LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2014年08月の記事一覧

最初で最後だろう、ギエムのボレロ

2014.08.29
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(2014年8月29日、NHKホール)

シルヴィ・ギエムによってバレエの世界へと入り始めたにもかかわらず、「ボレロ」だけは上演の機会と僕の都合が合うことが全くなかった。今回、追加公演がでなければ、観る機会が無かっただろう。

 感無量、という気分ではなかった。期待し過ぎていていた、ということでもない。なんと言うか、ずっと探し続けていたパズルのピースが見つかったという安堵感。

 先日話題になった、2015年での引退。イギリスでは、昨年、インディペンデント紙でのインタヴューでさらりとふれられている。

Famed dancer Sylvie Guillem fires on 'stupid' former boss at the Royal Ballet
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/news/famed-dancer-sylvie-guillem-fires-on-stupid-former-boss-at-the-royal-ballet-8611803.html

 日本でのサヨナラ公演は、ま、見られないだろう。11月、サドラーズでの「セイクレッド・モンスターズ」を買い足そうかな。

 マニュエル・ルグリ、老けたとはいえ、まだ踊れそう。「オネーギン」を踊りにロイヤル・バレエに客演するなんてありだろうか。今のロイヤルの男性プリンシパルに、オネーギンのイメイジに合うダンサーをすぐには思い浮かべられない。

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危険な観光都市はどこ?:ロンドン、ローマ、バルセロナ

2014.08.25
子供の言い合いのようなニュースなので、時系列に。

 イギリスの外務省が、ローマを訪れるイギリス人観光客にローマが安全な都市ではないとして注意喚起したことに、ローマ市長が噛み付いたと。

Rome mayor hits back at Foreign Office warning over pickpockets
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/17/rome-mayor-foreign-office-pickpockets-tourists

 これはイギリス人だけではない。友人のポスト。

http://fumiemve.exblog.jp/20075981/

 で、そんなロンドンに対して、アラブ首長国連邦が、ロンドンのオックスフォード・ストリートは危険だから避けるように、と同国民に注意喚起。

Wild West End: Gulf tourists warned to avoid London's 'perilous' shopping area
http://www.theguardian.com/uk-news/2014/aug/20/wild-west-end-tourists-from-gulf-warned-avoid-london-perilous-oxford-street

 オックスフォード・ストリートは過大評価され過ぎで大混雑、でも危険なことは少ない、というのが僕の意見。湾岸諸国から来る人たちは、大量の現金を保ちすぎているのがスリやひったくりに狙われるのではないだろうか。

 で、バルセロナが観光客の無法ぶりにとうとうぶち切れたのは、イタリア人観光客による破廉恥(死語?)な行為。

Naked Italians spark protests against antics of drunken tourists in Barcelona
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/21/naked-italians-protests-drunken-tourists-barcelona

 旅の恥は掻き捨ては、昔の話。楽しい観光にする為には注意喚起、そして訪れる国への尊敬を保つことではないだろうか。

自分撮りと文化のせめぎ合い:ケイト・ブッシュ、ナショナル・ギャラリィ

2014.08.25
今週の木曜日、8月28日8月26日からロンドンで始まるケイト・ブッシュのコンサート。公演が追加されたにもかかわらず、全てのチケットは15分で売り切れたという、今年の秋のHottest ticket。それを前に、ケイト・ブッシュからコンサートに来るファンへのお願いが発表された。それは、スマフォやデジカメでコンサート中の写真を撮らないで欲しい、というもの。

Kate Bush asks fans not to use phones or tablets at London comeback gigs
http://www.theguardian.com/music/2014/aug/19/kate-bush-asks-fans-no-phones-tablets-london-gigs

Kate Bush makes a valiant stand in the battle of transcendence v smartphones
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/aug/20/kate-bush-transcendence-v-smartphones

 僕自身、オペラやバレエのカーテン・コールの写真は撮るが、上演中に写真を撮るなどは言語道断だと思っている。画面の光が周りの人達の邪魔になることは必然だし、何より、写真を撮ることに夢中になっていたら、舞台で繰り広げられている奇跡を見逃すことになるだろう。

 ときを同じくして、ナショナル・ギャラリィが一般展示での写真撮影禁止を引き下げるという報道があった。

Fears National Gallery will be ‘selfie central’ as photo ban is relaxed
http://www.standard.co.uk/news/london/fears-national-gallery-will-be-selfie-central--as-photo-ban-is-relaxed-9665604.html

Selfie-portrait of the artist: National Gallery surrenders to the internet
http://www.theguardian.com/artanddesign/2014/aug/15/selfie-portrait-artist-national-gallery-surrenders-to-internet

 近所に住んでいて、好きな時に好きなだけナショナル・ギャラリィに行けるならともかく、わざわざヨーロッパの西の端の島に来て直に観ることを夢見ていた絵画と一緒の写真を撮りたい、という気持ちは共有する。反面、写真を撮ることばかりに夢中になって、目の前にある芸術の本質を心にとどめることができるのだろうか、という気分はいつもある。

 2010年の夏にルーブルを訪れた。補修に入る前の「サモトラケのニケ」像の前は、写真撮る人で大混雑。ニケ像を鑑賞する気分など持てなかった。

 体験したことを手軽に共有したいという気分ならまだ理解できるが、自己満足の為に他の人たちの時間を邪魔しているということが判らない人が多いのであれば、軋轢はおさまらないだろうと思う。

