LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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キャメロン党首を悩ます若き日の過ち:Bullingdon Club

2009.10.05
イギリス国内は言うに及ばず、世界のトップ大学のひとつであることは確実のオックスフォード。そのオックスフォードには、一般人が入ることはほぼ不可能なクラブが存在していた(いるのかまだ?)そうです。その名は、Bullingdon Club

The all-male Bullingdon Club - the upper-class drinking society a century later to be frequented by George Osborne, David Cameron and Nathaniel Rothschild - to hold one of its notorious evening dinners in their hallowed halls.

The results were disastrous. Drunken and riotous Bullingdon members - sporting the exclusive society's dress of mustard waistcoats, tailor-made blue tailcoats and blue bow-ties - went on an unprecedented rampage in the college's hallowed halls, smashing every light in its Peckwater Quad along with all of its blinds, its doors - and all 468 windows.

(The Timesの2008年10月の記事から引用)

 要するに、オックスフォードの学生の中でも、とりわけ裕福で格式のある家系出身の学生が、飲んだくれて暴れまわるというもの。若気の至りといえばそれまでなんでしょうけど、メンバーであったことを大いに後悔しているのが、来年の総選挙で政権交代を目指す保守党の党首、デイヴィッド・キャメロン氏。


(2番がキャメロン氏。8番がロンドン市長のボリス・ジョンソン氏)

 裕福な家系出身で、大学では苦労もしないで飲んだくれていただけだろうというイメイジがことあるごとにまとわりついてくるキャメロン氏は、それを打ち消すのに必死。彼だけだったら、保守党はやっぱり富裕層出身者ばかりで、一般庶民の生活の苦しさなんて理解できないだろうといわれることは少ないかもしれませんが、現在の保守党を代表する3人が、その酒乱クラブのメンバーだったことは、左派から見れば格好の攻撃対象です。


The Bullingdon Club of 1992: pictured are (1) George Osborne, (2) Harry Mount, (3) Chris Coleridge, (4) Lupus von Maltzahn, (5) Mark Petre (6) Peter Holmes a Court, (7) Nat Rothschild, (8) Jason Gissing
(一番が、影の蔵相のオズボーン氏。つまり、保守党の現在のツー・トップがこのクラブに所属)

 労働党が大敗すれば、自分たちの発行部数にも影響が出るであろうガーディアンも必死。



 まったくの部外者である僕が何を書いても妬みになるでしょうし、こんなこと日本に住んでいてもぴんとこないかもしれませんが、イギリスはまだまだ階級社会なんだなと思います。

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Comment

キャメロン党首について - イレーヌ・ジョリオ

守屋様、こんにちは、お久しぶりです。

さて、この保守党党首デービッド・キャメロン氏、正当な家柄らしいですね。
1年程前、日本経済新聞のあるコラムで、党首が英国国王ウィリアム4世の子孫だ、という事を知り、本当に驚いたものでした。
実際、王侯貴族の系図サイトを知って、その系図で検索したら、確かにウィリアム4世が愛妾のドロシー・ジョーダンとの間に生ませた庶子の子孫でした。
という事はエリザベス現女王の遠縁の親戚という事になり、その上にイケメンで颯爽としている、という完璧な要素が加わってのキャメロン人気なんでしょうね。
これこそ、正当な保守本流って感じですね。
こいいう事でも英国はまだまだ階級社会だなあ、という感想を抱いています。

前の記事「メディア」についての感想ですが、日本では別の意味で話題になっています。
つまり、テレビ・ラジオの東京キー局と6大新聞紙、そして共同・時事の通信2社以外にも、政府の記者会見の完全オープン化、という事が問題になっているのです。つまり、100年間続いてきた「記者クラブ制」の廃止、という事です。
今、どこの国でも、ネットメディアの急激な攻勢により、既存メディアのあり方が問題になっているみたいですね。
本当にメディアっていろいろありますからね。

そちらは新型インフルどうですか?こちらは学校閉鎖・学級閉鎖など、どこの地域でも発生しているみたいです。
守屋様もお気をつけて。英国での一人暮らしですから・・・・・・。
2009.10.06 Tue 01:57 URL [ Edit ]

