LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2016年05月の記事一覧

薔薇の季節の始まり

2016.05.31
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(おそらく、「Blue for you」という名の薔薇)

毎年のことなのか、それとも今年だけなのかの判断はつかないが、天気が安定しないロンドン。にもかかわらず、薔薇の季節が始まった。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157668317641190/

 リージェンツ・パークの薔薇の咲き具合は3割くらいだろうか。リージェンツ・パークはますます混雑してきているので、比較的静かに薔薇を観たいのであれば、朝早い時間が良いと思う。

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草間彌生の新作@ヴィクトリア・ミロ、ロンドン

2016.05.31
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(@Victoria Miro)

5月25日からロンドンのヴィクトリア・ミロ・ギャラリィで始まった草間彌生さんの新作展示を観てきた。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157668246834780/

 鏡のインスタレイションは、それぞれの中にいられる時間は30秒だけ。また作品管理の為であろう、一人だけで入れることはない。2人、もしくは3人が同時に中に入る。ということで、2人とか4人で行くのが無難だろう。

 イギリスの批評では、同じような作品が続くからであろう「セルフ・パロディ」という後ろ向きな評価がでている。しかし、日常の中に現れる非日常を簡単に、そして深く味わえるのであればセルフ・パロディでは終わっていないと思う。無理だろうが、カボチャの鏡の部屋には3分間くらいはじっとたたずんでいたい。

芍薬、躑躅(つつじ)、石楠花が満開のキュー・ガーデンズ

2016.05.29
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午前中は少し肌寒かったが、キュー・ガーデンズへ。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157668249334640/

 藤は既に終わっていたが、芍薬、躑躅、石楠花が満開でその彩りの豊富さに圧倒された。特に芍薬の美しさは、僕のカメラと技術では、その美しさを全く再現できない。躑躅と石楠花はおそらく今週末がピーク、芍薬はまだ堅い蕾の株がかなり有ったので、好天が続けば、来週末には見頃のピークだと思う。

 余談。出口へ向かっている途中、ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサーのスティーヴン・マックレィに遭遇した。プライヴェイトを邪魔したことを詫びてから、少し話すことができた。清々しい態度のマックレィは、6月の日本公演をとても楽しみにしているとのこと。社交辞令半分だとは思うが、日本のバレエ・ファンからはいつも多くの刺激を受けるので、日本へ行くのは常に嬉しいそうだ。まだ小さいからだろう、お子さんも連れて行くそうだ。マックレィ曰く、彼のお子さんは日本のバレエ・ファンの間では彼以上にスターだそう。

草間彌生さんのインタヴュー@ガーディアン

2016.05.23
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(ガーディアンから無断拝借。現在の写真ではないと思う)

先週の土曜日、5月21日のガーディアンの雑誌に草間彌生さんのインタヴューが掲載された。今週の水曜日、5月25日からロンドンのギャラリィで新作が展示されることにあわせての様だ。87歳の草間さんがロンドンに来てこのインタヴューを受けたとは思えないので、おそらく電話か書面によるのではと推測する。

Yayoi Kusama: ‘A letter from Georgia O’Keeffe gave me the courage to leave home’
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2016/may/21/yayoi-kusama-interview-artist

Born in Japan, Yayoi Kusama, 87, studied painting in Kyoto before moving to New York in 1957. She has staged polka-dot orgies and naked anti-tax protests; her work spans painting, drawing, sculpture and performance, as well as literature, fashion and product design. Her latest paintings, pumpkin sculptures and mirror rooms are showing at the Victoria Miro gallery in London from 25 May. Since 1977, she has lived voluntarily in a psychiatric hospital in Japan.

When were you happiest?
I am always happiest when I am making my art.

What is your greatest fear?
Solitude. Though I have a fear of death, I’d like to keep my spirits high enough so as not to fear this.

What is your earliest memory?
Making paper works with polka dots painted with my fingers when I was a very little girl.

Which living person do you most admire, and why?
I am in my ninth decade, so most people I have admired are no longer alive.

What is the trait you most deplore in yourself?
When I am not working, my thoughts can turn very dark.

What is the trait you most deplore in others?
Violence and intolerance.