アイスランドで火山噴火の予兆が増大

2014.08.20
ロイヤル・バレエのファンの方には未だに記憶が鮮明であろう、2010年4月に起きた、アイスランドの火山噴火とその影響。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1179.html

 日本からファンの方が駆けつけられなくなってしまった吉田都さんの舞台。
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1181.html

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1187.html

 まさに、災害は忘れた頃にで、昨日の報道でアイスランドにある火山の噴火の可能性がかなり高まってきているとのこと。

Iceland volcano eruption risk level raised to orange for aviation
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/18/iceland-volcano-risk-raised-to-orange

Iceland raises Bardarbunga volcano alert to orange
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-28843968

 これは、2010年の噴火の際、火山灰がどのように広がったかの説明。

How volcano chaos unfolded: in graphics
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/8634944.stm

 ロイター電を使ったガーディアンの記事、BBC双方の記事によると、現在の予測危機レヴェルは既に5段階の4番目。火山が噴火して大量の火山灰が噴出されれば、偏西風の影響等で再び欧州の空が飛行禁止になる可能性はかなり高いのだろう。

 今週末から来週にかけて欧州に来られる予定の方は、情報を集め始めた方が良いかもしれない。

[追記]

 ブルンバーグの日本語ニュースから。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NAJW296K50XU01.html

「戦争のつくりかた」by りぼん・ぷろじぇくと

2014.08.15
ミクシィで読んだ「毎日新聞」の記事によると、「戦争のつくりかた」が9月に改訂されて出版されることが決まったとのこと。

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 過ちが繰り返されない為に。

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ベイク・オフ、2週目:ビスケット

2014.08.13
先週から始まった、2014年のグレイト・ブリティッシュ・ベイク・オフの2週目は、「ビスケット」。2週目にして既に実力派とそうでない皆さんがはっきり見て取れるのは面白い。今週は、驚きの挽回を果たした出演者もいたりして、サスペンス・ドラマとしても最良。

イアンの起死回生、3Dビスケット。
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今週のスター・ベイカー、リチャードのショウストッパー。
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今週の脱落者だと思ったジョーダンの3D.
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 日本で観られない場合、ガーディアンが毎週ライヴ・ブログを展開しているので、参考になるかな。

http://www.theguardian.com/tv-and-radio/live/2014/aug/13/the-great-british-bake-off-2014-episode-two-live-blog

番組のメイン・サイト
http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

この夏のUKファッションは、KIMONOだそう

2014.08.13
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(ガーディアンから拝借。着物に見える?)

広告記事だと思うが、ガーディアン本紙にも掲載された記事。

Kimonos on a roll as high street sees broad appeal of Japanese garment
http://www.theguardian.com/business/2014/aug/12/kimonos-high-street-appeal-japanese-garment

New Look sells 40,000 kimonos a week to boost sales 9%
http://www.theguardian.com/business/2014/aug/12/new-look-kimonos-boost-sales-first-quarter

 その歌を知らないし、聴きたいとも思わないが、ケイティ・ペリィとか言う名前の歌手が妙な「Kimono」みたいな無国籍な衣装で登場したことも影響しているのだろう。

 Kimonoが着物ではないと思えば良いだけなのだろうけど、勘違いしている外国人に説明をするのは面倒かな。京都の老舗が一致団結して、ヴィクトリア・アンド・アルバートあたりで一大着物展覧会を催すなんてどうだろう。

 思い出した。2001年12月にルクソールに滞在した時に試した「Washoku」レストランのウェイトレスが、こんなKimonoを着ていた。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-38.html

 2001年の自分、イスラムに対して現在とちょっと違うな。

Who are the Yazidis?:イラク北部で虐殺の危機にある人たち

2014.08.13
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(虐殺を逃れて過酷な土地を歩くYazidiの人たち。ガーディアンから拝借)

宗教の僕個人の意見は脇に置いて、現在、イラクで最も虐殺の危機に瀕している人々が誰なのか判らず、この戦争が激化した当初、全く混乱した。イラク国内の宗教的マイノリティであるキリスト教徒だけだと思っていた。

 ところが報道の中に、「Yazidis」という呼称が使われ始め、どうやらイスラム狂信派の殺人集団に迫害されているのは、キリスト教徒とこのYazidiと呼ばれる人々の2グループがいるらしいことは理解した。

 英語版のwikiを読んでもさっぱり判らない。ゾロアスター教が引用されたり、アダムとイヴの名前がでてきたり。一つ確かなのは、イスラムに嫌悪されている(イスラムが好意を持つ他の宗教なんて無いだろうけど)ということ。ナショナル・ジオグラフィックに少しだけ情報がある。

イラクで迫る危機、ヤジディ教徒とは
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140811002

Avi Asher-Schapiro
for National Geographic News
August 11, 2014

 その信仰を理由に、ヤジディ教徒は何世紀にもわたり嫌悪の対象となってきた。大半のイスラム教徒からは悪魔を崇拝する異端者とみなされ、これまで何度もジェノサイド(大量虐殺)の危機に直面してきた。現在イラクを侵略しつつある武装集団もヤジディ教徒を迫害するイスラム教徒の例に漏れない。「イラク・シリアのイスラム国」(ISIS)あるいは「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)と呼ばれるスンニ派アラブ人の武装組織がシンジャルを制圧し、さらに北上を企てる中で、イラクに居住する約50万人のヤジディ教徒は、自分たちの部族と宗教が今度こそ終わりを迎えるのではないかと恐れている。


Who are the Yazidis and why is Isis hunting them?
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/07/who-yazidi-isis-iraq-religion-ethnicity-mountains

Most of the trapped people are members of the Yazidi religion, one of Iraq’s oldest minorities. They were forced to flee to Mount Sinjar in the Iraqi north-west region, or face slaughter by an encircling group of Islamic State (Isis) jihadists. The UN has said that roughly 40,000 people – many women and children – have taken refuge in nine locations on the mountain, “a craggy, mile-high ridge identified in local legend as the final resting place of Noah’s ark”.

