LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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東北地震:Our community can unite

2011.03.11
今回の巨大地震、またそれに続く強い余震に遭われて命を落とされてしまった皆さんのご冥福を心より祈ります。そして、この災害で大切な人を失ってしまった方、怪我を負われてしまった方の速やかな回復を信じています。

 僕は、今回のような大きな災害直後に、災害に遭われた方へのカウンセリングをした経験はありません。今回、多くの人が初期の段階でカウンセリングのようなトーキング・セラピィを必要とするのではないかと推測します。もちろん、専門家の方が多く派遣されると信じていますが、かりにカウンセリングの経験がないままで被災者の方の心の葛藤を聞く側に立つであろう人もいるかもしれません。

 おそらく日本でも、カウンセリングの基本として、「カウンセラーはnon judgemental」であるべきといわれているかと考えます。
 以下は、あくまで僕個人の意見ですが、ノン・ジャッジメンタルなんてことほぼ不可能です。話を聞く側に立つ人それぞれが違った価値基準を持っているにもかかわらず、ノン・ジャッジメンタルでいることは言うほど簡単なことではないと思います。例えば、被災された人の経験を聞いて、「でも、ほかの人の経験はそうではなかったよ」、というのはすでにジャッジメンタルではないでしょうか。
 被災にあった経験を、目の前で話している人の経験は、その人だけの経験。ほかの人の経験とは同じではないです。違って当然です。でも、その人だけの経験を「ほかの人はそうは言っていなかったよ」というのはある意味、拒絶です。災害直後のカウンセリングに精神分析や議論は無用でしょう。望まれるのは、「自分の体験を聞いてくれる人が、今、目の前にいる」、ということ。
 想像を絶する自然災害を経験し、さらに大切な家族や友人、また大切なものを失った人にとって、「ほかの人の経験はこうだったよ」といわれては、話を聞いてもらう意味はないでしょう。話を聞く側に立つ人は、ご自身の価値基準をどのようにコントロールするか、できるかということを常に意識しておくことが大切ではないかと考えます。

 被災された皆さんへ。明日のことなんて考えられないほどお疲れだと想像します。皆さんが体験されたことは、誰も皆さんが体感した痛みとして感じられないことでしょう。でも、だからといって、皆さんが一人きりでいるということではないはずです。どうか、孤立しないでください。助けが必要なときに助けを求めることは自然なことです。「無縁社会」なんて言葉、忘れましょう。
 ロンドンという、日本から遠くはなれたところからこんなことを書き連ねても役に立たないかもしれません。でも、今日という日、僕は多くのイギリス人の友人たちから電話やメイルをもらいました。すべてが、日本は平気なのか、被災した人々はすぐにサポートを受けることができるのかというものばかりです。いつもは捕鯨のことで議論をふっかけて来るオーストラリア人の友人がすぐさまメイルを送ってきました。

Dear Koji,

My thoughts are with you on this day for you and your country. I hope you and yours are all well.

R


 僕も僕の友人たちも、直接何かをできる状況にはありませんが、皆さんは一人きりではないです。必要なサポートをすぐに受けることは困難な状況かもしれないですが、必ずどこかに皆さんをサポートできる人びとや団体があると信じています。

 日本政府に、そして日本の政治家に望むこと。

 多くの国が申し出ている援助を、「検疫の問題云々」等の言い訳で断るな。援助が必要なのは政治家ではなくて、被災された人びと。被災者のことを忘れて政治ゲイムにうつつを抜かすな!

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Comment

- かんとく

守屋さん
こんにちは。今日一日TBSのUSTREAMを見てましたが、見ているだけでも、長く見ていると相当、鬱になりますね。いわんや被災者の方のご心労は想像を絶します。互助の精神で何とか頑張って欲しいです。
2011.03.12 Sat 21:07 URL [ Edit ]

- 守屋

かんとく さん

 こんばんわ。ちょうど、かんとくさんのポストに書き込もうとしていました。

 今日一日、何度も報道を追うのをやめようと思いました。本当に、僕自身が何もできないことへの苛立ちは相当です。苛立っても何一つかわらないと判っていても。

 僕は、日本にいる皆さんが、この苦境を乗り越えることができると信じています。
2011.03.12 Sat 21:49 URL [ Edit ]

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