LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2013年07月の記事一覧

2013.07.30 快晴のウィズリィ、驟雨に煙るシッシングハースト
2013.07.30 Do I want to drink myself? : 新しい飲料「KOJI」
2013.07.28 インターネット上の個人情報は誰のもの
2013.07.25 ロイヤル・ベイビィ記念クッキィの缶 by マークス
2013.07.23 キャサリンさん、あっさり退院
2013.07.23 荒唐無稽でも、日本のバレエ漫画は世界を翔る:スティーヴン・マックレィ
2013.07.20 イギリス上空に雲がないなんて
2013.07.19 7月18日、セント・メアリィズ病院は平穏
2013.07.18 ロンドンで熱帯夜?本当です
2013.07.18 アーンサイド、および湖水地方の写真
2013.07.16 アリーナ・コジョカルのENB入団で感じたこと
2013.07.16 夏バテする猫、しない猫
2013.07.16 日本共産党 カクサン部
2013.07.14 暑いから、猫は寝る
2013.07.14 The reason I jump: 自閉症の僕が跳びはねる理由
2013.07.14 イギリスの夏を彩る花
2013.07.11 カンブリアでガーランド・ダンサーズに遭遇
2013.07.05 四都市を巡る3:長崎
2013.07.04 ベルギー国王、退位
2013.07.02 既に報道陣でごった返す病院:ロイヤル・ベイビィ
2013.07.02 世界の話題7月2日:若い男性の理髪店回帰
2013.07.02 女性が居るから世界は輝く2:ウェンディ・デイヴィス
2013.07.02 ゲオルギュー、アラーニャとの離婚は家庭内暴力が原因だったと
2013.07.02 差別用語って、誰が、どう決めるのか?

快晴のウィズリィ、驟雨に煙るシッシングハースト

2013.07.30
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幾つかのことがあって、ウィズリィとシッシングハーストへ一緒に行って欲しいと頼まれていたことをすっかり忘れていた。迷ったけど、結果として行ってよかった。

 世界的に蜂の数が激減しているという報道が増えている。でも、素晴らしい天気に恵まれたウィズリィでは多くの蜂が忙しく飛び回っていた。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634866382210/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157634866859898/

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(雨に濡れる薔薇、シッシングハーストで)

シッシングハーストの写真
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634872360645/

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Do I want to drink myself? : 新しい飲料「KOJI」

2013.07.30
意味するところは、「麹」だろう。

 ヴァニラ・アイスクリームを買おうと寄った近所のデリカテッセンで、自分の名前がどんと書かれているボトルがあったので買った。

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http://kojidrinks.com/

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 日本の食文化にインスパイアされた食品がすべて健康的であるとは限らない。そのような風潮になってもらっても困る。

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 のどごしは良いのだけど、味に主張が全くなかった。ほどなく消えるかもしれないな。

インターネット上の個人情報は誰のもの

2013.07.28
ここに書くことの発端は、僕個人の生活で起きた悲しいことでした。憤りに駆られてすぐにでも書こうと思い、でも書くことで僕自身が批判するFacebookと僕がしていることは同じであることを証明するに過ぎない、それ以上に僕の友人達に迷惑をかけてしまうことになるのではないか。この逡巡は終わっていません。でも、インターネットは既に利用者の側にはない、利用者を囲い込む企業のものであるのではないかとということを、混乱しつつも提起できればと願います。

 在ロンドンの友人を介して数年前に知り合った人が居ました。僕なりに個人の情報をできるだけ曖昧にするために、ロンドンの友人をZ、知り合った人をYとします。

 ZとYの親交は深く、ある年の夏、Yの子供(Xとします)がZ宅にホームステイをして、僕はYと直接会う前に、XからYについて聞いていました。
 翌年、Yの家族がロンドンに滞在したときに初めて会いました。Yの家族は子供が大きくなって別の地域の教育機関で学んでいることもあって、通常は家族は離れて暮らしていました。Y達にとって、ロンドン滞在は家族集合の意味もありました。
 ほんの数日でしたが、何度か食事をともにし、年齢が近いこともあってYとの話はとても楽しいものでした。その後も、スカイプや電話で連絡を取り合う、親友とまでは行かないけど、とても親しい友人として交遊を深めていました。

 ZにYの家族から、数日、Yの消息がつかめないと連絡がありました。Yの家族が混乱している時に、少しでも情報を集めようとしていたZを助けられるかと思い、まず、YのFacebookペイジを探し出しました。更新は数ヶ月前に止まっていました。Yのフレンズ・リストからXを見つけ、そこからXがYが暮らす地域へ移動中と推測できる情報を得ました。

 単刀直入に書くと、Yは強盗に殺されていました。Yが暮らす地域のローカル新聞のウェブを必死に読んでいたZがその記事を見つけました。当初は、被害者の名前が不明のままでしたが、遺体が見つかった住所はYの住所でした。

 Zも僕も、これは誤情報かもしれないと思いつつ、情報の更新を待ちました。日付が変わり、被害者の名前と写真が新聞社のウェブに掲載されました。その中に、Yが家族と写っている写真もありました。写真の提供は、Facebook。

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 Yが殺されたらしいことを事実として受け入れられない、さらに犯人も動機も判らない状況で、被害者であるYの写真を提供したのがFacebook、ということを容認することを僕はできませんでした。犯人追及ならともかく、突然の暴力で命を奪われたYがFacebookに残した個人情報を、アメリカの一企業に過ぎないFacebookがメディアに提供するなんておかしいだろう、と。

