LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2013年09月の記事一覧

2013.09.29 京都開化堂6代目、八木隆裕さんによる実演@マーガレット・ハウエル
2013.09.28 サッカー・ワールド・カップ(そしてオリンピック)の影で奴隷のように扱われる労働者
2013.09.28 京都開化堂の茶筒@マーガレット・ハウエル
2013.09.25 グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ 6週目:Sweet Dough
2013.09.24 日経、「世界の話題」9月24日
2013.09.23 Town of Evening Calm, Country of Cherry Blossoms: 夕凪の街 桜の国
2013.09.22 ドパルデューなんて俳優が居たね、昔
2013.09.22 ライアンエア、消費者雑誌で最低の会社に選出される
2013.09.22 現世(うつしよ)は、死んでからも大変
2013.09.18 The Great British Bake Off 5週目:traybakes and tuiles
2013.09.17 必要の無い服は買わないように by ヴィヴィアン・ウェストウッド
2013.09.16 猛猫に注意!
2013.09.12 病気になりたくてなったんじゃない!:フード・バンク利用者の現実
2013.09.11 ベイカーの天敵、ソギィ・ボトム:ザ・グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ
2013.09.11 イギリスの住宅補助切り捨て、国連から批判される
2013.09.11 フード・バンク・ブリテン
2013.09.09 熱々のソーセイジに齧りつく猫が居るだろうか?ここに居た
2013.09.09 LS Lowry @ テイト・ブリテン
2013.09.09 自分の誤解をメディアに転嫁しないために
2013.09.08 オリンピック、パラリンピック開催決定に思うこと
2013.09.07 国連総会議長の演説の原文
2013.09.07 日本の朝ご飯@KOYA Bar
2013.09.05 クリストフ・プレガルディーン@ウェストミンスター・スクール
2013.09.05 David Baileyの写真展、ナショナル・ポートレイトGで来年2月に
2013.09.05 KOYA Bar in Soho: KOYAの第2号店
2013.09.03 薔薇がなくちゃ生きていけない、または薔薇迷宮
2013.09.02 ドーナツ泥棒、現れる
2013.09.02 やっと、ここまで
2013.09.01 OMG! 春画展@ブリティッシュ・ミュージアム、10月3日から
2013.09.01 三越ロンドン店、9月7日で営業終了

京都開化堂6代目、八木隆裕さんによる実演@マーガレット・ハウエル

2013.09.29
スクリーンショット 2013-09-29 17.11.00

今日の午後、ロンドンのウィグモア・ストリートにあるマーガレット・ハウエルの本店で京都の老舗の一つ、開化堂の6代目の八木隆裕さんによる実演を観てきた。

 デモンストレイションが始まる前に八木さんと話したのだが、とても気さくで話しやすく、しかし彼自身のもの作りに関しては丁寧に説明してくれる姿に感銘を受けた。老舗の6代目というと「頑固」なのかなとの予想は良い意味で外れた。

 八木さんの素晴らしいのは、その流暢な英語。デモンストレイションの間、手元に神経を集中しつつ、その工程を見つめているイギリス人達に判りやすく、且つよどみなく伝えるコミュニケイション力は「日本人の職人」の印象を大きく、素晴らしく覆す。日本人が英語がへたというのは、やる気の問題だと実感した。

 今日はややショート・ノティスだったようで、日本人の姿は少なかったが、マーガレット・ハウエルの顧客や、既に開化堂の茶筒を利用している人たちがかなり訪れていた。来週、10月3日と5日に、ボンド・ストリート界隈にある、ポストカード・ティーズでも実演があるそうだ。

http://www.postcardteas.com/

 実演、そして八木さんから聞く話はとても面白かった。そして、マーガレット・ハウエルが用意したお茶とケイキの素晴らしさと言ったら。お茶はポストカード・ティーズのティムさんが自ら淹れたそうなのでまずい訳がなく。用意されていた「Yakushima Green Tea」、これまで飲んできた緑茶の中でもトップ・クラスの美味さだった。そしてケイキ!ヴィクトリア・スポンジ、レモンなんとか、ジンジャーのどれもが美味だった。たくさん有るのでどんどん食べてくださいとのことだったので、堪能した。

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サッカー・ワールド・カップ(そしてオリンピック)の影で奴隷のように扱われる労働者

2013.09.28
今週木曜日、9月26日のガーディアンの一面に、子供の写真を掲げて悲しみの表情を浮かべる男女の写真が掲載された。「またどこかで戦争?それともテロか?」と思った。戦争ではなかったが、死んでしまった労働者を死に追いやったのが誰なのかをすぐさま糾弾できないという点では、戦争と同じだと思う。

Qatar World Cup construction 'will leave 4,000 migrant workers dead'
http://www.theguardian.com/global-development/2013/sep/26/qatar-world-cup-migrant-workers-dead

 2022年のサッカー・ワールド・カップの主催国に選出されたカタールで、ワールド・カップの会場の工事現場で働くネパールからの移民労働者がまるで奴隷のように働かされ、何人かは生きて母国に戻れなかったというニュース。

 この最初の報道から次々に関連ニュースが報道され、FIFAや国連、多くのサッカー選手が所属する団体の反応が続々と報道されている。それらのニュースから得た情報を言葉足らずにまとめると。

 国内での若者の失業率が40%を超えるネパールでは、職を求めてワールド・カップに向けての建設ラッシュが続くカタールへ多くの若者が毎日、母国をあとにする。

 カタールで職に就くのは無料ではない。多額の斡旋料(=借金)を払って労働ヴィザを取得しなければならない。その斡旋料は、ネパール国内の賃金相場からだととても高いが、若者達、そして彼らの家族はカタールで得られるであろう賃金で借金を返済しなお、今より楽な生活ができると期待する。

 カタールに到着して彼らが直面する労働環境は、想像していたものより遥かに劣悪だ。パスポートを取り上げられ、ヴィザを没収され、国際労働法で認められている(と報道からは理解したけど)雇用主を変える権利すら与えられず、高温に晒され、且つ危険な建設現場で毎日12時間以上も働かされ、食事や水さえまともに提供されない。

 数ヶ月も賃金が未払いとなって地元の警察に訴えても何もしてくれない。あまりにも酷い環境で母国に戻りたいと訴えても、パスポートを取り上げられているのでカタールから出国することもできない。そして、カタールに到着した時には法律で認められた移民労働者だった立場が、ヴィザが失効して不法滞在者となり、死ぬまで働くか、死んで母国に戻れるかという選択しか残されない。

 ネパールからは、毎日多くの若者がより良い生活を得られると信じてカタールに向かう。他方、空港には、やはり毎日のようにカタールから棺が戻ってくる。

 ネパール政府はこのような状況に気づいている。しかしながら、長引く国内経済の不況、そして安定さを欠く内政のために、若者を守る政策に取り組めないまま。

Revealed: Qatar's World Cup 'slaves'
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/25/revealed-qatars-world-cup-slaves

Dozens of Nepalese migrant labourers have died in Qatar in recent weeks and thousands more are enduring appalling labour abuses, a Guardian investigation has found, raising serious questions about Qatar's preparations to host the 2022 World Cup.

This summer, Nepalese workers died at a rate of almost one a day in Qatar, many of them young men who had sudden heart attacks. The investigation found evidence to suggest that thousands of Nepalese, who make up the single largest group of labourers in Qatar, face exploitation and abuses that amount to modern-day slavery, as defined by the International Labour Organisation, during a building binge paving the way for 2022.

According to documents obtained from the Nepalese embassy in Doha, at least 44 workers died between 4 June and 8 August. More than half died of heart attacks, heart failure or workplace accidents.


At 16, Ganesh got a job in Qatar. Two months later he was dead
http://www.theguardian.com/global-development/2013/sep/25/qatar-nepalese-workers-poverty-camps

 この報道は、当然なのか、遅きに失したというべきなのかは判らないが、FIFAや国連の即座の反応を引き出した。

Qatar failing on forced labour, says UN agency
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/27/qatar-failing-forced-labour-un

Qatar told to respect rights of workers building 2022 World Cup stadiums
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/27/qatar-exploitation-world-cup-workers

Qatar World Cup 'slaves': Fifa's UK representative 'appalled and disturbed'
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/26/qatar-world-cup-slaves-fifa-uk

 もしかしたら、状況は劇的に改善されるかもしれない。しかし、何も変わらずこのまま2022年の大会が催されたとき、会場に赴く人は、サッカーの試合ではなくて建設現場という違法な闘技場で無駄に殺されてしまった移民労働者の悲しみの叫びを聞くことになるのではないか。

 サッカーのワールド・カップやオリンピックのような現代の大規模な国際スポーツ大会が存在する理由は、あるのだろうか。

 金(かね)。

京都開化堂の茶筒@マーガレット・ハウエル

2013.09.28
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昨晩、ウィグモア・ホールへあるリサイタルを聴きに行った時、ホールの隣のマーガッレト・ハウエルのウィンドウが目を捉えた。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9980612446/

 で、今日何かなと確かめに行ったら、京都市下京区にある茶筒の老舗、開化堂の茶筒を販売しているとのこと。

http://www.kaikado.jp/english/index.html

http://www.kaikado.jp/japanese/index.html

http://news.margarethowell.co.uk/kaikado-tea-caddies/

KAIKADO
CHAZUTSU TEA CADDIES
SEPTEMBER 25, 2013

Kaikado is the oldest maker of handmade tin tea caddies in the world. The first generation began producing their innovative Chazutsu caddies in 1875 using sheets of tin specially imported from Cornwall. Today the fifth and sixth generations, Seiji and his son Takahiro Yagi work with two other craftsmen in their Kyoto workshop to produce caddies in tin, brass, copper and silver.

Each caddy has two layers; an inner layer of tin and an outer layer of tin or copper. The double wall of metal is perfect for storage, keeping the tins completely airtight and the contents dry. Ideal for storing tea leaves, coffee beans and herbs and spices. With daily use the outer metal layer will change in tone developing a unique patina; colour changes in copper will be noticed in two to three months and over three to five years for tin.

