LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2013年08月の記事一覧

2013.08.28 キィ・ボードの上を歩くのは止めて欲しい
2013.08.26 イギリス国内での不動産バブルにおける敗者は若者
2013.08.25 北欧4国の新聞社、デイヴィッド・キャメロンに質問状を送る
2013.08.25 グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフの新しいシリーズ
2013.08.25 リンダ・ロンシュタット、パーキンソン病に
2013.08.20 キュー・ガーデンズ、秋の訪れ
2013.08.18 女王を胸に
2013.08.14 北国はもはや秋
2013.08.13 ディアナ・ダムラウ@ウィグモア・ホール
2013.08.13 日経、世界の話題:8月13日
2013.08.13 カプリッチョ@ロイヤル・オペラ
2013.08.11 クリストフ・プレガルディーン@ウィグモア・ホール
2013.08.11 真面目が肝心@リンベリィ・スタジオ・シアター
2013.08.11 Canticles (ベンジャミン・ブリテン)を3回
2013.08.11 数学は美しいか:考える人2013年夏号
2013.08.09 プリンス・ジョージのためのクッキー缶、第2弾 by マークス&スペンサー
2013.08.08 俺様を撮れ!
2013.08.06 夏と秋のあわい
2013.08.06 ゼロ・アワー・コントラクト:労働時間が確約されない人が100万人
2013.08.04 今、コーンウォールが熱い?!
2013.08.04 スワンライツ by アンソニィ&ジョンソンズ@ロイヤル・オペラ・ハウス
2013.08.03 Biased tourist information about Tokyo: 外国人向け、偏った東京案内
2013.08.01 猫も見合い写真が必要
2013.08.01 猫、薔薇、アマリリス

キィ・ボードの上を歩くのは止めて欲しい

2013.08.28
ショート・ストーリィを作るのは良い気晴らし。世界は悲しみで満ちているから。

I can type for you
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Don't worry, let me do!
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Ummmm, my paws seem to be too big?!
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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635270843705/

 何が腹立つって、コンピューターの使い方を教えて欲しいと行って来る人物の多くが、教えている途中で、「えー、でも別の人はそうじゃないって言っていたけど」。

 だったら、その別の人に訊け!

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イギリス国内での不動産バブルにおける敗者は若者

2013.08.26
最近のイギリス国内では、アベノミクスに通じる点があるように感じるのだが、にわかに景気が良くなってきている様な高揚感がそこかしこにあふれている。

 その高揚感を煽っている要因の一つは、不動産価格の急上昇ぶり。数週間前にこんなコラムを寄稿した。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2027.html

 この中で明確にはしなかったものの、コラムで触れた海沿いの不動産を始めイギリス国内で不動産価格を押し上げているのは、「既に持つ世代」。他方、その「既に持つ世代」がどうして地方へを目を向けているかの理由の一つは、ロンドン、中心地だけでなくグレイター・ロンドンの郊外を含めて、ロンドンの不動産価格の上昇は、「イギリス人」の「既に持つ世代」ですら手が出せないくらいの異常な上昇をしているからだ。ロンドンの不動産価格を一般人が手を出すことすらできなくしているのは、イギリスに住むことなど決してないであろう、国外に居住するビリオネアーであり、彼らの資産を管理する金融機関。

 最新の報道では、ロンドン中心部、そしてテムズ南部の土地価格が高騰するであろうとの報道がある。メイフェアやケンジントン・バレス・ガーデンズ周辺の大使館や大使公邸が不動産市場に出るらしいのだが、そうなると、さらに海外の買い手が価格をつり上げてくるだろうし、高額になることが確約されている販売手数料の争奪戦が不動産会社の間で既に始まっているとのこと。
 各国大使館が上記の地域を離れる理由の一つは、建物の維持費用かかかりすぎることがある。小さな国にとっては、維持費を減らすことは大きな課題だろう。ただし、最大の理由は、メイフェアの一等地にあるアメリカ大使館がテムズを越えて5年後(だったかな)をめどにロンドン南部のバタシー地域に移転するからだ。移転予定の周辺の不動産価格は既に上昇し、またヴィクトリア・ベッカム等の著名人が進出する報道でさらに価格が上がるという状況になっているらしい。

 ロンドンでは外国人が不動産を買い漁り、高価な家賃で貸し出す。この様な状況のもと、郊外、地方では、「イギリス人」の「既に持つ世代」が賃貸にするために若い家族が購入したいであろう小振りな不動産を買い占め、高い家賃を設定する。持ち家を購入することを目指して貯金したい若い世代は、家賃の支払いだけで精一杯で貯金もできず、一生借家のままで人生を終わることになると不安を募らせる。こんな悪循環が、さらにその威力を加速しているにもかかわらず、政府は購入可能な家の建築への予算を曖昧なままにしている。

 腹立たしくて、多くの(偏って入るだろうけど)情報を読んでしっかりと書きたいとは思っているものの、僕なんぞが書ききれるものではない気がするので、最近読んだ記事の中で印象に残ったものを幾つかリンクしておく。

For my generation, an affordable home seems an impossible dream
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/aug/11/housing-renting-rising-property-prices

Buy-to-let fuels house price boom
http://www.theguardian.com/money/2013/aug/09/buy-to-let-house-price-boom-mortgages

Home ownership: how the property dream turned into a nightmare
http://www.theguardian.com/books/2013/aug/18/default-line-extract-faisal-islam-housing

 最後のリンクは、書き手のイスラム氏の最新の著作からの引用らしいので、おそらくリンクは長く続かないと思う。とても興味深い現状の例を挙げて判りやすく書いているので、イギリスの不動産取引に興味がある方は早めに印刷しておいた方が良いだろう。

 イギリスの不動産バブル、不動産難民を追って行く中で幾つかのキィ・ワードがある。Buy-to-let、Tracker mortgage、interest-only mortgages、bed room taxなど。少なくともこれらの意味を追って行くと、イギリス国内の摩訶不思議な不動産バブル、そして不動産購入の夢を断たれただけでなく、最悪ホームレスになることだってあり得る一般市民のもがきを知ることができると思う。

北欧4国の新聞社、デイヴィッド・キャメロンに質問状を送る

2013.08.25
スノーデンによるアメリカ情報機関による一般人の電話やe-mail傍受を暴露したニュースは、イギリス国内でも波紋を広げているはず。しかしながら、全く理解できないが、イギリス国内の報道機関の態度はほぼ無視、または全く無視の状態。一般人を9時間も隔離し、弁護士への連絡も許さない国に成り果てたイギリスの報道機関は、そのペンを失ったようだ。

 この状況を看過しようとしない北欧の新聞社が、今日、デイヴィド・キャメロン首相への質問状を提示した。

Press freedom: an open letter to David Cameron from Nordic editors
http://www.theguardian.com/theobserver/2013/aug/24/cameron-press-freedom-security-miranda

We know that you will agree that one of the hallmarks of free and open democracies is a vivid public debate addressing all fundamental aspects of society, including the balance and possible conflict between the legitimate security concerns of governments and the protection of privacy and the free press. We all understand both the imperative to uphold domestic security and the equally important imperative to protect our open public debate about the limits to and legal implications of these efforts. The debate is not a sign of weakness of our democracies. It is the basis of our strength.

