LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2011年05月の記事一覧

7月のバービカンはジブリ月間

2011.05.31
アリエッティ」の初回はすでに売り切れているけど、今日バービカンから届いた7月の予定によると、バービカン・シネマでは7月にスタジオ・ジブリの作品を一挙に上映する。

http://www.barbican.org.uk/film

Arrietty (U*)
7pm / Special Screening
6 July 2011
Cinema 1
 この回はすでに完売。

Directed by veteran Studio Ghibli animator Hiromasa Yonebayashi and scripted by the master Hayao Miyazaki, this new adaptation of the classic children's novel The Borrowers is exquisitely detailed and utterly enchanting.

Miniature Arrietty and her family live under the floorboards of an ordinary house in the Toyko suburbs 'borrowing' everything they need from their human landlords, until a chance encounter threatens disastrous consequences.



Laputa: Castle in the Sky (PG)
6pm / Introduced by anime expert Helen McCarthy
7 July 2011
Cinema 1


Two children set off on a hazardous hunt for the legendary flying castle Laputa, but a gang of pirates and a sinister government agent are also chasing the airborne treasure. A rollercoaster adventure in a 19th century fantasy world, with spectacular aerial battles scenes which never obscure the film's essential innocence.

Miyazaki’s lush animation provides action and emotional integrity and is a flawless anime masterclass. 
Japan 1986 Dir. Hayao Miyazaki 124 min.
In Japanese with English subtitles.



FFC: Arrietty (U)
11am Film
9 July 2011
Cinema 1
 「FFC」がついているのは家族向けのスロット。大人だけでは入場できない規則らしい。


Nausicaa of the Valley of the Wind (PG)
2pm
Saturday 09 July 2011 at 14:00
Cinema One

A mesmerising blend of fantasy and science-fiction set centuries in the future, in a world almost swallowed by a polluted forest full of giant insects. Miyazaki's titular character is a courageous girl whose peaceful country is caught up in a conflict between greater powers.

Misuse of technology threatens man and nature in this story based on Miyazaki's epic-length graphic novel.


Princess Mononoke (PG)
4pm
10 July 2011
Cinema 1

In Miyazaki's thematic sequel to Nausicaä, a young warrior under a demon’s curse discovers a forest where animal gods, led by their champion San - the Princess of the title - fight a losing battle with human invaders.

Echoing John Ford westerns as much as Kurosawa with its samurai swordfights and climactic showdown this is a haunting and moving allegory for the attack of technology on nature in modern Japan.

1997 Dir. Hayao Miyazaki 133 min.
In Japanese with English subtitles


 ほかに「魔女の宅急便」、「千と千尋の神隠し」、「紅の豚」、「となりのトトロ」、「蛍の墓」などが上映される。「ラピュタ」を観にいけないのがとても残念。

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ナショナル・ギャラリィ:An American Experiment

2011.05.30
BigDory.jpg
George Bellows, the Big Dory、画像はすべてネットから集めた)

3月3日からナショナル・ギャラリィで始まっていた「An American Experiment」という展示を、終了日前日の5月29日にやっと観にいくことができた。展示の中心だったジョージ・ベロウズと彼が属していたAshcan Paintersについてはこの展示の前までは全く知らなかったので、説明についてはナショナルの解説をそのまま転載。

With 12 paintings never before seen in the UK, this exhibition introduces visitors to the American artist George Bellows and his artist friends, the Ashcan Painters: William Glackens, George Luks, John Sloan and their teacher Robert Henri.

The Ashcan School was formed at the beginning of the 20th century. American painters, principally in New York City and Philadelphia, began to develop a uniquely American view on the beauty, violence and velocity of the modern world.

George Bellows

'An American Experiment' contains seven paintings by the most prominent member of the group, George Bellows. He is largely known as a painter of urban scenes. The exhibition includes ‘Excavation at Night’, one of a series of images Bellows made of the building work at the site of Pennsylvania Station.

However, Bellows and his contemporaries also enjoyed painting landscapes away from the metropolis. ‘The Palisades’, 1909 shows his engagement with the natural world as its main subject. It also reveals Bellows as a master of snow, alongside his work in ‘Blue Snow, The Battery’.

Later works such as the ‘Big Dory’, 1913 see him absorbing avant-garde influences from Europe and anticipating the Art Deco style.

About the Ashcan Painters

The Ashcan painters were part of a widespread interest in the quality of life in modern cities during the early 20th century. Along with British artists like Walter Sickert, they represent a strong analysis of their contemporary urban experience while owing much to Old Masters such as Velázquez and Manet.


 この展示を観たいと思った最大の理由は、宣伝に使われたベロウズの「The Big Dory」に惹きつけられたから。誰が描いた絵だかも知らずに、でも20世紀初頭のアメリカ人画家による具象にもかかわらず何とはなしにキュビズム的な香りを感じた。ここら辺は知識不足でなんとも言えないけど、実際に見た「Big Dory」は静かに沁みこんできた。
 もう一つ、この絵に惹きつけられた理由がある。何度か書いているけど、イギリスのパンク・シーンで最も好きな表現者、ロバート・ワイアットが歌った「Shipbuilding」。

Shipbuilding.jpg

 歌も、声も、そしてこのジャケットが大好きで「Big Dory」を新聞紙上で見てからずっとこの歌を口ずさんでいる。そしたら、今回は展示されていなかったけど、ベロウズは下の絵を描いている。


Builders of ships

 ベロウズの絵を見ていると、「わずか100年前のアメリカって、こんなだったのか」と思わずにはいられなかった。20世紀後半から最近にかけてのアメリカという国には全く興味ないけど、20世紀初頭のアメリカ文化はとても芳醇だったのではないかと感じた。

blue-snow-battery-by-george-bellows.jpg
 これもベロウズの作品。画像では実物が描いていた雪の影の色合いがもたらす衝撃が伝わらないけど、晴れた日の雪の影をあれほど鮮烈に描いた絵ってそんなにないと思う。

henri_joe.jpg
 これは、ベロウズの師匠にあたる人が、ヨーロッパから戻った直後に創作したらしい。少年の表情、シャツを浮き上がらせている描き方に、なんとなくセザンヌの影響を感じるのだけど。

 今日、30日までの展示なのでいまさらだけど、お勧めです。

レッド・カーペット・キャット

2011.05.29
コースワークを仕上げることだけのために生き抜いている現在、息抜きは大家の猫の写真撮影。

Red Carpet Cat
 やっとこんな至近距離を撮らせてくれるまでに。

Tea Cat
 Butler! Where is my tea?