Estimates put the global number of Yazidis at around 700,000 people, with the vast majority of them concentrated in northern Iraq, in and around Sinjar.

A historically misunderstood group, the Yazidis are predominantly ethnically Kurdish, and have kept alive their syncretic religion for centuries, despite many years of oppression and threatened extermination.

The ancient religion is rumoured to have been founded by an 11th century Ummayyad sheikh, and is derived from Zoroastrianism (an ancient Persian faith founded by a philosopher), Christianity and Islam. The religion has taken elements from each, ranging from baptism (Christianity) to circumcision (Islam) to reverence of fire as a manifestation from God (derived from Zoroastrianism) and yet remains distinctly non-Abrahamic. This derivative quality has often led the Yazidis to be referred to as a sect.


 イギリスでの報道を読んでいると、フセインの頃や、現政権は彼らを脅威とは見なさず、辺境の地で静かに暮らしていれば迫害をすることはしなかったようだ。

 Wikipediaの情報が正しいと仮定して、Yazidi自身、民族内で生まれた者の他の宗教への改宗を禁じるなどにたようなものだが、だから迫害しても良い訳ではあり得ない。

 イラク北部の戦争の状況は、イスラエル・ガザの戦争と同じくらい理解が難しい部分がある。現在、Yazidiの人々をイスラム殺人集団から逃れる為に援助しているのはクルディシュ。米欧もこのクルディシュとの連携の中で食料等の支援物資を投下しているようだ。

 間違っているのであれば情報を教示して欲しいが、21世紀が始まった頃は、米欧はクルディシュを目の敵にしていなかったか?

 どうして人類は宗教という「洗脳カルト」を生み出してしまったのか?鶏と卵はどちらが先かの戯れ言と違って、人間の尊厳は宗教の無慈悲さよりずっと大切なはず。

 終わりなんて無いのではなかろうかと悲観してしまう多くの戦争が同時多発している最近、思い出すのは、「サイボーグ009」の天使編と、「火の鳥」の望郷編の最後、地球が人類の為をと思って控えていた地震が起きるシーン。

Iraq: US plans rescue mission for besieged Yazidi refugees
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/10/kurdish-rebels-yazidi-iraq-isis

味な地球儀:2014年8月12日

2014.08.12
*著作権は、日本経済新聞社に帰属します。

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ロビン・ウィリアムズ、逝去

2014.08.12
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高校3年の時に、有楽町にあった映画館に「ガープの世界」を観に行った。どうして観に行くつもりになったのかは、もはや全く思い出せない。出演する俳優、原作のことを何も知らないまま観た。

 ガープの笑顔が素晴らしくて、自然に泣けた。

 しばらくして原作を読んで、映画も原作も気に入った、僕にとっては数少ない経験。

 ガープを演じたロビン・ウィリアムスを演技者として観たのはこの映画だけ。あの笑顔を観られなくなってしまったのは、悲しい。冥福を心から祈る。

Robin Williams found dead in California home
http://www.theguardian.com/film/2014/aug/11/robin-williams-found-dead-suicide

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1725.html

戦争犠牲者の遺体の写真は、観る側にとって「権利」なのか?

2014.08.10
After I came home yesterday, I started to read the Guardian. When I opened the pages about the war in Iraq, I found some photos were put on the pages.

When I caught the last one, my own protection system tried to close my eyes, but it was late. Parents were piling up the body of their dead infants who were killed by the extreme Islam fanatics.

I do wish the Guardian had not used the photo.

イスラエルによるガザへの攻撃がますます非人道的に加速していた7月、ガーディアンのコラムニストの一人、スザンヌ・ムーアさんが以下のことを書いた。

Sharing pictures of corpses on social media isn’t the way to bring a ceasefire
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/jul/21/sharing-pictures-corpses-social-media-ceasefire

How many pictures of dead children do you need to see before you understand that killing children is wrong? I ask because social media is awash with the blood of innocents. Twitter is full of photos of the murdered children of Gaza. Sometimes carried by screaming fathers, sometimes by blood-soaked women. Some bodies are torn to pieces. One no longer has a head.

子供を殺すことが間違っていることを理解する前に、一体、何枚の殺された子供達の写真が必要なのか?ソーシャルメディアは殺された子供達の血で溢れている。トゥィッターはガザで殺された子供達の写真でアフテいる。そこのは泣き叫ぶ父親、血で染まった女性達(すみません、これ以降は翻訳できないです)。

Such images of war, of obscenity, of the “reality” of what sophisticated weapons do are everywhere. There is no more privacy. At one time the media would have thought carefully about which images could be made public. Lines are drawn and then crossed but all notions about respect for the dead have been ripped apart by the advent of social media.

I don’t need to see any more images of dead children to want a ceasefire, a political settlement. I don’t need you to tweet them to show me you care. A small corpse is not a symbol for public consumption. It is for some parent somewhere the loss of a precious person. To make these images common devalues the currency of shared humanity. We do not respect those living in awful conflict by disrespecting their dead. Stop.