Property aside, what’s the most expensive thing you’ve bought?
I don’t have much need for possessions.

What is your most treasured possession?
My next painting.

What do you most dislike about your appearance?
Nothing.

What is your guiltiest pleasure?
Eating cake.

If you could bring something extinct back to life, what would you choose?
I don’t know if I want to bring something back, but I would like to see nuclear weapons become extinct in my lifetime.

Which book changed your life?
When I was young, a stroke of luck led me to a book with paintings by Georgia O’Keeffe. I dreamed of going to America and escaping my family, even though I knew no one there. After seeing her paintings in this book, I wrote to her. She responded with great kindness and generosity. Her letter gave me the courage I needed to leave for New York.

What is the worst thing anyone’s said to you?
My mother did not want me to be an artist. When I left for New York, she told me never to set foot in her house again.

Is it better to give or to receive?
Give.

What do you owe your parents?
Not much. I had a miserable childhood. My father was unfaithful and my mother was angry and violent.

What or who is the greatest love of your life?
My love for humanity and for the world has always been the driving force and energy behind all that I do.

What does love feel like?
Look at my art: all my life, I have been expressing love through my art.

What keeps you awake at night?
I am an insomniac, so I often draw and write at night.

What song would you like played at your funeral?
Yayoi Kusama’s Manhattan Suicide Addict.

Tell us a joke
I don’t know any. But pumpkins have always made me smile: they are the most humorous of vegetables.


 ストックホルムでは、北欧巡回展示が6月11日から始まる。

ルイジアナ近代美術館での写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157663314087230/

ソーシャル・メディアは個人情報を収奪、濫用する

2016.05.18
ソーシャル・メディアが生活の基本になりつつある現代、それを利用するのであれば個人情報を守ることは個人の力が及ばない領域まで来ているから、あまり神経質にはならない、ということにしている。しかし、最近、ここまでするのかと思うことがあった。

 FBを利用して毎日目に飛び込んで来るのは、「この人を知っているかも?友達申請しよう」という本当に邪魔臭い機能。普段は、全く視界の隅にすら引っかからない。が、数日前、ある名前に驚いた。2001年12月、エジプトを旅行した。そのとき、素晴らしいガイドに巡り会った。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-39.html

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-38.html

 旅行から2、3年は年に一回くらい彼から営業メイルが届き、律儀に返信していたが、それもなくなった。メイル・アドレスを変えたあとは、全く音信はなかった。にもかかわらず、なぜFBが彼のことを僕の過去の活動の中から見つけてきたのかが皆目判らず、数日の間あれこれ考えた。

 思い至ったのは、FBがここまででかくなる前、数年前、以前のメイル・アドレスから現在のメイル・アドレスへ移行していた頃、別のソーシャル・メディアへの招待を彼から受け取った。ソーシャル・メディアについて全くナイーヴだったが返信はしなかったはず。しかし、彼のそのソーシャル・メディアでの活動歴、つまり誰に招待を送ったかという履歴情報を僕の与り知らない所で共有していなければ、彼の名前がFBで上がって来ることは考えられない。

 個人情報が、もはや個人のものではない事実には驚かない。しかし、ソーシャル・メディアがどうしてこれほどまでに個人の歴史を掘り返してまで人と人とをくっつけたがるのかが判らないことは、とても不気味だ。

 最近読んだ、ネット上で一人歩きする、もしくは本人が全く知らない所で全く別の「個人評価」が本人の存在を凌駕してしまうのではと考えてしまった報道。

Face recognition app taking Russia by storm may bring end to public anonymity
https://www.theguardian.com/technology/2016/may/17/findface-face-recognition-app-end-public-anonymity-vkontakte

Peeple, the 'Yelp for people' review app, launches in North America on Monday
http://www.theguardian.com/media/2016/mar/07/peeple-the-yelp-for-people-review-app-launches-in-north-america-on-monday

 最近のソーシャル・メディアによる支配から思うのは、孫悟空。釈迦から逃れようと何千里も飛んだと思ったのに、釈迦の掌から一歩もでていなかった。僕たちが逃れることのできないのは、釈迦の掌ではないだろう。