There are more than 130 highly skilled processes in the production of each meticulously crafted Chazutsu. The special airtight feature has remained unchanged for over a century, ensuring that the joint of the lid and body line up and the lid descends to the exact level in one continuous silent motion expelling air from the caddy.

The Chazutsu tea caddies are available to buy from our Wigmore Street shop

 店内で値段を観たら、迂闊に手を出せる価格帯ではない。一番小さなもので£145−というのは行きたいオペラのチケットを全部買い終えたあとで更に余裕があれば、考慮するかなと。

 でも、このような日本の「匠」が海外できちんと紹介されるのは嬉しい。


グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ 6週目:Sweet Dough

2013.09.25
後半に入って、誰が優勝候補だか見えてきた気もするベイク・オフ。が、笑いと涙と溜息が乱れ飛ぶ、上質の心理ドラマ。画像はすべてBBCから無断拝借。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

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(最初のティー・ローフで、お互い満足の行かない焼き加減のクリスティーンとハワード)

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(上の画像の後ろにむっつりとした表情で居るのがルビィ)

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(ハワードの桃の形を模したブリオッシュ。残念ながら、中に入れた桃の味がしなかったそう)

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(生地をオーヴンに入れる前に、真ん中にスプーンの柄を置くことで桃の形に近づけようとした。クレヴァー!)

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(ジャッジのメアリィ・ベリィ女史。優しい印象だが、ズバズバ言う)

 今週のスター・ベイカーは、ネガティヴの塊のようなルビィ。自分のやること全てに自信が持てないようで、いつもむすっとしているのだが、混戦の今週、ジャッジ二人から絶賛。

 先週のスター・ベイカーのクリスティーンは出足で失敗、グレンも最後で痛恨のミスをして誰が引導を渡されるのか判らなかったが、結果はハワード。ベリィ女史の言葉がふるっている。「We don't look back」。それまでの成果は考慮しない。この週末に結果を残さなければ、ふるい落とす、と。

 昨年、決勝まで残ったジェイムズ君は、勉強に専念しているのかと思いきや、本を出版した。

http://bakingjames.co.uk/

日経、「世界の話題」9月24日

2013.09.24
*著作権は、日本経済新聞社に帰属します。

日経夕刊2013年9月


Town of Evening Calm, Country of Cherry Blossoms: 夕凪の街 桜の国

2013.09.23
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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9902094406/

こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」の英語翻訳版があるのを知ったのはしばらく前だが、ほぼ絶版に近い状態にあるようで、ネットの中古市場でべらぼうな高値がつけられていてなかなか購入に踏み切れなかった。で、やっとこの値段ならというのを見つけ購入。今日、届いた。

 本当は、友人達へのクリスマス・プレゼントと考えていたのだが、中古市場の今の価格では一冊購入するのがやっと。この英語版に日本の出版社がかかわっているのであれば、どうか再発行して欲しい。この本は、広島と長崎に落とされた原子爆弾のことにとどまらず、普遍的な意味で、核兵器の恐ろしさを多くの人に伝えることができると信じる。

 ざっと読んでみて一カ所だけ、翻訳のミスと思われるところがあった。英語版の76ペイジ、旭の母の言葉は「can't」ではなくて「can」だと思うのだが。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157633155972693/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157633156007801/

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ドパルデューなんて俳優が居たね、昔

2013.09.22
数日前、寄せて頂いたコメントへの返信で、こんなことを書いた。

ドパルデューが税金を嫌ってロシアに国籍変更。このことで誰か困ることになったんでしょうか?フランス国内の若い俳優は喜んだと思います。やっと上につかえていた邪魔な俳優が居なくなって機会が回って来るかもしれないですから。

 今日のオブザーヴァにこんな記事。

France hails Vincent Macaigne as the new Gérard Depardieu
http://www.theguardian.com/film/2013/sep/21/vincent-macaigne-new-depardieu-french-cinema

 僕は映画は年に1本見るかどうかなので、この記事に書かれていることを裏付けるような情報は何も持っていない。しかし、すっきり爽快。メディアもそろそろ、「ドパルデューの再来」とか、「21世紀のパヴァロッティ」なんて陳腐な表現、止めるべきだ。別人なのだから。

 この人が居なかったらフランス映画界は立ち行かなくなる、このグローバル企業が無くなったら生活が破綻する、なんてことはないだろう。もちろん、移行期に混乱や試行錯誤はあるかもしれない。

 でも栄枯盛衰は世の常。ノキアがマイクロソフトの傘下に下るなんてこと、10年前、誰が予想しただろう。意味のないヒステリアに陥ることは簡単だし、居心地よく感じるだろう。しかし、そのままでは新しいことへ進む機運を逃してしまうと思う。

 余談。今、最も観たいフランス(・カナダ)映画は、「Laurence Anyways」。

http://didoregina.exblog.jp/18501475/

 日本では上映されているようだが、イギリスでは観られないだろうな。

ライアンエア、消費者雑誌で最低の会社に選出される

2013.09.22
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(Which?のウェブから勝手に拝借)

ヨーロッパで最大の低価格航空界社らしいライアンエアが、イギリスの消費者雑誌(日本だと「暮しの手帖」かな)、Which?でイギリス国内で取引がある100社の中で、顧客満足度で最低の会社に選出されたとのこと。

Which? reveals best and worst brands for customer satisfaction
http://www.which.co.uk/news/2013/09/which-reveals-best-and-worst-brands-for-customer-satisfaction-334204/

Ryanair's O'Leary to end 'abrupt culture'
http://www.bbc.co.uk/news/business-24177834

Ryanair must stop 'unnecessarily pissing people off', says O'Leary
http://www.theguardian.com/business/2013/sep/20/ryanir-pissing-people-off-michael-oleary

"I have seen people crying at boarding gates," said private shareholder Owen O'Reilly. "There is simply something wrong there that needs to be addressed."

 搭乗口で乗客が泣き崩れるって、一体、どんな飛行機会社なんだか。

 ライアンエアを利用したことはないし、これらの記事を読んで、使うことは絶対にないと確信。旅行以外の理由で使わなければならない人はもちろんたくさん居ると思う。だから旅行に限って書くと、ライアンエアでしか到達できない場所があったとする(そんなことあり得ないだろうけど)。

 僕の選択は、行かない。自分の尊厳を傷つけられることを甘んじてまで行かなければならない旅行なんて、旅行じゃないし、そんな思いをしてまで無駄にする金と時間は別のことに使う。

 今月の初め、10日ほど休みを取った。目的は、起床して何かしたいことが浮かんだらする。何もしたくなかったら何もしないでのんびり過ごす。No pressure, no-must-do!交通費を浮かすためには、どこそこのウェブで検索していついつまでに絶対に予約して、なんて無駄なことにエネルギーを費やす必要のない休暇。行きたかった展覧会に行ったり、久しく歩いていなかった通りにあるベンチに腰掛けて通りいく人の流れをみるともなく。

 自分を取り戻すために素晴らしいリゾートに行くことを否定する気は毛頭ない。でも、時間に追われ、飛行機会社に文句を言われながら行く休暇より、何もしないで過ごす休暇も良いものだと思う。

現世(うつしよ)は、死んでからも大変

2013.09.22
2012年末に、イギリスにおける遺言のあり方を含んだ相続に関する調査取材に通訳として同行した。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1867.html

 この時点で、イギリス「では」多少にかかわらず残すものがあり、特定の誰かや団体に特定の財産を残したいのであれば、その意志をきちんと発効させたいのであれば遺言状の作成は必須。で、昨日、土曜日のガーディアンの「お金」セクションのトップ記事は、遺言を残さず無くなった父親の遺産整理を体験した人の記録。

The cost of dying intestate
http://www.theguardian.com/money/2013/sep/21/cost-dying-intestate

 一読、正直な感想は、「なんで死ぬことがこんなに面倒なんだ!」。

 遺言がなかったので、ソリシターを通して遺産整理に入ったものの、ガスや水道会社からは請求書は届く、挙げ句の果てに裁判沙汰になりかける。父親が住んでいた家の売却過程では、与り知らぬところで進んだ情報漏洩ですべてを失い書ける等々。「どうして死んでから、残した家族にこんな困難が降り掛かるんだ?」、と。

 日本の状況はかなり違うとのことなので多くの人に参考になるかは判らない。しかし、リンクした記事に寄せられた読者の経験をあわせて読むと、とても役に立つと思う。本紙に一緒に掲載されていた付属情報のリンク。これらもとてもプラクティカルな情報で、遺言作成やそれに伴うであろう自分の人生を振り返る過程にかなり有益だと思う。

Probate: avoid a final rip-off when sorting out your loved one's estate
http://www.theguardian.com/money/2013/sep/21/probate-avoid-rip-off-comparing

Seven things to do after someone dies
http://www.theguardian.com/money/2013/sep/21/death-in-the-family

Inheritance tax: a reality for more and more estates
http://www.theguardian.com/money/2013/sep/21/inheritance-tax-reality-reduce-amount


 良い機会だから、上にリンクしたポストで記したイギリスから階級社会は無くならないと改めて感じた理由を。

 取材が終了して応接室でお茶を頂いている時に、FPの方に、「ざっくばらんに、資産がいくらくらいの人がこちらが応対する顧客になるんでしょうか?」と尋ねると、微笑みながら、「資産が100万ポンドなら私たちがやることはないですね。配偶者が亡くなった場合、ほぼ自動的に65万ポンドまでが非課税になり、残りの35万ポンドは私たちが運用することは現実的ではないですから」、とのこと。

 現在のイギリスで、普通にサラリーマンと働いているだけでは、生涯賃金が100万ポンドに届くことはほぼ皆無でしょう。糾弾するとかでは全くなく、単に、イギリスでは「既に持つ階級」=「上の階級」がさらに安定した生活を送れる、そんな印象を持ったので。

The Great British Bake Off 5週目:traybakes and tuiles

2013.09.18
5週目に入ったグレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ。アマチュアとはいえ、ここまで残っている参加者の技術、経験はみていてい面白い。さらに面白いのが、前週素晴らしい成果を残した人、次の週にめためたになる、その落差の大きさと、それによる心理劇。5週目は、traybakes and tuiles

http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

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(テクニカル・チャレンジ、画像はすべてBBCのウェブのスクリーンショット)

