LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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2017年08月の記事一覧

ロンドン警察にメンタル・ヘルスの電話が増える幾つかの理由

2017.08.30
連休明け、ガーディアンは興味深い記事が盛りだくさんだった。その中で、紙の紙面のトップ記事は、ロンドン・メトロポリタン警察を筆頭に、最近、5分に1度の割合で、警察にかかってくる電話の内容はメンタル・ヘルス関連という報道。

Police dealing with record level of phone calls on mental health
https://www.theguardian.com/society/2017/aug/28/police-phone-calls-mental-health-nhs

 NHSの予算が政府によって剥奪されているのはメンタル・ヘルスだけではないが、NHSのサーヴィスの範疇で、1対1の心理カウンセリングを受けるには、数週間から数ヶ月待つこともあるようだ。
 診療を受けられるまでに数ヶ月待ち、でも状況が切羽詰まっている時に、警察を頼る理由になるでろう状況が一つある。それは、メンタル・ヘルス・アクトのある条件下で、警察の判断で患者のアセスメントを72時間以内にするという項目がある。

The Met also expects to use powers to detain under section 136 of the Mental Health Act much more frequently in the years to come.

Commander Richard Smith, head of safeguarding at the Met, said: “Based on current trends, section 136 demand is set to double in London in the next 10 years as it’s increasing by approximately 10% each year.”

Smith added: “The issues we deal with include those with mental ill health who are involved in crime as victims or suspects as well as people who are in crisis in their home or in a public place.”

Louise Haigh, the shadow police minister, said: “The dismantling of vital early intervention services forces those with mental health issues on to lengthy waiting lists.

In desperation or in crisis, they will turn to the police, who are acting as the service of last resort, a role they are wholly unequipped for.


 警察官のトレイニングの中で、メンタル・ヘルス・アクトセクション136の扱い方は取り上げられるのだとは思う。でも、トレイニング中に、このセクションを発動させる場に遭遇することを希望する警察官はいるのだろうか。

 個人的に、精神医療の場での法律に興味を惹かれている。用語が複雑ですんなりと頭には入ってこないが、とても面白い。

Mental Health Act 1983
https://www.mind.org.uk/information-support/legal-rights/mental-health-act-1983/#.WabNgorkXVo

Mental Capacity Act 2005
https://www.mind.org.uk/information-support/legal-rights/mental-capacity-act-2005/#.WabScorkXVo

 メンタル・ヘルス・アクトは診療に関わることだからこれまでの経験からわかることも多い。が、メンタル・キャパシティ・アクトは将来の責任能力なども扱っているので、微妙な意味の差異を見極めるのが難しい。

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Googleアプリで「ディプレッション(鬱)判断」

2017.08.30
昨日、The Timesの健康情報紙面に、こんなこともありか、でもかなり不安に感じる、メンタル・ヘルス関連の報道を読んだ。それは、アメリカ限定で、グーグルの新しい試みとして、自分がディプレッションなのかどうかをアプリで自己診断できるというもの。まだ、アメリカ国内のみでのトライアル中とのこと。

Learning more about clinical depression with the PHQ-9 questionnaire
https://www.blog.google/products/search/learning-more-about-clinical-depression-phq-9-questionnaire/

Google will ask: 'Are you depressed?'
http://www.bbc.co.uk/news/technology-41034618

Google quiz to help diagnose users with depression
http://www.telegraph.co.uk/technology/2017/08/24/google-quiz-help-diagnose-users-depression/

 引用した全ての記事が書いているように、PHQ−9はメンタル・ヘルスの場では、患者のディプレッションの程度をはかるために使われている。また、ネット上でも簡単に入手できるから、これをグーグルが提供してはならない、ということにはならない。

 二つ、引っかかる点。まず、利用者の個人情報、コンフィデンシャリティはきっちり守られるのか。二つ目。質問自体は難しいものではない。しかし、もともと医療の場での質問であり、結果から状況を判断するのは、患者の答えをどう読み取るかの訓練を受けてきた人が行うのが理想。患者が自分の答えを盲信するのはリスクを伴うと思う。

