LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2010年08月の記事一覧

How can we restore this?

2010.08.23
From, the Guardian's [Eyewitness].


A Greenpeace aerial survey reveals an area of deforestation in Sumatra stripped for pulp and palm oil plantations and logging


When this photo caught me, I just thought that it would be an X-ray photo of lung cancer. Then, when I could figure out what it showed, I was really surprised to know how much we have ruined the planet.

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知らないままでいたであろうこと:音楽、癌、人

2010.08.20
いつも読んでいるロッキング・オン社のサイト、「RO69」のニュースで「QUATTRO」と言うなの日本のバンドからメンバーが脱退したニュースを読んだ。このバンドのことなど何も知らなかった。これから先、知ろうとする機会があるのかどうか、わからない。

 同じサイトで、くるり主催の音楽イヴェントのニュースを読んだ。確か昨年は矢野顕子や石川さゆりが出演して、そのライヴ報告がとても面白かった。

 今年のイヴェントにでる二階堂和美とか言う女性歌手のサイトで、福岡のガールズ・バンド、ガロリンズの藤井よしえさんという人が癌にかかっていると言う日記を見つけた。タイトルが「生き仏」と普段なら引いてしまう表現だったのだけど、自分でもどうして読もうと思ったのかよくわからないまま藤井さんの日記を読んでみた。

 藤井さんの日記を読んで現実的なことで最も驚くのは、がん治療にかかわる費用が高額なこと。彼女はさまざまな方法を模索している。それが正しいのかどうかは誰にも判らないし、僕が判断することはできない。

 しかしながら、ざっと読んでみての心のそこからの感想は、「かかわらない、かかわらない」と言う、拒否感と言うより自分のことでは「ない」と言う感覚。そのことで自分を嫌悪すると言う気持ちはない。

 幾つかの偶然と、自分の意思が組み合わさった結果、知ってしまったこと。ずっと知らないままでいたであろうこと。ここに書いてしまったことですでに、幾人かの人々には不快な思いをさせているのかもしれない。

 すべてを知ることはできない。結果として知ってしまったことは、自分にとってどのような意味が、意思があるのか。

Internet has massively changed our lives. I sometimes wonder how and when I should draw clear lines between myself and others.

ケンジントン&チェルシー・メンタル・ヘルス・スキーム

2010.08.19
ごく偶に、「イギリスの地域コミュニティでのヴォランティアの募集はどうやれば知ることができるのですか?」、と尋ねられる。書こうかなと思っていることだけど、きちんとした情報を書きたいので、もうしばらく。

 今週月曜日、16日のイヴンニング・スタンダード紙に「Kensington and Chelsea Mental Health Befriending Scheme」がヴォランティアを募集している広告が掲載されていた。

Wanted: Mental Health Volunteer Befrienders and Mentors

Can you offer two hours per week over ten months to support someone with mental health issues, by having a chat or doing activities together?

If you want to volunteer, you need to be over 18 years old and a good listener.

You do not need to any prior knowledge of mental health issues. We provide you with free training, regular support, expenses, useful experiences and references.

Please contact The Kensington and Chelsea Mental Health Befriending Scheme on 020 7938 8295 or via ssbefriendingscheme@rbkc.gov.uk


 僕がこのヴォランティア活動に参加していたのはかなり前のことだから担当者や活動の方針には変化があると思う。僕自身のことに限れば、とても役に立つ経験だった。自分の価値基準を見直すことにもつながったし。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-238.html

 申し込めば誰でも受け入れられることでは「ない」、ということはお忘れなきように。また、募集内容にも書いてあるように、トレイニングが終了してから10ヶ月は活動することが必須なので、少なくとも2011年の晩秋までロンドンにいられることができないのであれば、応募することは先方への迷惑になると思います。

失われたカエルを求めて(写真あり)

2010.08.12
現在地球上に棲息が確認されているカエルのうち、約3分の一の種が絶滅に瀕している状況を受けて、世界のカエル研究家(厳密にはなんて訳せばいいのかわかりません)たちが、20世紀のうちに絶滅していることはほぼ事実かもしれないけど、万が一見たことがある人は知らせて欲しいと言うアピールを発表したとのこと。