Red Worrier Cat
 自分の技術が至らないことは判っているけど、どうしてこんな妙な写真になってしまうのか。

シルヴィ・ギエム オン・ステージ2011 in Japan

2011.05.27
シルヴィ・ギエム オン・ステージ2011
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-339.html


 待望の今秋開催される「シルヴィ・ギエム オン・ステージ2011」の概要が決定いたしました。

Aプロでは、ギエムが演技者として名声を獲得した2つの愛の名作、アシュトン振付の珠玉の一幕バレエ「田園の出来事」と「マノン」(パ・ド・ドゥ)を上演。
Bプロでは、2人の巨匠振付家との話題の最新作、マッツ・エック振付のソロ「アジュー」と7月にロンドンで初演されるウィリアム・フォーサイス振付の新作パ・ド・ドゥを披露します。
シルヴィ・ギエムの過去、現在、未来をご覧いただける魅力のプログラムです。

そして、今回の「シルヴィ・ギエム オン・ステージ2011」は、東日本大震災の悲報に接したシルヴィ・ギエムの強い意向のもと、全国各地の主催者の理解を得て、「HOPE JAPAN TOUR」と銘打ち、オリジナル・チャリティ・グッズの販売等を通した義援金の募金活動を行うことが決定いたしました。
東京ではツアーに先駆け、別途チャリティ・ガラを開催する予定です。ガラ公演では、ギエム自身の出演料を含め、収益の多くを義援金として被災地に届けます。現在参加アーティスト・演目の調整を行っており、詳細は追って発表いたします。

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HOPE JAPAN、それは私自身の意思なのです

3月11日以降の日本の状況を考えて、この東京と全国での公演では何か通常のシルヴィ・ギエムツアー以上のことが何かできるのではないかと思いました。
日本は大変困難な時に直面しています。私はあなた方の国を何度も訪れ、本当にたくさんの場所で踊りました。そして日本の人々とNBSに、こんなに長い間私が与えられてきたものの、一部をお返ししたいのです。私は日本と、日本の人々を本当に長い間愛してきましたし、今や私自身を少し日本人の一員のように感じており、この恐ろしい出来事に大変心を痛め、悲しんでいます。人間としてしなくてはいけない、という義務感を超えて、これは私の個人的な意思なのです。

シルヴィ・ギエム




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バレエ界の女王ギエムがいま、日本を愛と感動で満たす!
Aプロ〈愛の物語〉
─ Sylvie Guillem On Stage A < HISTOIRES D'AMOURS >

【公演日程】
10月22日(土) 3:00p.m.
10月23日(日) 3:00p.m. 
10月25日(火) 6:30p.m. 
10月26日(水) 6:30p.m. 

【プログラム&出演者】
フレデリック・アシュトン振付
「田園の出来事」
音楽:フレデリック・ショパン

出演:
ナターリヤ:シルヴィ・ギエム
ベリヤエフ:マッシモ・ムッル
ラキティン:後藤晴雄
ヴェラ:小出領子
コーリャ:松下裕次
カーチャ:奈良春夏
マトヴェイ:永田雄大


ケネス・マクミラン振付
「マノン」よりパ・ド・ドゥ
音楽:ジュール・マスネ

出演:シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル


セルジュ・リファール振付
「白の組曲」
音楽:エドゥアール・ラロ

出演:
テーム・ヴァリエ:奈良春夏/田中裕子、木村和夫、後藤晴雄/柄本弾
セレナード/フルート:小出領子/西村真由美
プレスト:佐伯知香/岸本夏未
シガレット:吉岡美佳/田中結子
マズルカ:木村和夫/後藤晴雄
アダージュ:上野水香、柄本弾

他、1演目を予定

【指揮】ベンジャミン・ポープ 

【演奏】東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


バレエ界の女王ギエムがいま、希望を掲げて日本で舞う!
Bプロ 〈エック/フォーサイス/キリアン〉
─ Sylvie Guillem On Stage B 〈Ek/Forsythe/Klián〉

【公演日程】
10月29日(土) 3:00p.m.
10月30日(日) 3:00p.m. 

【プログラム&出演】
マッツ・エック振付
「アジュー」★
音楽:ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン  ピアノ・ソナタ第32番作品111アリエッタ

出演:シルヴィ・ギエム


ウィリアム・フォーサイス新作パ・ド・ドゥ★

出演:シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル


モーリス・ベジャール振付
「春の祭典」
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

出演:東京バレエ団(配役未定) 


イリ・キリアン振付
「パーフェクト・コンセプション」
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ、ジョン・ケージ、レスリー・スタック

出演:
井脇幸江/田中結子、吉岡美佳/川島麻実子
高橋竜太/松下裕次、長瀬直義/宮本祐宜

※演奏はすべて特別録音によるテープを使用します。



【会場】東京文化会館

【入場料(税込)】
S=¥18,000 A=¥16,000 B=¥14,000 C=¥10,000 D=¥8,000 E=¥6,000
※未就学児童のご入場はお断りします。

【前売開始日:】7月2日(土)10:00a.m.より

【NBS WEBチケット先行抽選予約】6/14(火)10:00~6/24(金)18:00



【全国公演】
11/3(木・祝)愛知県芸術劇場 TEL:052-241-8118
11/5(土)兵庫県立芸術文化センター TEL:0798-68-0255
11/9(水)倉敷市民会館 TEL:086-225-7300
11/11(金)広島市文化交流会館 TEL:082-253-1010
11/13(日)福岡サンパレス TEL:092-852-6606


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※デザイナー田賢三氏によるHOPE JAPANのイメージロゴ及びイメージヴィジュアルは、ご本人の許可のもと、本ツアーの告知に使用させていただいております。


★ works from "6000 miles away," a Sadler's Wells / Sylvie Guillem Produciton

精神医療に関する資料:日本とイギリスの違い

2011.05.22
現在、ため息つきつつイギリスの精神医療に関係する資料を読んでいる。専門資料というより、「啓蒙」資料と表したほうがいいかもしれない。その読む疲れを発散させるために、どれだけの人の役に立つのかなんてことは考えないで、ご紹介。日本からだと、興味があってもその存在すら判らない資料もあるかもしれないし。政策の「質」の違いということではなく、取り組む政策の「内容」に違いがあるという点から、まず、厚生労働省のサイトにある資料を。

精神保健医療福祉の更なる改革に向けて
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/09/dl/s0924-2a.pdf

 大まかな流れでは、イギリスの保健省が発表しているものと大きな差はないのかもしれない。ただし、一つだけ、欠落がある。それは心理カウンセリングへの国としての取り組み。

Talking therapies: A four-year plan of action
http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/documents/digitalasset/dh_123985.pdf

