊れそうなカップは大量に買うなど、「安物買いの銭失い」、という印象を時折もちます。

 新しい住所は下記の通りです。いつもいつもお騒がせしていてこんなことをお願いするのもなんですが、手書きのカードなどいただけると、嬉しいです。では。
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