 イギリスの環境は、アメリカとも日本とも違うだろう。でも、メンタル・ヘルス・チャリティの一つ、「Mind」が提供する情報は、グーグルに頼るよりもずっと信頼できると思う。

Types of mental health problems
https://www.mind.org.uk/information-support/types-of-mental-health-problems/

 項目がたくさんあるので、興味がある方は、まずこれから読んでみるのがいいかと思う。

Mental health problems - introduction
https://www.mind.org.uk/information-support/types-of-mental-health-problems/mental-health-problems-introduction/about-mental-health-problems/?o=6289#.WabKs4rkXVo

 ペイジ上部左側にあるPDFファイルは、長いがとてもわかりやすい説明。

 大切なのは、自己判断はしない、ということ。

日経「味な地球儀」2017年8月29日:ブレグジットと食材費、食自給率

2017.08.29
*著作権は日本経済新聞社に帰属する。

Nikkei column on 29th Aug 2017a

Nikkei column on 29th Aug 2017b

Nikkei column on 29th Aug 2017
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157688055001976

精神医療薬としてのリチウム:バイポラー、痴呆症

2017.08.29
8月23日と24日に、イギリスのいくつかのメディアが大きく取り上げた精神医療に関するニュース。それは、デンマークでの調査で、とても微量のリチウムが含まれている飲料水を飲んでいるかで、痴呆症の発症に差があることが発見されたというもの。

Association of Lithium in Drinking Water With the Incidence of Dementia(これが今回の報道が取り上げている研究)
http://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/2649277

Lithium treatment and risk of dementia(これは2008年に発表された別の研究)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18981345

*研究機関、または自然科学系の高等教育機関にいる人であれば、論文をダウンロードできるかもしれない。

 とても興味を惹かれる研究である一方で、メディアがしっかり調べて報道しなければ、もしくは、あたかも、「リチウムで痴呆症が治る」なんて事実でない報道をするのではないかとの心配がある。メディアのリンクをいくつか貼っておく。

Lithium in tap water seems to both raise and lower dementia risk
https://www.newscientist.com/article/2145074-lithium-in-tap-water-seems-to-both-raise-and-lower-dementia-risk/

Don’t try at home
Lithium occurs naturally in drinking levels, but concentrations vary greatly with geography. The element is known to have neuroprotective effects, and is used as a treatment for bipolar disorder. In animal studies, extremely high concentrations of 125 milligrams per litre have been found to boost the memory of rats.

Because the Danish study found conflicting results, with medium concentrations appearing to have a bad effect, David Smith, at the University of Oxford, says we can’t use lithium in water to boost brain health. “We should not be adding lithium salts to our tap water because we would not know what amount to use,” he says.

In high doses, or even at low doses in some people, lithium can be toxic, so it is important that people consult with their doctor before they consider taking it as a supplement,” says James Pickett, of the Alzheimer’s Society charity.


Could lithium help to prevent dementia?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/319102.php

Lithium in drinking water could protect against dementia, study finds – Alzheimer’s Society comments
https://www.alzheimers.org.uk/news/article/238/lithium_in_drinking_water_could_protect_against_dementia_study_finds_%E2%80%93_alzheimer_s_society_comments

 以上の三つのリンクは、見出しは煽っていないし、早合点するなという警告をしっかり伝えている。しかし、商業メディアの見出しは、ミスリーディングの危険を感じる。

Lithium in tap water may cut dementia
http://www.bbc.co.uk/news/health-41024697

Adding lithium to tap water could prevent thousands of dementia cases, new study suggests
http://www.telegraph.co.uk/science/2017/08/23/adding-lithium-tap-water-could-prevent-thousands-dementia-cases/

 リチウムは、メンタル・ヘルスでは、パイポラー(双極性)の躁状態の時の安定剤として処方される。処方量はとても厳格に管理され、また服用している期間中は、定期的に腎臓機能や甲状腺機能の検査をしなければならない。
 
 ということからもわかるように、仮に飲料水にリチウムを含めるとしても、その量はごく微量で、普段の生活の中で管理できるレヴェルではない。

 このような研究は結果発表までにとても時間んがかかり、当事者は焦燥感にかられるだろう。しかし、個人の判断や、リスクを知らせない情報を鵜呑みにするのはとても危険なこと。