 驚いたのは、幾つかのコメントによるムーアさんへの攻撃の熾烈さ。写真を見なければ、戦争の悲惨さを理解できないという人たちの多さに、唖然とするしかない。表面的なことだけど、トゥィッターをしていなくて良かったと心の底から感じた。この二日後に、ガーディアンの写真デスクをしている男性による記事が掲載された。

Graphic content: when photographs of carnage are too upsetting to publish
http://www.theguardian.com/world/2014/jul/23/graphic-content-photographs-too-upsetting-to-publish-gaza-mh17-ukraine

"I really can't bear to look at that picture for more than a moment, it's just too upsetting." That was the reaction of my colleague, an experienced picture editor, to a photograph of a man kissing his dead child in a Gaza morgue on Tuesday. We were discussing its possible use in the paper. We wanted to show the readers the reality of life – and death – in Gaza but we didn't want to shock or unnecessarily upset them. We tread a fine line and, because each picture is judged on its merits on the day, it is very difficult to have hard and fast rules.

Two headline-grabbing and violent events – the downing of Malaysian Airlines MH17 in Ukraine and Israel's assault on Gaza – have generated some horrific photographs on a seemingly unprecedented scale. Of this flood of images, there are hundreds that we would not choose for publication because they are either deeply shocking, insensitive to human dignity, would be painful if seen by relatives or friends, or ultimately run the risk of forcing readers to turn away from the story, which would negate the purpose of photojournalism.


 この記事を読んでいて驚いたことがある。

In addition to the thousands of photographs supplied by the main wire agencies, such as AP and Reuters, the most prestigious photojournalists' agency, Magnum, has been offering a set of images taken by Jerome Sessini from the MH17 crash site. Sessini certainly didn't hold back and recorded bodies lying in fields where they fell and, in one case, in a room of a local house, having crashed through the roof. This is an astoundingly dark picture. It is basically a still from a horror movie: the person involved has been accorded absolutely no shred of dignity. Magnum was, I think, wrong to offer this picture for sale and indeed followed up the initial email offering the set with another apologising for not warning of the nature of content on offer. The pictures shocked me when I opened the email, but I was shocked again to see them published on Time.com as a photo essay. Time prefaced them with the words, "Warning: some of the following images are graphic in nature and might be disturbing to some viewers." Surely that is more of an invitation to the prurient rather than a warning? This has ensured they have travelled around the world on social media, just like the tweeted pictures of dead children from Gaza that Guardian columnist Suzanne Moore wrote about this week.

 勝手に、マグナムという写真エイジェントは、報道写真を販売しているとはいえ、高い倫理基準を保っているものだと思い込んでいた。結局、営利なんだ。

 「知らせる権利」、「知る権利」の議論はいつも終わりが無い。そこに参加するつもりは無い。全く理由のないまま、その命を暴力によって奪われた人たち、子供達の人間としての尊厳に敬意を払うことを、多くの人が議論することを望む。

シリア、ウクライナ、ガザ、そしてイラク

2014.08.10
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http://www.theguardian.com/commentisfree/cartoon/2014/aug/03/gaza-israel-war-observer-chris-riddell-cartoon

 7月31日早朝、いつものように幾つかのニュースを流し読みしている時にデイリィ・テレグラフのニュースのヘッド・ラインに目が止まった。

UN spokesman breaks down talking about Gaza child deaths
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/gaza/11001631/UN-spokesman-breaks-down-talking-about-Gaza-child-deaths.html

 おそらく日本では映像を観ることはできないかもしれないので紹介する意味は無いかもしれない。元BBCの記者で、現在国連職員としてガザで人道支援活動に従事している男性の涙に、僕の涙腺も決壊した。彼ほどのヴェテランが思わず号泣するほどガザの状況は酷いのか、そしてその状況に追いやられている人々、特に子供達のことを考えると、その状況は僕の生活の中で想像すらできない環境にもかかわらず彼の涙から子供達に悲しみが伝わって来るようだった。

 ガーディアンがこの男性にインタヴューした。

UN spokesman cries on camera over Gaza school attack
http://www.theguardian.com/world/2014/jul/31/un-spokesman-chris-gunness-cries-gaza

It was an unexpected moment of anguish, never intended to be seen by anyone other than his close colleagues. But a video of a United Nations official sobbing, with his head in his hands, over the plight of children in Gaza has become one of the many memorable images of the war.

"It was a live interview, and I just about got through it, just about held it together," Gunness, 54, told the Guardian. "But what really makes my heart burst is the suffering of children, and I was so moved by the appalling attack on the school in Jabaliya that I couldn't control myself any longer."

Gunness began sobbing after the presenter in Doha had signed off at the end of the live interview. Unknown to him, al-Jazeera's camera kept rolling, and the station later broadcast the entire segment. "For me, it was a moment of private grief. I had no idea it had been broadcast until friends started calling and texting me," he said.

But, he added, "if my tears focus attention on the wholesale denial of human dignity in Gaza, then I have no regrets."