 これは、2007年から始まった、Improving Access to Psychological Therapies (IAPT)という心理カウンセリングを第一医療現場でもっと活用するというプロジェクトの、2010年から4年間の取り組みをまとめたもの。
 CBTに偏っているという点、医療現場のあり方の違いという点はあるにしても、国を挙げて医療現場での心理カウンセリングへのアクセスともっと増やす取り組みは日本の文書からは見出せない。IAPTについては検索すれば沢山文書が見つかるはずなので、興味をもたれた方はご自分でどうぞ。ひとつ、このIATP取り組みのきっかけの一つになった、レポートだけ。

The Depression Report
http://cep.lse.ac.uk/textonly/research/mentalhealth/DEPRESSION_REPORT_LAYARD2.pdf

 これは先日、日本人の心理学者のとんでもないリサーチで名が出てしまったLSEレイヤードさんが、精神医療現場を改革してうつ病にかかる人を減らせば、国家予算がこれだけ助かるという経済的見地からのレポート。今でもかなり影響力のあるレポート。

 現連立政権が発表した精神医療についての政策は以下の二つで。

No Health without Mental Health
http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/documents/digitalasset/dh_124058.pdf

http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/documents/digitalasset/dh_124057.pdf

 僕には、構成が読みにくいことこの上ないけど、予想に反して使われている英語はかなり平易。英語の長文を読みなれていれば、かなりさくさく読めるはず。日本の新しい政策はいつ出るのだろう。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1002.html

 僕個人にとって、画期的だった資料はこれ。

The management of patients with physical and psychological problems in primary care: a practical guide
http://www.rcpsych.ac.uk/files/pdfversion/cr152.pdf

 これも、病名の英語表記にはひるむけど、明瞭な英語で書かれている。内容は、実際の医療行為についてではなく、イギリスにおける第一医療現場であるGPにおいて、これまで積極的に取り組んでこられなかった、もしくはどのように取り組むべきが指針がなかった、精神医療に関する姿勢を向上させるためのガイド。画期的だと思ったのは内容についてではなくて、一般人に過ぎない僕がこのような資料を自宅のPCでたやすくダウンロードできたこと。日本で同様の資料があったとして、一般人が簡単にアクセスできるのだろうか。

 文化やこれまでの取り組みが違うのだから、日本とイギリスがどう違うのかをすぐに論じることは難しいだろう。ただ、最近イギリスで、というかイギリスが結果として巻き込まれしまった、精神疾患の患者によって引き起こされた悲しい事件があったばかり。

Tenerife beheading suspect had been treated in UK and released
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/may/19/tenerife-beheading-suspect-treated-uk

 このような事件を完全になくすことは、おそらく不可能だろう。でも、その確率を減らすために国として精神医療の現場をどのように向上させ、どのような結果が見込めるかを国民に知らせようとする意思は感じられるかな。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1374.html

Anglo-EU Translation Guide:イギリス人の表と裏

2011.05.19
アメリカ人の友人が、今朝、送ってきたもの。朝から大笑い。

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 貼り付けただけでは芸がないので、僕個人の感想をいくつか。

That's not bad
 友人といっていいのかどうか。どんなに素晴らしい天気、雲ひとつない青空が広がり爽快な空気に満ちていても、「not too bad」という知人がいる。あるとき、あまりにも嫌になってしまったので、「Can you not say something positive? Can't you simply say, "Good!"?といったら、とても気まずそうに"I feel good"。

By the way
 先日のDr Dorothy Roweのレクチャア(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1373.html)で、彼女が言ったこと。

 「一通り診察が終わり、患者が席を立ち扉に手をかけたところで徐に振り返り"By the way"と切り出したところから本当の診察が始まる」。

I'm sure it's my fault
チャートにあるように、もちろん自分の失敗とは思っていない。さらにもう一つ意味がある。それは、例えば誰かに何事かを頼み事が上手くいかなかったときに、「It was my fault that I expected you to do it」。つまり、「君ができると信じたのが僕の失敗だよ」ということ。

 最後の二つなんて、腹のそこから大笑い。でも、一つ気づく。イギリス人の「本音」と「建前」、なんとも日本の状況にそっくりだと思う。

イングリッシュ・ナショナル・オペラ 2011/12

2011.05.18
情報掲示板。今日のガーディアンに、イングリッシュ・ナショナル・オペラhttp://www.eno.org/home.php)の来シーズンの公演情報が掲載されていた。

ENO to stage opera about 1985 hijacking of cruise ship Achille Lauro
http://www.guardian.co.uk/music/2011/may/17/the-death-of-klinghoffer-eno-opera

 2013年は、ヴァクナーとヴェルディだけでなくベンジャミン・ブリテンの記念の年でもあるとか英語でもいいから「薔薇の騎士」を観たいとか以上に、最も興味を惹かれたのがジョン・アダムズの「クリングホッファの死」。


The Death of Klinghoffer

John Adams
New Production
About the production

Following highly successful productions of John Adams’s Nixon in China and Doctor Atomic, ENO presents the London stage premiere of the American composer’s controversial ‘docu-opera’ about the killing of a Jewish-American tourist during the hijacking of a Mediterranean cruise liner by Palestinian militants.

Alice Goodman’s eloquently poetic and dispassionately even-handed libretto mixes Biblical and Koranic references with real and imagined accounts of what happened on board. Adams’s intensely expressive score captures the private thoughts and emotions of individuals caught up in the complexities of a political and religious conflict that still defies solution. More of a meditation in the style of a Bach Passion than a conventional operatic drama, the result is an utterly compelling and unique piece of theatre.

Tom Morris, co-director of the National Theatre’s War Horse, makes his opera directing debut, while Baldur Brönnimann, who conducted ENO’s Lost Highway and Le Grand Macabre, applies his contemporary expertise to what many regard as Adams’s finest opera.


Performances

Feb 25, 28 & Mar 1, 5, 7, 9 at 7.30pm | Mar 3 at 6.30pm
7 performances. Running time: 2hrs 55mins


 「クリングホッファ」については2年前に観たアダムズによる「ドクタァ・アトミック」のポストで少し触れている。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-994.html

 リブレットについていは何も知らないけど、これにはとても興味を惹かれる。無事に公演が実現するのであれば観にいくだろう。ロイヤル・オペラの演目にまったく興味を惹かれないので、英語で歌われるのはやっぱり嬉しくないけど、来シーズンはENOに通うことが増えそう。

 デイモン・アルバーンのオペラは、記事にあるとおり今年の夏のマンチェスタァ・フェスティヴァルが世界初演。ENOの上演がロンドン初演となるのかな。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-846.html

エリザベス女王、アイルランドを公式訪問

2011.05.18
昨日、5月17日、エリザベス女王は隣国のアイルランド共和国に初めて降り立った。


緑は、アイルランドの色。

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フィリップさん、今年で90歳。

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二人の署名、始めて見た。達筆。

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アイルランドの大統領も衣装替えが大変。

A royal visit like 1,000 others. But this is Ireland, there's history here
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/may/17/queen-elizabeth-ireland-visit-wreath

http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2011/may/17/queen-visits-ireland-in-pictures?intcmp=239

