LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2003年03月の記事一覧

この戦争

2003.03.28
この戦争について思うことを、自分に言い聞かせたくて。

 今朝の朝日新聞で、日本のホームレス人口が急激に増えている、というのを知りました。自分が選んだことを、飢えることなく、やっていけている幸運。このメールを受け取られる方の中には守るべき家庭や仕事を持っている方が沢山居て、今の僕の生活が無責任に見えるであろう事を忘れたことはないです。だから、今、自分が偶然授かった幸せを無駄にしないために、この戦争のことをずっと考えています。

 もしかしたらどこかで聞いた言葉の受け売りかもしれません。同胞を殺すことなく生きていける、それが人間である証だと思います。

 今朝のThe Daily Telegraphのカトゥーンはこの戦争の狂気を簡潔に表現していました。ブッシュとブレアが握手するところから始まる4こま漫画です。
Bush: Well, friend, He's still in power. But, not for much longer. We're pretty sure where he is.
Tony: (驚いた表情で) Mr. President, We simply can't bomb PARIS.

 このPARIS を、アメリカの都市以外のどこに置き換えても、現実味が薄れることはないと感じます。パリでも、平壌でも、東京でもそしてロンドンでも、そこに彼が居たらブッシュはやることでしょう。
 もう一つ、考えていたら思い出したことがあります。はるか昔、漫画家の江口ひさしがたしか「進めパイレーツ」の連載で書いた一話。話の出だしでやくざの抗争が描かれていて、変なのは鉄砲で打たれても死なないこと。場面が変わって、ガイド嬢がガラスのコロニーの中で抗争を続ける地球人を指してこう説明します。「皆様、これが宇宙いち好戦的で知られる地球人です。現在、絶滅の危機に瀕している為このようにコロニーで保護され、且つ死なないように処理されています」。

 最後に。この夏、海外視察として物見遊山に出かける議員(どのレヴェルでも)は、即刻懲戒免職の後、有権者への背任行為として裁かれるべきだと思うんですけど。

 フセインとブッシュに自分の命を左右されるのは嫌です。
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イギリスの春

2003.03.28
 おはようございます。東京では、桜が開花したそうですね。リージェントパークでは、八重桜の蕾が膨らみ始めました。

 イタリアでは、今月「父の日」があったそうですが、今度の日曜日、30日はイギリスの「母の日」です。いつも理由を調べようとして忘れてしまうので、未だに何故3月なのか知りません。が、カードとかMother's Day とプリントされたマグなどを店先で見かけると、本当に春が来たんだなと感じます。

 もう一つ、この週末、日曜日の午前1時、だったか2時に時計の針が1時間進み、夏時間になります。これまた春を告げる風物詩、といったところでしょう。これで思い出すのが、テレレートのページの時刻がきちんと変更を反映しているかどうかを不安に思いつつ出社した週明けの月曜日。よくこの件でロンドンのテレレートの連中の怠けぶりにぶちきれていました。今は、そんな心配もなくなっていることでしょう。

 愚痴じゃないですよ、ロンドンでよく遭遇するいらいら。例えば、郵便局に行って切手を買おうとしているとき、自分の担当者はさくさくと処理を進めているのに、隣の局員が自分で処理できないとなると、僕を担当している局員がお金を数えていようが、話し掛けてきて、流れを邪魔するんです。先日「福笑い切手」のパッケージを買おうとしたとき、顔見知りになった女性局員が途中まで数えていると隣の若造が質問して、彼女が数えなおし始めるとまた質問する。まるで落語の「時そば」状態。
こんなことは何処でも起きること。そこで働いている全ての人間がきちんとした商品知識をもっていると期待しては駄目です。別の例。先日、ちょっと憂さ晴らしにふかふかのソファに座りたいと思って、コンランショップに行きました。丁度キャッシャーの前にいいソファがあったので座っていたとき、これでもかと着飾ったおば様が、同じくらい派手な刺繍があしらわれているクッションを持ってきました。そのとき、キャッシャーには若い女性が一人。彼女曰く、自分はキャッシャーを触れないので同僚を呼ぶから、と電話で誰かに応援を頼んだようす。誰も来ません。居たたまれなくて、再度誰かに電話し、その後、そのクッションをゆっくり時間をかけて丁寧に包み始め、それが終わっても誰も来ず。ここで理解しました。誰も商品を売りたいなんて思っていないんだと。