イギリス・リベラル報道(kind of)の危機

2016.05.17
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(イヴニング・スタンダード紙から無断拝借)

ガーディアン紙の初めての女性編集主幹ということで注目を集めたキャサリン・ヴァイナーさん(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2440.html)。最近、彼女を悩ませていたであろうことの一つは、彼女の前任者、アラン・ラスブリッジャー氏の処遇。編集主幹時代のラスブリッジャー氏は、スノーデン報道のスクープ、ディジタル・メディアへの積極的な進出により、リベラル・メディアの旗手「だった」。編集主幹退任後は、今年の秋に、ガーディアン・オブザーヴァ紙の経営母体(なのかな)のスコット・トラストのトップに就任予定「だった」。

 ところが、最近になってガーディアンの収益が激減している現状をライヴァル紙がこぞって取り上げ、その元凶はラスブリッジャー氏「だった」、という報道が相次いでなされた。で、今夕のイヴニング・スタンダード。

Everything you need to know about the Guardian’s giant bust-up
http://www.standard.co.uk/lifestyle/london-life/fueding-and-financial-meltdown-everything-you-need-to-know-about-the-guardian-s-giant-bustup-a3249961.html

 どうやら、ラスブリッジャー氏の就任は反古になったようだ。僕のように毎日、朝夕、こまめにウェブ上でもニュースを読んでいなければ気づかないかもしれないが、2016年に入って、ウェブ上のコンテンツの数が減少傾向にある。これがパークレィ・ブラザーズが所有するテレグラフ、マードックのタイムズだったら気にしないが、偏向の批判はあれどリベラルなニュースがほぼ何の規制もなしに公衆に開かれているガーディアンの今後がどうなるかはとても心配。

 脱線する。人の功績の実情を知るのは本当に難しいと感じる最近の好例は、前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏の仮面が剥がれつつあること。日本では舛添都知事と対比して「素晴らしい」市長の例として引き合いに出されている。しかし、ジョンソン氏が欧州連合離脱の先鋒に立って以来、彼がロンドン市長時代に隠してきたことが徐々に明らかになってきている。

 危機に陥っているのはガーディアンだけではない。どうしてだか全く理解できないのだが、現保守党政権はBBCがことのほか嫌いのよう。予算の削減等のいじめは恒常的、そして昨日、今日の大きなニュースは、BBCがウェブ・マガジン形式で挙げている料理のレシピ情報を、ウェブ内容をスリムダウンする一環として止める、そしてそれへの社会からの反論。

Save BBC recipe archive petition signed by more than 100,000 people
http://www.theguardian.com/media/2016/may/17/save-bbc-recipe-archive-petition-signed-by-more-than-25000-people

 安倍政権が既に崩壊させたNHKへの不信が視聴者からなんの意見もでない日本はトルコと同じレヴェルだから全くの他人事に感じるだろう。でも、報道が権力におもねるようになれば、国民の「知る権利」は奪われることになると思う。

エリザベス女王90歳誕生日記念グッズ@ウェイトローズ

2016.05.15
確か、ウェイトローズは、王室のワラントをもっていたな。昨日、ウェイトローズに行ったら、エリザベス女王の90歳の誕生日関連の商品があった。

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(ダッチィ・ブランドではないようだ)

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(ティー・マグ、右利き用。右手で持つと、マグの内面の「2016」が読める)

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(ケイキを入れるティン)

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(中身は茶葉。缶の色がいい感じ)

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157668136221991

 いつまで売られるのか判らないが、お土産には良いと思う。特にジュート・バッグはかさばらないし軽いし。

能@キングス・プレイス

2016.05.14
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(Kings Place, from L to R: Kiyoshi Yoshitani, Mitsuhiro Kakihara, Tatsushi Narita, Yukihiro Isso, Masaki Umano, Yoshimasa Kanze

今週末、2016年5月13日と14日、キングス・クロス駅から少し歩く所にあるキングス・プレイスで、日本で「能」を学んだイギリス人が企画した「能」のイヴェントが催される。能はおそらく今まで全く観たことないので、折角だから日本人演者による本格的な舞台を観たかったので、昨晩の舞台を。