Against this backdrop, events in Great Britain over the past week give rise to deep concern. We may differ on where to draw the line and strike the right balance, but we should not differ in our determination to protect an open debate about these essential questions. Also, we should stand united to protect individuals engaging in such debates within the parameters of democracy and the rule of law.

The free press plays a crucial role in this regard, also in situations where information revealed by the press is most inconvenient to governments and the intelligence community. We are surprised by the recent acts by officials of your government against our colleagues at the Guardian and deeply concerned that a stout defender of democracy and free debate such as the United Kingdom uses antiterror legislation in order to legalise what amounts to harassment of both the paper and individuals associated with it. Moreover, it is deeply disturbing that the police have now announced a criminal investigation. We hope this is not to be seen as a step against journalists doing journalism.

The implication of these acts may have ramifications far beyond the borders of the UK, undermining the position of the free press throughout the world.

Mr Prime Minister, we hope that you will soon act to rectify this and reinstall your government among the leading defenders of the free press and an open debate in accordance with the proud tradition of your country.

Bo Lidegaard
Executive editor-in-chief
Politiken, Denmark

Peter Wolodarski
Executive editor-in-chief
Dagens Nyheter, Sweden

Hilde Haugsgjerd
Executive editor-in-chief
Aftenposten, Norway

Riikka Venäläinen
Editor-in-chief
Helsingin Sanomat, Finland


David Miranda's detention is a threat to press freedom, say European editors
http://www.theguardian.com/world/2013/aug/24/david-miranda-detention-greenwald-press-editors

 テロリストに遭遇するよりも、諜報機関に人権を奪われる確率の方が現在のイギリスでは遥かに高いのではないだろうか。

 昨日、連立政権の副首相で、自由民主党の党首、クレッグ氏がガーディアンに寄稿した。

I share the concerns about David Miranda's detention
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/aug/23/david-miranda-rights-security

 読者からの真摯なコメントを読むと、2015年の総選挙でこの党は消滅することを確信する。

グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフの新しいシリーズ

2013.08.25
2010年からBBC2で始まった人気番組、「the Great British Bake Off」の4シーズン目の放送が8月20日から始まった。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

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(画像はすべてBBCの放送画像を無断でスクリーン・ショットしたもの)

 一般のホーム・ベイカーが技術を競うという形式に変更はないが、今年は参加者が13人、準決勝までのどの時点でも、二人がふるい落とされるというスリルが追加された。

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(チョコレイト・ケイキ作りでの一場面)

 20日の初日はケイキ作り。シリーズを通じて、まずシグナチャー・チャレンジ、次いでテクニカル・チャレンジ、そして最後にショウストッパー・チャレンジという流れのはず。

 初回のシグナチャーは「サンドウィッチ・ケイキ」、テクニカルは「エンジェル・フード・ケイキ」、そしてショウストッパーは「チョコレイト・ケイキ」。

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 昨年度のシリーズの最終回はイギリス全土で800万人が視聴し、テレヴィ関係者の多くが人気の高さに驚くという注目番組。でも、企画が輸出されたアメリカでは1シリーズで打ちきりが決まったらしいとのことで、この番組がいかに「ブリティッシュ」かという事実。

 僕は自分では全く料理をしないので、番組の中で語られる技術的なことは全く判らない。が、何が面白いって、参加者が作り出す濃厚な心理劇。例えば、今回のテクニカル・チャレンジで誤って塩を使ってしまった参加者が自分のケイキへの判定を聴いている時の今にも泣き出しそう、でもなんとか泣くのをこらえて唇を軽く噛み締める表情なんて、下手なドラマを見るよりもずっとスリリング。

 日本でこの番組が放送されたら人気が出ると思う。吹き替えにするより字幕にした方が、様々なイギリス英語の特徴を聴くことができるだろう。また、イギリス人が家庭で作るケイキやパンがどのようなものかを知る良い機会なのではないかとも思う。

 画質は良くないし、テレヴィ放映を録画したものをアップロードしたもの。いつまで視聴可能かは判らない。

https://www.youtube.com/watch?v=tkRFt5Kq2NE

リンダ・ロンシュタット、パーキンソン病に

2013.08.25
70年代から80年代にかけてウェスト・コースト発のポップス・ロックを代表し、その数年後にはネルソン・リドルとの競演や、自身のルーツであるスペインの歌で人気を集めたリンダ・ロンシュタットが、歌えなくなったのはパーキンソン病のためであると発表した。

Linda Ronstadt reveals she has Parkinson's disease
http://www.theguardian.com/society/2013/aug/24/linda-ronstadt-diagnosed-parkinson-s-disease

リンダ・ロンシュタット、パーキンソン病にかかり「もう歌えない」と発表
http://ro69.jp/blog/nakamura/87697

 元のインタヴューが高齢者向けの雑誌のウェブという事実にも寂しさを感じるが、ロッキング・オンの記事の最後の一文、

>人生がいかに残酷なのかの証明としか言いようがありません。

 リンダ・ロンシュタットの作品の中で、最も好きなのは彼女のソロではなく、エミルー・ハリス、そしてドリー・パートンと発表した「TRIO」。

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 これが発表された当時、ドリー・パートンの本国での絶大な人気を知らなかったので、リンダ・ロンシュタットがカントリー・シンガーの二人のために一肌脱いだものだと思っていた。

 今、ロンシュタットは歌えなくなり、ハリスとパートンは今でも定期的にロンドンで公演をするほどの人気を得ている。ドリー・パートンのコンサートのチケットは争奪戦がとても厳しい。本当に、人生は時に残酷だと感じる。

 ワーナー・ミュージック・ジャパンが、最近、「Forever YOUNG」シリーズで、昔の名盤を再発した。

http://wmg.jp/foreveryoung/

 僕がまだいたいけな年齢で、そしてアメリカ音楽を熱心に聴いていた頃は「青春秘蔵版」というタイトルだったはずだが、この再発企画で様々な音楽を聴く機会があった。ザ・ポップ・グループ、ライドやジザメリが入っているのに驚く一方で、リンダ・ロンシュタットの作品が全く入っていないことに寂しさを感じていた矢先だった。

 そのワーナーのウェブを観ていたら、これまた懐かしい作品が再発される。

ジェシ・ウィンチェスター(JESSE WINCHESTER)
http://shop.wmg.jp/items/WPCR-15225

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 これを初めて聴いたのは、ワーナーからではなくベアズヴィルの作品がソニィから出ていた頃。寂しさと空元気が交錯する不思議な感覚の歌声に惹かれて何度も聴いた。この様な作品がきちんと再発される日本、素晴らしい。

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キュー・ガーデンズ、秋の訪れ

2013.08.20
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天気予報では、今週末のバンク・ホリディ・ウィークエンドに夏の暑さが戻ってくるとのこと。確かに日向を歩いていると、要項の強さを感じる。一方、日陰、そして朝夕の空気には秋が確実にロンドンを覆い始めている。

 ということで、キュー・ガーデンズに行ってみたら、夏の終わり、秋の始まりがそこかしこに。

巨大キノコ
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635156458275/

かぼちゃ
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635162855078/

 白いカボチャなんて初めて観た。

さよなら夏、ようこそ秋
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635162870036/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635162956218/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635162980934/

 秋もこれくらい素晴らしい天気が続くなら、久しぶりにStourheadに黄葉を観に行きたい。

http://www.nationaltrust.org.uk/stourhead/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157594260034368/

女王を胸に

2013.08.18
落ち着かない夏。そのような時に、友達というのは気を使ってくれることもある。ある友人が、「これは君のために作られたに違いないと思った」と言いながら包装紙に包まれたものをくれた。

 包装紙を開けてできてたのは。

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 OMG!