 焦燥と悲しみが混じった中でも、怒りに駆られて暴走する前に、誰かに意見を求めようと思い、心から信頼できる、直接何度もあったことのある友人にFacebookの規約(Terms & conditions)を読んだことがあるかを尋ねてみました。

 総合すると、Facebookは頻繁に規約を書き直す上に、長大だから全文を読んだことがある人なんて居ないだろうと。ユーザーがFacebook上に載せている情報の所有権はFacebookにあるはずだとのこと。
 また、Facebook提供となっているけど、もしかしたら新聞社が自分たちで見つけた写真を、勝手に「Facebook提供」としただけとの可能性もあるはずだ、と。ネットから写真や個人情報を探し出すのは、もはや難しいことではないから。

 ここまで読んで矛盾に気づかれていると思います。Facebookを批判しつつ、僕もFacebookに登録し、今回のことで情報を収集できたではないかと。また、僕自身、インターネット上から写真を無断で拝借します。この矛盾について、僕は何も言えません。

 SNSの利用、ブログの更新で一つ、とても自分勝手に自分に課したルールがあります。僕自身のことはともかく、家族、友人達のネット上に存在しない個人情報はださない。だすことがあるならば、それは必ず公のものでとどめるということ。Facebookに載せた写真に友人が写っていたとして、それを第3者がどのように利用するかをとどめる術を僕は知りません。知らないならば、やらない。

 ここまで書いても、混乱は止まりません。ここに書いてきたことは、多くの人が既に承知していることで、僕は愚かなインターネット・ユーザーに過ぎないのかもしれない。インターネット上に載せたすべての情報は、一義的にパブリックになることはすべての人が理解していて、僕だけが愚かにも知らなかったのではないか。

 Facebookが個人の写真をメディアに提供なんて、少なくとも日本国内ではあり得ない、日本人の倫理観にあわないから、と考える人も居るかもしれません。しかしながら、僕は既に日本でも起きているのではないかと推測します。
 昨年来、日本のメディアが事件に巻き込まれた人物の写真を間違えるということが何度かありました。これは、Facebook等のSNS上で誰もが閲覧できる写真を、きちんと確証を得ないまま、ネット上の情報を鵜呑みにしたからではないのか、という推測もあり得るでしょう。
 さらに、日本人の倫理観、習慣にあわないからネット上では起きないだろうという期待はもはや通用しないのではないかと考えます。現実世界での日常生活域では、日本国内では異文化、異なる倫理観との衝突・軋轢というのは今でも頻繁に起きるものではないでしょう。
 しかしながらインターネット上では、SNSを運営している日本国外の会社の経営倫理(というものがあるのなら)は、日本社会が期待するのものではない。さらに考えるのは、現代社会において、企業にとって重要なのは顧客・ユーザーではないです。重要なのは株主、そして経営者のボーナス。企業が提供する選択肢は、あくまでも企業に有利なものであって、一人一人のユーザーの幸福を実現するものではないです。


Frankly speaking, during the first two days after we came to know Y had been murdered, I did not feel sad and I know why I did not, but I do not tell you why. This is my own mourning process which is naturally different from yours.

What has really shocked me is the fact that Y had to face cruelty before being forced to stop the life. I know there are millions of people who are killed and murdered in the world, it is not only Y. But, I cannot understand, do not want to understand why this cruel thing happened to Y.


 僕の友人に起きたことをこれ以上書くことも、話すこともしません。これを書くにあたって注意を払ったつもりですが、これだけの情報で何が起きたかの情報をつかむことができる人も居るでしょう。ですから、「起きた事件はこれで、殺されたのはこの方ですね?」という質問にも答えません。

 コメント欄は、インターネット上での個人情報の保護の仕方について、完璧ではないけど知っておくと役に立つのではないかという情報を寄せて頂けるのであれば。しかし返信はできないと思います。できるとは思っていないので。

ロイヤル・ベイビィ記念クッキィの缶 by マークス

2013.07.25
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シンプルでいい感じだと思う。

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 おそらくあるだろうと思ってマークス・アンド・スペンサーに行ってみたら、やっぱりあった「ロイヤル・ベイビィ記念」クッキィ缶。「Summer 2013」という表示からすぐに判るように、既に作っておいたのだろう。名前も決まったことだし、第2弾が出るかな。

キャサリンさん、あっさり退院

2013.07.23
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(ガーディアンから勝手に拝借)

無事に産まれてなにより。でもね、国中が祝福ムードにあふれているという日本の報道は大げさすぎだと思う。

http://www.guardian.co.uk/uk/duchess-of-cambridge

 キャサリンさんがすぐに退院して驚いている人が日本に居るかもしれないけど、こちらでは出産して数日入院というのは、母子健康であるならば余りないようだ。11年前の経験。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-118.html

 Back to normal.