 この、とても興味深い研究の成果が、「トンデモ科学」、「トンデモ医療」に悪用されないことを切望する。

[追記:8月30日]
友人から、日本でも同様の研究が進められていることを教えてもらった。

アルツハイマー型認知症に対する炭酸リチウムの効果と安全性の検討
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K19750/

戦争を回避するのが政治家の仕事

2017.08.29
ずっと年長の友人、かつ人生の先輩から届いたメイル。

今朝6時ごろ、突然のサイレンで起こされました。防災無線が「いま北朝鮮からミサイルが発射されました」と繰り返えしている。TVをつけると緊急ニュース。まるで戦争にでもなったような騒ぎ。昔(昭和17年)、東京・大森に住んでいたころ、米の初空襲があり、上空を爆撃機を探してサーチライトが何本も交差して真昼のような夜を思い出しました。いつかこんな日がまた来るのか。いやなサイレンでした。

 僕自身は、戦争を体験していない。しかし、戦争の悲惨さを、多くの記録、報道から学んでいるつもりだ。

 挑発に乗ることではなく、戦争を回避するのが、国民の平和を信じる政治家が取り組むこと。

戦争は、犯罪!

戦争は犯罪だし、パチンコ依存症も同じくらい国家危機だと思うな

2017.08.29
スクリーンショット 2017-08-29 8.18.16
(ガーディアンのスクリーンショット)

Trump and Abe vow to increase pressure after North Korea fires missile over Japan
https://www.theguardian.com/world/2017/aug/28/north-korea-fires-missile-japan

戦争は、犯罪!

『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』

2017.08.28
朝日新聞で、表題の本のレヴューが掲載されていた。

幸せってなんだっけ?『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』
http://www.asahi.com/and_w/articles/SDI2017082523081.html?iref=recob

 昨日、夏のバンクホリディの週末にあるまじき、文句のつけようのない心の底から幸せに感じる素晴らしい晴天だった。足を元を掬われるようにロンドン交通局に2時間ほど嬲られたが、キュー・ガーデンズで幸福な数時間を過ごしてフラットのある建物の前で、上階に住むイギリス人男性と会った。

 「Absolutely fantastic weather!

 「(隣人)It is too much, too much. I do not know what to do

 最高気温は25度ほど、カラッとして湿度は低く、午後遅くになって雲が出てきたものの、太陽と共にずっと青空が広がる1日の終わりにイギリス人は文句を言うのか、と。

 数日前、ベイカー・ストリートにあるブーランジェリィで好物のドーナツを購入し、支払いを終わるやいなや背後にいたイギリス人女性(若くはない)がいきなりレジの女性店員に向かって、「私はコーヒーを買いたいだけなのに、いつまで待たせるのよ!」。余計なことはしてはいけないといつも思っているのだが、つい。

 「You chose to leave the EU and people have left this country because they are fed up by you. Your choice, stop complaining

 と言ったら、睨みつけられたので、見つめ返した。ものすごい形相で店を出て言った女性は、素早くスマフォで誰かと話し始めたようだった。いつか、誰かに殴られるかもしれないが、そこかしこで目立つ道徳観の崩壊はひどいもの。

 今日、オフィスの近くのカフェで働くドイツ人の友人(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2395.html)にこのことを話した。

 「ドイツ人もたくさん文句は言うけど、イギリス人はそれ以上だね。これほど何もかも揃っている恵まれた国で暮らしているのに、ほんの小さなことが自分が思っていない方向に行くと即座に愚痴を言い始める。君が言うように、僕も、イギリス人が幸せを感じることができるのどうか判らないよ」。

 別の友人と話していた時に、現在のイギリスの凋落ぶりに、「メッキが剥がれる」と言う表現が浮かんできた。英語では、なんと言うのだろう。

Brexit    ↑Top

Professional Crocodile (プロフェッショナル・クロコダイル)