 中東のメディア、アル・ジャジーラのインタヴューが終わってから思わず込み上げてきた涙を止めることができなかったようだが、その姿をカメラが追っていたことを彼は知らなかったそうだ。クリスさんは自分の号泣が報道されたことを後悔していない。なぜなら、それによってガザでどのように人間の尊厳が奪われているかに世界から注目が集まるだろうから。


 僕が自分のブログでこのようなポストを書いても何できないことはよく判っている。判っているけど、一つの理由は、自分の無力感に押しつぶされたままでいたくない。声を上げなければ、何も変わらない。

 数日前のBBCの報道で、今回の戦争で殺された人数が記録されている。

Gaza conflict: The hundreds who lost their lives
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-28666562

 もう一つ、国連の現状についての簡単なレポート。

Conflicted UN struggles in global peace efforts
http://www.bbc.co.uk/news/world-28548469

 これを読んで、国連が機能不全に陥っているとは思わない。しかし、国連が創設された頃と比べて、彼らが直面する課題の困難さがよく判る。

 ガザで理由も無く殺されて行く人たちのこと、そしてイラクでイスラム狂信派に虐殺の瀬戸際に追いやられている少数派の人たちの姿を観て強く思うこと。

 宗教という名のカルトが地球上から今すぐに無くなって欲しい。だからといってコミュニストが素晴らしいなんて言う気も全くない。

 宗教が人々の生活を潤し、素晴らしい文化を生み出してきた、きている事実を否定するつもりは無い。しかしながら、千年前、二千年前にいたかもしれない何処の馬の骨とも判らない人間の幻想・幻聴を未だに真に受けて人間の尊厳と命が狂信者に奪われて行くことには我慢できない。

 もう一つ、ガザやイラクでぼろ切れのように殺されている人々の姿を結びつけることに躊躇していたのだが、日本について。
 
 集団的自衛権容認について、既に人々は忘れかけているように思える。なぜ忘れかけているかというと、今の日本で暮らしている限り、仮に自衛隊が戦地に派遣されても、日本に直接の被害が来ないだろう思っているからだろう。

 一度戦争に加担すれば、そんなことはあり得ない。平和を維持することの難しさ、そしてその困難を克服することの方が戦争に加担するよりも、厳しい道のりだろうけど、人間の行動としてどれほど価値があるかを考えてみて欲しい。

 毎日新聞の報道で読んだ、長崎の平和記念式典で読まれた被爆した女性の言葉の重さを考える。

 「戦争は戦争を呼ぶ」。

 戦争、反対!

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http://www.theguardian.com/commentisfree/cartoon/2014/aug/04/ben-jennings-cartoon-first-world-war-centenary

でも、ロンドンの食材は高いと思うな:ガーディアンによる食料品価格の比較

2014.08.08
7月最終週のガーディアンには、悲しい報道から思わず「へー」となるニュースまでてんこもり。その中から、軽いけど、でも日常生活に密接しているニュース。それは、ロンドンと欧米豪の各都市での日常生活での食材の価格の比較。

Why the UK's food prices aren't so high after all
http://www.theguardian.com/money/2014/jul/26/uk-cities-food-prices-survey

 このガーディアン独自の調査の趣旨は、食材費が高いと言われる、思われているロンドンでの特定の食品や日用品を、ほぼ全く同じリストでベルリン、パリ、ニュー・ヨーク等で購入するとどうなるか、というもの。記事の冒頭で、この比較の短所を挙げているので、今回の結果がユニヴァーサルでないということはガーディアンも承知している。以下、超乱暴な翻訳。

Germans pay the least for their groceries and Canadians the most, according to a survey of supermarkets in seven major world cities by Guardian Money, which found that British shoppers generally enjoy low prices compared with families overseas.

The survey also confirmed some national stereotypes. Beer was cheapest in Germany, while New Yorkers have the lowest prices for Coca-Cola. Potatoes are a bargain, guess where, in Ireland. And Britain? We have the cheapest bananas.

Europeans generally fared better than North Americans or Australians. The vast prairies of the US make it the bread basket of the world, yet shoppers in New York pay twice the price for a loaf of bread than those in London or Berlin. In Toronto, sky-high prices for meat pushed a typical trolley of goods to the highest in the survey.

We don't claim our survey is an exhaustive or scientific analysis of grocery prices around the world. We asked our correspondents and contributors in the seven cities to go to their usual supermarket – which may not necessarily be the cheapest. Kaiser's in Berlin is pricier than Lidl. Auchan may not have had the same offers as Carrefour in Paris.

We created the shopping list in London, and it inevitably reflects British purchasing habits. Fresh milk appears madly expensive in Paris – more than double the price charged in London – but the French buy relatively little fresh milk, preferring UHT instead.


 今回のショッピング・リストはロンドン発なので、ロンドンでの買い物の傾向が色濃く反映されている。ということで、全ての食料品が調査を行った都市でロンドンと同じようにある訳ではない。しかしながら、結果はステレオタイプの印象が間違っている訳ではないことも証明している。

 例えば、ドイツではビールが安く、コカ・コーラを最も安価で購入できるのはニュー・ヨーク。同じテスコが展開しているにもかかわらず、全てがロンドンより高いダブリンで、ロンドンよりずっと安いのはジャガイモ。そしてロンドンのバナナは最安値(go bananasは、madになるという意味で、比喩として使うバナナという単語はネガティヴな意味合いを含むことが多い)パリでは、ロンドンでは普通に購入できる新鮮な牛乳がとても高い。それは、フランスでは新鮮な牛乳を日常で使うことは多くなく、長期保存ミルクの方が普通だから(これは、紅茶に冷たい牛乳を入れるイギリスと、コーヒーへミルクを入れるときは暖めることが普通のフランスの間にある差だろう)。

Parisians might turn up their noses at such low-cost items – in Auchan, loaves started at around £1.40, but they are probably a very different product to English sliced white. And how should we account for local tastes? In London, our shopper bought cheddar, in Paris it was camembert and in Berlin, gouda. We didn't even try to compare with Shanghai or Tokyo, where dairy products remain a very infrequent purchase.