荒唐無稽でも、日本のバレエ漫画は世界を翔る:スティーヴン・マックレィ

2013.07.23
日本って、凄いなと。

 日曜日にコヴェント・ガーデンで観てきた「カプリッチョ」の舞台写真がないかとロイヤル・オペラ・ハウスのフリッカーを開いて飛び込んできたのが以下の漫画。

http://www.flickr.com/photos/royaloperahouse/9341809373/lightbox/

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(両方とも、ロイヤルのフリッカーから無断拝借)

 遥か昔、バレエがどのような舞台芸術であるかを知る前に読んだ、荒唐無稽なバレエ漫画が急に思い出された。確か、竜王三姉妹だとか、「竜王ジャンプ」だとかそんな漫画。

 日本語を読めないロイヤル・バレエのファンは、この写真を見てどう思うのだろう。バレエ・ファンには言葉は判らなくても、通じるのだろうか。ま、これはこれで日本の芸術でもあるのだろう。

イギリス上空に雲がないなんて

2013.07.20
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イギリス上空に(ほぼ)雲がないなんて日があるんだ。イギリスって、地理的にこんな形の国なんだと改めて実感できる。こんなに小さな国土をさらに分割してどうなるのかな、と。

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 7月20日付け、タイムズの一面。街角の花が輝き、

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634489571761/

猫がばてるのも

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634664326652/

この素晴らしい天気のおかげ。

7月18日、セント・メアリィズ病院は平穏

2013.07.19
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(ここから新しい家族が現れるらしい)

炎天下、野次馬の一人としてセント・メアリィズ病院でのメディアの加熱ぶりを観てきた。問題続きのNHSが今回の様なニュースで世界の注目を浴びるのは手放しで嬉しいことではないだろうけど、それほど悪いことでもないし。

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 「人」や「家族」をもののように例えるのは誉められることではないが、イギリスの王室、とりわけシニア・メンバーは、現在のイギリス国内で、イギリスという小さな島国を世界にプロモートする最良のコモディティだと思う。

 エリザベス女王は、彼女の夏休みが始まる来週末までにはひ孫に誕生して欲しいようだから、早ければ今週末かな。

病院周辺
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets

ロンドンで熱帯夜?本当です

2013.07.18
勘違いして欲しくないが、天気がいいことに関しては全く以て幸せ。外を歩いているぶんには、この夏らしい夏は全く苦にならないどころか、嬉しくて嬉しくて。が、ひとたび建物内へ、最悪は公共交通機関を利用すると、もう苦行以外の何ものでもない。なぜなら、空調が機能しないから。

曇り空の国にふさわしくない?猛暑続きの英国に熱波警報発令
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2956470/11048172

2006年以来とされる猛暑が続く英国の保健当局は17日、熱波警報を発令した。英国は数週間にわたり強い日差しにさらされ、気温は7年ぶりに5日連続で30度を超えた。雨がちな気候と灰色の空で有名な国であるはずだが、猛暑は今後もしばらく続く見込みだという。保健当局はまた、高温が高齢者、子ども、重病人にもたらす危険についても警告を発している。


Heatwave warnings extended in England
http://www.bbc.co.uk/news/uk-23355833

10 ways the UK is ill-prepared for a heatwave
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-23341698

 熱中症になりたくないのであれば、戸外の日陰に居る方が安全だと思う、ロンドンでは。

 猫もやや夏バテ。

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アーンサイド、および湖水地方の写真

2013.07.18
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少なくともアーンサイドのことは書きたいと思いつつ既に夏バテ気味で気力減退。せめて、写真だけでも。

アーンサイド
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634614825026/

アーンサイドの夕焼け
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634615136568/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634632747384/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634637420952/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634635522845/

コニストン
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634637070404/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634630638271/

湖がほとんど映っていない湖水地方
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634650662501/

 現在、エリザベス女王は視察で湖水地方に滞在中。同じタイミングでなくてよかった。

アリーナ・コジョカルのENB入団で感じたこと

2013.07.16
昨日7月15日に、アリーナ・コジョカルがイングリッシュ・ナショナル・バレエに入団することが発表された。

Alina Cojocaru to Join English National Ballet
http://www.ballet.org.uk/news/news-archive/alina_cojocaru_joinsenb/

 BBCまでが大きく取り上げていることから判るように、コジョカルの人気はイギリスでは盤石。

Alina Cojocaru joins Tamara Rojo at English National Ballet
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-23326519

 おそらく、日本でもこの移籍は好意的に受け取られていることだろう。でも、僕は簡潔な言葉だと呆れた。深く掘り下げれば、コジョカルの舞台を心待ちにしていた時期があったからこそ、彼女にはイギリスを離れて欲しかった。ロイヤル・バレエを退団したからには。

Alina Cojocaru poached by ENB – that's great news
http://www.guardian.co.uk/stage/2013/jul/15/alina-cojocaru-english-national-ballet-enb

 僕がコメント欄で使った「disgraceful」と「manipulating」はともにとても強い言葉。下手な場面で使ったら、友人関係等が壊れることがあるだろう。

 ロイヤル退団の突然の発表は、彼女のファンに心の準備をする余裕を与えなかった。コミットメントは7月の日本公演までとしながら結局怪我で全幕を降板。確か今年の早春の頃、彼女主催のガラ公演で踊ったにもかかわらず、その直前のロイヤル・バレエの舞台をキャンセル。

 いつからかはもう判らないが、コジョカルの舞台を観るたびに、彼女の怪我のニュース、出演降板の知らせを読むたびに深まる疑問があった。「一体、コジョカルは誰のために、どうして踊るのか?」。僕には、彼女の踊りを愛でながらもいつも心の片隅で、この疑問があった。

 バレエ・ダンサーの退団、移籍はもはや珍しいことではまったくない。例えば、オーシポワ。彼女のジゼル楽しみだけど、アコスタはアルブレヒトを踊れるほどの体力があるのかな、という程度。ところで、モレーラのジゼル・デビューがあるのなら、どうしてヤナウスキィにジゼルを踊らせない?でも、ヤナウスキィがジゼルを踊るなら、ギエム版、いやマッツ・エクのヴァージョンで観たい。