A simple bow of the head, such a symbolic gesture: How the Queen opened a new era after a century of bloodshed, distrust and uneasy coexistence
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1387878/Queen-s-visit-Ireland-Elizabeth-II-lays-wreath-Garden-Remembrance.html

 アイルランドだけでなく、イギリス、そして世界の近・現代史を僕は知らない。それでも、今回の女王の公式訪問を前にしたアイルランド側のヒステリックな反対行動はばかげたこととしか捉えることができない。



 今回のエリザベス女王の訪問を「premature(時期尚早)」とする意見を何度も目にした。何が「早すぎる」のだろうか?写真に映っている若い世代が、過去にあったイングランドとアイルランドの「悲劇」をどれほど理解しているのだろうか。実体験していないという点において、僕とどんな違いがあるのだろうか。昨年、ロンドンで公演された「MUSASHI」のことを思い出す。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1196.html

 恨みの連鎖を断ち切ることの難しさについては、一人のテロリストが殺されれば、瞬きした刹那、無垢の人々がいとも簡単に殺される現実が日常になっている現代では説明の必要はない。でも90年、100年、そして仮に千年経っても過去の「恨み」に引きずられることのむなしさを人間は気づかないのかも。恨みを忘れろとは言わない。でも、他者への恨みを自ら受け入れることで休止符を打ち、新しい一歩を踏み出すことは、人間にとって不可能なことではないはず。

 もちろん、イギリスとアイルランドだけではない。日本と中国、日本と韓国、そして日本とイギリス。そろそろ、前に進むべきときではないかと。ブログ仲間の方が、北部イングランドでとても興味深い展示に巡り会われました。

http://blog.goo.ne.jp/bigupset39/e/ee06dfd06afeb92e1df6fcef065ee56f

Nikkei, 17/May/2011

2011.05.17
*著作権は、日本経済新聞社に帰属します。

日経夕刊20110517

ロイヤル・バレエ:トリプル・ビル

2011.05.15
ballo-della-regina.jpg
(ロイヤル・バレエのサイトから拝借)

見たいダンサーがいなくなるとここまで遠ざかってしまうのか、というくらい今年はロイヤル・バレエから遠ざかっています。が、その見たいダンサーと見たい演目が重なったので、5月13日に初日を迎えたトリプル・ビを観てきました。演目の上演順に、

Ballo della regina / Live Fire Exercise / Danse à Grande Vitesse
です。

 ジョージ・バランシーンが1978年に発表したBallo della geginaは今回がロイヤル・バレエでの初演です。僕も初めて観る演目でした。音楽は、ヴェルディの「ドン・カルロ」が使われていますが、このオペラは未見なのでどの部分から使われたのかはわかりません。
 この演目を一言で済ませてしまうと、主要ダンサー二人の技量をこれでもかと見せ付けるもの。といってもそこはバランシーン、コールドのアンサンブルも良くまとめられていてたった19分の小品にもかかわらず思いのほか楽しめました。まったく雰囲気は違いますが、作品が振付けられた目的は、アシュトンの「ラプソディ」に通じるものがあるように感じました。
 楽しめた大きな理由は、メインを踊った二人のプリンシパル、Marianela NuñezSergei Poluninによります。ポルーニンは、飛ぶ鳥を落とす勢いという常套句は今や彼のためにあるといっても言いすぎでないほどの存在感。確かまだ20代前半のはずですが、古典バレエの優美さと高度な技術をあたかも息をするのと同じくらい普通に見せてしまうダンサーとしては、彼はロイヤル・バレエの男性ダンサーの中で頂点に達しているように思いました。
 久しぶりに見るヌニェスは、僕の記憶に残っている彼女の姿からするととてもやせてしまったように見えました。特に両肩のラインが筋肉と骨だけのようでそこだけ見ているとちょっと心配になるくらい。逆に、技術はますます磨きがかかっているようで、ポワントのまま小さく跳躍しつつ高速で回転するという、まるでダンサーの足首を痛めるのが目的なのではと思ったほどのヴァリエイションもまったく揺るがなかったです。
 メインの二人を盛りたてる女性ダンサーは4人。初日は、日本出身の崔由姫さんと高田茜さんがはつらつと。崔さんは、どうしてだかわかりませんが、年末の「くるみ割り」まで大きな役にはまったくキャスティングされていません。逆に高田さんは、現段階ではファースト・アーティストという下から2番目のランクにもかかわらず、9月から始まる来シーズンは「眠り」のオーロラ姫に抜擢されています。おそらく、新しいシーズンの開幕に合わせて昇進することが決まっているのではないかと推察します。二人とも素晴らしい技術と演技力を持ったダンサーであることに疑問の余地はないですが、崔さんが脇に置かれている印象をどうしても拭うことができなかったので、この夜は高田さんにはちょっと厳しい評価をしたかもしれません。そんな邪推を差し引いても、崔さんの音楽性は素晴らしかったです。

 2番目の演目は、ロイヤル・バレエの常任振付家、ウェイン・マックグレガーhttp://www.roh.org.uk/discover/thepeople/theroyalballet/waynemcgregor.aspx)による新作の「Fire live exercise」。どうやら元は軍事用語から来ているこのタイトル。バレエ作品としては、僕にとってはこの夜一番のヒットでしたが、タイトルだけは観る人に誤解を与えかねないという意味で再考すべきではなかったかと思います。

Music:Michael Tippett
Choreography:Wayne McGregor
Set designs:John Gerrard
Costume designs:Moritz Junge
Lighting design:Lucy Carter

Lauren Cuthbertson
Sar ah Lamb
Akane Takada
Federico Bonelli
Ricardo Cervera
Eric Underwood


 2006年の「クローマ」以降、2007年にたった一回だけしか上演されなかった「ニンバスhttp://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-592.html)」以外は、ダンサー、振り付け、音楽、舞台効果そしてコスチュームが融合しないままで終わってしまった印象が強く、舞台を「全体」として受け入れることができませんでした。
 今回、まず特筆すべきは、イギリス人作曲家、マイケル・ティペットの音楽。舞台後方のスクリーンに映し出された、CGによる大きな炎が醸し出す「暴力性」と、ダンサーの身体能力の限界を超えてまで使いきろうとする振り付けから感じる「非現実」感を優しく抱きかかえるような抱擁されるような旋律が鮮烈な印象でした。振り付けにあっているかどうかは意見が分かれるであろうと思いますが、音楽の選択は僕には最良のものでした。

http://www.ballet.co.uk/gallery/dm_royal_ballet_live_fire_3bill_roh_0511
(バレエの舞台とは思えない写真が沢山あります)

