LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Japan Tsunami Appeal Concert by 吉田都ほか

2011.03.21
心にぐっと来るチャリティがあったので、短くお知らせします。

 ロンドンでは、ヴァイオリストの葉加瀬太郎さんはじめ日本人による、東日本大震災の被災者へのチャリティ・イヴェントがすでに沢山あります。今日、3月20日、ロイヤル・オペラ・ハウスの地下にあるリンベリィ・スタジオ劇場で元ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサーである吉田都さんがイニシアティヴをとった特別公演がありました。チケット代は一律£20でした。

 前半は、ロンドンにある音楽学校のジュニア部門で学んでいる日本人学生によるヴァイオリンとチェロの独奏(ピアノ伴奏つき)が続きました。彼らのひたむきに演奏している姿を観ていると、もちろん会ったことなどないですが、今回の大災害で命を落としたすべての子供たちの未来、そして中には特に音楽家への道を目指していたかもしれないんだろうなと思って聞いていたら、涙がこぼれそうになりました。

 後半は、ロイヤル・バレエに所属する日本出身のダンサーたちによる古典バレエの場面。まず、蔵健太さんと高田茜さんによる、「ジゼル」の第一幕からペザントのパ・ド・ドゥ。続いて、崔由姫さんと平野亮一さんのカップルで、「白鳥の湖」の第2幕からオデットとジークフリートによるパ・ド・ドゥ。友人の9歳のお嬢さんをして、「あの白鳥を踊った人、誰?白鳥に見えたわ」、と言わしめた崔さん。プリンシパル to beです。

 3組目は、ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサーの、マーラ・ガレアッツィエドワード・ワトソンによる、ウェイン・マックグレガァの「Qualia」のパ・ド・ドゥ。ただひとつのモダンでしたが、雰囲気を損なうどころかとてもいい踊りでした。とりわけ印象に残ったのは、ガレアッツィもワトソンも日本ではそれほどの知名度がないにもかかわらず、このガラに参加してくれたのが観客の一人としてとても嬉しかったです。

 4番目は、小林ひかるさんが牧あさみ振り付けの「ラ・バヤデール」から第2幕のニキヤのソロ。確か、今年の1月に東京で客演していたそうなので、その振り付けと思われます。

 そして、吉田都さん、同じく牧あさみ振り付けの「シンデレラ」から第2幕のパ・ド・ドゥ。プリンスは、ヴァレリィ・フリストフ。今回のようなチャリティ・ガラであれこれいうのは不遜と思いつつも、吉田さんの煌きは別格。どうしてロイヤル・バレエから引退してしまったのだろうと思いながら、瞬きしたくありませんでした。リハーサルでロンドン滞在中に今回の大震災が起きて、帰国のタイミングを測っている間にこのチャリティ・ガラを企画されたようです。その行動力には、拍手を惜しみません。

 すべてのプログラムが終わり、吉田さんが舞台上で挨拶をされました。印象に残ったのは、「日本は必ず回復します」。そして「今日のような支援はこれからもずっと必要です。これからもずっと続けていくつもりです」とのこと。また、まさしくショート・ノティスにもかかわらず、吉田さんの提案を受け入れただけでなく、すぐ行動を起こし、成功に協力してくれたロイヤル・オペラ・ハウスとロイヤル・バレエには最大限の感謝を贈ります。NHKとTBSのカメラが入っていたので、日本の皆さんもごらんになれるかもしれないです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110321/k10014804661000.html

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Comment

- asaco

守屋さん
今回のこのチャリティーコンサートは都さんの行動力とお人柄によってスピーディーに企画されたのだろうと思いますが、守屋さんがおっしゃるように出演してくれたガレアッツィとワトソン、そして場所を提供してくれたROH、一緒に働いてくれたスタッフの方々、感謝の気持ちでいっぱいです。
ニュースで流れたようで、ネットでも見られるようです。
18日の公演は日本のために捧げられ、モニカも舞台でスピーチをしてくださったとのこと。自分が好きなカンパニーがこうして日本のことを思ってくれているのは本当に励まされます。
2011.03.21 Mon 08:06 URL [ Edit ]