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 いくらなんでもこれは着られないが、大笑いしてしてしまった。

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 友人の心遣いに感謝しつつ、どこで見つけたのかを尋ねてもはぐらかされた。

 で、自分でも感心するけど、この写真がいつ、どこで撮られたかが判る自分もなんだと思う。たしか、昨年のエリザベス女王のダイアモンド・ジュビリィのガラ・ディナーの時のはず。ブログに張り付けておいたかと思ったけど、なかった。かわりに、懐かしい写真を見つけた。以下のポストの最後の写真。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1009.html

 10年も経てば、メンバーが変わるのは仕方ない。これからの時代、各国の王室の存在がどのように変化して行くのか。

北国はもはや秋

2013.08.14
夏が戻って来るより、今すぐにでも冬になってしまう方が全く不思議ではないイギリス。日本では立秋を過ぎても酷暑のままのようだが、少なくともロンドンの朝夕は既に秋の気配。ということで、読書の秋も近いかな、と。

スクリーンショット 2013-08-14 21.18.15

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635067850481/

 残暑見舞い、そして酷暑見舞いとして。

ディアナ・ダムラウ@ウィグモア・ホール

2013.08.13
damrau 1
(写真は、ブログ仲間のロンドンの椿姫さんのご好意。ありがとうございます)

7月27日、ウィグモア・ホールのシーズン最後のリサイタル、ドイツ人ソプラノ歌手のディアナ・ダムラウのリサイタルへ。最後にふさわしい華やかで高揚感あふれる素晴らしい舞台だった。リサイタルをいっそう華やかにしたのは、伴奏がハープ、しかも勢いのあるグザヴィエ・ドゥ・メストルの素晴らしい演奏にもある。プログラム等の詳細は、椿姫さんのポストで。

http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11582125522.html

 僕にとって、ダムラウのウィグモアでのソロは2度目。前回は2008年のこれ。

Diana Damrau/ Julius Drake
http://www.theguardian.com/music/2008/nov/08/diana-damrau-julius-drake-classical

 この時はライヴ録音だったのだが、ドレイクが珍しく2度もミスをした。編集すると言っていたように記憶しているのだが、まだ発売になっていないはず。

 もしかしたら僕は幸運なのかもしれないが、これまでダムラウ出演のオペラ、コンサートでキャンセルにあったことがないし、東日本大震災後、小さなお子さんを連れてメトの日本公演に参加した彼女への好感度もあがっていたので、久しぶりに聴ける彼女の歌唱が楽しみだった。

 ソプラノとテノールという大きな違いがあるとはいえ、2日前に同じホールで聴いたプレガルディーン(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2016.html)の印象を色褪せさせたのは、声に漲る勢い。オペラを現役で歌っている歌手の声の張りは違う。

 個人的にぐっと来たのはシュトラウス。ドイツ語を母国語とする歌手によるシュトラウスの歌曲を、実はあまり聴いたことがない。デボラ・ヴォイト、ベン・ヘップナー、カリタ・マッティラ、ルネ・フレミング等、名だたるシュトラウス歌いの歌手は皆非ドイツ語圏出身。叶うなら、Die Zueignungを聴いてみたかった。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-743.html

 プログラムはダムラウの声にあった良い選曲だったと思う。あら探しのつもりは全くなく、が、特に前半はダムラウにとって低いであろう音域がある曲は一曲もなかった。後半、アーンの2曲目で低い音域で声の勢いが鈍ったようだったので、あえていれなかったのだろう。
 
 メストルのハープは、ハープ、そして演奏者への印象が変わるほど軽やかで、躍動感にあふれるものだった。舞台マナーも常にダムラウを立てる側に徹していて好ましいもの。インターネットで調べてみたところ、この二人による日本でのコンサートは2011年6月にトッパン・ホールで予定されていたのが、キャンセルになったとのこと。メトの公演と重なったからだろうか。実現することを祈ります。

 ダムラウは2014年の春、ロイヤル・オペラの「ラ・トラヴィアータ」の前半に主演予定。後半の日程でジェルモン父を演じるサイモン・キーンリィサイドとはたった1日だけしか重なっていない。買えるかな。

damrau 3

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日経、世界の話題:8月13日

2013.08.13
*著作権は、日本経済新聞社に帰属します。

日経夕刊2013年8月


カプリッチョ@ロイヤル・オペラ

2013.08.13
7月21日に、ロイヤル・オペラ・ハウスの2012/13シーズンの最終演目、「カプリッチョ」を観てきた。作曲家はリヒャルト・シュトラウス。初めて聴くオペラの上に、コンサート形式だったので短く。さらに、ロンドンのブログ仲間のレポで写真等詳しい情報を。

http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11587241050.html

 当夜の印象は、聴衆の何割かは本当にシュトラウスのこのオペラを聴きたくてきた人たちなのだろうか、ということ。シュトラウスの歌曲やオペラが好きな僕にとっても、「カプリッチョ」の最初の15分は旋律がつかみ辛く感じられた。周りの人たちが居心地悪げにもぞもぞしているのが気になった。コーポレイトの招待等で来た人たちには、2時間半休憩なしのこの舞台はきつかっただろうと想像する。

 コンサート形式ということで演出家が居ないぶん、邪魔なものがなく、歌手の皆さんの演技が素直で帰って舞台に強く惹き込まれた。芸達者ということでは全員だが、中でも主役のルネ・フレミング、伯爵を歌ったボー・スコウフス、オリヴィエ(詩人)のクリスティアン・ゲルハーエルは上手かった。

 歌手陣の水準は素晴らしく、大満足。素晴らしいという噂だけを聞いていて、生の声を聴いたことがなかったクリスティアン・ゲルハーエルは最初は細い声質だと感じたのだが、オーケストラ(珍しく舞台の上)の音にかき消されるなんてことは全くなく、歌唱の安定性は群を抜いていた。秋のウィグモアでのリサイタルが楽しみ。

 フレミングと同じように、ずっと暗譜で通したスコウフスはかなり昔にロイヤル・オペラに出たことがあるようだ。調子のいい伯爵を軽やかに、ちょっと艶っぽく歌っていた。プログラムによる最近のレパートリィは悪役が多い。今回の舞台では楽しそうに歌い、演じていたので根は明るいのかもしれない。

