LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2006年07月の記事一覧

料金設定の謎

2006.07.27
親愛なる皆さん

 おはようございます。本当に長い梅雨ですね。

 旅行好きな方は、もしかしたら既にご存知の話題かもしれませんが、イギリスの鉄道・飛行機の料金がいかにいいかげんに設定されているかを。

 この9月に、南仏在住の友人が、久しぶりにイギリスに来ることになりました。友人は70代後半の女性です。まぁ、お歳のこともあるのでもしかしたらこれが最後のイギリス訪問になるやも知れない、ということで、ロンドン滞在のほかに、グラスゴウに居る友人も訪問したい、と。フランスから電話して聞くのも大変なんで、インターネットでロンドンからグラスゴウの鉄道の値段を調べて欲しいと頼まれました。
 利用したのは以下のサイトです。
www.qjump.co.uk
 お歳のこともあって、可能ならファーストを使いたいとのことだったので、まずは日程と「往復切符」を指定してみました。出てきた結果は、一番安いファースト(キャンセル不可)が£296-、最高額は£328-(変更可能チケット)でした。これは高いな、と思いながら画面上段に目をやると、「この設定だと、往復ではなくて、片道として購入したら安いかも」、との表示が。
 ほんまかいなと思いつつ、クリックした結果。一番安い、「Value Advance 1st Single」という、片道£40は既に売り切れていたんですが、次の「GNER 1st Advance2(GNERは鉄道会社の名前)」、片道£48-は購入可能でした。友人に確認せずに、即購入しました。定価£328-が、£96-、その差日本円にして約5万円。友人にとってはラッキーでしたが、何だこの料金設定、と。
 このような特別チケットは、様々な要素で発売されないこともあると思います。週末であるとか、繁忙シーズンであるとか、利用日程よりひと月前など。数ヶ月前のイヴニング・スタンダード紙の報道では、路線によっては、50通り以上もの料金設定があるとのこと。でも、そんな煩雑な設定は誰の為なの、と思わずにはいられません。

 鉄道だけではないです。4月のイースター休暇に、この友人を訪ねました。フライト希望日の丁度32日前にブリティッシュ・エアウェイズのサイトでチケットの値段を調べたときのこと。まずは、当然ながら、エコノミーから。ロンドン・マルセイユ間は、ビジネス利用、旅行用と、共に利用度の高いルートです。幾らだろうな、と期待半分、不安半分で出てきた料金は、キャンセル不可のエコノミーで£390-でした。
 これは無理だ、と思って諦めかけたんですが、駄目もとでキャンセル不可のビジネスを調べてみたらなんと£98-。勿論、即購入。おかげで、ウェルカム・ドリンク、美味しくないとはいえ温かい食事と、至れり尽せりのサーヴィス。長距離の国際線ではこんなことないかもしれませんが、料金を設定するときの基準は、本当に存在するのか、不思議でなりません。

 今回の事に関して更に思ったのは、インターネットの恩恵にあずかれない人々の存在。友人は今更インターネットなんて、ということで使う気はないようですが、ネットにアクセスできない人、インターネットを利用することが不可能な状況にいる皆さんは、この不思議な格安料金の恩恵にあずかれないことでしょう。インターネットを好きなときに好きなだけ利用できる恵まれた人々(僕のことじゃないですよ)が、更に恩恵を享受できるというのは、21世紀の新たな社会格差ではないかとおもわざろう得ません。

 と言いつつ、何かの間違いで、BAの東京往復ファースト・クラスが何かの間違いで£500-にならないかと、毎日チェックを怠りません。
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昔勉強したことが役に立ちました

2006.07.11
親愛なる皆さん

 おはようございます。今日のロンドンは、ちょっと梅雨のようなうっとうしい天気でした。

 本日10日に、今も続けているチャコットのウェブ・マガジンの7月号がアップされました。今号は特に思い入れがあって。ほぼ20年前、大学でモラトリアム気分を存分に味わっていた時に、選んだのがウィリアム・ホガース。確か卒論を書くかどうか選べたから選択したという、とても後ろ向きな理由だったように記憶しています。
 まさか、その時に、今ロンドンに住んでいるなんて思いもしませんでしたが、このホガース研究がとても面白かったんです。その上、彼の絵は、今でもイギリスの新聞でよく取り上げられて、イギリスでの生活を理解するのに役立ちます。ホガースを選んだのは宿命だったのかな、と。H川教授、間違ったことは書いていないと思うんですが。