 相変わらず元気でして、日曜日の夜、3本原稿を書き上げ編集の方に送ったところ「本当にお元気そうですね」、といわれました。何でそう思うのか尋ねたら、「原稿がそんな感じですから」、とのこと。人生は、明快な方が善いですね。
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つぼにはまりました

2003.03.26
親愛なる皆さん

 こんちには、出しすぎですね。今日は沢山勉強したから、ご褒美。

 今日25日、ロイヤルメールから今月の切手が発売されました。まるで、僕みたく手紙を出すのが大好きな人間を狙い撃ちしたような切手で、まんまとその手に乗りました。基本は、10種類の野菜と果物の写真をあしらったシンプルなものです。何がえぐいかというと、おまけに「福笑い」のように表情を作れるシールが沢山ついているんです。ええ、はまってしまいました。勉強を終えるまで我慢して、先ほど2通やってみたんですが、楽しい。指が太いので、小さいシールが上手く貼れず、まさに福笑い状態。特にジャガイモ、スーフィーの司祭がかぶる帽子のシールが似合いすぎて。4月7日以降の誕生日の皆さん、届きますので期待していてくださいな。でも、この切手を買ってしまったので、3時のお茶のクッキーは暫く控えます。

 日曜日の新聞から。ロンドンを代表する高級ホテルの一つ、「ヒルトン・パークレーン」が、22階を女性宿泊客専用のフロアにするそうです。女性の一人客が伸びる傾向にあり、且つ昨年実施したアンケートの結果、要望が高かったからだそうです。チェックインも専用カウンター、ルームサーヴィスを運ぶのも女性スタッフとのこと。これは、「一人でホテルのレストランで食事するのはつまらない」、という声があったからだそうです。24時間監視カメラの設置などの設備投資で他の一般フロアより高くなるそうですが、ホテルは採算が取れると判断したんでしょうね。男性がこの階に泊まれるのは、1)他の階が満員、且つ2)カップルであるとき「だけ」だそうです。

 昨日の「精神病理学」の講義のトピックは Mood Disorder でした。いい訳が思いつきません。この講義、本当に難しいんですが、取り上げられる内容は興味深いです。拒食症、アルコール依存症、スキゾフレニア、Borderline Personality Disorder 等など。尋ねないでください、まだ理解していませんから。でも、この講義を通して少しづつ感じることは、人間の心って、強靭だけどふとしたことから傾いてしまうほど繊細なんだなと。カウンセリングの勉強をきちんとしたいけど、明日受け取るであろう試験結果に僕の将来の何分の一かが掛かっています。卒論、書き始めました。

 この戦争が明日にでも終わり、日本の憲法第9条が世界の第9条になることを信じて。

読んでもらっていて嬉しいです

2003.03.25
親愛なる皆さん

 こんにちは。世界中に憎しみを生み出しているだけのこの戦争、本当に早く終わって欲しいです。

 まず、写真が重過ぎてご迷惑をかけてしまった皆さん、すいませんでした。それと、お金のことについて真摯な返事を送ってくださった皆さん、ありがとうございました。読んでいただいたからこその意見、暴走気味の自分を少し冷やすことが出来ました。

 年齢に関して、偶然なのか、必然だったのか、先週イギリス人の10歳上の友人からこういわれました。「僕がKOJIの年齢(37歳)のとき、既に家のローンを終えていたよ。正直言って、ローンもない代わりに家もない、何もない状況でどうして君がそんなに元気で居られるのか、友人として不安に思うよ」、と。彼が友人として率直に言ってくれたこの言葉に明確に反論できなかったし、というかする気はありませんでした。事実ですから。でも、今ならこう答えます。「100年生きるとしたら、まだ63年あるんだから」。年齢でそのときの可能性を限定するのは、それが社会のルールとはいえ、無意味だと思うんです。