Noh at Kings Place, London

Yugen – the mysterious elegance of classical Noh
Noh Reimagined
Music / Friday, 13 May 2016 - 7:30pm / Hall One


Yoshimasa Kanze Noh Shite main dancer-actor

Yukihiro Isso Nohkan Flute

Mitsuhiro Kakihara O-tsuzumi- hip drum

Tatsushi Narita Ko-tsuzumi- shoulder drum

Yoshitani Kiyoshi Taiko- stick drum

Masaki Umano - Shite and Koken

This programme will include highlights from the classical Noh plays Tenko and Toru, both by the foremost Noh playwright-performer Zeami (1363-1443).

Tenko refers to a celestial hand drum and is also the name of a boy who possesses this amazing drum. The boy had refused to give the drum to the emperor and drowned when the drum was taken from him. But when the drum makes no sound when played for the emperor, a memorial service is held for the boy. There, the ghost of Tenko appears and dances, then disappears between waking and dreaming as day breaks. Toru was a prince who retired from court to spend the rest of his life elegantly enjoying arts in his country home where he re-created a replica of Shiogama Bay with its pine trees and beautiful moon. In the play, he appears to a travelling priest and dances in the moonlight.

Yukihiro Isso (Nohkan flautist) together with other artists will perform his original pieces inspired by Noh ghosts and demons.

Generously supported by Yakult, Daiwa Anglo-Japan Foundation, Great Britain Sasakawa Foundation, Arts Council England, Arts Council Tokyo, and Japan Foundation.


 昨晩の客層は日本人、非日本人の比率がちょうど半々という印象。昨晩はソールド・アウトだったし、前半はほとんど満席のようだった。しかし、休憩から戻らなかった英人客は少なからず居た。思うに、外国人が思う「理想」の日本の印象と、「伝統」の日本の差があったのかなと推測する。

 毎週、毎月、能を観たいかと問われれば即答はできない。でも、昨晩の舞台は個人的に多くの刺激を受けた。最初の演目は「三番叟」の音楽だけ。肩の所で鳴らす小鼓、腰の部分で叩く鼓、そして笛の3人。鼓2人だけの部分では、「なんてfunkyな」。主旋律のない、打楽器だけの部分のとても挑戦的で、しかも美しさを失わないリズム。

 全体を通して感じたのは、欧州の文化と日本の文化の相違点。例えば、観世芳正さんが謡うとき、大きく口を開けてオペラ歌手のように朗々と声を響かせることはなかった。最も汗をかいていたKakiharaさんは汗を拭わなかった。その演奏に集中する姿勢が本当に美しく、清々しいと感じたのは日本人だからなのかな。

 僕も含めて、多くの人が戸惑ったであろう点は、どこで拍手をしていいのか。例えばウィグモア・ホールだと、演者が舞台に出てきた時に拍手、パフォーマンスが終われば拍手。昨晩、多くの演目で、「あれ、ここで終わりなのかな?」という、どうもクライマックスを迎えたという終わり方はほとんどなかった。演者の皆さんが動きを止め、すっくと立ち上がったので、終わったんだとわかる。

 最も印象に残ったのは、舞台上での皆さんの姿勢の美しさ。背筋が揺れることのない、そしてその姿勢の美しさが緊張感を強いない自然な姿に、観ている僕の居住まいも自然と矯正されたような気分。日頃、姿勢の美しさがどのようなことなのかの理解をもっていないと思われるイギリス人に囲まれていると、日本人の姿勢の美しさはもっと語られても良いのではと思う。

 キングス・プレイスの予定は全く追っていないので、教えてくれたブログ仲間に感謝。

イギリスの甘〜いプディング:日経「味な地球儀」2016年5月10日

2016.05.10
*著作権は、日本経済新聞社に帰属する。

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 家族から、文章だけでは印象がつかめないといわれたので、参考写真を以下に。

ジャム・ロリィ・ボリィ
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ブレッド&バター
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スポティッド・ディック・ブディング
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シロップ・スポンジ・ブディング
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 僕がこれらの中で食べるとしたら、シロップ・スポンジかな。