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(テクニカルチャレンジ)

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(ハワードのショウストッパーのプラン)

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(出来上がり)

 昨年のシリーズの途中で気づいたけど、テクニカル・チャレンジ以外は自宅での練習が可能ということ。とはいえ、家で上手く行っても、実際になると上手く行かないというのはこの番組でもしょっちゅう起きている。

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(グレンのプラン)

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(途中)

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(出来上がり)

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(ロブのショウストッパー。ベリィ女史は多いに不満)

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(脱落者の発表に驚くキンバリィ)

 今週のスター・ベイカーはクリスティーン。脱落者はロブ。今週は、ロブを含めて4人のできが不安定で、その中から誰が脱落してもおかしくない状況。前週、スターベイカーに輝いたキンバリィは超低空飛行で、おそらく、彼女自身、覚悟していたのだろう。だから、ロブの名前が呼ばれたとき思わず、「どうしてロブが?」という表情がでてしまったのだろう。

 何人かの参加者は、ブログを書いている。グレンのを。

http://glenncosby.co.uk/

 来週は、Sweet Dough。正直、スゥィート・ドウって、何?だけど、楽しみだ。

必要の無い服は買わないように by ヴィヴィアン・ウェストウッド

2013.09.17
デイリィ・メイルやハフィントン・ポスト、メディアのほとんどは「poor」という形容詞に飛びついてしまったようだが、昨日、イギリス人デザイナーのヴィヴィアン・ウェストウッドが無駄な服を買う必要はないという発言をした。

Dame Vivienne Westwood: 'Poor People Should Buy Fewer Clothes'
http://www.huffingtonpost.co.uk/2013/09/16/dame-vivienne-westwood_n_3932791.html

Buy fewer clothes, says fashion designer Vivienne Westwood. Especially if you're 'poor'...
http://www.standard.co.uk/news/london/buy-fewer-clothes-says-fashion-designer-vivienne-westwood-especially-if-youre-poor-8819634.html

Dame Vivienne Westwood made a plea to the public, especially “poor people”, to buy fewer clothes — as she showed her latest designs at London Fashion Week.

Rather than waiting backstage, as is usual, the eccentric designer sat among celebrities and fashion journalists in the front row at the German Gymnasium in in King's Cross as supermodel Lily Cole opened the show with an interpretative dance while wearing a flowing, Grecian-style gown.

Speaking afterwards, Dame Vivienne pleaded: “Buy less. Choose well. Make it last. Quality, not quantity. Everybody’s buying far too many clothes. I mean, I know I’m lucky, I can just take things and borrow them, but I hate having too many clothes. And I think that poor people should be even more careful.

“It doesn’t mean therefore you have to just buy anything cheap. Instead of buying six things, buy one thing that you really like. Don’t keep buying just for the sake of it.

“I just think people should invest in the world. Don’t invest in fashion, but invest in the world.”

Dame Vivienne also urged people to take more of an interest in culture, saying: “The first thing they can do, if they live in a town, is they can go to art galleries. Start building different values, where you engage with the past, with the human race.”


 余裕のない人は服を買うなと言っているようなものだから、メディアが単語に飛びつくのは必定だし、あらゆる人々に「この服を買え!」と煽ってきたのはファッション業界であり、メディアも同罪。

 でも、ウェストウッドの発言はファッションに限らず、生活を見直すという点において的を得ていると感じる。

Buy less. Choose well. Make it last. Quality, not quantity. Everybody’s buying far too many clothes.

 「clothes」をtoys, food, cars, houses等々に置き換えても何の違和感もない。ウェストウッドはこのような発言を突然した訳ではない。2012年にもしている。

Westwood tells austerity UK to buy fewer, better clothes
http://uk.reuters.com/article/2012/02/19/uk-fashion-britain-westwood-idUKTRE81I0R420120219
 
 ロンドンでの暮らしも長くなったけど、今年の夏に初めて知ったことがある。チャリティの一つ、British Heart Foundation http://www.bhf.org.uk/test/van-collection.aspx がソファ等の不要になった大きな家具を無料で引き取ってくれる。「不燃保証」の表示がないと引き取ってもらえないという制約はあるが、感心してしまった。
 イギリスで暮らしたことのある人は、街中で多くのチャリティ・ショップをみたことがあるだろう。多くは家電製品を受け取れないので、引っ越しや帰国で不要になった品物をここに引き取ってもらえるのは、ものを無駄にしないための選択しになると思う。

猛猫に注意!

2013.09.16
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イタリアを鉄道で旅行してきた友人からのプレゼント。友人曰く、「イタリアの鉄道のシステムはイギリスより何倍も素晴らしかった」とのこと。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635565578185/


病気になりたくてなったんじゃない!:フード・バンク利用者の現実

2013.09.12
どのように書き始めれば良いのか判らないが、今日のガーディアンで再び、フード・バンクの記事を読んだ。記事が書かれたきっかけの一つは、連立政権内でダントツで嫌われ者のマイケル・ゴヴ教育相の発言だろう


Food bank Britain: 'I didn't ask to be ill'
http://www.theguardian.com/society/2013/sep/11/food-bank-britain-didnt-ask-be-ill

This week Michael Gove claimed that people who use food banks have only got themselves to blame for mismanaging their finances. Can that be true? As the number of people relying on them has tripled in the past year – and continues to rise – we visit three centres in the UK

 記事の中で紹介されているのは、イングランド中部のグランサム(故サッチャー元首相の出身地)、ロンドン北東部のハックニィ、そしてイングランド北部のRotherham。
 
 この記事は、読む人によって感じることは全く違うだろう。僕は、これがかつて「揺り籃から墓場まで」と言われたイギリスの「今」なのかと思うととても切ない。

 最初のグランサムでは、おそらくゲイのカップルの一人が病気で仕事を失い、でも、新たに導入されたベネフィットを支給するかどうかの判断テストで「就労可能」との判断がくだされてそれまで支給されていたベネフィットをすべて失い、でも実際に病気だから仕事がない、と。

Until January 2011, Burton-Fullick, 56, had been working as a care assistant in a nursing home, which he had done for 23 years. The year before, he had had a heart attack, and when he later developed heart complications his doctor told him he'd have to give up work. On top of this, he has been living with diabetes since he was a toddler and it is seriously affecting his health – his sight is deteriorating, he is suffering hearing loss (he wears hearing aids in both ears) and has nerve damage in his hands and legs. He also has arthritis, which makes walking difficult, and will soon be going into hospital for surgery on his bladder. A large plastic tub full of drugs is on the table next to him.

He was given benefits that came to nearly £400 a month – less than he had been earning, but just about enough, combined with his partner's salary as a hospital porter, to live on. Then, as part of a reassessment by Atos, he was told he was no longer eligible for the new incapacity benefit, his benefits would be stopped immediately and that, despite his numerous health problems, he was fit for work and should go and find a job. He appealed, but lost. He isn't even eligible for jobseeker's allowance.

And there are no jobs for him. When he turned down a position because it was only 16 hours a week and almost all of his salary would have gone on commuting costs, he says the staff at the Jobcentre called him "lazy". "Well, how come I worked for 23 years in the care trade and only had to stop through illness? I didn't ask to be ill. I didn't ask for this to happen," he says. "I know people who run businesses and they've told me they wouldn't touch me with a bargepole. There are well people out there looking for jobs, so people like me aren't going to get a look-in."


 HIV感染者支援をするテレンス・ヒギンス・トラストでのヴォランティア活動を通して、普通の人よりは、ホモセクシャルの人々に会う機会がある。メディアの影響もあるだろうけど、ゲイのカップルすべてが、華々しい生活を送っている訳ではない。彼らだって歳を取るし、生活の苦労は他の人たちと同じだろう。エルトン・ジョンやトム・フォードなんて例外中の例外。

 グランサムからの報告の中で吃驚したのが以下の箇所。

Back at home, he unpacks the bags. "They say there's three days' food here but I can make it last a lot longer than that. They are very generous." He has also been given a bag of toiletries, including loo roll, toothbrushes and shower gel (the food bank started providing this after a young mother said how horrible it made her feel to have to wash her children using supermarket value brand washingup liquid).

 フード・バンクが食品だけでなく、トイレタリィの物品を配布し始めたのは、ある若い母親が、子供を洗剤で洗っていることが判ったから。

 ガーディアンを中心に新聞を読んでいると、たまに、「この記述は過剰に書かれているのでは?!」、と思うことがある。しかし、過剰に書かれていたとしても、子供を洗剤で洗うほど困窮している家族がイギリスに居るということを偽るとは思えない。

 ハックニィからの報告で書かれているチェコ人のシングル・マザーの境遇に冷ややかな態度を取る人も居るだろう。彼女がなぜシングル・マザーになったのかが書かれていないのでは、彼女を責めることは簡単。でも、これほどまでにセイフティ・ネットが存在していない現実は、国連が憂慮するのも当然と思えてくる。

 この記事の読者フォーラムの中のコメントの一つは、僕を含めて多くの人が考えなければならない点だと感じる。

Attacking the poor for being poor is a sign of what is so wrong about our society. A healthy society defends and protects the weakest not attacks them.

 考えていることを上手くつなげられないのだが、多くの人は成功することが絶対に必要という衝動に突き動かされ、振り返ることなんて無駄、他者の失敗なんて絶対に受け入れないし、第一自分には関係ない、という方向に社会、政治家、そして企業が煽っているように感じる。

 書かれている主題は全く別だが、同じく今日のガーディアンで、スザンヌ・ムーア女史のコラムで見つけた一つの文章をずっと考えている。

What happened to class action?
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/sep/11/what-happened-to-class-action

Class hatred has been siphoned off on to chavs, scroungers, benefit fraudsters, single mothers, all the new untouchables, so that the architects of austerity can justify their cruelty. In order to do this, class has become detached from work and demarcated through leisure.