 現在、本当に元気で、クラスメートからも友人からも「なんかあったの?」と聞かれますが、なんも善いことなんかないです。苦労ばかり。明後日は試験結果の発表だし。ただ、太陽がたくさんあることが嬉しくて。ヨーロッパの秋は本当に暗いですから。それとこの高揚感を以前にも感じたことを思い出しました。会社を辞めると決めた直後、「まだ次にやることがあるんだ、やったー、幸せだー」、と毎日思っていました。もしかしたら、また歯車を大きく動かすことになるのかな、なんて。大手町の後輩の皆さん、会社を辞めろ、とけしかけているわけじゃないですからね。

 戦争に関して、日本に関して。何でイラク大使館を閉鎖しろ、といわれて何も言えないんでしょう。仮に、カリフォルニア州にイラク大使館があったとして、アメリカ政府は州に同じことを言うでしょうか。言わないはず。いや、言えない筈。今や日本政府は、州以下の存在に成り果ててしまったようで、悲しいです。

 皆さんの周りに、一人くらいこんなことを言うのが居てもいいでしょう。今、辛いことも結構あるんですけど、皆さんにメールを読んでもらえて、返事を戴いて、且つこうして元気でいられて、本当に幸せだと思います。これからもがんがんメールを送るので、読んでください。

花が世界を救ったりするかも

2003.03.22
 こんにちは、ずーっと音信不通だった数人の方からメールを貰いました。嬉しい。「癒し」という気はありません。人間は自然とともに生きているんだ、と思いました。春が巡ってこなくなったら、悲しいですから。

 今日、ロンドンでは2回目の大規模な反戦集会があります。アメリカ同様イギリスも戦争支持率が急上昇しているそうです。が、イギリス人の最初の犠牲者が、米軍のヘリコプター事故ということに、この戦争を冷静に受け止めた人が増えているのではないかと思っています。

 閑話休題。現在、元同僚から情報を貰ったりして奨学金を調べているんですが、なんで条件が35歳未満なわけ。勉強して、勉強したがって居て、もしかしたら日本の将来を担うかも知れない(と本人は思っています)んだから出して欲しいな。皆さん、奨学金情報、お待ちしています。

 皆さん、お元気で。


キュー・ガーデンズの満開のクロッカスの写真を送ったはず。
Gardens    ↑Top

クロッカス

2003.03.22
親愛なる皆さん

 大多数の皆さん、おはようございます。連休明けの月曜日の早朝、たった一人で朝日を浴びながらオフィスに居るのは結構好きでした。

 戦争のこと、言いたいことはあるんですが、言葉にまとまらないです。ひとつ望むことは、将来、ブッシュが英雄として語られないこと。

 2週間前からアンケートの集計、データの分析をやり始めたんですが、これまたなんと言ったら善いんでしょう、つまづいてばかり。早く終わらせたいと焦る反面、データの分析の基本てそんなもんなんだ、と感心することも多く、日に日にスケジュールは詰まってきているですが、本当、今は心理学を勉強するのが楽しいです。成績に結びつくかどうかは別の話ですが。

 で、前期の試験の直後、教職員組合のストがあった影響で未だに試験結果が来ていないんですが、とうとう来週の水曜日に発表されるそうです。直後に「パスしました-」、というメールがお手元に届かなかったら、打ちひしがれているはずです。

 全然写真と関係なく。今日、東京から送ってもらったAERAで、アメックスの品物の返品サーヴィスの広告を見ていつか書こうと思っていた、習慣の違い。皆さん、買ったものの返品ってちょっと気が進まないでしょ?例えば、同じ物を買ってしまったとか。食品とは駄目ですが、イギリスって本、洋服、日用雑貨等の返品ってかなり日常茶飯事なんです。で、こちらに来て初めて返品をするよう頼まれたとき、もの凄くためらったんですが、拍子抜けするくらいあっという間。友人で東京在住のアメリカ人によれば、日本の返品を受け入れる低さのほうが突出しているとのことですが。今ではそれほど躊躇いませんが、やはりそんな状況のときは深呼吸をしないと。


