LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2002年06月の記事一覧

ワールド・カップの狂騒

2002.06.13
 こんにちは、いよいよ梅雨本番、そして明日14日でしたっけ、日本サッカーの将来が開けるかどうかでしたよね。

 昨日、水曜日のロンドンは凄かった。朝8時半から近所のパブはほぼ満員だったらしく、どよめきと歓声が響きわたっていました。街中で見かけるイングランドの旗の数も急に増えてきた感じです。どこの国が優勝候補だか全く知りませんが、イギリスが勝ち進むとロンドンはますます凄いことになるような気がします。新聞屋に行けば、一番安く日本に行く手を教えろだとか、友人を紹介しろだとか言われるんですが。皆さんの周りではイギリス人は増えているんでしょうか?

 日曜日の新聞に、既に日本に居て応援している一般のイギリス人のインタヴューが出ていました。彼ら曰く、一週間に1,500から2,000ポンド掛かるそうですが、もしこのままイングランドが勝ち進むなら、職を失ってもこのまま最後まで居るそうです。何より面白かったのは、彼らの日本に対するイメージの変遷。ヨーロッパの一員とはいえ、日本同様イギリスは島国。国民が他の国に行き始めたのはそう遠くない昔だそうで、だからこそ、如何に自分たちの食文化が貧弱かを知らなかったそうです。多くのイギリス人が抱く日本のイメージは偏っていると思います。今回のワールドカップ、日本に行った彼らにとって、日本人の普通の生活に触れる機会も多いらしく、新鮮に映るようです。一人はインタヴューに答えて、「騒ぎが終わったあと、広場のごみを一緒に片付けた。こんなことしたこと無かったけど、如何に自分たちの社会(イギリス)が自分勝手なのかを痛感した」そうです。最近、自分の英語能力の限界を感じていますので、できませんが、もっと多くの日本人が世界に出て、少なくとも英語で、普通に日本の生活を紹介できるといいな、なんて思います。

 明日から、友人を見舞いにフランスです。狂騒のロンドンを離れるのはちょいともったいない気もしますが、日本語と英語から隔絶した鄙びた村で、ひたすら日光浴に勤しんできます。
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ワールド・カップ

2002.06.06
親愛なる皆さん

 こんにちは、一週間に3通も受け取られてしまって、申し訳ないです。

 イギリスではワールド・カップどう?、とのお問い合わせを戴きましたが、幸か不幸か周りにサッカーファンのイギリス人の友人が居ないのと、全く興味が無いので、なんともいえません。が、例えば友人の友人が応援しに日本にいった、という話すら聞きません。所詮、こんなもんではないでしょうか。やっぱり、日本は遠いんです。ワールドカップにイングランドが出ている、ということは日々感じます。パブの壁にはべたべた旗が貼ってあり、魚屋とか八百屋の店先、フラットの窓などに、そして町を走るタクシーや車にイングランドの旗が翻っていますから。2日は、ロンドン東北部に位置するサフォーク地方に行っていたんですが、試合のあった時間、街中はほぼ無人でした。イングランドが勝ち進めば、また状況も変わるんだと思います。

 そんな表舞台より、FIFAの金権体質だとか、過熱する報道だとか、そっちのほうが見ていて面白いですね。

 イギリスで人気のあるスポーツは、サッカー、ラグビー、そして旧英連邦以外では全く未知のクリケット。このクリケットに関して一つ。昨年の暮れくらいから、なぜか、イギリス国内だけではありませんが、有名なクリケットの選手が相次いで事故死しているんです。呪われているのか、無謀な人間が多いのか。

 もう一つ、イギリス政治家のトレンドなのか、ロンドン市長のケン・リヴィングストン氏が、来年、57歳にしてはじめてお父さんになるそうです。トニー・ブレアも一昨年、4番目の子供を授かり、高齢なお父さんが多いです。正式に結婚しないでパートナーと暮らしている政治家も居て、こういうところに文化の違いを感じます。

 ワールドカップ、日本がいいとこまで行って、景気回復のきっかけになるといいですね。



一度不幸がありましたが、蔵相のゴードン・ブラウンさんも50歳を過ぎてお父さんに。
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ゴールデン・ジュビリーその2

2002.06.05
あけて3日は、女王と一緒にロックコンサート。始まったのは午後7時過ぎ。女王が現れたのは午後10時を回る頃。まあ、当然でしょう。女王が現れてからはエリック・クラプトンや、レイ・デイヴィスなど、イギリスロック界の大御所が出たんですが、演奏が終わるたびに女王が映され、そのリアクションが、全く心ここにあらず、といった感じでした。