 ウェブ上のバレエ・サイトではすでに評価、というか酷評が山のように出ています。が、見る前から評価なんてするものかというネガティヴな見方が多いように感じます。マックグレガーの創作ポイントがどこにあるのかはぼくにはわかりません。でも、滝のような汗を流しながら走り、支えあい、反発し、そして力尽き果てて力なく寄り添いあうダンサーたちを見ていたら、観る人によって細部は違えども、明確な物語が自然と浮かび上がってくるようでした。体を動かすことは、身体的なことだけではないです。そこに感情、そして精神が必ずともなってきます。はっきり言って、3月に上演されたウィールドンの「アリス」が冗長に物語をなぞっただけで何一つ創造、そして想像を舞台に生み出してなかったことと比較すると、僕の中の何かを創造したいという欲求が激しく刺激されました。
 おそらく踊るはずであったであろうエドワード・ワトソンが怪我のために舞台にいなかったのは残念ですが、6人とも素晴らしい「バレエ」を見せてくれました。高田さん、よく踊っていましたが、ほかの5人といるとどうしてもまだ経験が少ないという点を感じました。彼女はこれからもっと伸びるでしょう。

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(from the Telegraph. Lamb and Underwood)

 特筆すべきは、ラムアンダーウッド。多分、この二人はこの演目のメインではないのかもしれません。でも、僕にとってはこの二人が舞台に再現して見せた踊りがあってこそ、抽象に過ぎないマックグレガーの振り付けが、とても雄弁な具象に変貌する過程に遭遇するような高揚感を感じます。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1114.html

 プログラムの最後、「DGV」はウィールドンの作品の中ではかなり好きなものです。2006年の初演の感想はこちらを。ひさしぶりに読みましたが、青い。

http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-london/london0612b.html

 振り付け自体、おそらく技術的にはさほど難易度の高いものではないと思います。強いて言えば、いくつかのリフトが難しい程度かなと。でも、これも「総合芸術」としてはその総合度がとても高いもの。でも、今回2度目となる再演の初日は、一人のダンサーに目が釘付けになったまま。
 そのダンサーは、セナイダ・ヤナウスキィ。第1ムーヴメントで舞台に出てきただけで、舞台での存在が一人だけ別の次元のよう。彼女のパートナーを踊ったコールドの中では評価しているアンダーウッドですら視界から消滅してしまうほど。彼女の視線はしがないロンドンの片隅に向けられていたのではなく、まだ誰ひとりとして見たことのない空に向けられているようでした。
 来シーズン、ロイヤル・バレエのプログラムはオペラに比べるととても魅力的ですが、ヤナウスキィが出る演目だけに絞ろうと固く誓った舞台でした。

 先にポストをアップされた方。

http://voyage2art.exblog.jp/12575437/

 カーテン・コールの写真とともに、大変思慮に満ちた感想を書かれています。

 余談。バランシーンが始まる前、僕の前の席に座っていた女性のところに、カンパニィのケヴィン・オヘア氏が来てなにやら楽しげに話していました。誰だろと思ったら、2年ほど前にカンパニィを退団したイザベル・マックミーカンさん(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-914.html)でした。
 すでにロイヤル・バレエのダンサーではないのですから話しかけるのはどうかとは思ったのですが、今、どの分野で活躍されているのかを知りたくて話しかけてみました。現在は、バレエを教える側にいて、とても楽しんでいるとのことでした。
 でもやっぱり一言伝えたかったので、「I wish I could see you dancing on the stage tonight」。にっこり微笑んで、握手を求められました。

鬼が笑おうとも、2012年のチケット争奪戦の火蓋は切って落とされた

2011.05.11
数日前、ロイヤル・コレクションから、「2012年夏のバッキンガム宮殿見学」のチケットの発売が始まったとのメイルが届いた。2011年の公開がまだ始まってもいないのに何を馬鹿なと思ったら、本当だった。

https://www.rceltickets.com/calendar.asp?ProID=NET&PID=86

 2012年、ロンドンで催される大きなイヴェントはオリンピックだけではない。エリザベス女王の即位60年を記念する、ダイヤモンド・ジュビリィ・セレブレイション。そして6月から9月にかけてロンドンで繰り広げられる「ロンドン・カルチャラル・オリンピアードhttp://www.london2012.com/get-involved/cultural-olympiad/)」もある。
 そのカルチャラル・オリンピアードに合わせたのかどうかは知らないが、今年11月に、トラファルガァ広場にあるナショナル・ギャラリィでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別展が開かれる。

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(From Guardian)
 
‘Leonardo da Vinci: Painter at the Court of Milan’
http://www.nationalgallery.org.uk/whats-on/exhibitions/leonardo-da-vinci-painter-at-the-court-of-milan

Leonardo da Vinci show at National Gallery to limit visitor numbers
http://www.guardian.co.uk/artanddesign/2011/may/09/leonardo-da-vinci-national-gallery

http://www.guardian.co.uk/artanddesign/gallery/2011/may/09/leonardo-da-vinci-national-gallery

 どれほどとてつもない「特別」なのかは僕にはわからないけど、今週の火曜日から発売が始まった入場券はまさに飛ぶように売れている。内容もさることながら、というかその内容だからこそだからなのだろうが、1階のスロットで入場できる人数を通常よりもかなり絞っているとのこと。ガーディアンの記事によると、ナショナル・ギャラリィ側も開館時間を延長するなどして対応するようだが、1時間でも早く購入したほうがいいかもしれない。すでに11月分はなくなりつつある。

 ロイヤル・バレエとサドラーズの秋の演目への予算しか考えていなかったけど、オリンピアード関連の演目のチケットが発売になるのかなと思っていら、2012年6月から7月にかけて、サドラーズとバービカン・シアターで上演されるヴッパタールのチケットがすでに発売になってしまった。しかも各演目とも2回公演のみだから良い席がすでにほとんど残っていない。ピナ・バウシュのファンからすれば、このmonth-longのプログラムは垂涎ものに違いない。世界中からファンが押し寄せるんだろうな。

This month-long season of international co-productions is presented by Sadler’s Wells and the Barbican to celebrate the Olympic and Paralympic year’s global focus and one of the most influential choreographers in dance, Pina Bausch.

The season features ten works exploring ten global locations. Embarked upon by Bausch in 1986, the landmark series of co-productions were created at the invitation of specific global cities. Living in each city for a period of time, her company would then return to Wuppertal to create a piece inspired by their visit, a choreographic travelogue deeply informed by its host location.