 フレミング。嫌いではないが、好きかと訊かれるとすぐに返事はできない。巧いけど、どの舞台を観ても「フレミング」だから。今回も2時間半の舞台でほぼ2時間は舞台に出ていた。疲れも見せず、声のコントロールも完璧。伯爵夫人の最後のソロが始まる前にいったん舞台から去ったフレミング。「メイクを直せる時間がなかったからいいタイミングだな」と思っていたら、口紅をいっそう鮮やかにして戻ってきた。

 オペラの主題は、音楽が先か、詩(言葉)が先か?「アリアドネ」で扱った新しい生き方、古い価値観の対立と似通っているので、これはシュトラウスにとって生涯の命題だったのかと。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-838.html

 オーケストラで面白いことがあった。舞台左手の奥にハープが2台。あとで判ったことだが、セカンド・ハーピスとは男性。繊細という言葉からはほど遠い、まるでかつてのプロイセンの将軍を彷彿とさせるたくましいひげをたくわえていた。
 彼の演奏時間はトータルでおそらく15分ほど。それもオペラのほぼ最後。にもかかわらずずっと腕組みしたまま座りづつけていた。楽しかったのかな、あのハーピスト。

 2014年はリヒャルト・シュトラウスの生誕150年ということで、ロイヤル・オペラも珍しくシーズン中に3演目。上演予定順に、「エレクトラ」、「影のない女」、そして「ナクソス島のアリアドネ」。「アリアドネ」は大好きなオペラの上に、カリタ・マッティラが主演予定、クリストフ・ロイのデカダンな演出、しかもパッパーノが指揮ということで楽しみだが、あとの二つが代わり映えしない。「ダナエの愛」とか「エジプトのヘレナ」、舞台化が難しいであろう「ダフネ」を持ってきて欲しかった。

クリストフ・プレガルディーン@ウィグモア・ホール

2013.08.11
25 july 1(1)
(ブログ仲間、ロンドンの椿姫さんのご好意により。右がプレガルディーン、左はピアノのミヒャエル・ゲース)

7月25日、指折り数えて待っていたクリストフ・プレガルディーンのリサイタルを聴きにウィグモア・ホールへ。彼のリサイタルはほぼ1年ぶり。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1709.html

 今回のリサイタルは、これまでにないほどチケットの売れ行きが好調でした。ウィグモア・ホールでの人気が定着してきたこともあると思いますが、プレガルディーンの知名度が今年はイギリス国内において高くなってきていることもあるかと。毎年恒例、BBCのカーディフ・ソング・コンテストで今年は審査員の一人。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b01r2q2h/profiles/christoph-pregardien
 
 ホールが聴衆で埋まることはファントしては嬉しいことですが、悲しいこと、難しいことが続いていた時期(今もさほど変わらず)で、プレガルディーンの歌を心から楽しめるかどうかと不安でした。でも、素晴らしいリサイタルでした。

Performers
Christoph Prégardien:tenor

Michael Gees:piano

Programme
Schubert

Willkommen und Abschied
Die Sterne
Nachtstück
Das Zügenglöcklein
Der Wanderer (D489)
Wandrers Nachtlied I
Über Wildemann
Der Geistertanz
Erlkönig
Wandrers Nachtlied II
Sehnsucht
Der Musensohn

休憩

Auf der Brücke
Im Abendrot
Rastlose Liebe
Lied des gefangenen Jägers
An die Türen will ich schleichen from Gesänge des Harfners I
Der Wanderer (D649)
Der Wanderer an den Mond
Der Einsame
Der Schiffer (D536)
An Schwager Kronos
Der Doppelgänger from Schwanengesang
Nacht und Träume

About this concert
Christoph Prégardien’s Schubert is always true to the composer, to the emotional temperature, expressive dimensions and spirit of songs as diverse in style and mood as ‘Erlkönig’, ‘Sehnsucht’, ‘Der Einsame’ and ‘Der Wanderer an den Mond’.

The German lyric tenor and his duo partner Michael Gees offer a microcosm of Schubert’s Lieder as part of this season’s Wigmore Hall series Schubert: A Celebration.

 リサイタルの演目の総合タイトルは、「Songs of Taking Leaves and of Travel」。シューベルトの作品の中からこのタイトルにあう曲を選び、構成したものです。

 まず、素晴らしい歌手でも年齢を重ねると、声の衰えは避けようがないのかということを感じました。発声が辛くなっているということではなかったようですが、前半では高音部の潤いが薄く感じることが2、3度ありました。特に、なんてことない短い単語の母音で一瞬、声がひっくり返った場面ではちょっと驚きました。

 でも、それをのぞけば大満足。以前にもまして歌われるドイツ語の発音の精度は増し(何を歌っているのかが聞き取れる)、表現の豊かさ、深さもこれまで以上。前半は声がちょっと不安定と感じるも、後半は全く乱れることなく。

 プログラムの構成もよく考えられていたと思います。前半、後半ともそれぞれ12曲を暗譜のまま最後まで。何度か無遠慮な咳をしや聴衆をはったおしたくなりましたが、彼の集中力、そしてゲースの演奏は曲が進むごとにどんどん高くなりました。最後の「夜と夢」で、ピアニストのギースが最後の音を弾き終わって数秒間、ホールは舞台の二人とともに旅をしてきた様な幸福感に満ちた静寂に包まれました。

 何度かカーテン・コールに応えたあと、アンコールは「白鳥の歌」からLiebeなんとかという短い曲を。プレガルディーンによるシュトラウスの歌曲を聴いてみたいのですが、レパートリィに入っているかどうか。

 ウィグモア・ホールでの次回のリサイタルは2014年1月。いつものようにプログラムは既に決まっています。そしてプレガルディーン、この夏から秋にかけてイングランド内で超多忙。オックスフォードやストラトフォード・アポン・エイヴォンでマスタークラスをこなし、その合間にリサイタルという予定になっています。そこまで追っかけるつもりはないですが、9月4日にロンドンの私立学校でリサイタルがあります。彼の「冬の旅」を聴いたことがないので、これは楽しみです。


[追記:8月12日]
ウィグモア・ホールの出演者やプログラムがけっこう似ている印象のあるトッパン・ホール。ここにはプレガルディーンも過去に出演している。何とはなしに、秋からのシーズンの予定を眺めていたら、2014年2月20日に、プレガルディーンが出演予定。ピアニストは、ミヒャエル・ゲース。

http://www.toppanhall.com/concert/lineup/series1213D.html

 チケット発売は10月24日となっている。彼が現役歌手としてあとどれくらい歌えるのか、歌うつもりなのかは判らないが、日本でのリサイタルは3年ぶりの様なので、歌曲が好きな人には楽しみなプログラムだろう。

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真面目が肝心@リンベリィ・スタジオ・シアター

2013.08.11
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イギリスで暮らしながら読んでいない、読もうとも思わない作家はたくさん居るが、そのうちの一人がオスカー・ワイルド。イギリス人の友人曰く、「ワイルドはアイルランド人だから」とのことだが、ワイルドの存在がとりわけイギリスの舞台芸術にどれほどの影響を及ぼしたのかを知らないのは、痛いといえば痛い。が、どうしても本を読む気にはなれない。

 で、ワイルドがこんな作品を書いたことすら知らなかった、「The Importance of Being Earnest」をアイルランド人作曲家のジェラルド・バリィがオペラにし、初めて舞台化したものがリンベリィで6月に上演された(音楽自体は既に2012年に発表済み)。

Gerald Barry: music and libretto

Ramin Gray: Director

Simon Wilding: Lane/ Merriman
Benedict Nelson: Algernon Moncrieff
Paul Curievici: John Worthing
Stephanie Marshall: Gwendolen Fairfax
Alan Ewing: Lady Bracknell
Hilary Summers: Miss Prism
Ida Falk Winland: Cecily Cardew
Geoffrey Dolton: The Rev. Canon Chasubel, D.D.