 バレエ業界のゴシップに耳をそばだてるほど人生は長くないし、興味はない。もしかしたら、ロイヤル・バレエのマネジメントの判断ミスということもあるのだろう。それでも、コジョカルの退団・入団の流れには、彼女の舞台を支えてきた聴衆への想いが全く感じられない。

 閑話休題。ロイヤル・バレエ内の昇進が発表になった。

Royal Ballet promotions and joiners for 2013/14 Season
http://www.roh.org.uk/news/royal-ballet-promotions-and-joiners-for-201314-season

 崔さんはいつプリンシパルになるのかな。それと、今年の年末・年始、別の劇場で「柳に吹く風」も再演される。

http://www.roh.org.uk/productions/the-wind-in-the-willows-by-will-tuckett

昨シーズンの写真
http://www.flickr.com/photos/royaloperahouse/sets/72157634563885602/

 ウェスト・エンドの劇場での上演ということでチケット代が値上がりしているのは納得できないし、またロイヤルのサイトからだと最前列が購入できないらしいのもなんだか腹立たしい。ただ、ロイヤルのサイトで購入すると手数料はかからないようだ。今回は約2ヶ月のロング・ランなので日本からも多くの人に観に来て欲しい舞台。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1844.html

夏バテする猫、しない猫

2013.07.16
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KKは既に夏バテ気味。といっても、食事はしっかり食べている。

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 NNは、どこのスイッチが入ったのか判らないが、朝から元気一杯。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634664326652/

 イギリスという国にあるまじき、素晴らしい夏日が続いている。夏らしい夏は、本当に久しぶり。日本から来られる皆さんにはなんてことのない暑さかもしれない。この暑さはしばらく続く様なので、観光で出かける前に必ず水のボトルはバッグに入れておいた方が良いだろう。

日本共産党 カクサン部

2013.07.16
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http://www.jcp.or.jp/kakusan/

これについてのニュースを読んだとき、「時代におもねらなくても」とは思った。でも、これで共産党は怖いと感じる人が少なくなるのであれば。どこの代理店の仕事か知らないけど、キャラの設定も思ったより良く練られている。

 核廃絶の闘士になるつもりはないのだけど、カンブリアに旅行してセラフィールドが思っていたより行きやすいことが判ったので、広島、長崎の次はセラフィールドに行くぞ、と自分の中では盛り上がっているここ数日。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/8451884517/

暑いから、猫は寝る

2013.07.14
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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634636218662/

今のところ、今年の夏の最高気温だったらしい7月14日。ま、毛皮を脱げる訳ではないから、動き回るよりも涼しい場所、快適な場所で眠る方が猫にとっては楽だろう。


The reason I jump: 自閉症の僕が跳びはねる理由

2013.07.14
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自閉症については全くの門外漢なので、東田直樹さんの「The reason I jump」が英語に翻訳されて、イギリスで注目を集めているというニュースの紹介を。

The Reason I Jump
http://www.bbc.co.uk/programmes/b036b8c2

Cloud Atlas author translates autistic teenager's memoir
http://www.guardian.co.uk/books/2013/feb/26/cloud-atlas-translates-austistic-teenager-memoir

Cloud Atlas author turns to teenage autism for next book
http://www.telegraph.co.uk/culture/books/9898301/Cloud-Atlas-author-turns-to-teenage-autism-for-next-book.html

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イギリスの夏を彩る花

2013.07.14
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(この花の名前をご存知の方?)

こんなに夏らしい夏は、何年ぶりだろう?酷暑が続く日本とは比べようもない快適な32度のロンドン。街角のハンギング・フラワーズを眺めていても、惨めな天気だった昨年の夏とは幸福度が違う。ということで、イギリスの夏を彩るのは薔薇だけではないことを。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634489571761/

カンブリアでガーランド・ダンサーズに遭遇

2013.07.11
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イングランド北西部、カンブリアは確たる理由もないままずっと行きたいなと思っていた地域。で、どうせ行くなら湖水地方にも、でもウィンダミアに滞在するのは高そう、且つ混みそうだったので、ランカシャーとの境に近いArnsideを拠点にした。予想以上に気に入ってしまったアーンサイドについてはあとで書くとして、滞在中に遭遇したガーランド・ダンサーの皆さんの写真を。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634591291840/

Westmorland Step and Garland Dancersのサイト
http://www.wsgdancers.org/index.htm

 部屋で寛いでいると、外から拙いけど陽気な音楽が流れてきたので、当初は、隣のパブで誰かが演奏をしているのだと思っていた。夕焼けの写真をとりに外に出ると、前方で踊り子さん達が踊っているのが見えた。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9258110507/

 滞在していたB&Bの前にあるスペイスに移動してきて踊りを続けたので、写真をとりつつ、「イギリス人って、変」。

 最後のガーランド・ダンスが終わったところで、まず、いかにもエキセントリックそうな男性メンバーに、「すみません、モリス・ダンスとガーランド・ダンスって違うんですか?」、と。居心地悪そうに、「モリス・ダンスはジェネリック・タームだから」と答えたところで、広報担当と思われる女性が割って入ってきた。

 彼女に写真をフリッカーに上げる許可をもらったところで、「モリス・ダンスって、エキセントリックな男性ダンサーのみが踊るものだと思っていました」というと、嬉しそうに「じゃ、私はエキセントリックなイギリス女性のモリス・ダンサーよ」と。