2017.08.28
スクリーンショット 2017-08-28 16.49.56

マリルボーン・ハイ・ストリートドーント・ブックスに立ち寄って見つけた。今月、出版されたばかりのようだ。

http://www.chroniclebooks.com/titles/professional-crocodile.html

Mr. Crocodile loves his job. Every morning he gets up with an alarm. He brushes his teeth. He chooses the right tie to match his outfit, eats a quick slice of toast, and heads off to work on a crowded train. But what exactly is his job? The answer may surprise you! Readers will want to pore over this witty, wordless book again and again, finding new details and fresh stories with every reading.

https://www.goodreads.com/book/show/35251362-professional-crocodile

 絵本好きの人には、「いとしのロベルタ」みたいな展開、というと判ってしまうかもしれない。自分で思い出した時に何度読んでみても面白いだろう。また、贈り物にも最適な絵本。

Books    Comment(3)   ↑Top

PICASSO: MINOTAURS AND MATADORS@ガゴシアン・ギャラリィ(Mayfair)

2017.08.24
明日、8月25日が最終日なので、紹介ではなく自分の記録として。

 今日、ピカデリィにある日本大使館へ行く途中、ボンド・ストリートへ久しぶりに足を踏み入れた。道路工事、建設工事、旅行者、昼食を買いに歩いている会社員で、気分良く歩けるなんてものではなかったので、いくつかの角を気ままに曲がっていたら、目の前に見たことなかった建物が現れた。ガゴシアンのメイフェアのギャラリィだった。

PICASSO:MINOTAURS AND MATADORS
https://www.gagosian.com/exhibitions/picasso-minotaurs-and-matadors--april-28-2017

1939.jpg
(展示されていたのは、1935年制作)

 ピカソは、わかったつもりになっている画家の筆頭。見てみたいとは思いつつ、うんちく聞かされるのは嫌だし、どの都市での特別展でも、自分が見飽きるまで見倒すことができないのが不満で行かない。

 ガゴシアンのこのメイフェアのギャラリィのことも、今回の展示も全く知らなくて、偶然に見る機会を持てて幸運だった。

Gagosian, in partnership with the artist’s grandson, Bernard Ruiz-Picasso, is pleased to present “Picasso: Minotaurs and Matadors,” curated by Sir John Richardson. The exhibition examines the intersection of Picasso's bullfighting imagery with his mythological and biographical compositions of the 1930s. Including works dating from 1889 to 1971, this career-long survey traces Picasso’s engagement with the ancient rituals and narratives of his native Mediterranean. Picasso, though one of history’s most innovative modernists, was grounded in the traditions of his Spanish heritage. Born in the southern port of Málaga in 1881, he was a lifelong aficionado of the drama of the bullfight: Matadors, picadors, horses, and bulls were recurring subjects throughout his body of work, from his earliest childhood drawings to some of his final paintings. In the 1930s, at a time of upheaval and personal strife, Picasso began to create allusive narrative works ripe for Surrealist interpretation, infusing the theatrical combat of the corrida with mythic elements of antiquity. His synthesis of the Minotaur myth, the Spanish cult of the bull, and the intimate details of his private life led to the creation of illustrated books, poetry, set designs, sculpture, ceramics, the celebrated Vollard Suite of prints, and masterpieces such as La Minotauromachie (1935) and even Guernica (1937). When Picasso returned to live in the Mediterranean after World War II, his work would continue to be steeped in mythology and bullfighting for the remainder of his life. His depictions of Minotaurs and matadors provide a key for biographical and scholarly investigation into an oeuvre Picasso confessed to having created as if keeping a diary. The exhibition aims to examine the proposal Picasso described in the quote above, presenting fresh perspectives on some of his myths and monsters. Comprised of paintings, drawings, sculpture, prints, ceramics, and a home movie Picasso made in 1929, “Picasso: Minotaurs and Matadors” is presented in an innovative installation designed by the Stirling Prize-winning architecture firm Caruso St. John, and is accompanied by a fully illustrated catalogue with essays by Richardson, noted Picasso scholars Michael FitzGerald and Gertje Utley, and historian of Greek art and archaeology Clemente Marconi.