舞台の模様
http://www.flickr.com/photos/royaloperahouse/sets/72157634125452330/

 中日と最終日に観た。観る前にあらすじと作品の周辺情報を読んでおいたので、舞台でなにごとが進んでいるのかは判った。また、要所要所で会場から湧き上る爆笑で、イギリス人がいかにこの原作に精通し、且つ好意を持っていることもよく判った。外国人の立場からだと、イギリスの「階級社会」の根深さをまざまざと感じた。

 音楽は、僕にとっては「オペラ」とは感じられなかった。旋律が現代音楽過ぎて口ずさめないからではなく、オペラというフォーマットを逸脱し過ぎなのではという点があったから。演出家の意図なのか、作曲者の意図なのか判らないが、例えば拡声器で台詞をしゃべる場面。特にこの場面では、打楽器奏者の女性が舞台左手に用意された何十枚という皿を歌手の台詞にあわせてリズミカルに叩き割るという演出もあり、視覚的には楽しいけど音楽的にはどうもという釈然としない気持ちを払拭できなかった。

 一幕では、歌手達がドイツ語で重唱する場面がある。旋律はオリジナルながら、歌っている歌詞が「歓喜の歌」の有名な alle Menschen werden bruder wo dein sanfter を繰り返しているのには笑った。

 批評家筋に受けが悪かったのは、レイディ・ブラックネルを男性に歌わせたこと。確かに違和感はあったが、僕にとってはこの舞台で初めて「真面目が肝心」を知ることになったので、芸達者な歌手でもあり、楽しめた。

 もうひとつ。この物語の最も重要な登場人物、Algernon。日本で暮らしていた時は、「アルジャーノンに花束を」もあってその発音を疑問に感じたことはなかった。が、今回の舞台、そして友人達の発音を聴いていると、「アルジャノン(強勢は最初のA)」。アメリカとイギリスでこの名前のストレスが違うのだろうか?

 全体として評価は高かったし、連日ほぼ完売のようだったので近い将来、戻ってくるだろう。笑ってはいけないことなのだが、観に行ったふた晩とも、隣に座ったそれぞれ違うカップルが休憩中に帰ってしまったこと。男性も女性も豪勢にドレス・アップしていたので、「トスカ」とか「ラ・トラヴィアータ」の様なグランド・オペラだと勘違いしたのではなかろうか。

 オペラ・ハウスで上演されるすべての演目が黴臭い演目だけではない、ということは既に多くの人が知っていることだと思っていた。

Canticles (ベンジャミン・ブリテン)を3回

2013.08.11
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(リンベリィでのプログラム)

2013年は、イギリス(というかイングランドだろう)を代表する作曲、ベンジャミン・ブリテンの生誕100年にあたり、イギリス各地、特にブリテンの故郷、イースト・アングリアのサフォークでは今年の11月まで多くの記念コンサートが開かれている。

 ブリテンについては、よく理解しているとはとてもいえない。オペラは「ピーター・グライムズ」だけ。彼の作品についてもおそらくいろいろな場所で聴いているとは思うのだが、感想を書きがたい経験ばかりだったように思う。

 昨シーズン、ウィグモア・ホールのアーティスト・イン・レジデンスだったイェスティン・デイヴィースは、とても積極的なプログラムを展開し、どのリサイタルも水準の高いものだった。その中で、昨年の初冬、ウィグモア・ホールのブリテン記念プログラムの一つ、「カンティクルズ」にデイヴィースが参加することになっていて、何も知らないまま、調べないまま観に行った。昨年のことなので、内容はブログ仲間の素晴らしいレポを。

http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11417603645.html

 印象に残ったのは、2番目の「アブラハムとイサク」の冒頭、神のパートを歌う時に、パドモアとデイヴィースが聴衆に背を向けて歌ったことだけ。すべての宗教はカルトに過ぎないと思っている僕には、正直、この2番で歌われる内容は全く心に響かなかった。

 しかしながら、全体を通して醸し出される声の「力」を追求した様な旋律、また、これまであまり経験したことのない伴奏楽器によるリサイタルの雰囲気にいっそう興味を駆り立てられた。

 2013年7月、ロイヤル・オペラ・ハウスの地下劇場、リンベリィでAldeburgh Musicによる「カンティクルズ」が上演され、そのうち11日と12日に観ることができた。

Ian Bostridge: Tenor
Iestyn Davies: Countertenor
Benedict Nelson: Baritone


 リンベリィでは作曲された年代順に歌われた。歌われる順を変更することによって何か変化があるのかは僕には判らなかった。

 最近のリンベリィでは頻繁に起きていることだが、この演奏会のチケットも長らく完売状態だったにもかかわらず、6月下旬のある日、最前列2列が全席リターンになっていた。このおかげで両日とも最前列ど真ん中に座れたけど、このやり方は本当に腹立たしい。

 ウィグモア同様、「アブラハムとイサク」の冒頭、ボストリッジとデイヴィースは聴衆に背を向けて歌いだしたので、このやり方が定番のようだ。

 ウィグモアと違う点は曲順だけでなく、ダンサー、俳優、また映像を使って演出がされていたこと。映像(3番目)と俳優(1番目)は良かったのだけど、がっかりだったのが振り付け。「アブラハムとイサク」では父と息子の苦悩をそのままなぞった様な振り付け。最後の「ナルシスの死」での踊りは、ラッセル・マリファンとのソロ作品を薄めた様なものに感じた。
 Aldeburgh Musicの本拠地では、ブリテンが踊りのために作曲した音楽にキム・ブランドストラップが新しく創作したのが上演され、高い評価を得ていた。それくらいのレヴェルのを持ってきて欲しかった。

 リンベリィでは、演出家がいたことで舞台の統一感はウィグモア・ホールでのリサイタルより鮮烈だった。ブリテンの「カンティクルズ」が意図することを理解した訳ではない。が、旋律から伝わる、生きることへの問いかけという印象を強くした。

ロイヤル・オペラ・ハウスのフリッカーから
http://www.flickr.com/photos/royaloperahouse/sets/72157634590439609/

 閑話休題。デイヴィースのレジデンス最後のリサイタルは録画されていた。その模様は、再び椿姫さんのエントリィで。

http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11567284855.html

 数日前にウィグモア・ホールからお知らせメイルが届き、スカイ・アーツでの放送日が決まったとのこと。

http://www.wigmore-hall.org.uk/about-us/news/wigmore-hall-launches-a-new-tv-series-of-chamber-music-broadcasts-to-include-iestyn-da

Iestyn Davies countertenor; Thomas Dunford lute; Jonathan Manson viol
Programme includes songs Johnson and Dowland, and an interview with Iestyn Davies

Broadcast on Monday 2 September at 8pm, Tuesday 3 September at 2am, Wednesday 4 September at 2pm and Thursday 5 September at 8am.