若い世代を不安にさせない為に

2016.05.10
日曜新聞の一つ、オブザーヴァ紙にコラムを書いているウィル・ハットン氏。日本にも何度か行っているらしい。先週の日曜、5月8日のコラムの内容がとても深く感じたので、紹介。長くはないけど、全体を読み通さないと、彼が挙げている現代社会に蔓延する「不安」についての課題が伝わらないかも。

Only fundamental social change can defeat the anxiety epidemic
http://www.theguardian.com/global/commentisfree/2016/may/07/mental-health-policy-anxiety-natasha-devon-young-people

We live with an epidemic of anxiety. In 1980, 4% of Americans suffered a mental disorder associated with anxiety. Today half do. The trends in Britain are similar. A third of Britons will experience anxiety disorder at some stage in their life, with an explosion of reported anxiety among teenagers and young adults. Anxiety, depression, self-harm, attention deficit disorder and profound eating problems afflict our young as never before.

Anxiety has always been part of the human condition – as has depression and tendencies to self-harm – but never, it seems, on this scale. A number of trends appear to be colliding. This is an era when everyone is expected to find their personal route to happiness at the same time as the bonds of society, faith and community – tried and tested mechanisms to support wellbeing – are fraying. Teenagers in particular – fearful of missing out – are beset by a myriad of agonising choices about how to achieve the good life with fewer social and psychological anchors to help them navigate their way. Who can blame them if they respond with an ever rising sense of anxiety, if not panic?


 1980年代のアメリカでは、人口の4%が不安に悩んでいた。今では人口の半分。イギリスも同様だ。3割のイギリス人が、人生のある段階で、不安に苛まれる。とりわけ、若い世代が抱える不安や抑うつ、自傷行為はこれまでになかったほどの規模。

 不安、抑うつ、また自傷行為は人間が抱える体調の一部。しかし、現代のようなレヴェルは存在しなかった。全ての人が幸福になることを期待される一方で、相互に支援する為の機能である社会、信仰、そしてコミュニティとのつながりは薄れていく。とりわけ10代は、心理的、そして社会的な礎が希薄な状況で良い人生を得る為に、身を削るような選択肢に取り囲まれている。

Happiness – when individual liberty is seen as all-important – lies in exercising choice and taking responsibility for our own lives. Get the choices right, and self-realisation, self-fulfillment and happiness will follow. Get them wrong and you risk mockery and marginalisation. Teenagers know as never before that they must get their choices right, pass their exams – and many will have 24/7 parents “helping” them in their quest. However, the act of making many choices with necessarily imperfect information perforce induces anxiety and stress – and once they are made, happiness does not automatically follow. Small wonder that teenagers in general, and teenage girls in particular, find the whole experience traumatising – as do their elders, even if they have better-developed emotional and psychological resource to deal with it.

 以前にはなかったことだが、(現代の)10代は、(人生において常に)正しい選択をしなければならないこと、そして試験に受からなければならないことを知っている。そこには、常に親が居る。

Happiness can never result from the exercise of choice alone: we are social beings, and the building blocks of happiness lie in looking out for each other, acting together, being in teams and pursuing common goals for the common good. Families, schools, colleges, unions, newspapers, sports clubs and even firms should all understand that such commonality should be part of their core DNA.

Teenagers, for instance, need parents who understand that parenting is less about being friends with their children – partners in their kids’ exercise of choice. Rather, parenting is about creating strong families in which parents have to lead and exercise authority – havens from the 24/7 intrusiveness of social media.

 幸福は、選択肢を選ぶことから得られるものではない。

 10代が必要な親は「友達」のような親ではない。親であることは、家庭で親が権威を発揮できること、例えば、間断のないソーシャル・メディアの侵略から子供が安息できるような存在。


 酷い訳だ。筆者が書いたことを僕の勝手なフィルターに通すと、親が「親」として子供を導くことが疎かになれば、不安が増大する現代社会において、子供達は不安を克服する、少なくとも不安を抱えながらも生きていける術を得る前につぶれてしまう、と。

日本の大臣達の海外視察は必要なの?