Pablo Picasso was born in Málaga, Spain in 1881 and died in France in 1973. Recent exhibitions include “Picasso: Tradition and the Avant-Garde,” Museo Nacional del Prado and Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid (2006); "Picasso and American Art," Whitney Museum of American Art, New York (2006, traveled to Walker Art Center, Minneapolis; and San Francisco Museum of Modern Art, through 2007); “Picasso et les Maîtres,” Galeries nationales du Grand Palais, Paris (2008–09); “Picasso: Challenging the Past,” National Gallery, London (2009); “Picasso at the Metropolitan Museum,” Metropolitan Museum of Art, New York (2010); “Picasso: Black and White,” Solomon R. Guggenheim Museum, New York (2012–13); “Picasso Sculpture,” Museum of Modern Art,New York (2015–16); and “Picasso - Giacometti,” Musée Picasso, Paris (2016–17).

Sir John Patrick Richardson, British art historian and Picasso biographer, was born in London in 1924. From 1951–62 he lived in Provence, France, and became a close friend of Picasso and his family. Richardson’s three-volume A Life of Picasso was the result of this friendship. He is currently working on the fourth volume of the biography. In connection with this, Richardson has organized six major exhibitions of Picasso’s work at Gagosian. He has been a contributor to The New York Review of Books, The New Yorker, The Burlington Magazine, and Vanity Fair, and is the author of The Sorcerer's Apprentice: Picasso, Provence, and Douglas Cooper (1999); and Sacred Monsters, Sacred Masters (2001), a collection of essays. In 1993, Richardson was elected to the British Academy. He was appointed Slade Professor of Art at Oxford in 1995. In 2011, he was named an officer of France’s Ordre des Arts et des Lettres in recognition of his contributions to furthering the arts in France and throughout the world. He was appointed Knight Commander of the Order of the British Empire (KBE) in the 2012 New Year Honours for services to art.

 キュビズムの印象や、奔放だったらしい生活のことが強調されることが多いピカソだが、とてもおこがましい表現だけど、上手い画家だと改めて理解した。強く感じたのは、全くの同じなのかどうか判らないが、「Letaureau」という11枚の連作。会場に展示されていた作品は、1945年12月5日から、1946年1月17日にかけて創作されている。

LeTaureau.jpg

 具象から、極端にシンプルになっている姿まで、どれも「牛」。連作を何度も、何度も見ていたらパラパラマンガみたいだなと不謹慎な印象を持ったけど、別の言葉で表現すると、簡単に描いているようでいて完成度、そしてオリジナリティの高さは、ピカソだなと。

 また、改めてガゴシアン・ギャラリィのすごさを実感する。世界中にあるガゴシアンの全てのギャラリィの床面積を集めると、著名な美術館と肩を並べるほどという報道を読んだことがある。プライヴェイトなギャラリィが、これだけのピカソの作品を集めて、さらに無料で見られるなんて素晴らしい。ただ、レセプションのお姉さんたちの人を見下すような態度は改善してほしい。

8月26日、27日、ユーストン駅閉鎖

2017.08.23
今秋、アメリカから来る友人が、マンチェスターへの列車の切符の購入がわからないと言ってきたので、ヴァージアン・トレインのウェブから購入したからだろう、今日の午後、以下のメイルが届いた。

Hi Koji,
London Euston will be completely closed during the August Bank Holiday weekend (Saturday 26 and Sunday 27) with no trains into or out of the station due to major improvement works taking place along the West Coast Mainline. There will be a reduced service until midday on Monday 28 August. A full service will resume from midday onwards.

Our services will be extremely popular on Friday 25 and Monday 28 August. If you do choose to travel, we strongly recommend making a reservation on these days.


https://www.virgintrains.co.uk/spanner

 ということは、今週末は、ロンドンの主要駅の2カ所で大混乱ということ。

Waterloo works
https://tfl.gov.uk/status-updates/major-works-and-events/waterloo-works

Network Rail is carrying out major improvement work at Waterloo station from Saturday 5 to Monday 28 August. Significantly fewer South Western Rail (SWR) services will be running into Waterloo. This will mean lengthy queues during the peaks at all major stations on the SWR network, station closures, and more crowded services.