New York presented the biggest challenge. Our shopper used a mix of local stores – reflecting the fact that while Londoners might see a Tesco on every major shopping street, New Yorkers do not have a Walmart on their doorsteps. Interestingly, our New York and Toronto shoppers specified that they had bought "free from hormones" meat; in the EU, beef with injected hormones is banned.

Finally, fluctuating exchange rates make price comparisons treacherous. Both the Australian and Canadian dollars rapidly appreciated against sterling, and although the pound has recovered some ground this year, it is still a long way below its peak – making prices in those countries appear very high, although compared with local wages they are much less so.


 ロンドンでは叩き売りのような価格の食パンがパリではとても高い。これも、両国間の食習慣の差だろう。例えば、ロンドナーが普通に購入するのはチェダー(後述されているように、フランスさん以外のチーズをフランスで購入するのはとても高いとのこと)、パリジャンにとってはそれはカマンベールだ(ゴーダ・チーズってなに?)。

 少々、私見を。上海や東京を入れなかった理由の一つが、両国での乳製品購入は頻繁ではないからとのことだけど、これこそ偏見ではなかろうか。

 今回の調査で最も難しかったのがニュー・ヨーク。というのもの、ロンドンやパリでは中心部でも普通にあるスーパーマーケットがほぼ皆無で、ローカルの人々は小売り商店で購入するしか無く、そのような小売店では、大型店が展開する安売りが無い。

 再び私見、と言うか個人的には驚愕。

Interestingly, our New York and Toronto shoppers specified that they had bought "free from hormones" meat; in the EU, beef with injected hormones is banned.

 ニュー・ヨークとトロントでは、ガーディアンの調査に協力した人たちはホルモン・フリーの肉を購入している。そしてそのホルモンが添加されている肉は、欧州圏内では禁止されている。

 アメリカとカナダには、それぞれ個別の理由で行く気は全くないのだが、そんな肉が売られているということを知ったからには更に行く気が失せる。

 各国の結果から。まずは、ほぼすべてものが最も安かったベルリンから。

Meanwhile, German shopping habits are evolving fast. According to a GfK survey from October last year the number of people who say they deliberately buy less so they don't have to throw away has risen from 44% to 52% since 2010.

"Demographic change plays a crucial role in this trend. In Germany, the number of large households who do their weekly shop in one go is shrinking. Young, single-household shoppers tend to shop more spontaneously, and are more likely to ignore supermarkets altogether in favour of eating out, or do their shopping at local markets."


 ドイツの若い世代は、一週間分の食材をまとめて購入することが減っていて、毎日食材を購入することで捨てる食品を減らそうという傾向にある。

 イギリス、というかロンドン

London may be viewed internationally as a very expensive city, but in our survey it was second cheapest for groceries. Some things appear crazily cheap – for example, bananas in Tesco are half the price of those at Auchan in Paris and a quarter of those in Loblaws in Toronto. Milk is also a fraction of the price charged in other international cities, and eggs too. But these super-low prices have attracted controversy. When Tesco slashed the price of a four-pint 2.27 litre carton from £1.39 to £1 earlier this year, it prompted howls of outrage from dairy farmers. The Fairtrade Foundation says the price war over bananas is seriously damaging developing countries.

 調査項目が偏っているとはいえ、ロンドンはベルリンに次いで食品や日常品が安い。例えば、バナナや牛乳の価格。ただし、この価格破壊は生産者側からは猛烈な反発を引き起こしている。

 パリ。2月にパリのモノプリで購入したガーディガンは、マークスよりもずっとファッショナブルだった。

Prices, she says, have stayed fairly constant in recent years. "For the French, culturally and psychologically, any real rise in living costs is reflected in the price of a baguette – still a daily purchase for many. A standard baguette costs around €0.90 at the local boulangerie, a figure that hasn't changed significantly for over two years."

 パリでの食材の価格は、ここ数年あまり変わっていない。なぜなら、バゲットの値段が変わっていないから。

The low cost of wine – and quality wine at that – helped to keep Paris towards the bottom of the table for the total cost of our basket of goods. "Autumn sees annual wine fairs in most supermarkets, where you can stock up on cases of excellent, well-priced wines for a fraction of the price in the UK – with even a wine expert on hand to discuss the best bargains. But it's a struggle to buy what are termed 'foreign' wines – those from Italy, Spain, Australia, Chile etc. You have to head to the dust-covered shelf at the back of the shop for those."

The same goes for cheese. "You will find a huge range of French cheeses at affordable prices such as brie at just €7.05 a kg, but again you won't find much that isn't French. For a nice chunk of mature cheddar, it's off to Marks & Spencer, which has just reopened in Paris. On the downside, the cost of everyday toiletries is expensive. You won't get much change from €4 for a standard 250ml bottle of shampoo, and the same for a name-brand deodorant or shower gel."


 ワインもチーズも、フランス産のものはとても安く購入できる。反対に、新世界産のワインや、外国のチーズを購入するのはとても難しい。また、(イギリスとは違って)三つ買えば値段は2個分という値引きで日用品が販売されていないので、これも高く感じる。

 ダブリン

Dublin may not quite be the mega-size of other cities featured in our survey, but is interesting because we were able to directly compare the prices at Tesco.com in the UK with virtually identical items (with identical packaging) at Tesco.ie in the Republic – and found some shocking differences. As is the case in Britain, Tesco is Ireland's biggest supermarket chain.