The boom years gave us cheap goods and marketed consumption as the ultimate expression of individuality. You are not what you produce but what you consume. So now supersized TVs equate with supersized people as a signifier of powerlessness. We were meant to believe that the new barns of superstores and call centres would replace the old jobs and the quaint need for unions or collective bargaining. They didn't, so what exactly are we holding on to when we identify ourselves as working class? Something authentic and valuable?


You are not what you produce but what you consume

 自分が作り出したものではなく、自分が消費するものでステイタスが決まる(前後の流れからの意訳)。

 自分がなし得たことではなくて、そのなし得たことで可能になった消費活動で自分が誰であるかを示す。今に限ったことではないが、それでも、とても大切なことが既に社会から無くなってしまっているように感じる。

ベイカーの天敵、ソギィ・ボトム:ザ・グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフ

2013.09.11
スクリーンショット 2013-09-11 13.56.11
(画像はすべてBBCの放送をスクリーンショットで。シグナチャー・チャレンジから)

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(テクニカル・チャレンジ)

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(ディザスタラス・カスタード・パイ)

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(ショウ・ストッパー・チャレンジから)

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(スター・ベイカーのフィロ・バスティ)

8月下旬から始まったザ・グレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフも、はや4週目。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

 4週目の今週は、パイとタルト。順に、ダブル・クラスタード・フルーツ・パイ、カスタード・タルト、フィロ・ペイストリィ。このポストのタイトルに使った「ソギィ・ボトム(soggy bottom)」は、番組の人気が大きく飛躍した昨年の放送で注目を集めた言葉。パイやタルトを作った時に、底がしっかりと調理されずに湿っているのをジャッジの二人が「ソギィ・ボトム」と言って批判したのだ。

 アマチュアながらも、これだけ経験豊かなベイカーがそろっていて、テクニカル・チャレンジでだされたカスタード・タルト作りの彼らの周章狼狽、右往左往、阿鼻叫喚ぶりには画面に惹き込まれた。

 初回放送時の印象で今年の優勝者だろうと思ったルーシィさんがすでに2週目で脱落。誰が優勝するのだろうか?

 昨年の優勝者、ジョン君はプロのベイカーとして独立した模様。

My space: John Whaite, 'Great British Bake Off’ champion 2012
http://www.telegraph.co.uk/property/interiorsandshopping/10295565/My-space-John-Whaite-Great-British-Bake-Off-champion-2012.html

イギリスの住宅補助切り捨て、国連から批判される

2013.09.11
雨風をしのげる幸せ。

 今年の春、イギリスの社会福祉削減策の中で最も大きな議論をまきおきしたBed room taxという税金制度が導入されました。

 このニュースが出始めたとき、そして制度が始まっても日本語でどう説明できるのかと。間違っているかもしれないですが、公共住宅に入居している家族のうち、使っていない部屋があるフラットに住んでいる家族には家族の人数にあった小さなフラットに転居する。しないのであれば、余分な部屋を持っているのだからそのぶんの税金を払えというもの。
 公共住宅で暮らす家族の多くは、既に他の補助が切り捨てられ、しかも総収入が減少し、且つ、ダウンサイズしたくてもそのような物件がないからとどまるという人々が多く、この税金制度は、すなわち住宅費外にまわせる生活費を切り詰めることになる。
 ということで、批判の数はものすごかったのですが、連立政権は思考しました。そして今朝のガーディアンによると、この税金制度は基本的人権を低めているので即刻廃止すべき、と国連からのレポートが発表になりました。

Press Statement by the United Nations Special Rapporteur on adequate housing: End mission to the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland, 29 August to 11 September 2013
http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=13706&LangID=E

'Shocking' bedroom tax should be axed, says UN investigator
http://www.theguardian.com/society/2013/sep/11/bedroom-tax-should-be-axed-says-un-investigator

 もちろん、連立政権は激怒。

Conservatives protest to UN over 'bedroom tax' report
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-24046094

 シリア攻撃案から早々に脱落したことを気にしすぎているイギリス政府にとっては腹立たしいことでしょう。でも、

The former urban planning minister in Brazil said Britain's previously good record on housing was being eroded by a failure to provide sufficient quantities of affordable social housing, and by the impact of reforms to the benefits system.

After speaking to dozens of council house tenants in Britain during her visit over the past fortnight, Rolnik said she was particularly concerned by the impact of bedroom tax. The policy, introduced by the government in April, charges tenants extra for under-occupying homes that are supposedly too large for them.

Rolnik said she was disturbed by the extent of unhappiness caused by the bedroom tax, and had been struck by how heavily this policy was affecting "the most vulnerable, the most fragile, the people who are on the fringes of coping with everyday life".


 低所得者層だけでなく、教師、看護婦等社会の基礎で働く職種の人々が購入できる価格帯の住宅を供給するとしながら、そのような住宅の数が増えているというニュースを読んだことがないです。

ベッド・ルーム・タックスのガーディアンのセクション
http://www.theguardian.com/society/bedroom-tax

 今朝のもう一つのニュースは、特にロンドンで続いている、外国人投資家によって、投資目的で販売・購入される超超高級住宅にまつわるニュース。

Luxury £5.25m apartment in One Hyde Park repossessed
http://www.theguardian.com/business/2013/sep/10/apartment-candy-brothers-one-hyde-park-repossessed

 ナイツブリッジに建設された世界で最も高いフラットの一つが、没収されて再び売りにだされているというニュース。

 住宅に関する報道は、常に読んでいるのですが、集めた記事をまとめて俯瞰できるようなことを書ける分量を超えているので、リンクを張って不完全燃焼のままで終わります。

Rural towns with no young people? Under 45s can't afford to live there
http://www.theguardian.com/money/2013/jun/16/pleasant-town-sussex-unaffordable

Older homeowners accused of muscling in on first-time buyers
http://www.theguardian.com/money/2013/jul/14/older-homeowners-first-time-buyers

Meet the new class of landlords profiting from Generation Rent
http://www.theguardian.com/money/2013/jun/28/new-class-landlords-profiting-generation-rent

3番目の記事の中で直接に書かれていませんが、記事に書かれている貸し出す目的で小さな不動産が買い占められることで、ベッド・ルーム・タックスを避けるために小さなフラットを購入、もしくは手頃な価格で借りたい低所得者層にあった物件が少ないという現状を考察できます。

 日本同様小さな国土で、投資目的に不動産を買い占める個人や企業には、不動産収入以上の税金を課税しても良いのではと。

フード・バンク・ブリテン

2013.09.11
アメリカがシリアを攻撃したら、7年後、地球は今と変わらない星のままなのか?

 フード・バンクは、「希少な食べ物の遺伝子を保存する」という意味ではないです。ほぼ2年前、イギリスでフード・バンクが増えているという新聞記事を紹介しました。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1476.html
 

 この2年で、イギリス国内経済は上向きになったという報道が最近の流行ですが、食費まで手が回らない家族が増えこそすれ、減少に転じることはしばらくないであろうと考える記事が、オブザーヴァ紙が8月に掲載しました。僕個人が関心を持った箇所しか上げませんので、是非、全文を読んでみてください。それほど長くないですし、使われている英語も、政治や経済記事ではないので読みやすいです。筆者は、オブザーヴァ紙のレストラン/フードクリティクの男性です。

Food bank Britain: life below the line
http://www.theguardian.com/society/2013/aug/16/food-bank-britain-jay-rayner

The use of food banks has tripled in 12 months, as even people in work struggle to feed themselves and their families

"The area does look affluent," agrees Daphine Aikens, who has run the operation for three years and is just one of the thousands of volunteers in this country now helping to operate food banks. "But we're surrounded by social housing and people come to us from all over the borough." This food bank is one of 350 run nationwide by the church-based charity the Trussell Trust, which is opening them at the rate of three a week. It operates on a voucher system. To get a parcel of three days' free food, applicants must first be referred by a recognised agency: the local jobcentre, for example, the Citizens Advice Bureau or their GP, which hands out the vouchers. Under the trust's rules, nobody can have more than three vouchers in a row. The charity says it wants to provide breathing space for those in acute need, rather than become a solution to a chronic problem.

In the second quarter of this year, she says, they saw a 250% increase compared to the same period last year. Her own experience is backed up by nationwide research. A report, co-written by Oxfam and Church Action on Poverty, that was released in May found that 500,000 people in Britain had resorted to food banks to feed themselves this year, three times more than in the previous 12 months. Campaigners are certain they know why it's happening. The complex calculus of modern living and expenditure is no longer adding up.

Between 2000 and 2011, food prices rose by 43%, while general prices rose by 28% and incomes stagnated or even fell. If you're on a low income, food price rises have simply been amplified. On top of that have come draconian changes to the benefits rules, combined with infuriating administrative incompetency.

Aikens admits that coming to a place like this is not easy for many. "People are reticent," she says. "We give the food freely but they have to be prepared to walk over the threshold and say I need help." Does she ever despair at the problems people get themselves into? "I constantly say that we mustn't be judgmental. I think a place like this is about the basic imperative of caring. A civilised society cares about its most vulnerable members."

Waiting quietly at a table in the reception area is Debra Lonergan, mother of three teenage boys, who is also her husband's full-time carer. The benefits agency has told her that they have just noticed she was overpaid £600 back in 2009 so they are stopping her money for a month. "I've been telling them I'd know if I'd received an extra £600," she says, desperately. "I don't owe them anything." She is working to get the problem sorted, but for now she has a practical issue. There's not enough food in the house to keep the kids fed. Her GP gave her the Trussell Trust voucher. "This is my first time at a food bank. It's daunting. I didn't know what to expect. I had the image of queuing up Russian style, but it wasn't like that." Instead, each applicant sits down with a volunteer who offers them a cup of tea and goes through that list of exactly what they need. Debra tells me she wants to work, is desperate to, but that home circumstances just make it impossible.

Aikens agrees. People are quick to make assumptions. She has given talks in fee-paying schools and recognised kids in the assemblies, whose family have sought help from the food bank. "Maybe the kids have a scholarship for the fees but there's no money at home for food," she says. "We have a number of people who come here who are in full-time work but they just don't have enough."