Pina Bausch was born in Solingen, 1940 and died in Wuppertal, 2009. She received her dance training at the Folkwang School in Essen under Kurt Jooss, where she achieved technical excellence. Soon after, the director of Wuppertal’s theatres Arno Wüstenhöfer engaged her as a choreographer, and from autumn 1973 she renamed the ensemble Tanztheater Wuppertal. Under this name the company achieved international recognition for its unmatched ability to combine the poetic and the everyday. Led by one of the most significant choreographers of our time, Tanztheater Wuppertal has had an enormous impact on the development of modern dance and has been awarded some of the most prestigious prizes and honours worldwide.

In association with Cultural Industry Shows in World Cities 2012

* 6 & 7 June 2012: Viktor (Rome) at Sadler's Wells

* 9 & 10 June 2012: Nur Du (Only You) (Los Angeles) at Barbican

* 12 & 13 June 2012: ...Como el musguito en la piedra, ay si, si, si... (Santiago de Chile) at Sadler's Wells

* 15 & 16 June 2012: Ten Chi (Saitama) at Barbican

* 18 & 19 June 2012: Der Fensterputzer (The Window Washer) (Hong Kong)at Sadler's Wells

* 21 & 22 June 2012: Bamboo Blues (Kolkata)at Barbican

* 24 & 25 June 2012: Nefés (Istanbul)at Sadler's Wells

* 28 & 29 June 2012: Água (São Paulo)at Barbican

* 1 & 2 July 2012: Palermo Palermo (Palermo)at Sadler's Wells

* 8 & 9 July 2012: Wiesenland (Budapest)at Sadler's Wells


 興味のある方、チケットはバービカンで上演される演目はバービカンのサイトで、サドラーズはサドラーズでチェックすれば、空席情報が確実にわかります。

精神医療のプロフェッショナルが語ったこと:言葉の重要性、その変遷

2011.05.09
ロンドン、信じられないほどの好天続き。しかも暑くもなく寒くもなく、空気は爽やかさに溢れていて、ロンドンではないみたいです。これも、若い二人のおかげかな、と。

 本題に行く前に。今日、5月9日付のガーディアン紙に掲載された、東日本大震災に関する記事です。

'Do not cry': a nurse's blog brings comfort to Japan's tsunami survivors
http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/08/japan-tsunami-nurse-blog-comfort-survivors

 世界は今も、日本を襲った自然災害のことを忘れていないことを知るのは、心の底から嬉しいです。

 昨年の秋から参加している、「地域社会における精神医療」についての講習会で短いですが、とても興味深い講演があったので、自分のための記録として短く紹介します。現在、コースワークことので頭がいっぱいですので、英語と日本が混ざり合うことを先に断っておきます。

 4月上旬、精神医療のプロフェッショナルではないのですが、旧ユーゴ・スラヴィア分割に伴う紛争後のクロアチアで、人道支援のNGO立ち上げに携わった男性による「Psychosocial intervention, war torn zone and PTSD」という短いレクチャアがありました。
 日本でも、観光地として人気が高まっているらしいクロアチアですが、この国が紛争地帯であったのはそれほど昔ではないこと。4月、旧共産圏やバルカン地域で働いた経験のある友人がロンドンに来たときに話題になったのは、僕たちの世代くらいまでは「バルカン」という言葉になじみがあるだろうけど、今「バルカン」といってどの地域が該当するのかをすぐに思い浮かべる人は少ないのではないかということ。かく言う自分も、ロンドンに来て数年たった頃、「ボスニア人」と称する人に生まれて初めてあったとき、「ボスニアって、地球上の国か?」というていたらく。
 レクチャアの冒頭で男性講師が言ったのは、「PTSDという言葉は、メディアで使われすぎている」、という意見。僕も、この意見には大賛成です。いろいろな症状(symptoms)を鑑みて「PTSD」と言う診断が考慮されるべきであろうに、「PTSD」が先にありきというのは、人々を苦しめている症状を見逃してしまうのではないだろうか、といつも思います。この点については意見が別れると思いますので、これ以上は進みません。講師の方が言ったことをノートに書きなぐったいくつかのことを。

PTSD is a normal reaction to abnormal situation.

In Croatia, psychologists and psychiatrists wanted to label people as suffering from PTSD, instead of providing social & psychological supports.

As a result of being labeled by psychologists, psychiatrists and even politicians, the people were divided, which they did not expect, ie a group of the people was provided support, but the other not.

Without careful consideration, questioning the victims will only affect the reality of what PTSD should be.


 東日本大震災が起きてちょうどひと月ほどの頃だったので、紛争と震災という違いはあれど、日本から入ってきる情報にいらいらしていたこともあって、考えることが沢山ありました。レクチャアを聞いて直後の感想は、「PTSDって、本当に良くできたキャッチ・フレイズだけど実際の現場とメディアの間の差が大きすぎてまるで別物みたい」。

 先週、クリニカル・サイコロジストの大御所、Dr Dorothy Roweの特別講義がもうけられました。昨年の秋のはこちらに:http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1274.html

 レクチャアの冒頭、ドロシィがまず言及したのは、例えば20年位前、depressionなんて言葉は誰も普段の生活では使わなかった。社会が大きく変化したと感じるのは、多くの人(全員ではない)ががんについて話すことが普通に感じられるようになったのと同様、depressionという言葉を多くの人が日常会話の一部としてまで使うようになったこと。
 でも、精神医療、そしてカウンセリングの場で、言葉の重要性を忘れてはいけない。例えば、現在では、「I am now feeling depressed because I forgot to take my umbrella today」のようにとてもカジュアルに使う。
 雨が降ってきたのに傘がないことをdepressといえるかもしれない。でも、クリニカルの現場から見ればそれはunhappyというべきではないか。Unhappy does not mean being depressed, being depression is not unhappiness.

 この、言葉の持つ意味が、市民権を得ることで変遷していくことへの彼女の危惧は理解できます。しかしながら、depressionについては現在のように、とりわけイギリスでは偏見の壁が低くなってきたことと感じられる要因のひとつは、言葉の特異性が薄まってきているからかな、と。ただし、先のPTSDのように、日常で人々がきちんとした理解のないまま使う「PTSD」と、精神医療やカウンセリングの現場で考えられる「PTSD」との間にある溝と同様のものが、「Depression」にも当てはまるのではないかと考えます。ドロシィは以下のように続けました。

Our language creates reality. Be aware of the importance of language.

 レクチャアの後半に、ドロシィは心理ケアの場でそのケアを提供する側にいる心理学者やカウンセラーが常に配慮すべきであろう点をいくつか挙げました。

Treat a patient/ client as a human being. Do not assume what you can see is not the same what your patient/ client is seeing.

 そして心理ケアの場で大切なことのひとつは、コミュニケイションを生み出すために、どのような質問がされるべきなのか。

Do you like yourself?
Do you care of yourself?
Do you value yourself?
How do you judge yourself?
How did this happen? Why did this happen?


