LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Arts need Money? YES!!!:イギリスの場合

2010.03.26
予算が発表された水曜日以来、各新聞では恒例の、どのクラスの人々の暮らしには、どのような影響がある等の分析記事が毎日掲載されている。これが労働党政権最後の予算になるかどうかなんてことは、いち外国人居住者に過ぎない自分にはあまり関係ないが、今回の予算に真っ先に反応した芸術関係者の反応は見過ごせない。

Cash for culture can boost UK economy, says arts alliance
http://www.guardian.co.uk/culture/2010/mar/25/uk-arts-cash-recession

Follow the money
http://www.guardian.co.uk/culture/2010/mar/24/national-arts-funding-tony-hall#


(ポスターのデザインのオリジナルは、デミアン・ハースト)

 芸術関連団体の代表者たちや芸術家の言い分は、イギリスを世界でも有数の影響力のある国に押し上げているのは、経済だけではない。さまざまな形態の文化活動が、イギリスを世界でもトップクラスのカルチャラル・ステイトにしているし、それによる経済効果は計り知れない。すでに、2012年のオリンピックのために大幅に予算をとられている上に、さらに減らされてはたまらん、というところ。

 なぜだか全く判らないが、予算が発表された同じ日に、二つ目の記事で持論を展開しているトニー・ホール氏が率いるロイヤル・オペラ・ハウスから、2008/09の「アニュアル・レヴュー」が届いた。フレンズ会員になって10年ほどになるけど、こんなのが送られてきたのは初めて。簡単に言えば、もっと来てね、ということなんだろうけど。
 内容は、同シーズンの活動を資金の動きや、観客動員数を説明したもの。詳細を紹介すると一週間以上かかりそうなので、数字だけ。多分、同じ内容は、オペラ・ハウスのプレスセクションから見つけられるはず。

Performance
309: performances on the main stage

380: performances on other stages

710,000+: total tickets sold

Reach
80: regional On the Road events, nationwide, plus two exhibitions
(これは教育プログラムで、どれだけ国内を回ったか、というもの)

13: countries our work was seen in
(ロイヤル・バレエの長期巡業を含む)

1,553,850: ROH YouTube views

Access
50%+: of tickets less than £50-

11,000+: free tickets for daytime performances

24,225: tickets for mixed Royal Ballet programmes frozen at 2007/08 prices

19,000+: students registered for our Student Standby scheme

87,925: people participated in Education events

50.7%: of patrons were new to the ROH

Income
38%+: increase in year-on-year DVD sales

£96.4 million: total income


 正直、奇麗事だけという印象はぬぐいきれない部分もある。大口スポンサーへの待遇等などの説明はない。しかし、ロイヤル・オペラ・ハウスですら、総収入に占める政府(この場合は、アーツ・カウンシル・イングランドなど)からの支援が3割に満たないのだから、さらにそこから予算が削減されてはこれからの活動に支障をきたすことに懸念を示すのは当然だろう。

 昨年、ロイヤル・オペラ・ハウスサドラーズに不況時こそ文化をという感じでインタヴューをした。公になったときにはほかの情報とあわせてやや違った印象になってしまったけど、興味のある方は、2009年3月のアーカイヴに保存してありますので。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-date-200903.html

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Comment

洋の東西を問わず、文化関係の予算削ると・・・・・ - イレーヌ・ジョリオ

守屋さん、こんにちわ。

イギリスでさえも文化関係予算、削られましたか?
こちら日本では昨年誕生した民主政権が、去年の11月にやった事業仕分けで、文化関係予算、ばっさりと削ってしまい、各種団体、猛烈抗議でした。
でも、イギリスは、文化事業への寄付金には税免除されているんでしょ?日本では、文化事業への寄付金にも税が課せられるので、イギリスの方が、まだずっとましかな、と思います。

ところで、メール紙の電子版に以下の記事が載っていました。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1262424/Gordon-Brown-remain-PM-Queen-blocks-second-General-Election.html
これって、総選挙の結果如何によっては、エリザベス女王の政治介入があるって意味でしょうか?
所謂、国王の非常大権って事でしょうか?
でも、こちら日本にいる者にとっては、イギリス政治史上稀な「国王大権」というものを見て見たい気がしますよ・・・・・・・・・・・。
2010.04.02 Fri 14:26 URL [ Edit ]

- 守屋

イレーヌ・ジョリオさん

 こんにちは。

 フランスやドイツと比べると、イギリスの文化予算はとてもお粗末なものらしいです。寄付金に対して税金が免除されるというより、英国内で税金を納めている人からの寄付金にかかる税率が低いとの見方のほうがより現実的かなと思います。税金がまったく免除されるということはないようなので。

 デイリー・メイルのウェブ版、日付を見て一瞬エイプリル・フールなのかと思いましたが、他紙も同様のことを報道していたので、どうなんでしょうね。王室が政治にかかわることは、国民が許さないのではないかと感じます。
2010.04.03 Sat 09:35 URL [ Edit ]

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