Real Aid also run a food bank in nearby Bridlington aimed specifically at working families. "Working families find it harder to come and ask for help," Killick says. "Generally, they've not been in this situation before." The solution: they charge a small fee for the food. "Charging £1.50 can make it easier." For that they may get upwards of £15 worth of food, but it feels less like charity and more like an equitable exchange. It gives the lie to Lord Freud's claim of a "something for nothing" culture.

Killick shows me round the warehouse, stacked with pallets of food liberated from supermarkets and producers. They have a local farmer who sends them half a tonne of potatoes every week, a donation worth £250. Other stuff comes from Asda's national distribution centre in Wakefield. In all they shift around 400 tonnes of food a year. Not that getting hold of it is always easy. Big players like the Trussell Trust or the waste food charity FareShare have access to some of the biggest supplies. It seems the food bank world is becoming crowded. "It's not so much competition as protectionism. We'll approach a company for donations and they'll say they're already giving to another organisation." He tells me that a supermarket where they once did a collection received a complaint from a much larger charity which thought that was their pitch.

We can argue about the validity of that argument, and politicians and experts from all parts of the spectrum often do. But anyone travelling across the landscape of food banks in Britain today, as I have, will quickly come to the same conclusion. This isn't just about problems with a broken benefits system, however acute they may be. It's also about working people who have tried their best to make ends meet. It is about people who believe in paying their way but who are now so unable to do so they need free food.


 意図的なのかどうか判りませんが、この記事の中でインタヴューを受けている人たち(写真が掲載されている)は皆白人。先日みてきたらウリィの展覧会で読んだ1966年の批評に書かれていた、「the lack of capital investment at home」という事象は、まさに21世紀の白人労働者階級家庭に当てはまるように思います。

 もう一つ個人的に興味惹かれたのは、いわゆるフード・バンクを運営するチャリティの中でも資源を求めての駆け引きが存在するという事実。イギリス人の知人の一人が、今年になっていわゆる大企業を辞めて、あるチャリティ団体のファンド・レイジィング部門に転職しました。このポストを書く前に会う機会があったので尋ねてみたところ、やはり企業相手に資金援助を交渉する際は、同様のチャリティ活動をする他の団体との競合になることが増えているそうです。

 僕は、今更言う必要はないですが、食べることは大好きです。そして、食べ物を粗末にする、食べる以外の目的に使うことは大嫌いです。食用でないからと言ってトマトをぶつけ合う、世界一ののり巻きを使って町おこし、ふざけるなよ、と。ギネスブックは、「世界いち大きなパエリャ」や「世界一長いのり巻き」等々、食材を使った世界一という項目を廃止すべきだと思います。

 最近、イギリスでは安売りで業績を伸ばしてきたスーパーマーケットの最大手、テスコですら幾つかの基本的な食料品の値上げに転じてきています。今の保守連立政権、そして労働組合との関係がぎくしゃくしている労働党のどちらも、この一般家庭での食料危機に迅速に対処できるとは思えないです。

 日本で一時期はやった、そして今ではほとんど聞くことのなくなった「食育」という言葉、多くの場で語れることが良いのではないかと考えます。オリンピック・パラリンピックの開催が決まったのを機に、次に世界に届ける日本語は「腹八分目」。

 最後に、趣旨から外れますが、衝撃を受けた食品加工現場の取材。

Why cheap meat costs the Earth
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2013/sep/04/why-cheap-meat-costs-earth

 食事前に読むのは避けた方が良いでしょう。僕は朝ご飯の前に読んでしまいました。日本で食べ物で遊ぶ写真を嬉々としてトゥイッターに載せるbrain-damagedな人々には是非読んでほしいです。5年前のあるポスト。食べられる動物達だって、このように扱われたいだろうし、僕もそう望みます。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-950.html

熱々のソーセイジに齧りつく猫が居るだろうか?ここに居た

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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9705963315/

 昨晩、オーヴンで焼き上げたばかりのソーセイジに噛りついたNN。こんなに食い意地の張った猫って、他に居るのだろうか。

LS Lowry @ テイト・ブリテン

2013.09.09
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(The Cripples, 1949, http://arts.guardian.co.uk/pictures/image/0,,-1050329418596,00.html

6月26日からテイト・ブリテンで始まったイギリス人画家、LS Lowryの展示を見てきました。

Lowry and the Painting of Modern Life
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/exhibition/lowry-and-painting-modern-life

 テイトの年間予定の中でこの画家の名前を見つけた時の反応は、「誰、これ?」。

 でも、テイトが取り上げるくらいだからそれなりに意味のある画家だとは思っていました。先日あった友人によると混雑していたとのことなので、イギリス人の間では人気の展覧会との印象が強まりました。ちなみにその友人は、ラウリィの拠点であるマンチェスターとのつながりが深く、とても楽しみにしていたそうで、内容には大満足だったとのこと。

 それならばと、小雨が降る平日の午前中に行ってみたところ、激混みではなかったのですが、予想以上の観覧者数にまず吃驚。入り口で受け取ったガイドブックはラウリィをこう紹介しています。

LS Lowry (1887-1976) devoted his life to painting the England of the Industrial Revolution.

 展示は6つのセクションに別れています。

1. Looking at Lowry
2. The Idea of Modern Life
3. Street Life: Incident and Accident
4. Ruined Landscape
5. The Social Life of Labour Britain
6. Industrial Landscapes


 ラウリィのことを全く調べずに入った最初の部屋に展示されていた幾つかの絵を観て感じたのは、モーリス・ユトリロが描く絵の雰囲気に似ているかなと。しかし、解説ではラウリィの絵はパリのサロンで評判が高かったものの、参照としてあげられていたのはピサロでした。
 自分の鑑賞眼なんてそんなものかと思いつつ入った2番目の部屋には2枚のユトリロの絵。積み重ねてきた経験が裏打ちされるのは嬉しいです。

 話題がそれました。ラウリィが描くキャンヴァスには、緑したたるイギリスの丘陵地帯、輝く湖水や河川、人々が喜びを求めて散策する庭は一切ありません。

 描かれているのは、煙突から黙々と吐き出される煙に覆われた空のした、工場に向かい、そして工場をでる労働者の大群。家賃を払えずに借家を追い出される労働者階級の家族。産業革命の影(と言っていいのかどうか)の部分を描くのみ。また、1枚、2枚、3枚とラウリィの絵を観て行くうちに気づくのは、描かれる人々の影の欠落。この影の欠落が産業革命の繁栄の影に追いやられた労働者の希望のない生活、もしくは階級社会における彼らの存在の儚さを象徴しているのかは判りませんが、影のない人物描写がもたらす印象は強いものでした。

 友人よると、美術界の中でラウリィの評価は高くはないそうです。確かに、技術的には瞠目するような手法ではありませんでした。遠近の捉え方もかなり平面的のように感じました。
 しかしながら、市井の人々の暮らしを、一人の画家がどのように観察したかという点においては、まるで寡黙なコラムニストという印象を持ちました。

 ラウリィが描く光景を批評した、1966年にNew Society(という雑誌なのか、論文雑誌なのか)にJohn Bergerが書いたものが会場にありました。

“These paintings are about what has been happening to the British economy since 1918, and their logic implies the collapse still to come. This is what happened to the ‘Workshop of the World’. Here is the recurring so-called production crisis: the obsolete industrial plants: the inadequacy of unchanged transport systems and overstrained power supplies: the failure of education to keep pace with technological advance: the ineffectiveness of national planning; the lack of capital investment at home and the disastrous reliance on colonial and neo-colonial overseas investments: the shift of power from industrial capital to international finance capital, the essential agreements with in the two party system blocking every initiative towards political independence and thus economic viabitily”.

 これ、「1966年」という表示がなければ、2013年のイギリスそのものです。イギリスという国、社会の根底は1918年、1966年、そして2013年、何も変わっていないんだ、と。僕個人としては、学術的な裏付けは一切ありませんが、ホガースを学び、ロンドンに来てからターナーやコンスタブル等をたくさん見る機会を、昨年はホックニィ、ルシアン・フロイト、そしてラファエル前派を吸収し、ちょうどそのラファエル前派とホックニィやフロイトの間の欠落していた時代をラウリィによって埋めることができたように感じています。

 ラウリィがイギリスの外で知られている存在だとは考えられません。なので、イギリスの近現代の市井の暮らしに興味がある人、イギリスという国の成り立ちに興味がある人には興味深い展覧会だと思います。

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自分の誤解をメディアに転嫁しないために

2013.09.09
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上のイラストは、友人から教えてもらったもの。どのような経緯でどこからネットに流れたのかは判らない。この秀逸なイラストを掲示することで、メディアの偏り、暴走を揶揄、糾弾するのは簡単なこと。

 このイラストを紹介してもらった翌日に、家族が送ってくれた新潮社のPR雑誌、「波」の9月号が届いた。新刊を発表した石田衣良さんとやはり作家の村山由佳さんによる対談が掲載されている。この対談の後半で二人からネット等で見られる攻撃的な批判への言葉が語られている。言わずもがなだが、二人が語られる趣旨は、僕というフィルターを通すこと、そして省略により偏りが追加される。

村山:最近では作品自体への好悪がすぐ人格攻撃へとすり替わりますね。私が、性に奔放な女性を主人公に描いた時は特に同性から強い批判を受けました。(中略)同年代や年下の女性から憎しみのこもった揶揄には、さすがに驚きました。(後略)。

石田:(前半省略)そういったレビューに書き込む人は、自分の言葉の効果を推し量らず、銃を撃つように言葉を放っているのでしょう。これは表現だから、その作家の創作だから、と許容されるべき範囲が狭まって、その人の道徳律だけで小説を裁く頑さは、本当に恐ろしい。

村山:一昔前と比べて、言葉の恐ろしさを知る人が減り、批評からも品性が失われましたね。まさ、差異を許さないといいますか、「自分が絶対的な正義」というような、ある種の凶暴さも現れているような気がします。時代が閉塞的になって、今いる場所で生きていくために我慢することが増えている。だから、自分と違う価値観で行動している他人が許せなくなり、攻撃的になってしまうのでしょう。