最近(2007年)では、大手のデパートでは返品を受け付ける規則がかなり厳しくなってきています。

一人40万円のオペラ

2003.03.14
親愛なる皆さん

 おはようございます。3本目も、来ると思われた方、正解です。

 書き忘れたことが。掲載されたロイヤルオペラの「道化師」、実はもう一つ特別なことがあるんです。どうやら全ての会員に案内が送られたようですが、7月7日にロイヤル・オペラ基金への更なる寄付を募る為、特別ガラがあります。で、一番高い席は、寄付、ディナー、舞踏会への出席、かつお席の料金込みで最高額が一人、二千ポンド。更にボックス席(4席)は分割できないので八千ポンド、1ポンド200円換算で、なんと160万。皆さん、行きます?申し込み用紙はありますので、なんでしたら申し込んでみますが。

 面白い話など。もう終わったもんだと思っていた消防士のストライキが来週の木曜日にあります。約2週間前かな、その組合のヘッドがロンドンの超一流インドレストランで飲み食いした挙句約800ポンドの支払いを組合が支給しているクレジットカードで払ったんだそうです。その夜のサーヴィス・チャージは一般の消防士のシフト手当てより高かったとか。おかしい。ロンドンに来るまでは、組合って、清貧だと思っていたのに地下鉄の組合とこの消防士の組合のヘッドを見ていると、履き違えているとしか思えません。トヨタの副社長がイギリスの労働者のクォリティを批判してすぐに撤回したけど、彼の言ったことは正解だと思います。

 卒論は、まるでジェットコースターのようです。ある結果が出たら、それは「信頼性」が低いとか、「信頼性」をどうにか確保できたと思ったら、分析をいちからやり直しだとか、もう、自分のことながら、どうなるのか全く判りません。ある程度結果、というかおちはもう判っているんですが、それはまた夏の長いメールにとっておこうと思います。更にエッセイと「アルコール依存症」のセミナーの準備に追われている最近です。

 満開の桜の下で、紅しゃけのおにぎりをほおばりたいです。

趣味の話題

2003.03.13
親愛なる皆さん

 こんにちは、きな臭くなりつつある中、お健やかにお過ごしのことと思います。

 で、そんなきな臭い世界から少しの間離れるべく、趣味の話題を。先月「英国ニュースダイジェスト」に書いたロイヤル・バレエの新しい演出の「眠れる森の美女」を昨夜観てきました。主演は吉田都さんです。流石、1億4千万の予算をかけただけあって、ステージ、衣装が豪華の一言。ふんだんに金をかけたステージ、という感じでした。演出はロシア出身の往年のバレリーナ、マカロヴァによるもので、これがイギリスの批評家連中には気に召さなかったようで、「ふた昔前のキーロフ・バレエを観ているみたい」だとか、「バレリーナ出身者に演出は無理」などとけなしていました。でも、初日の大きな話題はなんといっても、ロイヤルの看板スター、ダーシー・バッセルが、怪我をおして出演、しかし、最後の重要な見せ場の直前で交代してしまった、ということですね。

 で、僕の印象は、こんな絢爛豪華な舞台を見れば、ひと時、世間のしがらみから離れられていいじゃない、というところです。吉田都さんは素晴らしく、古典バレエを志す方のお手本ですね。もう一つ強く印象に残ったのは、第1幕で踊った、ロイヤル・バレエ・スクールの子供達。「ビリー・エリオット」がヒットする前、バレエに興味を持つ男の子はいじめの対象になりやすかったそうです。今でもそんなに変わりないようですが、それでも、ロイヤル・バレエ・スクールを志望する男の子が増えているそうです。確か去年の秋、そんな男の子たちと家族を取り上げた特集記事があり、そこで紹介されていた、あるイギリス人家族に養子として引き取られたインドネシア出身の男の子が居たんです、昨夜。嬉しそうに踊っている彼の姿を見ていたら、なんとはなしに目頭がちょっと熱くなりました。歳の所為でしょう。

 最近のロイヤル・オペラ・ハウスは、内部のレストランの宣伝に一生懸命なようです。前日までにテーブルと飲食物を予約しておくと、幕間に必死になってテーブルを確保する必要もなく、場所によっては(内部に4箇所のレストラン・バー)バトラーが恭しくサーヴィスするそうです。今の僕には無縁ですが。

 2週間ほど前に、アンケートのめどがついたことは書き、昨日、漸く集計は終わりました。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。しかし、問題の「信頼性」を調べて居なかっただとか、次々に問題が降りかかり、終わるかどうかはまだ判りません。知らないことが沢山あるだけ、なんですけど。
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