 アメリカの作曲家、ニコ・ムーリィがデイヴィースのために作曲した新作が初めて歌われるなどとても興味深く、また水準の高いリサイタルだったので、スカイ・アーツを観ることができる方は是非。カウンターテナーへの印象が変わると思う。

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数学は美しいか:考える人2013年夏号

2013.08.11
創刊当初、定期購読にして実家から送ってもらっていた新潮社の季刊雑誌、「考える人」。

http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/

 届くのが楽しみだったのだが、けっこう重くて送料の方が高くつくので、ここ数年は読んでいなかった。でも、久しぶりに読みたい、と思ったのが7月に発刊された最新号。特集は、「数学は美しいか」。

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 数学に関しては、全くその才能を持ち合わせていないが、主に文系向けに書かれた数学に関する本を読むのは、全く理解できないのがとても楽しい上に、凝り固まった思考回路への素晴らしく良い刺激になる。例えば、P72にある1980年の東京大学の入試で出題されたこの問題。

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 日本語だから、もちろん、読める。が、頭の中で日本語で書かれたこの問題が、読まれることで読む側の頭の中に描かれることが期待されているイメイジが全く浮かんで来ない。自分が日本人ではないのかもなんて思ってしまう。涼しくなってきたロンドン。毎日数ペイジづつ読んで行けば、真冬までには読み終えられるかな。

 本誌の中で紹介されている「ポアンカレ予想」や「ABC予想」の論文は、インターネット上ですぐに見つけられるし、印刷できる。日本語でも判らないのに、英語で書かれているものだとさすがに何が語られているのかさっぱり判らないが、読めるけど意味がわからない外国語読んでいる様な気分に浸れる。

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プリンス・ジョージのためのクッキー缶、第2弾 by マークス&スペンサー

2013.08.09
予想した通り、そして期待した通り、マークスは第2弾を発売した。

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 ちょっとぼけてしまったので、缶だけを。まずは正面。

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 そして側面は2パターン。

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 ミーハーといわれても仕方ない。

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 イギリス全土が大いに沸いた訳ではないけど、経済効果は凄まじいと思う。意地悪な見方をすると、2番目、3番目のお子さんの時にはこんな盛り上がりはないかもしれない。Winner takes it all!

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635002870824/

俺様を撮れ!

2013.08.08
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気持ちのいい朝なので、遊んでみた。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634982784360/


夏と秋のあわい

2013.08.06
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日によっては朝夕の涼しさがロンドンらしくなり、バラ園がどのように猛暑を過ごしたのかを観に行った。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634960884790/

 世界から原子力と核が無くなることを信じる日に。


ゼロ・アワー・コントラクト:労働時間が確約されない人が100万人

2013.08.06
暑い夏が欲しいと毎年叫びつつ、いざ暑い夏が来たら「暑い」というロンドナーに同調している最近。ロンドンらしい涼しい夏が来てほっと一息です。

 おそらく、日本でも同様な状況にある労働者は多勢居ると思います。ここ2週間ほど、イギリスのメディアが連日報道しているホット・ニュースの一つは、パート・タイム契約で働く多くの人が、次の週の労働時間を知らされない、言い換えると、次の週、どれだけの収入を得られるのか全く判らない「ゼロ・アワー・コントラクト」という雇用契約に縛られているというもの。

 ことの発端は、スポーツ・ダイレクトという、スポーツ関連の商品を売る会社が、全国の店舗で働く約2000人の正社員(フルタイムの雇用契約)に10万ポンドのボーナスを支給するという報道でした。
 イギリスの大量小売りにありがちな、所為正社員といえども法律で決められた最低賃金で働いているであろうスポーツ・ダイレクトの正社員にとっては、10万ポンドという金額はおよそ15年くらい働いてコツコツ貯金してもしかしたら到達できるかもしれない金額。このニュースが流れた時は、メディアの論調はイギリス経済復活の象徴として持ち上げるものでした。

 ところが、ガーディアン、もちろんガーディアンが、アベノミクスの虚ろさに呼応するこの報道の裏に潜む闇を報道したことで、論調は一気に逆転しました。

 スポーツ・ダイレクト社の全雇用者数は、約23,000人。このうちの20,000人がパート・タイム契約である。その契約の基本は、次の週に何時間働くのか、幾らの収入が確約されるのかが全く保証されない「ゼロ・アワー・コントラクト」である。さらに、スポーツ・ダイレクト社は、労働時間、収入が保証されないパート・タイム社員が他の会社で働くことを禁じている。まるで、えさを与えない、でも逃がしもしないという環境とはこのこと。

Army of workers trapped in insecure, badly-paid 'jobs'
http://www.theguardian.com/money/2013/jul/30/army-workers-zero-hours-contracts

 ゼロ・アワー・コントラクトで雇用を縛りつつ、収入を確定させない企業の中には、バッキンガム宮殿の夏の一般公開のために雇用された臨時社員や、テイト・ギャラリィの飲食部門で働く人、そして中には精神医まで入っていたのにはとても驚きました。

Buckingham Palace uses zero-hours contracts for summer staff
http://www.theguardian.com/money/2013/jul/30/buckingham-palace-zero-hours-contracts

 ここから多くのメディアが、イギリス全国で、どれだけのパート・タイム社員がこのような生活の保障に結びつかない契約で働いているのか、働かされているのかについて報道し始めました。当初、国立統計事務所は25万人との推定の数を発表しました。が、すぐに民間のシンク・タンクの調査で数字が低すぎると指摘され修正。ここ一両日の報道では、少なくとも全国で100万人になるだろうといわれています。

Zero-hours contracts are creating desperate lives
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/jul/31/zero-hours-contracts-sports-direct-desperate-lives

Zero-hours contracts cover more than 1m UK workers
http://www.theguardian.com/uk-news/2013/aug/05/zero-hours-contracts-cover-1m-uk-workers

 いち早く報道した(と思われる)ガーディアンは、しかしながらここに来てちょっと軌道を修正。というのも、このゼロ・アワー・コントラクトという雇用形態でなければ働けない人、もしくは業務が成り立たない業態もあるという報告が出てきたからです。

 例えば、広大な敷地や庭園の管理を多くのヴォランティアに頼るであろうナショナル・トラストは、天候次第で労働時間、必要な人数に大きな差が出てくるであろうし、それを調整するにはゼロ・アワー・コントラクトが理想であると。

 特に都市部で顕著であると思いますが、イギリスでは働きながらスキル・アップをしたい人はパート・タイムの勤務を選択することが多いと考えます。また家庭環境等の理由でパート・タイムでしか働けないという人も居ると思います。