 サイトを見ると、イングランド北部を中心に、夏は戸外での活動を熱心にする様なので、北部に行く予定の皆さん、是非予定を確認して、おそらくイギリスでしかお目にかかれないであろうこのダンサーの皆さんに喝采を送ってください。

四都市を巡る3:長崎

2013.07.05
ウィンブルドンの週末なのにこの好天。水不足は我慢するから、今年こそバーベキュー・サマーになって欲しいものです。

 前回の京都(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1964.htm)で、些細なことですが、書こうと思って一つか来忘れたことを。

 清水寺の拝観を終えて徒歩でホテルに戻りました。拝観後に買ったじゃこや陶器を部屋においてから散歩にでるつもりでした。部屋の前に来ると扉が開いたままで、中で女性がクリーニング中。外見はオリエンタルな感じでしたが、彼女が発した一音ですぐに日本人ではないことは判ったのでまず、「Which is more comfortable for you if I speak to you in Japanese, or in English?」と尋ねると、一瞬躊躇いを見せたものの、「English is easier for me」と。で、どこから来たのかを聞くと、ヴィエト・ナムからとのこと。国際観光都市ともなると、日本人だけでは産業は回らないんだなと感じました。

 広島に行って(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1958.html)長崎に行かなかったら片手落ちだろうということで、帰国後の最初の週末に長崎へ一泊で行く予定を立てました。でも、そのまま東京から行くと、名古屋で暮らす親族に会える日程が組めなくなるので、土曜日の朝に名古屋へ向かい、午後遅く中部空港から長崎へ飛行機で行くことにしました。

 計画の段階でまず引っかかったのは、飛行機。ブリティッシュ・エアウェイズを利用しての帰国なので、日本国内では、同じワン・ワールドに属している日本航空を利用すると、どの路線でも1フライトにつき1万円という特典があります。が、中部空港から長崎へは日本航空は路線がありませんでした。
 スター・アライアンスの全日空だと、この特典ほどではないけど割引がある。でも、購入は2フライトから。長崎から羽田へは日本航空を利用したかったので、何かないかと思って全日空の欧州ペイジに情報があるかと観てみると、期間限定で1フライトから1万円で販売されていました。この時点で、海外在住社への特典を存分に活用した気分でした。落とし穴は、「春に三日の晴れなし」。

 金曜日夜の天気予報で、よく土曜日は西日本から天気は大荒れの予報。「去年の那覇行きの時と同じだ」といやな予感。2012年4月に那覇に行く時、予定では午後2時頃の飛行機に搭乗する予定でした。午前中に三鷹のジブリ美術館を見学して羽田に猛ダッシュという無謀な計画。
 ところが、前日の夜から台風並みに発達した低気圧が沖縄・九州に接近しているとのニュース。翌日早く起きてみると、既に午後の沖縄行きの飛行機は欠航決定。ただ、午前便は飛ぶとの情報だったので、午前7時前に実家を出て羽田へ猛ダッシュ。
 午前8時45分頃に羽田へ到着し、大急ぎで案内カウンターへ。既に欠航が決まっている午後便に搭乗予定なのだけど、午前中に那覇へ向けて飛ぶであろう便に乗ることは可能かを尋ねました。幸運にも、午前9時15分離陸予定の便に振り替えてもらい、那覇へ。那覇に到着してから聞いたところ、そのあとの便はすべて欠航、那覇空港も大混乱でした。

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 で、そんなことが2年続けて起きるはずがないと願っていたのですが、土曜日の早朝のニュースのトップは荒れ模様の天気。長崎に行くのは自分一人だけど、途中までは家族と一緒なので身勝手なことはするべきではないと煩悶しつつ、仮に名古屋から長崎へJRで行く場合の新幹線とローカル特急の時刻をメモ。

 で、名古屋へ着いて天気はそう悪くはなかったですし、全日空のウェブにも欠航決定の表示はないまま。しかしながら、欠航の場合は払い戻しを受けますという情報も既にアップされていたので、不安は募るばかり。

 長崎に鉄路で到着するならこの新幹線を逃せないギリギリの時間で、「申し訳ない、でも、長崎に鉄道で行く」、と家族に。名古屋駅へ。

 良心の呵責と戦いつつ、名古屋駅のJR窓口で名古屋・新大阪(ひかり)、新大阪・博多(さくら)、そして博多・長崎(かもめ)の切符をJRパスで調達。JRパス、素晴らしい。

 初めての博多駅で「湯布院」特別列車(http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/8629873539/)を観れたものの、長崎に近づく頃には外は真っ暗で何も観ることができませんでした。自分の身勝手な行動への罰だなと。午後8時半頃、名古屋から6時間かけて長崎駅に到着しました。

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 ホテルに向かう途中、タクシーの運転手さんにこの時間で空いているレストランがあるかどうか訊いたところ、中華街も既に閉まっていると思いますよ、長崎は閉店時間が早いんですよ、と。ホテルに着いたら、ホテル内のレストランも閉店。仕方なく、長崎での最初の食事は、コンビニで買った菓子パン。

 翌朝、強風が吹きすさび天気はすぐれなかったものの、雨はほとんど降っておらず、まずは路面電車で早朝の長崎を散策。長崎駅で土産を購入してからホテルに戻り朝食。日本の食事って、本当に美味いです。