 昨年の今ごろは東京に戻っていたんだな、と思うと1年なんてあっという間です。

ヘンリー・ロイヤル・レガッタ

2006.07.06
親愛なる皆さん

 多くの皆さん、おはようございます。ウィンブルドンをご覧になっている方はご存知だと思いますが、昨日、火曜日からロンドンの天気は不安定。嵐、雷雨、快晴、雹(地域限定)、雨、晴れと、忙しい天気が続いています。

 僕の不確定な将来については、改めて。先週の木曜日、29日にオックスフォードシャーのHenley-on-Thamesで開催されていた「Henley Royal Regatta」に行って来ました。
 「行ってきました」と書くとチケット買えばいいんかい、と思われるかもしれませんが。ご存知無い方のために(僕も知りませんでしたけど)レガッタ・レースを観戦するメイン会場には、会員から招待されない限りは入れません。「誘われた」というより本当に「招待された」というほうが的確なほど、改めてイギリスには未だにクラス社会が生き続けているんだ、と思った一日でした。
http://www.hrr.co.uk/
 招待された経緯は複雑なので省きますが、招待された時に言われたのは厳格なドレス・コード。男性はブレザー/ジャケットに理想としてはホワイト、もしくはオフホワイトのズボン、ネクタイ、更に理想としては帽子。メイン会場にいる間は、余りに気温が高くなって、「男性は上着を脱いでもかまわない」という放送があるまで上着を脱ぐことは厳禁。女性は、パンタロンやズボンは駄目、更にスカートは膝上は駄目。でも、写真をご覧いただければ一目瞭然、この基本を守っていれば、あとは何でもありです。いくら派手好きな僕でも、あんな太い縦じまのジャケットを着る勇気はないです。
 会社やめて以来、ネクタイしたのって、ほんの3回くらい。しかもそんな所に着ていけるジャケットあったかな、と。観光客時代に買った、ギヴズ&ホークスのブレザーが見つかったので、買って10数年目にして初めて袖をとおしました。鏡で見た印象は、「サラリーマンには戻れないな」、と。

 当日は、パディントンから列車で。行きの列車の中では、既にシャンペンを飲み交わしている人々で溢れ、「川岸に座って、ボート・レース見て何が楽しいんだろ」、と思っていた気分も徐々に盛り上がり。
 あんなに多くの女性の帽子を見たのは初めて。しかも、会場内の行き届いたホスピタリティ、朝9時から夜7時まで、ランチとアフタヌーン・ティーの時間を除き、5分刻みで整然と進むレガッタ・レース。会場内では、携帯電話はメッセージの確認すら厳禁。ゲストが迂闊に携帯を耳に当てようものなら、即座に会場のそこここにいるクラブの要員がすっ飛んできて慇懃無礼にたしなめる。
 思わず「イギリスじゃないみたい」、と招待してくれた方に言ったら、彼曰く、「これが、イギリスのクラブの本来の姿。自分達が重んじるものを残すには、こういった組織が必要なんだ。君が言っている意味もわかるけどね。こんなに何もかもオーガナイズされた催しって、ほかでは観ることが少なくなっているとは僕も思うよ」。

http://www.leander.co.uk/
 ちなみに、招待してくれた方は、このクラブの会員でも。彼曰く、自分は上流階級とかではない。単に、レガッタが好きなんだそう。双方のクラブの会員になるには、現在の所、2,3年待ちだそうです。それと、伝統あるクラブといっても、企業からの寄付は無視できない。ということで、寄付した企業が彼らの顧客を接待する為の会場も設置してありました、がそこはイギリス、そのテントは、川岸を挟んで反対側、つまりクラブの会員の為のメイン会場からは完全に切り離す、という強かさ。
 それと、このクラブ・ハウスで頂いたヴィクトリア・スポンジはロンドンに来て6年にして初めて、「ホール丸ごと食べたいーー」、との衝動に駆られたほどの柔らかさ、新鮮さでした。
 「何も持ってこなくていいから」、と言われましたけど「はい、そうですか」、とは矢張り礼を重んじる日本人としては、許されません。シャンペンの一本くらいはと。それで思ったんですが、ピクニックって、僕のような下々のやることじゃないな、と。準備して、楽しい一日を過ごして、家に帰ってから片づけするなんてやですもん。執事とメイドがいてこそ、イギリスでのピクニックは成立するのではないかと思います。それと、太陽の下で飲むシャンペンは、やみつきになりそうです(勿論、実現不可能です)。
 ということで写真です。
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157594188329701/

 今日のガーディアン紙に載っていましたが、アフタヌーン・ティーがブームだそうで。軒並み有名なホテルでのティーは数ヶ月先まで予約で一杯になりつつあるそうです。ロンドンに来られる予定の方、予約、代行します。
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