(新潮社、「波」9月号、P.11より引用)

 メディアの偏りの好例が、数日前のポストで紹介したデイヴィッド・ベイリィ氏の展覧会発表の模様。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2036.html

 ポストの後半に追加したガーディアンの記事では、ヒューゴ・ボスに関する質問の模様が書かれている。しかし、タイムズの記事では、その質問がされたことだけでなく、ベイリィ氏がどのように答えたかが全く書かれていない。タイムズだけを読んでいたら、またガーディアンだけを読んでいたら、全体像の断片しか見えていないことになるだろう。

 悲しい、というよりも歯がゆいと言うべきか、メディアがすべての事象を記録、報道することは不可能。だからある報道機関が伝えたことが自分の意見、経験と違うことに腹を立て「マスゴミ」というのは至って簡単。なぜなら、自分の怒りを他者に投げ捨てているだけだから。

 情報を受け取る側が怒りをぶちまけているだけではメディアは変わらない。憤っている側がどうして憤っているかを考えることをしなければ、そのような怒りに対応しようという気は起きないだろう。

 メディアが伝える虚像を突き破るためには、自分が求めることを知り、またなぜそれを求めるのかを考えてみても良いと思う。そのような過程で、自らの判断力は精度を増して行くと思うのだが。

オリンピック、パラリンピック開催決定に思うこと

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(2012年夏、ジョン・ルイスで売られていた)

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/7740454010/

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157630903011320/

決まったからには、上手く行くことを願う。そしてこれを機に、日本での英語、外国語のカタカナ表記の扱いを変更するべきだと思う。

 英語に限らずだが、二重母音の元の発音と同じ表記、また「V」をバビブベボでの表記は止めて、ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォとするなど。活字媒体では、外国語をカタカナ表記で使う場合、元の綴りを必ず付加する。理想としては、その外国語の品詞まで判るようにする。僕は、アベック(もはや使われているとは思わないが、avec)が副詞だと知った時は驚愕した。
 カタカナは日本人には楽だろうけど、日本で暮らす外国人や日本のことを学ぶ外国人にとって、日本人は英語や他の外国語と思って使っていても、彼らにとっては謎の言葉でしかない。

 それと、ユニフォーム等のデザインは、化石の様なデザイナーではなく、21世紀に活躍する若い世代のデザイナーに。若い世代を大いに活用するオリンピックになって欲しい。化石は口を出さない、ださせないを鉄則とすべき。マスコットは、是非、彼らを凌駕するほどぶっとんだものに。村上隆さんが良いと思う。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157631253593700/


 偶然だが、ここ数日のうちに、日本をどう旅するかの特集を相次いで読んだ。一つは、「The Sunday Times Travel Magazine」10月号。

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 数カ所、地名の表記が間違っている以外は、とても良くまとめられている特集。日本へ初めていく外国人にとっては優良な情報満載。次のは、サンディ・テレグラフの旅行セクションが、読者の日本滞在記をまとめたもの。

Japan: readers' tips, recommendations and travel advice
http://www.telegraph.co.uk/travel/your-travels/10291435/Japan-readers-tips-recommendations-and-travel-advice.html

 僕も今年の4月、広島、京都、そして長崎で多くの外国人旅行者に遭遇したけど、日本への興味を高さを感じる記事。

国連総会議長の演説の原文

2013.09.07
正直、国連の内部構造については全く知らないが、昨日日本で報道された国連総会議長、ヴュク・イェレミッチ(Vuk Jeremić)氏の演説は、是非、原文で読みたかった。

国連総会議長、核廃絶訴える 「核抑止論者は広島を見よ」
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090601001136.html

Address to the General Assembly on the Observance of the International Day Against Nuclear Tests
http://www.un.org/en/ga/president/67/statements/statements/September13/nucleartests05092013.shtml

Minister Bozhko,
Madame High Representative,
Excellencies,
Distinguished Guests,
Ladies and Gentlemen,

It is a great honor to preside over this meeting of the General Assembly to observe the International Day against Nuclear Tests, which provides us with an opportunity to remind the world of the existence of this grave threat to peace.

At the onset of my remarks, I would like to pay tribute to Her Excellency Ambassador Byrganym Aitimova, Permanent Representative of the Republic of Kazakhstan, for having worked so diligently on making this day an important and integral part of our agenda.

Her Government—represented this morning by His Excellency Mr. Vladimir Bozhko, Minister for Emergency Situations—has stood at the vanguard of efforts to promote nuclear disarmament and non-proliferation. In 1991, it unilaterally closed down the Semipalatinsk test site, and in an unprecedented demonstration of leadership, voluntarily renounced the world’s fourth-largest atomic arsenal.

I would also like to recognize Secretary-General Ban Ki-moon for his strong support of efforts to rid what he has called our “over-armed world” of nuclear weapons.

Excellencies,

The very first resolution adopted by the General Assembly called for the elimination of atomic arms and “all other major weapons adaptable to mass destruction.”

In the decades that have followed, the nuclear issue has remained high on the agenda, resulting in some notable achievements.

In October 1963, the Limited Test Ban Treaty came into force, representing what U.S. President John F. Kennedy defined as “the first […] specific step […]to limit the nuclear arms race.”

Another took place in 1996, when the General Assembly opened the Comprehensive Test Ban Treaty for signature, following lengthy negotiations on the text. Before this watershed moment, more than 2000 atomic weapons tests had been carried out at over 60 locations across the globe. Since then, around 10 have regretfully been carried out, in violation of the internationally-agreed moratorium.

We may have traveled a long way on the “Path to Zero,” but we are still far from having arrived at our ultimate destination. The CTBT has not yet entered into force, despite the fact that 183 Member States have signed it, and 159 have ratified it.

I take this opportunity to respectfully urge those that have not, to do so as expeditiously as possible, and so help lift the threatening cloud of obliteration that still hangs over humanity.

I also take this opportunity to invite Member States to participate in the first-ever High-level meeting of the General Assembly on nuclear disarmament, which will take place later this month, in accordance with resolution 67/39. It has been a great privilege to be entrusted with the responsibility of organizing this event, and I hope it will turn out to be a significant step in fulfilling our goal to excise atomic arms from every corner of the planet.

Excellencies,

During the 67th Session, we adopted a resolution reiterating that the “cessation of nuclear weapons test explosions or any other nuclear explosions constitute an effective […] non-proliferation measure,” which represents a “meaningful step in the realization of a systematic process for achieving nuclear disarmament.”

On August 6th, I carried this important message with me, when I had the privilege to address the Hiroshima Peace Memorial Ceremony, in commemoration of the hundreds of thousands of victims and survivors who bore the onslaught of the most destructive killing device used in the annals of history.

The sadness and grief that I felt on that day will stay with me for the rest of my life.

What happened there is a permanent reminder of the horrible, unmatched devastation caused by the use of nuclear weapons. Any test, conducted by anyone anywhere, increases the likelihood they will be used again one day.

What could possibly be gained by the use of such obliterating arms in our century?

There are some who reason that we are all safer today because of the deterring strength of such weapons. Let them go to Hiroshima, and walk through the corridors of the Peace Memorial Museum.

There are some who see nothing wrong with stockpiling atomic bombs that can destroy entire cities in a heartbeat. Let them go to Hiroshima; let them stand before the cenotaph—the somber monument to the victims of an unparalleled calamity inflicted by the hand of man; and let them read the solemn inscription that says “May all the souls here rest in peace, for we shall not repeat the evil.”
Thank you for your attention.


 日本の報道機関、今回の様な場合、原文の所在を読者に示しても良いのではないかと思う。日本での短い報道では、原文から感じられる意志の強さが汲み取れていないように思える。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157633156007801/

日本の朝ご飯@KOYA Bar

2013.09.07
時間を空けると忘れてしまうので、早速、朝ご飯を試しにKOYA Barへ。

http://www.koyabar.co.uk/

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 ご飯、みそ汁、焼き魚に漬け物がついて£13.90−を高いと感じるか、リーズナブルと感じるかは人それぞれだろう。食べ終わった時に、もう少し入るかと思ったけど、立ち上がったらけっこう腹八分目だった。

 ロンドンの食生活に不満がある訳ではない。不満があったら今更ロンドンには居ないだろう。でもたまに、ご飯とみそ汁、そして焼き魚一切れのシンプルな朝ご飯を食べたくなる。今回の朝ご飯、期待は高く、実際、とても美味しかった。

 80年代、90年代にもこのような日本の朝ご飯を食べる機会はロンドンでもあったかもしれない。でも、あったとしてもそれは日本人だけが対象だったと思う。

 ロンドンの繁華街のど真ん中、SOHOでこのような真っ当、且つシンプルな日本の朝ご飯を日本人だけでなく、様々な国籍の人たちが食べることできるであろうことは、日本食=寿司、刺身、という固定概念を打ち破るきっかけになれば良いなと期待する。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635421428816/

クリストフ・プレガルディーン@ウェストミンスター・スクール

2013.09.05
7月のウィグモア・ホールでのリサイタル(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2016.html)の前に、クリストフ・ブレガルディーンの予定を観たところ、晩夏から初秋にかけてイングランド内でマスター・クラスや、リーダー・フェスティヴァルに参加してソロ・リサイタルをやる予定になっていた。ただ、その予定はすべてロンドン以外。好きな歌手とはいえ、ロンドン郊外まで足を伸ばすのは二の足を踏むと思っていた時に気づいたのが、9月4日、パーラメントに近い場所にあるハイソ男子校、ウェストミンスター・スクールで彼のリサイタルが予定されていた。チケット購入は面倒だったし、ホールの音響はあまり良いものではなかったけど、けっこう面白い夜だった。

 ウェストミンスター・スクールのウェブにあったリサイタルの紹介。

Westminster School Lieder Recitals

Wednesday 4 September 2013, 7.30 pm
Up School

All OWW are welcome to attend a recital to be given by the great German tenor Christoph Prégardien and the pianist Julius Drake. They will perform Schubert’s Winterreise on Wednesday 4 September 2013 at 7.30pm. Former staff member and concert organiser Richard Stokes comments "If you have not yet experienced a Lieder recital Up School, you are in for a treat: the silences are palpable, and at no other venue is the audience’s concentration so intense. We crowd some 400 people in a semi-circle round the Steinway, so that each member of the audience is close to the performers on stage. I have heard Christoph Prégardien and Julius Drake give this immortal cycle several times in the past five years, and their interpretation ranks with the finest I have ever experienced."