2016.05.06
Britain remaining in EU is 'better for the world', says Japanese prime minister
http://www.theguardian.com/politics/2016/may/05/japan-prime-minister-britain-eu-shinzo-abe

地方選の投票日に、「沈む国」の首相が来てもイギリスのメディアは興味があったのかどうか。

 今年のゴールデン・ウィーク中、一体、首相だけでなく、大臣、自民党の国会議員達がどれだけ無意味な海外視察をしたのか、政府は全ての経費を国民に明らかにすべきだ。

 彼らが海外に出向くことは、一体、日本に何をもたらすのか?

サドラーズ、秋のプログラム

2016.05.03
来週5月9日、ロンドン時間午前10から発売になるサドラーズ・ウェルズの秋のプログラムの案内が届いた。僕が興味あるものだけを時系列で。

http://www.sadlerswells.com/

Alvin Ailey American Dance Theater
Mixed Bill

2016年9月6日から17日

L-E-V
OCD Love

9月19日、20日

Natalia Osipowa
9月27日から10月1日
http://www.sadlerswells.com/whats-on/2016/natalia-osipova/

Birmingham Royal Ballet
The Tempest/ Shakespeare Triple Bill

https://www.brb.org.uk/whats-on/event/shakespeare-triple-bill

https://www.brb.org.uk/whats-on/event/the-tempest
10月10日から15日

Sidi Larbi Cherkaoui
Fractus V

10月27日、28日

ENB
Giselle by Akram Khan

11月15日から19日
http://www.sadlerswells.com/whats-on/2016/english-national-ballet-giselle/

Michael Keegan-Dolan
Swan Lake/ Loch na hEala

11月25日、26日

New Adventures
The Red Shoes

http://www.sadlerswells.com/whats-on/2016/matthew-bournes-production-of-the-red-shoes/
2016年12月6日から2017年1月29日

 今年の1月から7月にかけての演目が個人的に響かないものが多くて期待していなかったのだが、けっこう充実している。既に発売になっている「ジゼル」、「赤い靴」もまだたくさん残っている中で、売れ行きが早そうなのはナタリア・オシポワかな。チェルカウイキーガン=ドランはとても観たい。アルヴィン・エイリィ、何年ぶりだろう。

[追記]
今夜、パトロン向けのイヴェントに参加してきた。そこで上映されたOCD Loveの紹介映像があまりにもエロティックで、「このダンスは18禁じゃないのか?!」と思ったほど。

アーリントン・ブルーベル・ウォーク

2016.05.03
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昨年初めて訪れた、イースト・サセックスのPolegateにあるアーリントン・ブルーベル・ウォークに4月24日に行ってきた。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157667366495552

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157667466028876

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157667401537001

 昨年と比べると、寒い日が続いた影響からか樹々の芽吹きが遅かったようで、新緑の下に広がるブルーベルの青く幻想的な絨毯、という感じではなかった。それでも、時折こぼれる日の光に浮かぶブルーベルは美しかった。昨年と同じ感想は、ブルーベルの写真をきちんと撮るのは僕の技術では無理。

 今年は今週末、5月8日まで。

ニュース・ダイジェストが特集したロンドン近郊のブルーベル・ガーデンズ
http://www.news-digest.co.uk/news/listing/events/14917-bluebell-gardens-in-england.html

企業を凌駕するイギリスの大学の予算:UCL, King's, Imperial etc

2016.05.03
先週、ファイナンシャル・タイムズで面白い記事を読んだ。

UCL to borrow record £280m to expand
http://www.ft.com/cms/s/0/ee759cbe-0c6f-11e6-b0f1-61f222853ff3.html#axzz47aS8kRoS
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(FTからの無断引用への警告)

University College London will sign the biggest loan in British university history on Thursday, borrowing £280m to fund an ambitious expansion and take advantage of a surge in international students.

It also marks the biggest construction project at the university since it was established almost 200 years ago and is part of a wave of development projects taking place in campuses across Britain.

The European Investment Bank — owned by EU member states — will lend the money over 30 years at an undisclosed rate of interest. UCL’s loan takes EIB lending to the British university sector to £2.1bn since 2010.