 長崎原爆資料館への道すがら、街中で特に気にかけたのが、長崎では自転車を見かけないというのは本当か、ということ。サライイネスさんの「大阪まめご飯」の主人公家族は、長崎への旅行が恒例でした。その中で、長崎は坂が多いので自転車が少なく、以前は馬を使って荷物の運搬もされていたと書かれていました。
 馬はさすがに観ませんでしたが、広島、そして京都に比べると格段に自転車の数は少なかったように思います。ちなみに、街中をすいすい走る路面電車はとても快適でした。

 長崎原爆資料館、家族への無礼を反省しつつ、観に来られてよかったです。正直、展示物の多くがガラス・ケイスの中に入れられていて、視覚が弱い僕にはとても観辛い展示がありました。車いす等、移動が難しい見学者にはもう少し配慮を考えた展示にしても良いのではと感じます。
 しかしながら、特に展示の後半に顕著だった、核廃絶の世界各地ので行動の詳細な情報は、核廃絶なくして世界の安定の実現はあり得ないとのメッセイジを僕自身は強く感じました。

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 少し脱線します。今回の一時帰国中、友人達と特に核兵器、そして原子力発電の是非について話しました。何人かの意見は、核兵器と原子力発電は切り離して考えた方が良いのではと。
 僕が思うのは、人類が殺戮兵器として原子力爆弾を作り上げておよそ70年。その70年もの間、核・原子力に変わる、人類を幸福にできるエネルギーを、どうして開発できないのか。人類って、そこまで愚かではないはず。この科学技術発達のスピードが格段に上がっている現代にあって、70年という歳月の間、核に変わるものがないということの方を異様に思います。

 グラバー邸に行こうか迷ったのですが、迷うぐらいなら行かないで、ケイブル・カー乗り場へ。乗り場は閑散。実際、僕しか乗客は居ませんでした。強風のために朝は運航が中止になり、僕が乗った便がその日の第一便でした。数年前にゴンドラを新しくしたそうで、眺めは最高。

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 曇りがちの天気でしたが、頂上から眺める長崎はとても美しかったです。下界に戻り、文明堂本店へ。

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 作り立てのカステラを、お茶と一緒に食べたいなと思っていたのですが、販売のみだったのはとても残念。まだチャンポンも食べていないと思いつつ、向かったのは長崎ではこれと友人達に強く勧められた、「吉宗(よっそう)」の茶碗蒸し。

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 大変、美味しかったです。この店を教えてくれた友人達に感謝を。

 結局、欠航になった全日空便の払い戻しが長崎空港でできるかと思い、やや早めに長崎空港へ向かいました。全日空カウンターのお嬢さん達は素晴らしい対応をしてくれたのですが、名古屋・長崎のチケットが欧州発行だったので日本国内では処理できないものとのことで、東京に戻ってから国際電話でロンドンへかけて無事返金になりました。チャンポンも食べ、のんびり座っていて目についたのは、最近のコード・シェアの複雑さ。

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 日本の地方空港で、エール・フランスやブリティッシュ・エアウェイズの表示を観るなんてこと、考えたこともなかったです。

 広島、そして長崎は、今回はとても短い滞在でした。観ることができなかったものがたくさん有ることは確実。遠くない将来、じっくりと観て回れる機会を作らねばと。
 
長崎の路面電車の写真
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ベルギー国王、退位

2013.07.04
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(父と長男)

超多忙だったとはいえ、今朝、このニュースに気がつかなかったのは、欧州王室ウォッチャーの名が廃る。

ベルギー国王、21日退位 長男の皇太子が継承へ
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070301002204.html

Belgium's King Albert II to abdicate in favour of son
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jul/03/belgium-king-albert-ii-abdicate

 退位の理由の詳細やゴシップは、ガーディアンの記事の方が詳しく書かれている。アルバート国王のなき兄、ボードワン前国王が亡くなったのはそれほど昔のことではなかったのか。

 あとを継ぐ、フィリップさん、53歳。チャールズさんが慌てる理由はないな。次はどこだろう?ノルウェイかな。いや、スペインかも。

既に報道陣でごった返す病院:ロイヤル・ベイビィ

2013.07.02
ウィリアム・ケイト夫妻の第一子が産まれるであろう病院、セント・メリィズ。

ダイアナ元妃と同じ病院で出産へ キャサリン妃
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013062001000804.html

 外観はこんな感じ。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9129760792/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9129783662/

 セント・メリィズは数年前にはその評価が酷かったのだけど、おそらく医学部が欲しかったのであろうインペリアル・カレッジが経営に乗り込んでからは、ずいぶん評価があがっているらしい。

 セント・メリィズの近隣界隈は、パディントン駅周辺がクロス・レイル導入の改修工事で大きな道路工事が長期間にわたって続いているのでただでさえ入り組んでいる道路網の混雑は尋常ではない。無事に産まれることを望みつつ、過熱する報道で大混乱にならなければ良いのだけど。

 NHSについては、連日、様々なニュースが報道されている。その中で、さすがイギリスだなと感じたニュースを一つ紹介。

How to save NHS £35m - turn off the lights
http://www.standard.co.uk/news/health/how-to-save-nhs-35m--turn-off-the-lights-8666270.html

Managers at London’s biggest hospital group have worked out how to save the NHS £35 million a year — turning off lights and shutting doors.

A trial at Barts and the The Royal London hospitals not only saved on bills, but ensured patients slept better, speeding their recovery and return home. Operation TLC — Turn off, Lights out, Close doors — has saved £100,000 since December, a figure expected to rise to £400,000 when rolled out across the six Barts Health Trust hospitals, which also include Whipps Cross, Newham, Mile End and the London Chest Hospital.