 で、演奏自体は、ロックが好きな方には、かなり面白いプログラムだったと思います。最初は、アトミック・キトゥン、ウィル・ヤングなどアイドル関連が出ました。一言、彼らの音楽は資源の無駄遣い。ウィル・ヤングがクィーンの「We are the champion」を歌ったとき、フレディ・マーキュリーが泣いていたことでしょう。こんなくずみたいなアイドルが束になっても叶わないほど、ヴェテラン・ロッカーの出来は素晴らしかったです。アニー・レノックス、フィル・コリンズ、ロッド・ステュワートなどなど。個人的には、フィル・コリンズのドラムス、クラプトンのギターで「レイラ」だなんて、感涙物でした。一番面白かったのは、ご存知の方はそう多くないと思いますが、ブラック・サバスというPTAが顔をしかめるバンドのオジー・オズボーンが、女王がいなかったとはいえ、他の英王室のメンバーの前で演奏するなんて、昔の不良もいい親父、の典型例でした。ちなみに、もっとレアな名前だと、このときのギターはトニー・アイオミ。観たかった人が数人はいると思います。

 逆に、一番複雑だったのは、元ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが出たとき。彼が精神を煩って、一線から遠ざかっていたのは有名ですが、数年前に復帰。ロンドンでもよくコンサートを開いています。何が複雑だったかというと、一生懸命歌おう、しかもこの場に居られて本当幸せなんだ、ということは判ったんですが、その表情、しぐさが痛々しくて。ひたすら一生懸命、一生懸命。隣のコーラスの姉ちゃんが変な動きをするたびに、体を硬直させていて、これまた涙なしでは見ていられませんでした。で、締めはポール・マッカートニー。彼の音楽は全く趣味ではないんですが、さすがの一言。

 演奏終了後、女王、フィリップ、チャールズ、ウィリアム、ハリーが舞台に上がり、チャールズがコメントしたんですが、このコメントがまた画期的。チャールズが公衆の前で、女王のことを「マミー」、と紹介したんです。本当、普段はどう呼んでいるんでしょう。女王様、舞台上でアーティストと一言二言交わしていたんですが、前述のオズーボーンさん、視線すら交わしてもらえませんでした。マッカートニーにとは談笑していましたが、女王が去った後、マッカートニーが言いました。「来年もこれをやりませんか、と聞いたら、私の庭ではもうやらない、だって」。

 その3も書こうかと思ったんですが、バッキンガム宮殿に到達できませんでしたので、やめます。では。

ジュビリー・ウィークエンドその1

2002.06.05
親愛なる皆さん

 おはようございます。クリスマスのときと、イースター以外にイギリスには連休が無いので、この特別な連休はちょっと変な感じです。

 イギリス以外でどれくらい報道されているのか全くわかりませんが、エリザベス女王の即位50周年、ゴールデン・ジュビリー・メイン・イヴェントの集大成が先週の土曜日から今日、火曜日にかけてでした。結構盛り上がっていたと思います。ということで、まず、先週の土曜日にバッキンガム宮殿の庭で行われた、クラッシクのコンサートから、いつものように、個人的なことを書き連ねます。抽選は勿論外れましたので、テレビです。

 ニュージーランド出身のソプラノ歌手、キリ・テ・カナワ(つい最近、30年連れ添ったパートナーと別れたそうです)から始まり、ゴスペル・コーラス、13歳のクラリネットの天才少年のソロ、イギリス人バスのトマス・アレン、宮殿のボール・ルームでのロイヤル・バレエのダンサーによる「白鳥の湖」からの黒鳥のパ・ド・ドゥ、それともう何人かいたと思いますが、忘れてしまいました。締めは、オペラ界の超有名カップル、ロベルト・アラーニャとアンジェラ・ゲオルギューのそれぞれのソロと、ヴェルディの「椿姫」からの乾杯の歌。

 いつものとおり、ネガティヴなことから書くと、まず、BBCのカメラ・クルーがどうしようもない。主役は女王と、歌手なんだからそれを映してればいいのに、観客ばかり。歌手が変わるたびに、司会者が指揮者とオーケストラを紹介し、そのたびに指揮者が萩本欽一さんのように舞台袖から横っ飛びに現れ、無駄な時間を費やし、その紹介を一回で済ませればもう一人くらいオペラ歌手をよべただろうに。

 やはり、オペラが好きな方には、アラーニャ、ゲオルギューが華やかなドレス、タキシードをまとい、シャンペンのグラスを掲げながらヴェルディの「椿姫」からの「乾杯の歌」を歌い上げるシーンは素晴らしい場面だったと思います。美男・美女のカップルの締めで、コンサート自体がいっそう華やいだ感じでした。それとバレエは、ロイヤル・バレエのセナイダ・ヤナウスキーと、スカラ座バレエのロベルト・ボッレが踊リました。個人的に、ヤナウスキーが大好き、かつ、プリンシパル・ダンサーにもかかわらず、いつも主役の引き立て役ばかりで、この日は彼女にとっても晴れ舞台だったと思います。なぜ彼女が主役になれないか、というと背が高すぎるからです。ボール・ルームでのバレエ、というの初めて観ましたが、バレエは西洋が発祥なんだな、と改めて感じた場面でした。

 亡くなったお母さんや、妹と違って、エリザベス女王は余り文化面は得意でない、というのはよく知られていますが、つまらなそうではありませんでしたが、楽しんでいるようでもありませんでした。

 月曜日のロック編はその2です。
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