UCL is spending £1.25bn to rebuild existing facilities in central London and develop a new campus on the Olympic park in Stratford, east London. It is also borrowing a further £150m over five years from a consortium of banks and will fund the rest of the expansion from its own reserves and philanthropic donations.

Imperial College has embarked on similar plans to the west of London, while King’s College is taking over the BBC’s former site at Bush House on the Aldwych. Edinburgh, Strathclyde, Swansea, Belfast and Newcastle are just a few of the universities upgrading campuses outside London.


 ロンドン大学群のひとつ、University College Londonが、キャンパス拡充等の為に欧州投資銀行から2億8千万ポンドの融資を受けるそうだ。簡単なので、200円換算で約56億円!

 流入する移民の数を抑制する政策の一環として、イギリス国内の高等教育機関へ留学を希望する非欧州圏出身の学生は、卒業後にイギリスで就職することが困難になっている状況のはず。にもかかわらず、記事を読み通すと、(全てなのかどうかは判らないが)イギリスの大学は非欧州圏出身の学生が支払う高額な授業料で随分と潤っているような印象を持つ。それでなければ、これほど巨額の融資を受けるなんてことはあり得ないように思う。

 引用した記事の最後の部分にあるように、数年前にロンドン大学グループを離れたインペリアル・カレッジは、パディントンからハマースミス地域でキャンパスを広げているよう。ストランドにあるキングス・カレッジが、目の前にあるブッシュ・ハウス(以前勤めていた会社のロンドン支局がここにあったのは20世紀のこと)を購入するのは妥当か。

 教育の質については知る手段を持たないが、このような報道を読むと、「企業」としてのイギリスの大学の勢いは凄いと思う。

 日本でも東京の中心地に大学が戻る傾向が続いているそうだが、著名大学が首都に集中しすぎると、首都圏と地方の間で多くの面での生活や受けることのできるサーヴィスの差が広がるのは、イギリスと日本は同じ状況になっているように思う。

国全体の雰囲気がブラック企業化しているイギリス

2016.05.03
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(5月1日のグーグル。インドや日本では表示され、イギリスでは表示なし。税金を払っていないグーグルに労働者の権利を祝ってもらっても)

先週、朝のBBCのラジオ・ニュースを聞いていて興味を惹かれたのは、カフェ・チェインの「カフェ・ネロ」が4月1日に導入された「National Living Wages」の発効を受けて、これまで無料だった従業員へのランチを廃止するとのニュース。ナショナル・リヴィング・ウェイジズが議論されていたのは知っていたが、既に発効されていたことは迂闊にも知らなかった。まず、ナショナル・リヴィング・ウェィジズって、何?

The new National Living Wage and you
http://www.bbc.co.uk/news/business-33463231

It is likely to be popular with 1.3m workers over 25 who will benefit immediately , but several big employers have said it will hit their profits badly. The Office for Budget Responsibility (OBR) has also warned that 60,000 jobs will be lost as a direct result.

Not to be confused with either the National Minimum Wage - or the Living Wage - the NLW should boost the incomes of many of the UK's most poorly-paid employees.

So how will the National Living Wage work, and what does it mean for you?


It will be paid to workers aged 25 and above. Initially, it will be set at £7.20 an hour, with a target of it reaching more than £9 an hour by 2020. Part-time and full-time workers will get it.

It will give a pay rise to 1.3m workers this year, according to the OBR. But it is expected to cost 60,000 jobs and reduce hours worked by four million a week.

Some employers - particularly those in London- have promised to pay even more than the NLW.


The national living wage and what it means
http://www.theguardian.com/uk-news/2016/apr/01/the-national-living-wage-and-what-it-means

What is the ‘national living wage’?

It is a new national minimum wage of £7.20 per hour for everyone 25 and over. The rate is 50p higher than the previous minimum wage of £6.70 – although that lower rate will still apply for those aged 21 to 25.

The new rate was announced by the chancellor, George Osborne, at his summer budget last year. Osborne framed the scheme as a boost for workers and said 2.5 million people would get a direct pay rise.