Matrons became “sustainability champions” and rewarded workers with biscuits, snacks and pens if they remembered to switch off lights and machines, and close doors. The trust has 15,000 staff. Barts Health medical director Steve Ryan said: “TLC is about Tender Loving Care — people want to sleep and that means turning the light off, shutting the door, having it quiet — that is a real healing thing.”

Fiona Daly, trust environmental manager, added: “We estimate if all health trusts in the UK introduced these techniques the NHS could save as much as £35 million in a year.”

The idea came from a partnership with charity Global Action Plan.


 緊縮予算、削減され続ける逼迫する予算案の中、いかに出費を減らすかで到達したのが、病棟内の電灯の夜間消灯。日本でもイギリスでも入院したことがないのでよく判らないが、夜間の消灯って当然だと思っていた。不思議の国、イギリス。

世界の話題7月2日:若い男性の理髪店回帰

2013.07.02
*著作権は、日本経済新聞社に帰属します。

日経夕刊2013年7月


女性が居るから世界は輝く2:ウェンディ・デイヴィス

2013.07.02
たまにじらすように太陽が気まぐれに顔を出す天気を当てなく待つくらいなら、今すぐに冬が来ても良いかな、と捨て鉢な気分。

 先週、ウィブルドンでの素晴らしいプレイで世界の注目を集めたであろう伊達選手。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1977.html

 ほぼ同じタイミングで、フェミニズム、そして不平の是正が実現することを信じる論客の牙城、ガーディアンが大きく取り上げた女性がもう一人居ます。その人は、テキサスの民主党議員、ウェンディ・デイヴィス(Wendy Davis)さん。

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 誰、それ?と多くの人が思うことでしょう。現地時間、先週の火曜日にデイヴィスさんが成し遂げようとしたことを本当に実現させなければ、僕も彼女のことを知ることはなかったと思います。彼女がしたことは、テキサス州で可決寸前だった、中絶に関する法令決議を、約11時間にわたる彼女一人だけの演説で遅延させたというものです。現地時間、午前11時18分にデイヴィスさんは演説を始め、共和党の議員に止められた午後10時3分まで誰の補助もなく、椅子に座ることは認められず、トイレ中座もなしで10時間超、演説をしたそうです。

Wendy Davis's remarkable filibuster to deny passage of abortion bill
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/26/texas-senator-wendy-davis-abortion-bill-speech

At 11.18am on Tuesday, a little-known Texas senator named Wendy Davis stood up and began a passionate speech against a bill that would severely restrict access to abortions in America's second-largest state.

Ten hours and 45 minutes later the 50-year-old was still talking, still on her feet, and the embattled pro-choice movement had a new national icon.

Wearing a smart jacket and pink running shoes, Davis embarked on an epic filibuster attempt to deny the bill passage through the Texas legislature by talking non-stop for 13 hours to prevent a vote.


 彼女が履いていたスニーカーは、瞬く間にインターネット上で大人気。

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Wendy Davis's pink shoes spark sales boom and abortion debate on Amazon
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/28/wendy-davis-shoes-sales-abortion-debate-amazon

 With less than two hours to go before the midnight deadline, she was finally silenced when Republicans challenged her on a "three strikes and you're out" rule, claiming she had violated regulations by twice straying off-topic and by allowing a colleague to help her with a back brace.

As a fitness enthusiast she had the stamina required for the gruelling feat of endurance. The rules are strict: no digressions, no food or water, no leaning on a desk, no bathroom breaks. And no sitting - Davis's chair was removed when she started speaking, hence the need for comfortable footwear.

She read from a binder filled with stories of women affected by the issue, at times becoming emotional. Hundreds of orange-clad protesters crammed the halls and public gallery in the senate chamber of the Texas capitol in Austin. Some shouted interruptions and were removed by police.

It seemed Davis would be doomed to heroic failure after nearly 11 hours when Republicans stopped her for a third time. But other Democrats attempted to stall proceedings by raising points of order.

At about 11.45pm, Senator Leticia Van De Putte, who had arrived from her father's funeral, felt she was being ignored by the presiding officer, the Republican Lt Gov David Dewhurst. She asked him: "At what point must a female senator raise her hand or her voice to be recognised over her male colleagues?"


 水曜日の午前零時まで演説を続けられれば、法令議決の投票が無効(それとも延期かな?)になり、それを目指したであろうデイヴィスさん。しかしながら、午後10時を過ぎた時点で3回目のペナルティで演説を止められてしまいました。彼女の行動を無駄にしなかったのは、超保守のテキサスではマイノリティであろう民主党の議員達。そして、中絶法が可決されることに反対する一般の皆さん。


 アメリカの政治のことは全く知らないですし、民主党がどれほどリベラル・レフトなのか僕には全く判断できません。また、女性議員が中絶法案に立ち向かったから感銘を受けた訳でもありません。男だから判らないというのは卑怯な言い訳と承知しつつ、妊娠20週目に入っての中絶はどのように認識されるべきなのか、僕には判りません。

 鍛えているとはいえ、11時間もの間椅子に座ることも、机にもたれかかることも、トイレ中座も認められない反論演説(膨大な資料はもちろん手元に)をすることを決め、それを実行に移した意志と精神的エネルギー。