 ウォータールー駅は閉鎖ではないが、凄まじく混乱しているらしい。さらに、こんな状況で、鉄道運営会社が変わった。

Higher fares possible after First Group awarded South West Trains franchise
http://www.itv.com/news/westcountry/2017-07-11/higher-fares-possible-after-first-group-awarded-south-west-trains-franchise/
 
 鉄道運会社の変更、フランチャイズ制度は、やめるべきだと思う。

 ちなみに、2018年1月2日から、イギリスの鉄道会社は、過去5年で最大の運賃値上げをする。

Rail users face steepest fare rise in five years as inflation hits 3.6%
https://www.theguardian.com/business/2017/aug/15/commuters-brace-for-steepest-fare-rise-in-five-years-as-uk-inflation-rises-to-36

 イギリス国内を鉄道で回ってみたいと思っている人は、2017年内に実行したほうがいいかもしれない。

ブログの更新について

2017.08.21
書く必要はないと思ったのだが、幾人かの読んでくださっている人から心配いただくメイルが届いたので。ありがとうございます。

 ブログを始めて10年。飽きたわけではない。ただ、僕が書く必要があるのだろうかと思うことが最近ある。特に、2016年の国民投票以降のイギリスは、多くのことで目立つ存在になっているからだろう、BBCやニューズ・ウィークなどが日本語へ翻訳する報道の本数、種類、そして速度が格段に向上している。そのようなメディアに張り合うつもりは全くないし、また、後追いするようなことを書く必要を感じない。

 もう一つ、傲慢と捉えられても良いと思っているのは、僕は議論をふっかけられるために、誰ともわからない、僕が書いていることを理解する意思が希薄と感じられる人の遊び場を提供したくない。スパム・メイルは全く来ない。代わりに、不愉快、もしくは理不尽なメイルは頻繁に届いている。僕自身の衰退する日本語を棚に上げてまで言いたいことは、「しかし」、「でも」、「ていうか」、「てか」等の否定で始まる日本語を、自分の「場」でどうして読まなければならないのか。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2799.html

 数ヶ月前、NHSからは引退した、Cognitive Analytic Therapyのヴェテラン・セラピストの女性と話す機会があった。彼女いわく、「私は30年前に、診療の場だけでなく、日常生活でもbutをできるだけ使わないように決めたのよ。とても難しいことです。30年経ってもまだ、気をぬくとbutを使ってしまうのよ」。

 CBTの診療の中で、気づいていない(もしくは気づきたくない)、患者の生活に密着する二つの矛盾を「and」でつなげることによって、その矛盾を浮かび上がらせるという段階がある。

 どちらも普通の単語だが、コミュニケイションにもたらす影響は大きい。

 自分が何をブログに書きたいのかはわかっているので、ゆっくりペイスを上げていくつもり。コメントを受け付けないポストは増えるかもしれない。

言葉の重さ、感じ方の違い:精神医療、心理学の幾つかの用語

2017.08.21
先週、ミクシィのニュースで「愛着障害」なる表現に初めて遭遇した。ジョン・ボゥルビィの「Attachment Theory」からの派生なのかと思ったら、重なっているようだし、ICD-10https://en.wikipedia.org/wiki/ICD-10)にも記載されているようだ。

 普段、書き手として、カタカナ英語や、個人的には日本人の英語教育のためには一刻も早く、明日にでも廃止するべきだと思っているローマ字で外国語を使いたくないので、意味が通じる日本語訳があれば、そちらを使う。

 なのだが、心理学、カウンセリングや精神医療分野の用語の日本語訳は、日本人だからこそだからだろう、それだったら英語の方がいいのではないかと思うことは多い。以下に並べる言葉の順番に意味はないので、変な深読みはやめてほしい。

Cognitive Behavioural Therapy: 認知行動療法

Solution Focus Therapy: 解決集中療法?

Obsessive Compulsive Disorder: 強迫神経症

Psychosis: 精神病

Bipolar disorder: 双極性障害

Boderline personality disorder: 境界性人格障害

Depression: 鬱

Schizophrenia: 統合失調症

Forensic Psychology: 裁判心理学

Mentalisation Therapy: ?

Clinical Psychology: 臨床心理学

Psychodynamic Counselling: ?