Search launched for 'lost' amphibians
http://www.guardian.co.uk/environment/2010/aug/09/lost-amphibians-frogs-toads-search?intcmp=239

Rarest of the rarest: top 10 lost amphibians
http://www.guardian.co.uk/environment/gallery/2010/aug/09/wildlife-conservation?intcmp=239

 リストに上げられているカエルたちは、すべて興味深い。その中で、とりわけ目を奪われたのがこれ。

Rheobatrachus-vitellinus-002.jpg
(A Gastric brooding frog mother with cub, Rheobatrachus vitellinus, last seen in 1985 in Australia)

 自分がカエルが好きなんだ、と言うことを自覚するずっと前にどこかで一度だけ写真を見て以来、このイメイジがずっと頭の片隅に残っていたカエル。最後に目撃されたのは、四半世紀前の1985年。絶滅してしまっているのだろうけど、動く姿を観てみたい。



 このリストがこれ以上長くならないようにすることは、人類が取り組むべき最重要課題。

微笑んでいる日本人は、幸せであるとは限らない

2010.08.11
イギリス観光当局によると、日本人に接するときに決して忘れてはいけないことは、

a smiling Japanese person is not necessarily happy


VisitBritain tells Londoners how to welcome visitors to 2012 Olympics
http://www.guardian.co.uk/uk/2010/aug/11/visitbritain-foreign-visitors-2012-olympics

How not to offend a foreigner … apparently
http://www.guardian.co.uk/uk/video/2010/aug/11/visitbritain-advice-tourists?intcmp=239

 最初にこの記事を見つけたときは、「2012年のロンドン・オリンピックを控えて、外国人への傲慢な態度は改めましょう」と言う、イギリス人にも殊勝な気分が残っていたのか、とちょっと見直した。が、帰宅して読んでみて、まず最初の一行に、脱力。更に、ヴィデオの冒頭でもっと脱力。

 イギリス人って、日本人をそんなに、まるで世界一の不幸な人種としてしか見ていなかったのか?

 カナダ人へのタブーとか、インド人にしてはいけないことなど面白いと思うこともあるけど、こんな薄っぺらな情報が、なんの役に立つのだろうか。各国の異論・反論があれば知りたいものだ。特に、日本政府は外交レヴェルで、正式に抗議してもいいんじゃないかと思う。

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この星を覆う、苦しみ

2010.08.10
8月10日のデイリィ・テレグラフ紙に掲載されたカトゥーン。

GARL1008_1693969a.jpg

洪水
Pakistan floods: 'We are now in God's hands'
http://www.guardian.co.uk/world/2010/aug/09/pakistan-floods-displaced-villagers-sukkur

戦争
Taliban campaign causing surge in civilian deaths
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/afghanistan/7936390/Taliban-campaign-causing-surge-in-civilian-deaths.html

飢饉
Niger's markets are full yet famine shadows the dusty roads
http://www.guardian.co.uk/world/2010/aug/01/niger-famine-food-crisis

 生きていられることのほうがありえないことなのかもしれない。叡智はまだ手遅れでないことを願うことしかできない。


 死が馬にまたがっている理由は、こちらにいただいたコメントからわかります。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1007.html


早朝のロンドンを自転車で駆け抜ける

2010.08.06
現在、ウェスト・エンドの西よりにある友人宅でハウス・シッティング中。そして、自転車がある。と言うことで、今朝、起きてみたら寒いけどいい天気だったので、「ボリスの自転車(メディアではすでにロンドンのレンタル自転車は彼のものと言う感じで表現されている)」で、早朝のロンドンをサイクリング。

 6時半では早朝とはいえないだろうけど、マリルボーン界隈の道路はいまだにほぼ無人。走っている自動車の数もわずか。ハーリィ・ストリートオックスフォード・ストリート方面に向けて、全速力で走りぬける。麻のポロ・シャツでは本当に寒いくらいだったけど、次第に体が温まり、また、ビルの隙間から時折差し込む朝日の暖かさで五感がどんどん目覚めてくる。

 これならと思って、オックスフォード・ストリートに出てみる。すでにバスは走り始めているけど、タクシーやサイクリストの数はまだ多くない。念願の、オックスフォード・ストリート・サイクリングを試す。ジョン・ルイスを、セルフリッジズの前を自転車で走りぬけるときの新鮮な気分。