 言わずもがなですが、このような質問を心理学者やカウンセラー側の都合で矢継ぎ早にするべき、またはしても差し支えない、ということではありません。このようなとても簡便な、でもいざしようとしてもタイミングが難しいこれらの質問をどうして自分がするのかを理解するために考えておいてもいいことは、

Thinking about the importance of what you are listening for? Why is it important to your patient, not to you? By Dorothy Rowe.

ロイヤル・ウェディングに寄せて:イギリスで女性であること

2011.05.03
世界は次の不確かな段階に入りつつあるようですから、ロイヤル・ウェディングに関してはこれが最後です。ごく個人的な感想に過ぎないので手短に。

 4月29日を前の結婚式を前にイギリスのメディアが、ケイトさんがおかれていたであろう立場と状況を表現するために盛んに使用した表現が、「the last moments as a single woman」でした。
 今回の結婚に関しては、「一般人」が「王室」のメンバーになるということがありますから、簡単な分析では答えられない状況であることは承知しています。しかしながら、どうして彼女の「独身女性」という立場だけが盛んに強調されて、ウィリアム王子のことを、「the last moment as a single man」というようには表現しなかったのか。僕は、イギリス社会、とりわけ白人社会における男性優位を感じました。

 これだけだったらこんなことを書くことはなかったはずです。が、ちょうど27日に、キャメロン首相が我を忘れて男性上位主義、かつ階級至上主義の本性を現してしまったことが大きく報道されました。

David Cameron accused of sexism over 'calm down, dear' Commons taunt
http://www.guardian.co.uk/politics/2011/apr/27/cameron-sexism-calm-down-dear?intcmp=239

David Cameron's patronising putdown
http://www.guardian.co.uk/politics/2011/apr/28/david-cameron-calm-down-dear

Mr Cameron, the doctor will see you now. Simples
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/may/01/catherine-bennett-calm-down-cameron?INTCMP=SRCH

 首相答弁のときに、反対の声を挙げた労働党の女性議員に向けて、キャメロン首相は「Calm down, Dear」といったそうです。この発言が、女性蔑視、かつ首相の本性がpatronisingであると、大きな騒ぎになりました。この話題、いくつかの新聞ではまだ続いていまして、現状では、キャメロン首相は「アンガー・マネジメント」セラピィを受けるべきなのでは、という議論になりつつあります。

 今週の木曜日、5月5日に選挙があります。そこで是非が問われる「選挙制度」についてニュース・ダイジェスト誌がわかりやすい記事を掲載しています。

http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/7800/120/
 
 同じく28日のG2のコラムから。

There's nothing wrong in refusing to accept imminent death
http://www.guardian.co.uk/world/2011/apr/28/nothing-wrong-in-battling-death

 僕は、この記事で言及されているがんで亡くなられた女性がパンク・ロッカーであったことはまったく知りませんでした。厳密に言えば、この記事は「女性であること」が焦点ではありません。が、誰かが乳がんで亡くなるたびに、"lost her fight against cancer"という表現が良く使われるということに気づきました。ちなみに、このコラムを書いているデボラさんも同じ病にかかっていたようです。

 落ちはありません。ただなんとなく、ケイトさんという、「今」のイギリスを代表する女性に注目が集まっていたとき、イギリス社会における女性の立場って、言われているほど向上しているわけではないように感じたことを記しておこうと思いました。

参列者の装い2

2011.05.02
写真はすべてHello!から無断借用しています。

http://www.hellomagazine.com/

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オランダ皇太子夫妻。なんでも、レイスは流行とのこと。写真だと地味な色だけど、実際は淡いピンクらしい。

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ベルギー皇太子夫妻。マチルドさんの帽子、ちょっと大きすぎたかな、と。

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スウェーデン皇太子夫妻。ヴィクトリアさんのドレスは、彼女がお気に入りのSaabのドレスとのこと。

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で、この二人。青いドレスは、ヴィヴィアン・ウェストウッド。ヴィヴィアンのファンは俄かには信じられないのではないか。ガーディアンは、ビアトリスさんの帽子に満点をつけていた。You must be joking!

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ベッカム夫妻。デイヴィッドは、勲章をつける位置を間違えていて、後で左に付け直したようです。で、ヴィクトリアの右足の甲の痛々しさ。そこが赤いから、Louboutinのようです。

参列者の装い1

2011.05.02
写真はすべて、Hello!から無断借用しています。

http://www.hellomagazine.com/


エリザベス女王。もう少し、嬉しそうな表情の写真が欲しかった。

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花婿の両親。カミラさんの腰の部分の刺繍が良い感じ。

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デンマーク女王。このすっきりした青が素晴らしくエレガントだし、立場にふさわしい装いだと思う。

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スペイン女王と、皇太子夫妻。この3人は、28日夜、マンダリン・ホテルでのエリザベス女王主催のパーティのときのほうのがとてもゴージャスだった。

ロイヤル・ウェディング:ロンドンの狂乱

2011.05.01
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出遅れた感はありますが、4月29日、ロイヤル・ウェディングが催されていたときに、ロンドン中心部を歩き回ってみた感想。それと、今回の結婚式に関連して、僕個人の想いですが、イギリス社会、特にホワイト・ブリティッシュ社会における女性の地位について考えることがありました。これは、ポストを変えてアップできたらと思っています。

 ウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさん(結婚後は、The Duke and Duchess of Cambridge)の結婚式については、前日までは30日の新聞を読めばいいやと思っていました。が、29日の朝、晴天でありませんでしたが、予想された大雨になりそうもなかったので、「ロンドンの、そして人々の狂乱振りを写真に収めておこう」と思い立ち10時過ぎからオックスフォード・ストリートを出発してロンドン中心部の一部を歩き回り始めました。
 まず驚いたのは、祝日になったとはいえ大方の店はいつもの通りに営業していましたが、どのデパートも店内はガラガラ。リージェンツ・ストリートも車道をたまにバスが走るだけ。でも、歩道はピカデリィ・サーカス、さらにトラファルガー・スクウェアに向っているであろう人々であふれていました。
 リージェンツから横に入ってボンド・ストリート方面に歩いてもいつもなら観光客や買い物客でにぎわうボンド・ストリートも静まり返ったままでした。ところが、りっつ・ホテルの前に出ると、人、人、人の波がハイド・パークに向って黙々と歩いていました。後で知人から聞いたところによると、トラファルガァ広場もグリーン・パークも午前9時ごろには人でいっぱいになってしまって締め切られてしまい、入りそびれた皆さんが最後には入れるであろうということでハイド・パークに向っていたようです。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157626489779939/

