LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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The Arrival by Shaun Tan

2010.09.16
arrival.jpg

マリルボーン・ハイのドーント・ブックスでみかけて気になっていたショーン・タンによる「The Arrival」を購入した。タイトルが、アバのアルバムの中で一番気に入っていたものと同じということもあるし、何より、ひきつけられるように手にしてしまった。


The Arrival

The Arrival is a migrant story told as a series of wordless images that might seem to come from a long forgotten time. A man leaves his wife and child in an impoverished town, seeking better prospects in an unknown country on the other side of a vast ocean. He eventually finds himself in a bewildering city of foreign customs, peculiar animals, curious floating objects and indecipherable languages. With nothing more than a suitcase and a handful of currency, the immigrant must find a place to live, food to eat and some kind of gainful employment. He is helped along the way by sympathetic strangers, each carrying their own unspoken history: stories of struggle and survival in a world of incomprehensible violence, upheaval and hope.
(著者のサイトでの紹介文)

http://www.shauntan.net/books.html

 じっくり読んでみて、というか絵を目で追ううちに想像力が掻き立てられて、まるで僕自身の物語を読んでいるかのごとくだった。

 絵柄も、突っ込みたいところはいくつかあるけど、自分の好み。

the-arrival5.jpg

 かなり昔のことだから思い違いの可能性は高いけど、漫画家の西原恵理子さんの学友で、転倒したクレーンの下敷きになってなくなられた画家の方の絵とも共通する、「これから起こる過去」という居心地の悪さと懐かしさが混ざった雰囲気がとてもいい。

the-arrival8.jpg
(イラストは、著者のサイトから拝借)

 この上の絵は、「ナウシカ」の巨神兵と、江口ひさしのある挿絵を想起したので、日本の漫画からの影響はあるのかなと思いつつも、独自性はとても高い。

 タイトルが示すことは、何度か本文中で提示される。その中でも、最後の「再会」と「導き」を示すところは、すがすがしい。僕個人に限れば、最近、移民に関してはかなりネガティヴな意見(http://homepage.mac.com/f_matsuo/blog/globalstringer.html)を発している。でも、「移民」から「希望」を紡ぎだすこの本に出会えたことは、嬉しい。
 
 日本でもすでに発売されている。いまさらこのブログで紹介する必要は無いけど、異国で暮らしている皆さんには、楽しめる本。

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Comment

- 懐畔泥鰌

この本がどういうものかは解らないにしても、アバとか、ナウシカはともかく、江口ひさしとか私好みなので反応してしまいました。
ABBAって表記しない方が良いですね。

数少ない写真で申し訳ない程度に蛙の特集してみました。
2010.09.28 Tue 16:41 URL [ Edit ]

- 守屋

懐畔泥鰌 さん

 おはようございます。アバの同タイトルのアルバムの最後に収録されているインストのタイトル曲は、いいですよ。ぜひ、お試しください。

 久しぶりに外国に行って、この本を開く楽しさが倍増しました。

 水面を覆う水草の上に座るカエルの後姿、いいですね。
2010.09.29 Wed 04:57 URL [ Edit ]

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