Tesco eggs in Dublin are 44% pricier than in London. Tesco onions are 51% more. Weirdly, broccoli is 201% pricier (€5.35/£4.22 per kg vs £1.40 a kg). The same pack of Finish dishwasher tablets were half the price in the UK compared to Ireland. But it raises a cheer to see that potatoes, at 59p a kg, were the cheapest in our survey and compare to 80p a kg at Tesco in Britain.


 イギリス最大手のスーパーマーケット、テスコが両国でビジネスを展開しているにもかかわらず、価格が大幅に違う、と。

 何の根拠も無いけど、このような恣意的な不均衡が、テスコの凋落の理由の一つだったりして。

 ニュー・ヨークに行きたいか?、全然。

New York is unlike any other major world city in that the deep-discount supermarkets – such as Walmart and Costco – have zero presence in the city. Our survey, which showed that prices in New York were second highest after Toronto, gives a skewed picture of the United States overall. Many Manhattan residents shop at smaller stores, which don't have huge buying power, but they also tend to eat out more than residents in other capitals.

 意外と言えば意外、でもそれがニュー・ヨークがアメリカの他と違う理由なのかもしれないが、ニュー・ヨーク市内にはコストコもウォルマートも無いそうです。

"New York is not the easiest place to save money on groceries. We have many small grocery stores with limited choices. Now, we have a few newer, larger grocery stores, but they are higher priced because the quality of food is better (organic, free-range, hormone free). These stores have lower priced good-quality foods but few bargain brands to choose from.

"We eat a lot of whole foods, but limit our organic produce and meats because we just can't afford them. Fish is very expensive so it is not a regular product."


 ホルモン・フリーという単語から引き起こされる恐怖感がたまらない。外食が多いとして、その外食で「ホルモン・フリー」なのかどうかを調べる術はあるのだろうか?そして、負け組のトロント

Canada's biggest city came out the surprise loser in our survey, with our basket of goods costing 40% more in Toronto than in Berlin. Meat prices were especially high, as was wine and beer. Canada, like Scandinavia, strictly controls the sale of liquor and has set minimum prices for alcohol, designed to reduce excessive drinking.

 酒類の価格が高く設定されているのは、アルコール中毒の増加を抑制する為、というのは賛同する。そして、最後にシドニィ

British tourists to Australia return home with stories of gob-smacking local prices – largely the result of the vertiginous rise in the Australian dollar on the back of a two-decades long economic boom. When commissioning this survey, we expected prices in Sydney to be the worst – yet we found that with meat and wine prices relatively in line or even below other places, our basket of goods came in below the level of Toronto. There was even one item cheaper than anywhere else: at Coles supermarket in Sydney basic vanilla ice cream costs just 60p a litre.


 アイスクリームが最も安価でも、それだけで暮らしている訳ではないし。オーストラリアを訪れたイギリス人の多くが、オーストラリアの物価の高さに驚くというのは、僕も何度も聞いたことがある。

 住めば都なのかどうかは個人の判断になるとして。僕の暮らしの中では、生鮮食料品の価格は徐々に値上がりしていると感じる。見習いたいと思うのはベルリン。食材を無駄にしないように心がける。簡単なようで、たくさんのものに囲まれていると、難しい。

EU諸国のアジア便、シベリア上空飛行禁止の可能性

2014.08.07
予想されたことだが、これが現実になってしまったら、厳しい。

Siberia flight ban threat in sanctions row
http://www.theguardian.com/world/2014/aug/05/siberia-flight-ban-threat-sanctions-dobrolyot

The Russian prime minister, Dmitry Medvedev, has threatened to retaliate for the grounding of a subsidiary of Aeroflot, the national airline, because of EU sanctions, with one newspaper reporting that European flights to Asia over Siberia could be banned.

Such a move would enforce costly detours on airlines, including Lufthansa and IAG, owner of British Airways, as more fuel would be needed for extended routes.

At the height of the cold war, most western airlines were barred from flying through Russian airspace to Asian cities, and instead had to operate via the Gulf or the US airport of Anchorage, Alaska, on the polar route. However, European carriers now fly over Siberia on their rapidly growing routes to countries such as China, Japan and South Korea, paying fees that have been subject to a long dispute between Brussels and Moscow.

The daily quoted one source as saying a ban could cost carriers including Lufthansa, British Airways and Air France €1bn (£790m) over three months.


 欧米主導のロシア制裁に加わっていない日本やアジア諸国の航空会社には適応されないのだろうけど、それはそれで考えてしまう。

 世界の調和は、また、後退している。

Great British Bake Offの2014年のシリーズ、今日から

2014.08.06
GBBO2014.jpeg
(ガーディアンから拝借。最前列にいるマーサは弱冠17歳)

今日、8月6日からBBCの人気番組、「Great British Bake Off」の新しいシリーズが始まった。好調な視聴率のおかげで今年からBBC1に格上げ。こんなコラム

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2276.html

を書いたからには、紹介しなければ。

The Great British Bake Off is back, get out your bunting
http://www.theguardian.com/tv-and-radio/2014/aug/02/great-british-bake-off-is-back

 素人のベイカーが競うだけでそんなに毎年面白いのかと思う人も多いだろう。僕も、3年前に初めて観たときはそう感じた。

 しかし、毎回毎回、目を離せないドラマが展開して、飽きない。今晩の第1回目も、ドラマがてんこもりで、構成も良くできている。出場者の中で一番「かまってチャン」をばらまいていた女性が早々に退場したのは、当然の成り行き。