 そのような個別の理由でゼロ・アワー・コントラクトという雇用形態もやむなしという人も居るかもしれません。

 しかし、全般的にこの雇用契約のあり方にについての議論の中心になっているのは、安定した収入が保証されない、そのために銀行のローンだけでなく、銀行口座を開くことや住宅ローンを借りることもできない状況に追い込まれる人がたくさん居るということ。貯金なんて夢のまた夢、一生借家からも、ゼロ・アワー・コントラクトからも逃れられない、と。

 8月4日のオブザーヴァ紙に、面白い記事が掲載されていました。

The sharing economy: a whole new way of living
http://www.theguardian.com/technology/2013/aug/04/internet-technology-fon-taskrabbit-blablacar

 収入格差、生活の質の格差が広がる現在の社会で、無駄なもの、使えるのに使われる機会のないものを効率的にシェアすることを仲立ちする会社についてです。日本でもこのような会社はあるのではないかと思います。

 一つ気になったのが、紹介されているTask Rabbit

https://www.taskrabbit.com/

 僕の理解では、「自分は金はあるが、時間がない。だから買い物に行ってくれる人を確保しておきたい」と。これって、ゼロ・アワー・コントラクトと何が違うのだろう?、というのが僕の印象です。余談ですが、この「タスク・ラビット」という名前、ジョン・アップダイクの「ウサギ」シリーズからかなと。

 誰かがコメント欄に書いていますが、シェアするというのは判るけど、結局、金持ちがさらに楽をする、もうけるという流れを断ち切るのもの、影響を与えるものではないと感じます。

 ゼロ・アワー・コントラクトを実行する会社として、マクドナルドが取り上げられたのが最も新しいニュース。

McDonald's ties nine out of 10 workers to zero-hours contracts
http://www.theguardian.com/business/2013/aug/05/mcdonalds-workers-zero-hour-contracts

Martin Rowson on zero-hour contracts – cartoon

http://www.theguardian.com/commentisfree/cartoon/2013/aug/06/martin-rowson-zero-hour-contracts-cartoon
(このカトゥーン、あまりにも的をついていて笑えます)


 朝日新聞のウェブに以下の記事がありました。

(働く人の法律相談)「変形労働時間制」で残業代ゼロ?
http://www.asahi.com/business/articles/TKY201308050202.html

 何が悪いのか、解決策は存在するのか全く見えないグレイ・ゾーン。次々と表面に出て来るこのようなニュースを読むたびに、リーマン・ショックが引き金となった金融危機は、世界の多くの国で、人々の生活の質、どのように生きて行かなければならないのかを大きく変動させたように思います。

今、コーンウォールが熱い?!

2013.08.04
基本的に出不精なので、実際に足を運んだイギリスの地方は少ない。そのような乏しい経験の中でもいつも心を惹かれるのが、イングランド西部のコーンウォール

 実際、コーンウォールは魅力あふれる土地だけど、日本からわざわざイギリスに来て、さらに西の果てまで行くのは大変だろうから、日本でどこまで紹介されているのか判らない。

 最近、朝日新聞のウェブで、ロンドン在住の方がコーンウォールを紹介している。

イギリスの西の果て、ペンザンスで過ごす休日
http://www.asahi.com/and_M/fashion/TKY201307310218.html

 個人的に、ペンザンスは通過地点の街と考えているが、ペンザンスから足をのばせば魅力的な海岸や村が点在している。

 ほぼ同じタイミングで、ガーディアンがパディントン/ペンザンス間の寝台列車の特集記事を掲載した。

Night riders: aboard the Paddington-Penzance sleeper train
http://www.theguardian.com/uk-news/2013/jul/30/night-paddington-penzance-sleeper-train

 これを利用してペンザンスを紹介したブログ仲間のかんとくさんによるエントリィ。

http://blog.goo.ne.jp/bigupset39/e/2eb8902732e32ee68fc12cdc740a5bf1

 ガーディアンの記事に書かれているように、プリマス空港が採算が取れないために閉鎖され、観光で成り立っているにもかかわらず、コーンウォール内のアクティヴな空港は、現在ニューキィのみという悲惨な状況。ロンドンから特急ですら6時間。車を運転できないと、コーンウォールに行くのは本当に大変。

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(2009年11月にモーガン・ポースで撮った1枚)

 個人的にはシリィ諸島のBryherに戻りたいのだが、モーガンポースの崖の上で大西洋を眺めるも良いかな。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1750.html

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1129.html

スワンライツ by アンソニィ&ジョンソンズ@ロイヤル・オペラ・ハウス

2013.08.04
ロック、ポップスへの興味を失っては居ないのだが、チケットの購入の仕方がよく判らない上に面倒に思えて足が遠のいている。ま、聞きたいと思う斬新な音楽、バンドが少ないというのもある。

 そんな中で、王道から外れた音楽に興味を惹かれる自分の壷にもしかしたらはまるかと思っていたのが、数年前にマーキュリィ・プライズを獲得したアンソニィ&ザ・ジョンソンズ

 ある日、ふとロイヤル・オペラ・ハウスのサイトを開いて飛び込んできたのは、そのアンソニィ・へガーティがロイヤル・オペラ・ハウスでコンサートをやると。ロイヤルならチケットの購入の仕方は知っているので安心して座りたい席を購入し、公演日の7月26日を待った。

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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9376562070/

http://www.theguardian.com/music/2013/jul/26/antony-and-the-johnsons-review

 どのレヴューも大絶賛だし、会場も間違ってチケットを買ってしまってそのことに気づかずに来てしまった観客をのぞけば、ものすごい盛り上がりだった。残念ながら、僕には駄目だった。

 へガーティの歌唱は歌っている内容が判るほどクリアでこの点だけは感心した。が、例えばガーディアンが絶賛している「歌唱力の高さ」を感じることはほとんどなかった。ちなみに、証明は掛け値なしに素晴らしかった。

 1時間半の本編が終わり、やっと帰れると思っていたところ(最前列のど真ん中だったので立つに立てず)にへガーティが舞台に呼んだのはボーイ・ジョージ(プリンス・ジョージではない)。最近ダイエットに成功したらしいボーイ・ジョージに会場から「Oh, my God!」の声が聞こえる中、二人は歌いだした。驚いたのは、ボーイ・ジョージがきちんと歌えるということ。正直、へガーティの声よりずっとクリアで歌唱力もある。30年以上も前にメディが作り出したアイドルではなかったことを初めて実感した。

 高い授業料だったけど、今の商業音楽業界に、僕が聴きたい音楽はほとんどなさそうということが判ったことだけでも良しとするべきか。

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Biased tourist information about Tokyo: 外国人向け、偏った東京案内

2013.08.03
ポーランド人の友人のガールフレンドがこの秋に日本に行くとのこと。ロンリィ・プラネットというガイドブックで情報を検索しているらしいのだが、あまりに分厚くてどこから始めれば良いのか判らないので、東京出身の僕にヘルプ・コールしてきた。気分転換になるかと思ってざっくり書いたのが以下のもの。とっても狭い視点で書いているので、参考になるかどうかは判らない。

 驚いたのは東京スカイトゥリー。日本で発行されたカードしか受け付けないって。東京を代表する観光施設がこのような状態で、オリンピック招致なんて可能なのか?


Let's start.