 更に欲を出して、ボンド・ストリートに戻ってみると、目前に広がる通りには誰もいない。昼間は観光客、タクシー、車、そしてバイク便で喧騒に包まれるボンド・ストリートには朝の静寂がまだ残っている。両脇に並ぶブランド店の前をわき目も降らず走り抜け、ブラウンズ・ホテルクラリッジズの前を走って戻る。

 一日が始まる前のロンドン中心地がこれほど静かだとは全く知らなかった。昼間、そして夜、ロンドンが発するあの膨大なエネルギーはどこから来るのだろうか。

 オックスフォード・ストリートを走ってみて、ロンドンは自転車向きの街ではないことを改めて実感した。道路に開いているくぼみの数があまりに多くて、安全からは程遠い。自転車が、僕にとってロンドン内での移動手段になるかどうかはわからない。
 でも、ロンドン新発見・再発見の手段としては素晴らしい。夏が終わる前に、もう少し早い時間の朝のロンドンを走りぬけてみよう。休息を取ったロンドンがどのように動き始めるのかをもっと体感したいから。


(自転車専用道路。http://www.tfl.gov.uk/roadusers/cycling/15832.aspx

髪、綺麗ですね:何気ない一言が引き出すドラマ

2010.08.04
月曜日、一日を始まる前に水を購入しておかねばと思い、ある地下鉄駅に隣接するマークスの食品売り場へ行った。スパークリングのボトルを手にレジ(イギリスでは、tillと書かれてあるのが普通)に行くと、40代後半くらいに見える黒人女性がてきぱきと客をこなしていた。
 ふと、彼女の髪を見ると、失礼な言い方なのは承知のうえで、月曜日の朝一とは思えないほど見事に整えられていた。で、挨拶の代わりに、というかいつも言っているからこのときも何かが起きるなんてことを考えることもなく、

Beautiful hairstyle

と、声をかけた。そしたら女性は驚いたように、僕がレジに並んでいることを初めて認識したかのように僕の顔を見て、

Sir, thank you very much! I have been having emotionally difficult moments in my life. How do you know that?

と言って、握手を求めてきた。演技かと思ったけど、あの急に潤んだ目が演技だったら、彼女は大女優だろう。

 日本のスーパーのレジで、「あなたの髪、とても綺麗ですね」なんていった日には、すぐさま危ない人扱いされてしまうだろうけど、ロンドンでは普通に言える。何かを期待しているのではなく、挨拶代わり、それに誉められれたら大体は嬉しそうに、「Thank you」で終わるのが普通。ま、潤滑油みたいなもの。

 それが髪型を誉めたら、「今、私の人生で難しいことが起きているんです。そんなときに、髪型を見てくれる人がいて、更に誉めてくれるなんて」、というリアクションはさすがに予想外。でも、面白い。何気ない一言が、他者の深いところに一気に届く。これが、ロンドンと言うなんとも妙な都市で暮らしたいと思う理由のひとつかもしれない。

その後の貸し自転車制度

2010.08.04
BorisBicycle.jpg
(ロンドン市長、ボリス・ジョンソン氏。この人の功績、この自転車制度のほかに何があるのだろうか?)

7月30日に始まったロンドンのレンタル自転車制度、バークレイズ・サイクル・ハイヤァhttp://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1242.html)は、概ね好評のようです。週明けの報道によると、週末にかけて所在がわからなくなった自転車の数はわずか3台。大方の予想通り、というかこのような大規模のシステムのカット・オフでは仕方ないのかもしれないですが(会社員時代に、何度カット・オフで振り回されたことか)、課金システムではかなり誤請求、超過課金が見られたそうです。これは、利用者のほうも気をつけないことがあります。自転車を戻すときに、ドッキング・スタンドにきちんと戻すと緑のランプが点灯します。もしきちんと戻さないと、赤いランプが点灯して、係員がこのことに気づいて再度戻すまでは「利用中」という扱いになってしまい、利用料金が課金される、ということがかなりあったそうです。今はそれほど日本人の利用者はいないと思われますが、自転車を戻すときは、きちんと緑のランプが点灯したことを確認するのが肝要です。