This will be the final concert in the 'Song Series' organised by Richard Stokes who, after 25 years, has decided to call it a day. He would like to thank a succession of generous Head Masters who have made School available – this intimate concert hall which has been graced by some of the world’s greatest Lieder singers and accompanists. Florian Boesch, Ian Bostridge, Imogen Cooper, Julius Drake, Gerald Finley, Matthias Goerne, Wolfgang Holzmair, Robert Holl, Simon Keenlyside, Katarina Karnéus, Angelika Kirchschlager, Felicity Lott, Ian Partridge, Joan Rodgers, Roger Vignoles and many others have given lasting pleasure to students and the wider Westminster community.


 こん企画の最後に呼ばれたプレガルディーンが選んだのはシューベルトの「冬の旅」。リートを聞くのは好きと言いながら、「冬の旅」を全曲聞いた記憶がなかった。が、途中で思い出したのは、こんな経験。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-210.html

 大好きなプレガルディーンの耳に心地よい声とドイツ語の響き、彼が信頼を寄せるドレイクが素晴らしいピアノ伴奏を通して判ったのは、「冬の旅」は僕が好むタイプの歌曲ではないということ。

 詩の内容は暗いし、救いがないし、僕には内省的とも思えない。分別あるであろう初老の人物が、ああだこうだと愚痴をこぼしているだけ。What an old grumpy man!

 会場が学校の講堂なので音響は期待していなかったが、全盛を過ぎた歌手の声を横から聞くのは辛かった。と言っても、プレガルディーンの声の責任では全くない。7月に感じた通り、彼の高音は徐々にきつくなっているように思う。しかしながら、完璧なディクション、時に柔らかく、時に鋭い発声は完璧なコントロール。あと数年は聞き続けたいし、聴くことができればと願う。

 会場には、イアン・ボストリッジ夫妻が居た。ウィグモア・ホールと比べると遥かにカジュアルな夜だったので、著名な歌手が聞きにきているのが意外だった。来年、トッパン・ホールにプレガルディーンとボストリッジが出演するからかなと。話しかけて、7月にリンベリィで聞いた「カンティクルズ」の感想を伝えると、彼にとっては充実なパフォーマンスだったとのこと。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9680619960/

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David Baileyの写真展、ナショナル・ポートレイトGで来年2月に

2013.09.05
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(デイヴィッド・ベイリィ、ネットから)

2014年2月6日からナショナル・ポートレイト・ギャラリィ(以下NPG)で始まる、イギリス人写真家、デイヴィッド・ベイリィの作品展示のプレス・リリースがあったので参加した。写真は自分の守備範囲ではない上に、ベイリィのことも全く知らなかったのだが、最近、ド素人なりに写真を撮ることが面白くなっているので勉強になるかと思ったのだが、ベイリィのキャラクターのおかげで予想したよりずっと面白かった。

 NPGのリリースの抜粋。

A landmark exhibition of the work of David Bailey is to open at the National Portrait Gallery, London, in February 2014. It will include a new portrait of Kate Moss, exhibited for the first time, together with previously unseen work including images from his 2012 travels to the Naga Hills in India.

Selected by the photographer, Bailey’s Stardust (6 February – 1 June 2014) will be one of the Gallery’s largest scale photography exhibitions, with over 250 portraits occupying most of its ground floor.

One of the world’s most distinguished and distinctive photographers, David Bailey has made an outstanding contribution to the visual arts, creating consistently imaginative and thought-provoking portraits. As well as including new work, this exhibition contains a wide variety of Bailey’s photographs from a career that has spanned more than half a century.

The portraits have been personally selected by Bailey from the subjects and groups that he has captured over the last five decades: actors, writers, musicians, politicians, filmmakers, models, artists and people encountered on his travels; many of them famous, some unknown, all of them engaging and memorable. Bailey will be making new silver gelatin prints of his black-and-white portraits especially for the exhibition.


 NPGのトップであるサンディ氏の挨拶、メイン・スポンサーのヒューゴ・ボスのUKのトップの挨拶に続いてサンディ氏が舞台に招いたのは、最前列に居た男性。始まる前に、「こんな朝早くから記者がこんなに集まるなんて、変だよ」と笑ってたいのがベイリィ氏だった。

 サンディ氏の質問が長いのと、おそらく年齢(1938年生まれ)のためか、それとも早朝のためなのか、質問に答えている間に質問の趣旨から外れてしまうベイリィ氏との間のインタヴューはけっこう短かった。

 次に、Q&A。最初の質問者は男性。名乗らず、「メイン・スポンサーのヒューゴ・ボスはナチとの関連が」どうのこうのと言いかけたところでベイリィ氏が、「僕はバッセル・ブラッド(って何?)を使うし、メルセデス・ベンツを2台持っている。ワーグナーも好きだ」と。サンディ氏が彼の立場上からの発言を始めるとベイリィ氏は押しとどめて、「you do not need to answer, a silly guy is asking a silly question. Which company are you from?」。男性が「タイムズ」と答えると、「Fxxk off, Murdoch」。
 このような質問をするなとは言わないし、歴史を忘れることは良しとはしない。でも、そろそろ前を向いても良いのではないか。

 このようにベイリィ氏の発言が面白かった。箇条書きに。

My next inspiration is sex (being asked what his next interest).

Common sense is not common sense (when he went to India to create his new series).

Taking a photo vs making a photo

Best is not always best to all, but always good or bad.

When you face your people (his models), you must not judge them.


 彼のポートレイトにはミック・ジャガー、デイモン・アルバーン等のミュージシャン、ケイト・モス等のセレブが多く含まれているので、大きな話題になるだろうとNPG側は期待している印象。ロンドンのあと、イギリス各地を巡回したあとに、主にコモンウェルス関連の国で巡回展示される予定らしい。

[追記:9月6日]
今日のガーディアン。

Unseen pictures to feature in David Bailey show at National Portrait Gallery
http://www.theguardian.com/artanddesign/2013/sep/05/unseen-pictures-david-bailey-national-portrait-gallery

 本文に書かなかった、オリヴァー・ストーン監督の写真撮影のエピソードは笑える。

KOYA Bar in Soho: KOYAの第2号店

2013.09.05
数日前の朝日新聞で、ロンドン中心部にあるうどん屋、KOYAの2号店が開店したとの記事。

絶妙な味!イングリッシュ・ブレックファストうどん
http://www.asahi.com/and_w/fashion/TKY201309030245.html

KOYA Bar
http://www.koyabar.co.uk/

 場所は、1号店の隣、でも開店時間はずっと早くて朝8時半。今朝、ちょうど遠くないところでプレス・リリースに参加する予定だったので、それが終わってから朝食を試してみた。

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(イングリッシュ・ブレックファストうどん)

 椎茸、日本では進んで食べない食材の一つだが美味しかった。目玉焼きの加減も良く、もちろんうどんは本当においしい。でも、ベイコンの塩が強すぎてベイコンと一緒にうどんを口にすると、うどんの味わいが消えてしまう。ということで、先にベイコンを食べて、水を飲んで一呼吸おいて食べたうどんはやはり美味かった。だされた料理の味を確認する前に塩・こしょう、ブラウン・ソースをばかばかかける様な食べ方をする一部のイギリス人には良いかもしれないが、日本人があえてこれを選ぶ必要はないだろう。僕は、一度で充分。

 朝ご飯メニューの他を見ると、「ご飯」、「焼き魚」、「納豆」、「ワカメスープ」等々。朝8時半の開店ならば、次回は朝ご飯を食べてみる。今日の特別メニューには「鯵の開き」、食べたかった。焼き魚の種類は、数日ごとに変わるとのこと。

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 午前10時を回ったばかりと早かったので、店は静か。清潔なテイブルでのんびり食べる朝ご飯はおいしい。オープンな厨房に居たのはおそらく小田さん。オーナーのデイヴィッド氏がいたので、次回はイギリス人の友人を連れて朝ご飯を食べにくるよというと、「ここの朝ご飯は、ランガムやコンノートのような五つ星ホテルがだす朝ご飯よりずっとおいしくて値段も手頃だから、是非試して欲しい」とのこと。ランガムやコンノートが和食をだすなんて知らなかった。このあとに行ったロンドン・ブリッジでヒルトン・ロンドン・ブリッジのロビー・エリアに「宝」という日本食エリアがあるのを見つけたとき、和食はもしかしたらwashokuとして捉えるべきなのかもしれないが、ロンドンでは根付いてきたのかなと感じる。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635388482669/


 東京の外資系金融機関で働いた経験のあるイギリス人の友人をKOYAに連れて行ったあとに、友人が家族に書いた感想を参考までに。

Last night we met at the Japan Centre on Haymarket but then headed back into Soho to have noodles at Koya on Frith Street. This is a small Japanese canteen restaurant at the heart of Soho. The name in Japanese means ‘hut’ and the emblem of a red hut appears on the card for the restaurant. The hut opened perhaps 3 years ago and Koji is a regular diner. Word must have got around about the quality of the food at this little dining place because whenever we visit we have to queue outside for up to 30 minutes to get a seat. On a normal night it is interesting to observe the queues made up of Japanese and European young people waiting to get into this little eatery made up of 2 rooms. In the front, facing on to the street, there are canteen style tables and there is one room at the back which has some seats at the ‘bar’ and then the kitchen which is on view to the rest of the restaurant.

We arrived shortly after 19:00 last night and we did not have to queue outside. It had been snowing and raining all day so it was good to be able to walk straight in and see some empty spaces in both rooms. Koji was keen to sit at the bar and check out the kitchen.