from Tokyo - LEE

いつもブログを楽しんで読ませて頂いているだけの読者です。
こういう時だけで、すみませんが、今日書いて下さった記事には心から勇気付けられました。私自身は仕事上以外、プライベートでの被害は大してありませんでしたが、友人の家族を含めて亡くなった方もいます。
そんな時に海外からこんなに応援してくれている人のことを知って本当にありがたいです。
それが大好きな吉田都さんはもちろん、新国立劇場でニキヤを踊って下さった小林ひかるさん、去年の来日公演で演技力に本当に感心させられたガレアッツィやワトソンだと知ってうれしい限りです。
いつか彼らの公演をロンドンに観に行くことで、少しでも気持ちをお返ししたいと思います。
2011.03.21 Mon 13:06 URL [ Edit ]

- 守屋

asaco さん

 ケヴィン・オヘアやフィリップ・モズリィも会場で手伝っていましたし、会場係の人もかなりいて、ロイヤル・オペラ・ハウス側のサポートは本当に嬉しかったです。会場でモニカ・メイソンとほんの少しだけ話すことができたので、「ありがとう」と一言伝えたところ、左手を胸に当てて、「私もこのイヴェントが実現できて嬉しいわ」といっていました。

 ニュースのことを教えてくださって、ありがとうございました。
2011.03.21 Mon 21:01 URL [ Edit ]

- 守屋

LEE さん

 コメント、ありがとうございます。

 想像を絶する自然災害によって、言葉を継げないほど多くの人々が命を落とされたのですから、多くの皆さんがどこかで被災されたかたがたとつながっていても不思議ではないです。

 僕は、最近ロイヤル・バレエからちょっと遠ざかっていますが、遠くにある母国のことを、これだけ思ってくれていることを知ると嬉しいです。日本ではロシアやフランスのバレエ団と比べるとちょっと人気は落ちるのかもしれないけど、世界中で一番大好きなバレエ団です。
2011.03.21 Mon 21:09 URL [ Edit ]

- asaco

守屋さん

私も世界で一番好きなバレエ団です!なので余計にうれしくて・・・

ご存知かもしれませんがTBSのニュースも。
http://www.youtube.com/watch?v=mTcstIAfdtU
2011.03.22 Tue 08:13 URL [ Edit ]

- Naoko S


守屋さん こんにちは。チャリティ・コンサートいらしてたんですね、レポありがとうございます!

都さんはフリストフとシンデレラpddを踊った、と聞いて、てっきりアシュトン版と思っていました。牧阿佐美ヴァージョンだったのですか~見たことがないので興味津津。(ところで都さん、「リハーサルでロンドン滞在中に・・・」ということは、こちらで公演に出演される予定があるのかしら?と色めきたってしまいましたが・・・?)

今回のイベント、このタイミングで実行されたことに感動です&敬意を表したいですね。(英国人バレ友は、オペラハウスがこんなに早く動くなんて異例のことだ!と言ってました。)

私はこの日スピタルフィールズ・マーケットで仲間達と募金活動していましたが、沢山の人たちが足を止めてくれて、献金に協力してくださいました。ごくごく普通の人々の善意をひしひしと感じることができて、嬉しかったです。(明日・水曜もまたスピタルフィールズで赤いバケツをじゃらじゃらさせてます。お近くにお住まい・働いてらっしゃる友人・知人の方がいらしたら是非宣伝してください。お願いしま~す!)
2011.03.22 Tue 12:29 URL [ Edit ]

- asaco

守屋さん、Naokoさん、横から失礼いたします。
都さんとヒストリフは、今月末~四月頭にスタダンでスタダン版シンデレラにゲスト出演されるのでそのリハかと思います(勿論チケット入手済みです。計画停電などで中止か延期になる可能性があるようですが…涙)。+バーミンガムの来日公演にもゲスト出演されるのでそのこともあるかもしれません。
それからチャリティ公演で踊られたシンデレラが牧版というのは間違いではないかと思います。
2011.03.22 Tue 14:51 URL [ Edit ]

- 守屋

asaco さん

 TBSのリンク、ありがとうございます。舞台が終わってからのインタヴューの部分がいいですね。

>シンデレラが牧版というのは
 会場で配られていたプログラムでは振り付けが、「Madame Asami Maki」になっていました。僕は「シンデレラ」はアシュトン版しか知りませんが、アシュトンではなかったです。というのも、アシュトン版で最も好きな振り付けの部分の音楽が流れた場面での吉田さんの踊りは、アシュトンのではなかったので。