 グリーン・パークに入れないことがわかり、ハイド・パークに行くのは嫌だったので、ピカデリィのほうに戻りました。でも、トラファルガァ広場にも入れなかったので、ちょうど正午、歩き回り、ロンドンの様子を写真に撮っているうちに僕自身、アドレナリンの量が上昇している感じがしたので、フォトナムのレストランのひとつ、ファウンテン(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1255.html)で、二人の幸せを祈ってフィッシュ・アンド・チップスを。
 食べ終わる頃になると、窓の外では人の動きが活発になってきたので、トラファルガァには入れるかと思って向ってみると、予想したとおり、入れました。なんとかスクリーンを見られる場所に自分を押し込んだとき、時間は午後1時20分。スクリーンでもいいから二人の写真を撮るかと。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157626497891161/

 やっと二人がバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を現したとき、トラファルガァの狂乱振りと言ったら。こんなロンドン観たことないと感じつつ、写真を。
 公式のセレモニィが終わっても、トラファルガァではイヴェントが続きました。現ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が現れ、ロンドンから二人へのプレゼントとして、二人乗りの自転車を贈ると。それが終わるとようやく人垣が大きく動き始めたので、今回の結婚式関連で唯一入手したかった結婚式の公式プログラムを購入できました。まだじっくりと読んではいませんが、少し目を通しただけでも、これまで知ることのなかったイギリス文化の別の一面を知るいい文献です。
 どうせならと、バッキンガム宮殿の写真もと思ったのですが、さすがに近づけませんでした。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157626497896857/

 この日、ただひとつの失望は、サヴォイ・ホテルでのアフタヌーン・ティをキャンセルしなければならかったこと。特別メニュウだと言うことで、激戦を勝ち抜いて予約しておいたのですが、直前になって普段と変わりないことがわかり、すでにその「通常」メニュウは経験済みなのでキャンセルしました。予断ですが、夏の観光シーズンを迎えるに当たってサヴォイでのアフタヌーン・ティは、特に週末の予約は4ヶ月待ち状態です。




 結婚式が近づくにつれ、イギリス・メディアの躁状態ぶりも大変興味深いものがありました。アンチ王室を掲げるガーディアンですら、黙殺することが彼らが本来とるべき姿勢であろうに、連日の報道。これまでまったく観たことのなかった表情を現したロンドン、そして人々とメディアの躁状態を間近で見たことで、「イギリス王室って、今のイギリスが誇る最良のアセットだな」と。

 結婚式後の報道も各新聞の総力報道、そしてコメントはそれぞれに面白いものです(今週末は主要4紙を購入)。中でも、いつも読んでいるから贔屓目があることを差し引いても、ガーディアンの生地は、ファッションをのぞいて面白かったです。

A very royal wedding, complete with a love-storming of the palace
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/apr/29/royal-wedding-love-storming-palace?INTCMP=SRCH

 この記事の中で、以下の表記があります。

It all read like a recipe for the perfect British day: worries about the weather, lots of mentions of Princess Di, and a chance to talk about the class system. Even the Germans obliged by having a pop at us, with Der Spiegel's London correspondent wondering "why this eccentric nation continues to worship the Windsors".

The answer, perhaps, is because there is no quality more English than the country's ability to suspend its disbelief again and again – be it in the buildup to a World Cup quarter-final, or when faced with the latest iteration of the House of Windsor story.
People know that most of the royal family's recent marriages have been fairytales. Grimm.

 イギリス人の本質って、「自虐」なのかなと改めて考えました。長いですけど、もうひとつのコメント記事も結構うなずけるところがあると思います。

The wedding speaks volumes about our fascination with royalty
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/apr/30/royalty-british-attitude-patriotism?INTCMP=SRCH

 花嫁のドレスに関しては、すでに多くのところで語られているので割愛します。でも、ひとつだけ。朝日新聞は、あの素晴らしいレイスと刺繍を「アップリケ」と書いていました。朝日新聞にはファッション用語が判る校閲記者がいないのではないかと。ファッションに詳しい友人によると、「アップリケ」は正しいとのこと。信じられないと同時に、朝日新聞さん、ごめんなさい。
出席者の皆さんのドレスをこき下ろすのは、洋の東西を問わない楽しみのようです。本当に酷かったのは、アンドリュー王子の二人の娘。ガーディアンに、フランスのテレヴィ番組でのカール・ラガーフェルトの感想が掲載されています。

France covers royal wedding with plenty of republican irony

http://www.guardian.co.uk/world/2011/apr/29/france-royal-wedding-reaction?INTCMP=SRCH

Surely the canniest piece of commentator casting was the Paris-based fashion designer Karl Lagerfeld, who propped up state television for hours, wearing a black tie with a crown on it and spearing the proceedings with mumbled one-liners.

Kate's dress was "much nicer than Diana's, which was a giant white taffeta curtain", he said, giving thanks for the absence of a chignon. "I love the fact that her hair is flat ... flat hair is very elegant, it gives an allure of the 1930s."

But as for poor Princess Beatrice: "Where did she find that hat, in a bin? It's atrocious. There's a word for those two sisters, but I'm not going to say it."

「彼女(ビアトリス王女)はどこであんな帽子を見つけたんだ?ゴミ箱か?」

 僕の感想では、ゲストの中で素晴らしいと思ったのは、デンマークのマルガレーテ女王の青のコートと、オランダのマキシマ皇太子妃のドレス。ほかには、ベルギーの皇太子の老けっぷり、スペインのレティシア皇太子妃のまるで拒食症なのではと心配になるくらいの痩せすぎ体型が気になりました。
 ヨーロッパ王室関連では、昨年のヴィクトリア皇太子妃の結婚、今年1月、デンマークの皇太子夫妻に双子の子供が生まれる、そしてこれからモナコのアルバートさんが結婚とかなりニュースはあれど、どれもこれも今回のイギリス王室の「プライヴェイト」に過ぎない結婚式ほどの注目を集めなかった、集めないであろう。このような点からも、イギリス王室の存在の特異性を感じます。

 今日、5月1日のサンディ・テレグラフ紙に掲載されていたニュースは、その特異性を強めるものでした。

http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/royal-wedding/


 まだウェブに反映されていないようですが、ウィリアム王子は周囲から強く奨められたにもかかわらず、王室の財産を守るための「婚前契約」を結ばなかったそうです。なぜなら、彼はケイトさんを信じているから、と。
 ヴィクトリア皇太子皇女も結んだ「婚前契約」。こんなことが語られることのない結婚であることがどんな形にせよ証明されたとき、イギリス王室の特異性が再び注目を集めることになるのではないかと考えます。


(After the wedding day)

[追記:5月2日]
 「婚前契約」についての記事。

Why Kate and Wills did not sign a pre-nup agreement
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1382591/Royal-Wedding-Why-Kate-Middleton-Prince-William-did-sign-pre-nup-agreement.html

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