 規制が厳しくてYTで観ることは難しいかもれないが、機会があれば是非、全編を通して体験すると面白いだろう。今年の出場者の中に、とてもきついスコットランド英語とアイルランド英語の男性がそれぞれいるので、英語の聞き取り練習にもうってつけだと思う。

スクリーンショット 2014-08-06 22.12.34

[追記:8月7日]
 ガーディアンが、出場者のリストを掲載している。

The Great British Bake Off series five: meet the contestants – in pictures
http://www.theguardian.com/tv-and-radio/gallery/2014/jul/29/the-great-british-bake-off-series-five-meet-the-contestants-in-pictures

 優勝するとは、一回目を観ては思えない(失礼)Enwezorさんの両親はナイジェリア人と日本人とのこと。

Enwezor.jpeg
(ガーディアンから拝借)

Thirty-nine-year-old Enwezor is half Nigerian and half Japanese and lives in Portsmouth with his wife and four children. He has only been baking for three years, but once completed a night shift with a professional baker, turning out 900 loaves of bread.

ロンドン貸し自転車を、「ほぼ」無料で体験できる週末:8月16日、17日

2014.08.06
DSCN7161.jpg
(ホルボーン近辺の駐輪所)

昨日発行のタイム・アウト誌に、来週末、8月16日と17日、ロンドンの貸し自転車を「ほぼ」無料で利用できるという情報が掲載されていた。情報はTfLから。

Free Barclays Cycle Hire
http://www.tfl.gov.uk/campaign/free-barclays-cycle-hire?intcmp=18314

Try Barclays Cycle Hire for free as part of our birthday weekend. Hire our bikes with your bank card on Saturday 16 or Sunday 17 August and we'll cover the 24-hour bike access fee for up to four bikes.

This gives you free access to the bikes for 24 hours and includes as many rides as you like, as long as they're kept under 30 minutes.

Getting started
Step 1 - Hire

Go to any docking station and touch the screen to begin. You will need your credit or debit card to enable your hire but you won't be charged for 24-hour bike access
Select 'Hire a cycle' at the terminal and follow the instructions to get your release code

Step 2 - Ride

Check your bike (including tyres, brakes and bell) and enter the code.
When the light turns green, pull the bike out of the docking point and you're good to go

Step 3 - Return

Push the bike back into a docking point. A green light means you've successfully docked.
If you can't find a space, select 'no docking point free' at the terminal to get an extra 15 minutes of free time.


 このサーヴィスが始まって4周年の記念らしい。登録にはクレジット・カード、もしくはでビット・カードが必要となるが、説明から察するに登録料は24時間は無料。また、利用が30分以内の場合には課金はされない。つまり、30分以上の利用になると課金されるということ。

 観光の手段としてこの自転車を利用し、且つ、時間を気にしなければならないというのはもどかしいかもしれない。でも、利用したことのない人には良い機会だと思う。自転車を駐輪所から引き出す前に、必ず自転車のコンディションは確認しておいた方がいい。

 7月下旬、ガーディアンにこの自転車利用についての面白い記事が掲載された。

A day in the life of a London Boris bike
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2014/jul/26/day-in-life-boris-bike

 1台の自転車が、ある一日、どのような利用者に、どんな理由で利用されるかを追った記事。通勤で使う利用者の多くは、やはり、一度の利用が30分以内で終わることが多いようだ。でも、観光等の理由で利用する人たちも、30分以上の利用で発生する課金を極力避ける努力をしているよう。

 僕自身、このスキームが始まった頃と比べると、主要道路を自転車で走ることが増えてきている。でも、朝夕のラッシュ時は怖い。数週間前、不幸にも朝9時半過ぎにトラファルガー広場を抜けなければならない状況に陥り、目的地に近い駐輪所に到着したときは顔が冷や汗でびっしょりだった。

 来週末、初めて自転車を試されるときは、自己に巻き込まれないように。

輝く夏の空の下、輝く庭を歩く

2014.08.03
photo(1).jpg
(Polesden Lacey、友人が撮影。僕にはこんな芸当はできない)

ネットからも新聞からも離れたくて、友人に頼んでナショナル・トラストの庭を歩いた。最初に行ったのは、シェフィールド・パーク&ガーデン

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157645737413707/

 庭は期待していたよりもずっと小さかった。友人にあわせてゆっくり歩いても1時間半で回れるほどの規模。広大な公園の方に行く気分にはなれなかったが、庭は幾つもの人工の湖が配置されていて新しいカメラの練習には好都合だった。この庭には、とても人気のあるブルーベル鉄道を利用すれば車が無くてもロンドンから訪れることができるのでお勧め。

 次に訪れたのは、友人の家の近くにある、Polesden Lacey

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157645743421660/

 広大な庭を、ただただ、歩いた。庭を愛で、そして生きていられる幸福をかみしめながら。

 元気貰ったし、また明日から元気いっぱい、怒るぞ、と。

どこが「おもてなし」の国?

2014.08.02
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7月下旬、友人から教えてもらったある新聞への読者の投稿。

 友人は大人がやったとは限らない、もしかすると子供がやったことなのかも、と。しかし、子供がやったと仮定して、その行為を回りの大人達が注意しなかったのであれば、それは同罪。

 自分より力の弱いものへの暴力が続くようでは、「おもてなしの国」というイメイジはハリボテに過ぎない。


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