The restaurant is decorated very simply and classically in wood. The menu is written on warm wood panels in Japanese and in Roman script. As with all Japanese restaurants there is a curtain at the door and you push your way through the half curtain to enter the domestic space for eating. The Japanese have always been into fast food and dining in public. Japan has an extensive array of types of cuisine which salary men and office ladies can eat quickly on their own or with colleagues as they leave the office, before they catch a train for their long commute out of town. Asia and Japan have been doing excellent fast street food for a long time.

We were sitting at the bar and were able to check out the kitchen and the people working in the restaurant. The maitre d’ was a European. Koji thought he was English but I thought he was from Europe and as we were discussing the dishes on offer he told us he was from South East Italy, near Puglia. A smart man who was helping the restaurant to keep in motion, so to speak,like front of house conductor, he still spoke with a soft lyrical Italian accent. The other two people serving diners were Japanese, an older woman who has always been there when we visited before and a young man, who might have been a student. Both these people had the steady calm and professional calm of the Japanese. It is always good to watch Koji talk in Japanese with his country men and make common ground.

On the other side of the serving bar where we were sitting we could see into the open kitchen. In front of us there was another Italian lady who was slicing vegetables and pickles into pre defined lengths. For part of the time she was working on ginger roots, peeling and grating the ginger. Behind the preparation area were two banks of stoves. On the side near to us there were 2 men preparing side dishes and on the far side a lady was preparing the main dishes and supervising the kitchen. Unlike the kitchens we see on TV everything was quiet and orderly. There was no shouting and no melodrama. We could see this rich and wonderful hive of activity producing dish after dish for the diners who quickly filled the restaurant.

The restaurant specialises in Hot Udon in Hot Broth, Sanuki Udon. But the specials menu listed the interesting starters which were also on offer. We ordered two of these side dishes and decided to eat them before the Udon arrived. Usually in Japan all the dishes arrive at the same time, often on a tray, and the diner moves from one dish to another enjoying mouthfuls from each dish with the wooden chopsticks always provided.

The first dish was wild garlic tempura and this arrived first. The long green leaves of the wild garlic had been dipped into a rich batter and quickly fried. They were piled high in a pyramid shape on a piece of crisp white paper, perhaps to show that this form of deep frying, left no residue of grease on the paper. Next to the neat heap of wild garlic was a matching small heap of beige coloured salt. We were not clear if we should dip these tempura fragments into a sweet dipping sauce as with other forms of tempura. But the waiter said for this dish no dipping sauce was required. The wild garlic was delicious. Battered things are often inviting and coax the eater to relish the golden crispness of the outside before reaching, as in this case, the moist and green interior. The speedy frying had left the structure of these leaves in tact but they were warm to bring out the natural taste and flavour of the mild garlic leaves.

The second starter was a shock. It was called Koya fried chicken and Koji said it was a very traditional Japanese restaurant but it looked like fried chicken, similar to the fried chicken served as a regional speciality in parts of Texas. Usually Japanese and Chinese food has been cut into fragments to ensure that cooking can take place speedily and that the food can be eaten with chopsticks. The knife work cutting food takes place in the kitchen prior to cooking whereas with Western food, which assumes the diner has a knife and fork, larger pieces arrive on the plate bathed in their own sauce. In contrast, Asian food assumes chopsticks and sauces are served on the side for dipping.

Two large pieces of fried chicken arrived on another dark brown serving dish with a small pile of salt. Salt is not usually available as a condiment on a Japanese table. It comes either as a small helping on the plate, as here for this dish, or more often, salt imbues the sauces which are used for dipping or pouring.

The fried chicken was very good and was perfect for eating with fingers. I don’t remember eating traditional food with my fingers, while I lived in Japan but KFC was arriving and changing the market. I remember yakitori, which was multiple forms of chicken on sticks, cooked on a bar-b-q in front of dines and served with beer but not picking up chicken with my fingers. This dish was an upmarket version of KFC but although the chicken was warm and succulent, falling off the bone, I was not as convinced as I was by the wild garlic. It is hard to beat KFC and other forms of fried chicken. The Colonel and forms of cooking from the American South get this simple dish just right.

However, the main dish was a bowl of delicious noodles which would not be served by the Colonel. The large warm white noodles came snaking in a bowl of delicious hot and simple broth. This was a form of Japanese soul food. In contrast with the chicken dish, these bowls of noodles were fat free. The broth carried all the tastes while the noodles provided strength and wholesome nourishment. The noodles were served in a simple dark brown bowl with a streaked glaze. These wheat based noodles are simple ordinary food in Japan, a staple cuisine, served warm in winter, and cold in summer.

Koji advised me about how much shichimi (7 taste spices) to use in the bowl of noodles. This condiment is made up of 7 different flavours of chilli and added another level of warmth to the broth. The shichimi was already present on the table in a small round Japanese container with its own shovel.

The broth in which the noodles were submerged exuded a strong warm flavour of borita or fish flakes. This is a particular and string distinctive taste I always associate with Japan and my time in Tokyo. Inhaling the smell hovering over the dish of noodles was a Proustian moment.

薔薇がなくちゃ生きていけない、または薔薇迷宮

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7月後半、とても暑かったとき(ロンドン基準で)いつもならかなり長く保つマークスの薔薇が2日くらいで萎れてしまった。ならば涼しくなるまで待ち、先週末、ひと月ぶりに購入。薔薇の花を密集させるというのは家でしかできない。

 夜桜ならぬ、夜の薔薇。試したことがなかったのでやってみたのだが、思っていた以上にいい出来。

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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635369055446/


 このポストのタイトル、「薔薇がなくちゃ生きていけない」は、ムーンライダーズの「マニアマニエラ」の収録曲。

ドーナツ泥棒、現れる

2013.09.02
大家の2頭の猫の違い。

KK(15歳、メス)、 NN(11歳、オス)。

K:ラップトップのキーボードを避けるが、周りを歩き回って邪魔する。
N:僕がタイプしていても、ずかずかとキーボードの上を歩き回る。

K:毎日食事の種類を変える。食べたくないものは、空腹でも絶対に食べない。
N:基本、Nは腎臓に問題があるので食事は限定されている。が、人間が食べるものは、自分も食べられると信じているようで、すべてを試そうとする。

K:大家がKのために買ったおもちゃをすべて無視。
N:Kのおもちゃはすべて今はNのおもちゃ。

K:水で濡れた手から水滴を飛ばすと、世界の終わりのように逃げて行く。
N:同じことをしても、全く動じない。

K:抱き上げてもいやがらないが、そのあとに体全体をくまなくなめる。
N:抱き上げられるのが大嫌い。で、なんとか抱き上げると噛み付く、引っ掻く。


 今朝、小さなドーナツを食べながらメイルの返信をしていた時、目の端に飛び込んできた黒い物体。ドーナツを一つ咥えてあっという間に机から飛び降り走り去って行くのは、まぎれもなくN。

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(このふてぶてしい顔)

 猫がドーナツを食べるなんて考えたこともなかったし、何より、Nの食い意地の凄さ。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157635337387385/

 がつがつ半分食べてしまったところで取り上げた。気をつけなければ。

やっと、ここまで

2013.09.02
無理矢理だけど。

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 冬、暖炉の前で二頭が一緒に丸くなって寝ている姿を見れたらな。


OMG! 春画展@ブリティッシュ・ミュージアム、10月3日から

2013.09.01
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シリア攻撃に関するキャメロンの態度について書きたいことはたくさん有れど、日本文化についての興味深い展示が10月から始まるので。

What the samurai saw: now you can see it too
http://www.thesundaytimes.co.uk/sto/news/uk_news/Arts/article1308056.ece
(定期購読していないと全文は読めません)

 今朝のサンディ・タイムズの本紙、そして文化雑誌で大きく取り上げられていたのは、大英博物館で10月3日から、「春画」の特別展示が始まるというもの。

Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art
http://www.britishmuseum.org/whats_on/exhibitions/shunga.aspx

 昨年末の報道では7月の公開となっていたのがいつの間にか予定から消えていて、延期、もしくは中止になったのかと思っていた。

 STの記事によると、展示に使われるコレクションは1865年に大英博物館に寄贈されて以来初めての一般公開とのこと。さらに、そんな事情があるので日本側(どこの団体かは明記されていない)にこの展示を貸し出すことを提案するも、断られたとのこと。版画の類だろうから、日本にも似た様なものがあるのかもしれないが、なんて度量の狭い。オリンピック開催を目指すなら、多国間の文化交流は必須だろうに。

 タイムズの記事、大英博物館の情報からでは、展示の規模がどの程度になるのか判らない。自前のコレクションだからということからも推測できるが、入場料金£7−から察するにブロックバスター的な規模ではないのかもしれない。

 日本人のように、むっつり系が多いイギリス人には受けるかな。それにこれまで公開されていなかったコレクションとういことで、大陸からも日本文化に興味のある人を惹きつけるかもしれない。ちなみに、大英博物館の展示では初めてとのことだが、16歳以下は親が同伴でなければ入場は不可。

三越ロンドン店、9月7日で営業終了

2013.09.01
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http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9647348914/

代わりの店舗が見つからなかったのか、それともこれを潮時と判断したのかは判らないが、ロンドンの観光の中心地、ピカデリィにある三越のロンドン店が9月7日の土曜日で営業を終了する。

 観光客時代に一度だけ入った記憶があるだけで、何かを購入したということはない。閉店になっても、僕の生活には影響はない。でも、日本人向けの観光ツアーの集合場所であったり、何より日本人だけでなく、アジア圏の観光客もかなり利用しているそうだから閉店の影響はあるだろう。

 1994年に初めてロンドンに来た時は、伊勢丹、三越、そごう、それに高島屋もあったはず。三越の欧州圏内の店舗はローマのみ。的外れかもしれないが、日本の高度成長時代、それに伴う日本人の海外進出の象徴が無くなるとも捉えられる。

 日本米を購入しにジャパン・センターに行ったら、やっぱりジャパセンも移転を免れないようだ。イギリスは土地持ちが結局無理を通すというのは全く変わらないように感じる。

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