Cognitive Analytic Therapy: 認知分析療法?

 例えばクリニカル・サイコロジィはおそらく「臨床心理」とい言葉で表現するのだろうと思う。しかし、イギリスの場合、クリニカル・サイコロジストが携わる領域はとても広い。精神科で診療に参加するクリニカル・サイコロジストは、患者の過去のリスク・アセスメントなどを統括している。

 フォレンジックの「裁判心理学」なんて、フォレンジックのほんの一部しか説明していない。

 「双極性障害」を初めて聞いた時、何を言っているのだか全く理解できなかった。「双」「極」と分けて考えて、「バイポラーのことか」と至った。

 もちろん、イギリス国内のクリニックで、「あなたの症状はschizophreniaです」と言われて、抵抗なく受け入れる患者は多くない。

 症状を説明するための「label」がなければ混乱が生じる。また、治療方針の確定や、投薬が必要な場合に症状を確定する「label」がないのは危険だ。他方、言語や文化の違いにより、誤解が生じてしまうかもしれない「label」の影響を考えると、無理して日本語に当てはめなくても、と考える最近。

(8月の)秋の庭@キュー

2017.08.21

夕闇に沈むイングリッシュ・ガーデン@ウィズリィ

2017.08.16
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6月、7月、8月に、月に一度だけ9時までウィズリィがオープンしていると知り、メンバーである友人と共に訪れた。天気はあいにく曇りだったが、静かに暮れていく1日の終わりの庭は、青空の下で見るのとは趣が違っていた。

写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157685150837293/

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(今回、最も気に入っている写真)

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 タンポポの綿毛の新しい彫刻があり、また、紫陽花がそこかしこで満開だったのはとても意外だった。厚い雲が垂れ込めていたからかもしれないが、次第に陰っていく中で花の写真をとることは、予想していたよりもずっと難しかった。それでも、夏(あったのだろうか?)が終わり、秋に移っていく庭の雰囲気を撮りこめたかなと。

ボックス・ヒル、リース・ヒル
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157684903063401

 閑話休題。利用した鉄道会社は、Southern。現在、イングランド南東部で利用者から最も叩かれている会社だろう。利用者の利便を向上させることはいいことだと思うのだが、乗車中のインターネット・アクセスが良くするよりも、遅延や運休をどうにかする方が優先だと思う。

イギリスは暦の通り、「秋」

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(2017年8月7日、午後10時における8月9日のロンドンの天気予報)

イギリス、全てに見放されている気がする。


7月のイングリッシュ・ガーデン2:ウォールド・ガーデン@ホートン・ホール

2017.08.07
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(Flickrにアップしたらとても評判がいい一枚)

自転車競技大会でロンドン内の移動が面倒だった日に、ノーフォーク北部にあるホートン・ホールへ。庭に関してはとてもやかましい二人のイギリス人と同行。

How Norfolk became the ideal weekend break for art lovers
https://www.standard.co.uk/lifestyle/travel/how-norfolk-became-the-ideal-weekend-break-for-art-lovers-a3604071.html

 このには風がとても強くて焦点を合わせるのがいつもよりずっと難しかったので、あまりいい写りではないが、写真。
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157684625961391/

 そのやかましい二人が揃って、幸福なため息を深くついた庭。

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 ロンドン、キングス・クロス駅から2時間弱。地元のタクシィを利用すれば車がなくてもホールへの往復は可能だし、その方が簡便だろう。

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7月のイングリッシュ・ガーデン1:キュー・ガーデンズ

2017.08.07
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4月、5月、6月に早々に夏のような天候があり、多くが期待したように、7月の天気は「夏」ではない日が多かった。キュー・ガーデンズのブロード・ウォークの色とりどりの花も、この日はすでにピークを過ぎたような印象が強かった。ということで、花の間を忙しく飛び回る蜂の写真が多い。イギリスでも日本でも、蜂を無闇に怖がる人がいる。スズメバチのような攻撃を仕掛けてくる種とは違い、ミツバチ一般は人間が手を出さなければ何もしてこない。彼らが忙しく蜜を集めてい様子は見ていて飽きることがない。

写真コレクション
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157683868972782/

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