 次第に無くなっていくのだとは思いますが、僕がいらいらさせらるのは、アクセス・キィが場所によっては全く作動しないこと。すでに幾つかのドッキング・プレイスで自転車を借りています。住んでいるところから歩いて1分のところにあるドッキングでは、戻すことはできても、借り出せなくて。今のところ、帰宅のときに利用しているのでいいのですが、このアクセスの不安定さは早く解消されて欲しいです。それと、前回書き忘れましたが、ドッキング・ポイントの9割以上はゾーン1内。言い換えると、中心部での利用に限定されています。また、人力です。電動ではないです。
 どうして中心地に限定されているかというと、この制度の主目的が観光ではないということなのではないかと考えます。交通渋滞が日常化しているロンドン中心地で、短い距離の移動に自転車を使う人が増えることで、交通量が若干減ることを期待しているのではないかなと考えます。だからこそ、地域によっては数百メートルないに、いくつものドッキング・プレイスがあります。

londonBicycle.jpg
(ホテル街や、ショッピング・エリアにあまりアクセス・ポイントがないのは当然という気がする)

この利用ポイントが多いことはかなり注目を集めているようで、すでに自転車を通勤に利用している人々も、夜に飲み会や飲酒を伴う食事の予定があるときには、自分の自転車を使わないで、このレンタル自転車を利用してみたいという意見もあるようです。大きなもの(他にはたとえば車とか)を個々人が所有しないでシェアするというシステムは、大きな流れになっていくのではないかと偶に考えています。

 30日から乗り始めて、時間と気分の余裕があるときには、新しいルートを走るようにしています。が、やはり交通量の多い通りは怖いです。この制度にあわせてでしょうけど、ロンドン市内の主要道路では、自転車用のサインが整備され始めていますが、ゾーン1内でも、その整備が終わるのまだずっと先のことのように感じます。
 それと、自転車で移動しているときの敵は、バスや車だけではないです。他のサイクリスト。とりわけ、セミ・プロのサイクリストを自認しているであろう皆さんの倣岸なこと。先日、リージェンツ・パークの外環道路をのんびりこいでいたとき、後ろから近づいてくる車の走行音は割りと早くに気づいて追い越される準備は余裕を持ってできたのですが、ものすごい速さで走ってくる自転車の音は、耳がその音を拾ったときにはすでにすぐ背後まで迫っています。で、彼らはスピードを落とすどころか、「ちんたら走ってるなよ。邪魔だよ、どけよ」ってな感じで煽るように追い越していくんです。先頭で信号待ちをしていたとき、振り向いたら後ろにずらっとサイクリストたちが並んでいたときには、間違ってツール・ド・フランスのスタート・ラインに迷い込んでしまったようなプレッシャーを感じてしまいました。
 それと、ロンドナーの意地悪いこと。月曜日に、バレエを観た帰り、再び途中駅で下車して自転車で帰宅したときのこと。坂とはいえないゆるい上りををえっちらこいでいたときに、後ろから来た車の助手席から普通の人だったら魂消るであろう大声で脅かされ(全く驚きませんでしたけど)、公共住宅(要するに、団地)にはさまれた通りを走っていたら、目の前にオレンジが凄い勢いで飛んできたり。住んでいる地域が悪い、とも言えますが。

 でも、なんのかんの言いつつも、ロンドンの町並みを自転車から観るのは楽しいです。歩きだけでは行かなかったようなエリアにまで割りと気軽に行ける簡便さは、すでに手放せないです。システムの不安定さがいつ解消されるか、またより多くの人が使い始めるであろう今月下旬(または9月上旬)には、新しい問題がでてくることもあると思いますが、この制度は生き残って欲しいです。

On your bike, Boris: Mayor warns of 'teething problems' as he launches London cycle hire scheme
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1298905/London-mayor-Boris-Johnson-launches-Barclays-cycle-hire-scheme.html

この制度を紹介するYouTube
http://www.youtube.com/user/BarclaysCycle


 閑話休題。火事で休業に追い込まれたロンドンを代表するフィッシュ・アンド・チップス・レストランの「SEASHELL」が、営業を再開しました。テイク・アウェイはすでに始まっていましたが、レストランも今週の月曜日、8月2日から再び営業を始めたそうです。安いとは決して言えませんが、旅の思い出にはなるかな、と。

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