But the national living wage (NLW) should not be confused with the longer standing, voluntary living wage. That is set every year and calculated as the amount a full-time worker needs to earn in order to afford a decent standard of living. Paid by 2,300 accredited living wage employers to all staff aged over 18, the current rate is £8.25 and the London living wage is £9.40 an hour. This means it is much higher than Osborne’s new pay rate. Even once the NLW has risen to £9 an hour by 2020, it will be lower than today’s London living wage.


 導入部を読んでも何が最低賃金で、何がナショナル・リヴィング・ウェイジズで、でもロンドンで働く人にとっては充分でないという、とても判り辛い状況。

 一つはっきりしているのは、幾つかの企業にとってこの制度の発効は、歓迎されていないと。早速メディアが取り上げたのは、「カフェ・ネロ」で低賃金で働く人に支給されていた「無料のランチ」が廃止されたと。

National Living Wage: 'We are losing out'
http://www.bbc.co.uk/news/business-36161581

Elsewhere, staff benefits are also being trimmed. At Caffe Nero, workers are no longer entitled to a free panini(正しくはpanino)whilst staff at Eat will no longer have paid-for breaks.

In a recent parliamentary debate on the issue, both companies along with some other household names were in the firing line from MPs; DIY chain B&Q came in for particular criticism.

"Companies such as B&Q use the introduction of the national living wage to 'reform their pay and reward structures', as they put it. That is a euphemism for cutting staff pay," said Joan Ryan, Labour MP for Enfield North.

"I have found disturbing and, quite frankly, shameful the way in which some large employers in the service sector have used the introduction of a living wage as an excuse to cut basic work entitlements," added Julie Cooper, Labour MP for Burnley and Padiham.


What changes has your company made to pay for the living wage? Tell us here
http://www.theguardian.com/uk-news/2016/apr/08/changes-company-national-living-wage-tell-us-caffe-nero

This is certainly true for staff at the coffee chain Caffè Nero who will no longer be eligible for free food as the company attempts to mitigate costs of implementing the national living wage.

In a letter to staff the company said that because of government changes introduced earlier this month, which mean all staff must now be paid £7.20 an hour as opposed to £6.70, they would have to make changes in other areas of the business. Part of its these savings including staff being now entitled to a 65% discount on food, and a 75% discount on drinks, breaking away from the current system in which staff got certain food and drinks for free.


 まず、企業側が契約書の内容を変更することは企業側の権利であり、それに署名するかどうかは労働者が決めることであって、いやなら署名せずにその企業を辞めることができる。それは労働市場の原則(ッて言っていいのだろうか?)だと思う。

 露骨なのは企業側がナショナル・リヴィング・ウェイジズの導入によってかさむ人件費による損失をおさえる為に、労働者を惹きつける為の「えさ」だった福利厚生を即座に廃止、もしくは大幅な変更をしたこと。多くの労働者はその変更にたてつけば、職を失うことになることを理解しているので何も言えないという構図。

 この「福利厚生」の縮小の報道で考えていることが一つある。それは、今回のような労働環境の変更による不利益を被る多くの労働者が、サーヴィス業や製造業であることが多い。不動産業、金融業界でももちろん労働環境の変更は常にあると思う。しかし、それらの業界で働く、経験を積んでいる労働者による不満が全国ニュースになることは余りないと思う。それは、そのような業界の給与水準は、サーヴィス業や製造業で働く人が直面する水準よりは安定、もしくは元からそんな「福利厚生」が契約書には記載する必要がないのかもしれない。

 イギリスでは、業界毎の差、つまり給与水準、福利厚生等の差が確実に、そして急速に広がっているように思う。

バービカンでジブリ特集

2016.05.02
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(バービカンのサイトからスクリーン・ショット)

最後に行ったのがいつだか思い出せないほどのバービカン。まだメイル登録してあったようで、「スタジオ・ジブリ」の特集のメイルが送られてきた。

studio ghibli forever
http://www.barbican.org.uk/film/series.asp?id=1608

 バービカン、スタジオ・ジブリの映画には大変好意的なので、いつか、近いうちに「カリオストロの城」をもってきて欲しい。おそらく「スタジオ・ジブリ」でないだろうから難しいかもしれないが。

風立ちぬ」をみた時の感想
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2224.html

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