Because my family lives in Tokyo, I do not need hotels in Tokyo. So, I do not know about the hotels there. However, there are two choices I recommend.


http://www.citadines.com/en/japan/tokyo/shinjuku.html

http://www.hotelmets.jp/list.htm

You may have heard about Citadines. Its hotels in London are not good, but the Citadines in Japan is much better. The Mets Hotels are run by JR which is the main railway company in Japan. They are not too expensive, but I am not sure whether they can communicate well with non-Japanese guests.

I guess you have already got some information about JR Pass. It is really useful for foreign tourists to explore Japan because you do not need to worry about spending extra costs as long as you use the JR rail network in Japan. Bear in mind, you can use only JR network with JR Pass.

There are three different JR pass; 1 week, 2 weeks and 3 weeks. From you rough plan to move around in Japan, it seems to me that it is better to buy a week pass which enables you to go to Kyoto by the shin kan sen as well as the other JR network in Tokyo.

Apart from the cost of accommodation, the transport fee is the highest cost to pay when you are in Japan. The system like the Oyster card in London does not exist in Japan. Actually, you can buy a type of a plastic card to use the transport network in Tokyo, but it would force you to always worry about how much your top-up remains in your card.

I have tried to find another way and have found this.


http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=1429

This is one day ticket, called [Tokyo Free Kippu(ticket)], to travel around in a major part of Tokyo. The city of Tokyo consists of the two parts. Looking at the map of Tokyo, the right hand side of Tokyo is called 23 boroughs area. The left side is a kind of the outskirts of Tokyo. Almost all of the major tourist attractions are in the 23 boroughs area. If you use the one day ticket, you can use almost all of the public transport in the area.

You can purchase this at any JR stations in Tokyo. Please print out the page and show it to the officers.

When you change your coupon to a real JR pass in Tokyo, you can also book your return tickets to Kyoto. When you book the tickets, do not forget to ask them that you would like to sit on the right hand side of the car towards Kyoto, so you will not miss Mt Fuji from the Shin Kan Sen. In addition, book your tickets with HIKARI, not KODAMA. If you use Kodama to Kyoto, it takes you to get there ages. With JR Pass, you are not allowed to book NOZOMI which is the superior type of the Shin Kan sen. Here is a site which I always use to check the time table of the Shin Kan Sen.

http://www.jorudan.co.jp/english/aboutus.html

Bear in mind, your return tickets to Kyoto should be within the 7 days of your use.


What to see in Tokyo.

Tokyo Station (newly renovated), Harajuku, Omotesando, Ginza, Shinjuku Gyoen, Roppongi etc. Personally, I am not keen on Shibuya. For, the area is just for the young generation. However, if you are interested in the latest fashion trend in Tokyo, walking around from Shibuya to Omotesando through Harajuku can be fun.

If you stay at any accommodation just out side of the Yamanote Line, it does not have any impact on your plan to explore Tokyo.

There are the two big buildings in Roppongi area, Roppongi Hills and Tokyo Mid Town. I like the latter. If you would like to go to Roppongi area, then it may be better to buy one day ticket because there is no JR connection to Roppongi.

If you are tired of the big city, I highly recommend to you to try Todoroki Keikoku which is located in the south west of the 23 borough areas. It is not a tourist area and you can see the rich nature there.


http://www.youtube.com/watch?v=yVce1XLmNcY

Then, of course, Tokyo Sky Tree.

http://www.tokyo-skytree.jp/en/

Unfortunately, it is a typical Japanese system, they only accept the credit cards issued in Japan even you need to book a ticket at least three days in advance. If you stay at a hotel in Tokyo, you may be able to ask the staff of the hotel to organise the tickets on behalf of you.

If you want to see the Tuna auction at the Tsukiji Fish Market, you should get up quite early.


http://www.shijou.metro.tokyo.jp/english/market/tsukiji.html

There are lots of the small restaurants in the Jogai area of the Tsukiji Fish Market. Some of them are not cheap, so ask the other foreign tourists for what they are queuing.

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157629801295073/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157629801290185/

Another thing to experience in Tokyo may be the Kabuki Theatre in Ginza area.

http://www.kabuki-bito.jp/eng/contents/theatre/kabukiza.html

Because this is your first visit to Japan, I do not recommend to you to challenge Mt Fuji unless you are a frequent climber. There are at least two reasons. First, Mt Fuji has recently been provided the official recognition as a World Heritage site. Because of this big news, the whole area of Mt Fuji is overwhelmed and overcrowded by the Japanese tourists. Second, Mt Fuji is well known by its stunningly beautiful shape, but the fact is that its height is over 3000m and it is not easy to climb. You have to be fully equipped, otherwise you might be sick during your trekking through Mt Fuji.


What to eat.

Everything. Having a proper meal at a proper restaurant in the evening can be very expensive, but there are very good choices at lunch time.

When you walk around Tokyo Station area, Ginza, Shinbashi, Akasaka area at lunch time, you will see people make a long queue in front of a tiny restaurant. It can offer an inexpensive and tasty lunch set. Try it, you may find something new with a reasonable price. Bear in mind, when you go to a tiny restaurant in the central area of Tokyo, do not expect the people there to be able to speak fluent English.


April, 2013
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157633230160857/

April, 2012
http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157630902145766/

Even Starbucks in Japan may surprise you. Although the same company, you will find the big difference on customer's hospitality between them.

Also please try some major department stores in Tokyo because there is foody paradise at their basement. We call Depa(rtment) Chika (basement) and there are huge ranges of the different type of the take away food, from authentic Japanese to French and Chinese and they are affordable. Isetan department in Shinjuku and Mitsukoshi at Ginza will intrigue you. Bear in mind, all of the major department stores do not allow their customers to take a photo of the displays.


Isetan B1F map
http://www.isetan.co.jp.e.az.hp.transer.com/icm2/jsp/store/shinjuku/floor_guide/floor_map/b1f.jsp

Another interesting shopping place is Tokyu Hands.

http://www.tokyu-hands.co.jp/en/index.html

I always buy many things at Tokyu Hands for my friends in London. When you buy more than 10,501JPY (excluding the food) at a department store, you can get refund of VAT immediately. You should show your passport at a customer help desk with all of your receipts. You cannot get VAT refund at any independent shops.

Kyoto. Again, I cannot help you to find an accommodation, but do not stick to staying at a ryokan. It could be a bit tricky for you. You could find a hotel through trip adviser or booking.com. Because Kyoto is one of the most popular cities in Japan, the sooner booking the better.

There are many temples and shrines in Kyoto and it could be difficult to see many of them a day. I guess you have already had a list of the temples and shrines you would like to see. Kinkaku ji, Kiyomizu dera, Fushimi Inari, Sanju Sangendo are very popular and worth seeing them. If you stay at Kyoto for 3 nights, you could have a day trip to Nara city by JR with JR pass, which you do not need to pay extra fee.

Hope my information will be clear and useful for you.


猫も見合い写真が必要

2013.08.01
スクリーンショット 2013-08-01 9.18.28

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9411746223/

 NNが本当に見合いをする訳ではない、念のため。

猫、薔薇、アマリリス

2013.08.01
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