 計画停電など、国全体が取り組まなければならないことだとは思いますが、人々の心に喜びをもたらし、前進する勇気を持たせてくれるであろう芸術はできれば上演できるといいですよね。
2011.03.22 Tue 20:56 URL [ Edit ]

- 守屋

Naoko S さん

 募金活動、お疲れ様です。そしてその実行力には頭が下がります。

 オペラ・ハウスがかつてこれほど早く行動を起こしたことはない、と吉田さんも言っていました。

 シティに勤める弁護士の友人に、明日のことを連絡しておきます。参加できませんが、Naokoさんにとっても素晴らしい経験になりますように。
2011.03.22 Tue 21:25 URL [ Edit ]

- asaco

守屋さん
度々、また言葉足らずだったようです、すみません。
都さんとヒストリフがリハしていたのはスタダン公演の鈴木稔氏振付のはずですので、チャリティ公演も同様ではないかなと思ったのでした。
私もアシュトンのシンデレラが大好きです。

先週末から新国立劇場で上演されるはずであったミックスですが、中止になりました。五月のバーミンガム、七月のABTが来日しますがどうなるか…。
今朝も二回ほど強めの地震があり常に緊張している日々ですので、美しい・楽しい舞台で一時でもほぐしたいな…と思ったりもします。
2011.03.22 Tue 23:11 URL [ Edit ]

- 守屋

asaco さん

 計画停電などがあって、舞台公演も影響を受けてしまうのでしょうね。何もかも自粛というのではなく、無理なく実行できる舞台は上演してもいいのではないかと思います。

 ABTは2月にサドラーズで公演していました。僕は観にいきませんでしたが、良くも悪くもラトマンスキィに注目が集まっていたようです。

http://www.guardian.co.uk/stage/2011/feb/02/american-ballet-theatre-review

 実際の演目では、チューダーの「ライラック・ガーデン」への評価が非常に高かったです。
2011.03.23 Wed 19:57 URL [ Edit ]

- Naoko S

守屋さん こんにちは

昨夜のEvening Standardで知ったのですが、こんなイベント↓が明日・日曜Islingtonで予定されています。

"Song Cycle for Japan"

OperaUpClose

Concert - 27 Mar 2011 - 15:00
at St Mary's Church

https://kingsheadtheatre.ticketsolve.com/shows/126514040/events

大震災支援のコンサートが各地で行われていますが、これは異色。Stephen Crowという作曲家がこのコンサートのために7日間でソングサイクルを書き上げたとのこと!守屋さんに是非ともお知らせしたくて・・・取り急ぎ。
2011.03.26 Sat 14:11 URL [ Edit ]

- 守屋

Naoko S さん

 おはようございます。夏時間の初日にしては、寒いですね。

 興味深い情報、ありがとうございます。とても行きたいのですが、どうしても都合がつかなくていけそうもないです。残念。
 このようなサポートが長く続いて欲しいです。

 知人から聞いたのですが、今晩、マリルボーンにある教会で、今回の震災で亡くなられたかたがたのためのミサがあるらしいので、時間の都合がつけば参加しようかと思っています。
2011.03.27 Sun 08:25 URL [ Edit ]

- Naoko S

守屋さん、コンサート行ってきました。静謐で淡々とした、なかなか美しい音楽でしたよ。パフォーマーの皆さんもよかったです。惜しむらくは、観客が少なすぎたこと・・・宣伝全然してなかったのかなぁ 勿体無かったです。これ、どこかで是非再演されるべきだと思いました・・・もっと多くの人に聴いていただきたいし、私自身ももう一度聴きたいです。
2011.03.27 Sun 23:06 URL [ Edit ]

- 守屋

Naoko S さん

 こんばんわ。語弊があるのは承知の上で、今回のような公演を多くの人に知らせるためには、誰か一人でも著名な方、フィランソロピストや音楽家の名前が威力を発揮するのかもしれないですね。菜園の情報jを得られたら、ご迷惑でなければ、またぜひ教えてください。
2011.03.28 Mon 18:59 URL [ Edit ]

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