- 守屋

イレーヌ・ジョリオさん

 こんばんわ。

>英国国王ウィリアム4世の子孫
 僕もまったく知りませんでした。イケメンという点では、リベラル・デモの党首、ニック・クレイグも負けてはいないと思うんですが、クレイグの人気が今二つ伸び悩んでいるのは、やっぱり家柄の差とかがあるのかもしれないですね。
 いい意味でも、悪い意味でも、階級差別が本当になくなったら、イギリスはまったく別の国になるかもしれないとたまに思います。

 「記者クラブ」制度、どうなるんでしょうね。変わらなければならない時代がきたら、やはり変わるだろう、そんな感想しか今はないです。日本のメディアも個性が重視される時代が来るような気がしています。

 新型インフルエンザ、イギリスでは最近ほとんど報道がないですよ。公衆衛生がずっと進んでいる、人々の意識もずっと高いはずの日本で感染者が増えているのは、基本的に、イギリス人は単純に頑丈・頑健なのかもしれないですよ。僕の対策は、ミカンとマヌカ・ハニーです。
2009.10.06 Tue 14:39 URL [ Edit ]

守屋さんへの質問(2)、それも初歩的な - イレーヌ・ジョリオ

オバマ大統領の記事に対する早速のコメント、ありがとうございました。

さて、イギリスの国際放送BBCWORLDNEWSを見始めてから10年くらいになるのですけど、イギリスの政治について根本的な疑問があるのです。
それは、労働党・保守党共に、全国的な党大会をっどうして9月から10月にかけての秋に開催するのか、という事です。
いつもBBCを見ていて、毎年秋に開催されている。
これって、イギリス政治の伝統・慣習なんでしょうか?物凄い初歩的な質問なんですけれど御免なさいね。
2009.10.11 Sun 01:29 URL [ Edit ]

- 守屋

イレーヌ・ジョリオさん

 こんにちは。

>全国的な党大会をっどうして9月から10月にかけての秋に開催するのか
 僕の真っ先の反応は、「そうだっけ?」。正直に申し上げると、開催時期を気にしたことがなかったので、朝の早い老齢の友人に電話して尋ねてみました。

 「それは、明日(10月12日)、国会が始まるからその前にこれからの1年間、党としてどのようなことをしていくのかをアピールするため」、だそうです。

 言われてみれば納得です。

 僕個人の感想は、このような党大会って、必ず海辺の都市だな、という印象があります。で、考えてみると、イギリス国内で内陸の大きな、もしくは名の知れた都市ってあまり多くないことに気づきました。内陸部ですぐ思い浮かぶ都市、というか町はオックスフォードとかケンブリッジくらい。
 それと、党大会がウェイルズ、スコットランド、そして北アイルランドで開かれたというのは記憶にないです。
2009.10.11 Sun 08:27 URL [ Edit ]

二つの質問に対するお礼 - イレーヌ・ジョリオ

守屋様、こんにちは。

二つの質問に対して早速のお答え、ありがとうございました。ここでまとめてお礼を言いたいと思います。

このイギリスの政党の党大会の質問に対しては、わざわざ古老に電話して聞いて下さったとか。この古老の回答で一発で疑問が氷解しました。
まあ、党のこの1年でのマニフェストを作るような大会なんですね。納得しました。

次に、英国の俳優・女優の舞台に対する認識なんですけど、彼らは、舞台と映画・TVドラマも両方大切に思っている事がよくわかりました。
あのラドクリフ君が舞台に立つ、という事が報じられた時、日本の反応は「えーっなんで舞台に立つの?」という反応でしたから・・・・・・。日本では、舞台を映画・TVドラマより下に置く傾向がありますからね。
それにしても、007のダニエル・クレイグが舞台にたっていたなんて驚きでしたよ。

2009.10.11 Sun 23:46 URL [ Edit ]

- 守屋

イレーヌ・ジョリオさん

 お役に立ったのであれば幸いです。

 偶然ですが、火曜日のイヴニング・スタンダード紙に、ジュディ・デンチが最近の若手俳優は舞台を軽視しているとの苦言が掲載されました。それに対して、目下飛ぶ鳥を落とす勢いらしい若手演出家は、大御所は現実を知らないと反論していました。どうなるんでしょう。
2009.10.15 Thu 22:24 URL [ Edit ]

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