LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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ブロークン・ブリテン4:市民が先か、規則が先か

2009.09.21
ブロークン・ブリテン3(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1084.html)で名前を出しただけのData Protection, Child Protection、そしてHealth and safety regulationのばかばかしさをご紹介。

 まず、Health and safety regulationはこの記事を。

Royal tradition takes a backward step as the Queen bows to 'health and safety' concerns
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/theroyalfamily/5994745/Royal-tradition-takes-a-backward-step-as-the-Queen-bows-to-health-and-safety-concerns.html

 英国王室内の伝統で、王、また女王にあった後に退出する際は後ろ歩きでという伝統が、後ろ歩きしているときに転んで怪我をすることになったらバッキンガム宮殿が訴えられる可能性があるので、Health and safety regulationに鑑みて廃止したと。エリザベス女王は、何世紀にも渡って続いてきた伝統がいきなり完全に廃止されることを望んではいないようで、とりあえず少なくとも特定の二人だけはこの伝統に則って、後ろ向きで退出することになっているそうです。

 次に、Data Protection。これは、僕個人の経験から。例えば、カード会社が、優良ユーザーへ新しいサーヴィスを売り込もうと、彼らから電話してきたとします。

 僕:Hello.
 カード会社:Are you Mr XXXX?
 僕:speaking
 カード会社:I am calling you from XXcard. In order to protect personal information, I am asking you some questions on your ID.
 僕:Wait, who are you? YOU call me and why do I have to answer your questions to identify who I am without being told why you are calling me and what you want to tell me? I am not asking you to call me.
カード会社:I am sorry, but because of Data Protection, we need to ask and we cannot answer your questions.
僕:fine, if you are not confident in your database, do not call me!


 このような不毛な電話が四六時中。自分たちから電話をしてきて、彼等のほうに用件が有るにもかかわらず、「今話している方が本人であるかを確認します。デイタ・プロテクションにより、貴方からの質問には答えられません」。勿論、詐欺という可能性も否定は出来ませんが、デイタ・プロテクションを掲げれば、電話に応答したユーザーに質問に答えることを強制することが当然のことと思っている倣岸な銀行。

 Child Protecitonについては、昨年書いたこちらを。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-956.html


 この三つ、検索しても、いつ、どのようにして始まったのかを調べることはできませんでした。好意的に考えれば、市民生活をより快適にするために起案され実行にうつされたものだと思います。一つ明らかなのは、掲げている行政機関、会社や団体によって勝手に解釈されているということ。
 日常生活レヴェルで感じるのは、問題が起きることを極度に恐れる行政、事業主によって彼等の都合のいいように捻じ曲げられているということ。デイタ・プロテクションやチャイルド・プロテクションを掲げれば、そしてそれを掲げることができる「側」にいれば、何でもできる。従わない市民のほうが間違っている。そして、仮に問題が起きた時には、これらの規則をたてに、一切の情報公開を拒む、拒めると信じている。
 昨日書いたアイルランドでの悲劇につも通じるものを感じますが、どうして自分たちが作った規則に最低限の権利すら奪われてしまうのか。そして、間違っていることを間違っていると言えない権力が生み出される。
 
 イギリスだけとは思いません。

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Comment

私も! - stmargarets

電話会社などからスペシャル・オファーの宣伝の電話が掛ってきて、同じような質問をされて、これが詐欺じゃないってどうして言えるんだ?って思ってました。

変ですよね。
2009.09.21 Mon 16:32 URL [ Edit ]

- 守屋

stmargaretsさん

 「ブロークン・ブリテン」シリーズの初コメント、ありがとうございます。

 どう考えても変ですよね。何で僕たちのほうが情報を提供してあげなくてはならないのか。先方が、わざわざ僕たちの時間を邪魔してまで話したい、という意識が元からないのでしょう。かといって、「オレオレ詐欺」に引っかかる国民性ではないようだし。変な国です。
2009.09.21 Mon 20:29 URL [ Edit ]

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