 翻って、例えば、高市早苗議員。「村山談話は、しっくりこない」って、何を言いたいのか、何をどのように彼女は政治家として訴えたいのか全く何も判らない。大橋巨泉氏の面白いコラム。

http://www.kyosen.com/column/?paged=5

 ウェンディ・デイヴィスさんの政治家としての手腕がどの程度なのかが判らないまま手放しで「素晴らしい」というのは単純すぎるでしょう。しかしながら、レトリックを多用して目くらましを続けるだけの日本の政治家からは、デイヴィス女史の行動から感じる「政治は政治家のためではなく、一般市民のために」という意志を見いだすことは難しいです。

Wendy Davis channels anger of millions as new Texas makes itself heard
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/28/wendy-davis-texas-abortion-bill

ゲオルギュー、アラーニャとの離婚は家庭内暴力が原因だったと

2013.07.02
今週金曜日、7月5日にロイヤル・オペラで初日を迎えるプッチーニ作の「ラ・ロンディーヌhttp://www.roh.org.uk/productions/la-rondine-by-nicolas-joel)」のチケットがたっくさん売れ残り、半額のオファーがでているらしいので、話題作りとの穿った見方ができなくもないが、アンジェラ・ゲオルジューが、ロベルト・アラーニャとの離婚の原因は、アラーニャによるドメスティック・ヴァイオレンスだと告白した。

Opera's 'dream couple' in domestic violence claim: Soprano Angel Gheorghiu says tenor husband subjected her to years of beatings
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/news/operas-dream-couple-in-domestic-violence-claim-soprano-angel-gheorghiu-says-tenor-husband-subjected-her-to-years-of-beatings-8682359.html

The world’s most celebrated female opera singer, Angela Gheorghiu, has been the victim of domestic violence in her marriage to the tenor Roberto Alagna, she has claimed.

In an interview with The Independent, the soprano alleged that Alagna would assault her in front of her family and his. The startling revelation will stun opera-goers around the world, as the pair - who recently divorced - were seen for years as opera’s glamour couple.

Alagna is internationally famous in his own right as one of the world’s leading tenors. Gheorghiu, hugely popular in Britain, is set to star in a production of Puccini’s La Rondine at the Royal Opera House in Covent Garden on Friday.


 話題が家庭内暴力だから、チケット販売促進の意志があると勘ぐるのは失礼だとは思うが、このタイミングはよく判らない。

Earlier this year Gheorghiu went to Romania to get a divorce. “I was very kind with Roberto on this matter, because otherwise in France [where he lives] it would be a big problem for him,” she said. “In Romania I wanted it to be in the quickest way possible: you sign a few papers and it was ciao, arrivederci. Because I really wanted not to continue to have a relationship with this kind of person.

There are things in life you accept from your man, but I did not want to continue to live with the idea that your man is violent. Basta! I said everything, I did everything, until the last moment: I said to myself it is not true, I cannot accept it. OK, now I accept – so, basta. A person like that will never, ever change.”


 最後の、「(家庭内暴力をするような)人物は決して変わらない」、というのは多くのDV犠牲者が感じることだろう。

When they initially became a couple, she says, after the death from cancer of Alagna’s first wife, she saw only what she wanted to see. “People of course told me, even colleagues around me, ‘Be careful’. But I really wanted to be with Roberto. I divorced my first husband for him. When you are in love, you are completely blind. And you don’t know, and you don’t want to know.”

 説得力がある。

 この告白で、アラーニャの立場にどれほどの影響があるかは僕には判らない。50歳になり、そろそろ世界の舞台から声がかかることが少なくなりつつある印象のあるアラーニャ。

 「マイヤーリンク」の最終日、隣に座った女性は「ネトレプコとゲオルジューが出演予定の日は、私は二度とかわないことにしたのよ」、ときっぱり。多くの人が同様な印象を抱えているゲオルギュー。この告白がイメイジ回復のきっかけになるのか。それとも、世界の檜舞台から消え去ってしまうことになるのか。


ナイジェラ・ローソンと旦那のDV報道
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1969.html

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差別用語って、誰が、どう決めるのか?

2013.07.02
最近書いたある文章で、ある職業を表す言葉を用いたら、メディアでは使えないと伝えられた。自分が書いたものが編集の皆さんの手に渡ったら、その時点で自分のものではなくなるということは学んでいるので、文章が直されることにはもはや抵抗を感じることはない。が、自分の中では全く普通に使っている単語が「禁止用語」といわれたのには、正直、驚いた。

 ということを友人数人と話してから、以下のことを教わった。


「~屋」は禁止用語です。

以前「xx屋」を使おうとしてコメントをつけられて、驚いた記憶があります。


 インターネット内で調べた範囲では、「魚屋」、「八百屋」も別の表現に置き換えなければならないようだ。どうやら「さん」をつければ許容されるようだが、それでも、童謡の「犬のおまわりさん」とか「可愛い魚屋さん」等は、もしかしたら現在では歌わせてもらえないこともあるのだろうか。ヤプーズの代表曲の一つ、「肉屋のように」は雑誌や新聞紙上に記載されないのだろうか。

 僕の名字はどうなるのだろうと益体も無いことを考えたが、これは許されるようだ。自分も辺境の地で片足を浸しているメディアの世界、よく判らない。日本語という「言語」自体が差別用語を生み出す傾向が強い言葉なのかなんて邪推してしまう。

「床屋」が現在では差別用語だと聞きました。 どういう理由で差別用語なのでしょ...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110032266

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