LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Anglo-EU Translation Guide:イギリス人の表と裏

2011.05.19
アメリカ人の友人が、今朝、送ってきたもの。朝から大笑い。

Diapositiva11.jpg

 貼り付けただけでは芸がないので、僕個人の感想をいくつか。

That's not bad
 友人といっていいのかどうか。どんなに素晴らしい天気、雲ひとつない青空が広がり爽快な空気に満ちていても、「not too bad」という知人がいる。あるとき、あまりにも嫌になってしまったので、「Can you not say something positive? Can't you simply say, "Good!"?といったら、とても気まずそうに"I feel good"。

By the way
 先日のDr Dorothy Roweのレクチャア(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1373.html)で、彼女が言ったこと。

 「一通り診察が終わり、患者が席を立ち扉に手をかけたところで徐に振り返り"By the way"と切り出したところから本当の診察が始まる」。

I'm sure it's my fault
チャートにあるように、もちろん自分の失敗とは思っていない。さらにもう一つ意味がある。それは、例えば誰かに何事かを頼み事が上手くいかなかったときに、「It was my fault that I expected you to do it」。つまり、「君ができると信じたのが僕の失敗だよ」ということ。

 最後の二つなんて、腹のそこから大笑い。でも、一つ気づく。イギリス人の「本音」と「建前」、なんとも日本の状況にそっくりだと思う。

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Comment

- ハマちゃん

朝からありがとうデス!!私も大笑いでした!

主人が写真が趣味で、一番気に入った作品を額に入れて飾っているのですが、
それを見たオランダ人の来客が
Quite Goodと言った事に、主人は腹を立てていて

私は何でそこで怒るのか良く分からなかったんですが
英国人と、非英国人でその辺のニュアンス、随分違うんですね!

でも全体的には私も守屋さんと同じように感じました、日本の状況とそっくり。
だから私はあんまり違和感は感じず、この表の真ん中の意味に捉える事がだいたい多いかな…?
アメリカ人はまた違うんでしょうね。

前に友人が送って来た似たような「変換表」の
「女性が婉曲的に男性に向かって言う言葉バージョン」で

You are manlyだったかしら、
「ちょっと、あなた汗臭いから何とかして…!」って意味だというのがありました。(笑)
2011.05.20 Fri 07:05 URL [ Edit ]

- かんとく

守屋さん
最近、ようやく慣れましたけど、かえって用心深くなっちゃって、良いんだか悪いんだか。日本人と似ていると言えば似ているけど、イギリスの方がさらにシニカルなような気がします。でも、この共通性って、島国であることが関係しているんでしょか?
2011.05.20 Fri 23:35 URL [ Edit ]

他の英語国民はどうですか - Yoshi

こんにちは。これを見ていて、他の英語国民はどうだろうと思いました。アメリカ人やカナダ人も、かなり同様な解釈の場合もあるかも?一方、英語が不自由な外国人だと、文字通り取るしかない(細かいニュアンスを感じる理解力がないので)時も多いでしょう。

日本人もそうですが、遠回しの言い方をしがちな国民というのは、つまり直接対決を避け、穏やかに言うということでもあり、「私は不賛成だ!」とか、「あなたは間違っている!」と直ぐに自分の意見をまともに押しつける人より、楽かも知れません。喧嘩しても逃げ場の少ない島国(村社会)の生きる知恵かも知れません。それに外国人の私としては、皮肉な言われ方をして分からない場合、「分からなかった」で済みますし(^_^)。Yoshi
2011.05.21 Sat 10:56 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃんさん、かんとくさん、Yoshiさん

 おはようございます。コメントありがとうございます。普段は戴いたコメントそれぞれへの返信にしていますが、皆さんのコメントを読んで考えたことをいくつか。

 日本語と英語のほかに文法を知っているのはドイツ語です。ご存知の方は多いと思いますが、英語の「You」にあたる人称代名詞は二つ、「Sie」と「Du」があり、前者は簡単に言ってしまえば「公式」な関係、後者は「友人」の関係になると使われると学びました。
 フランス語にもあると聞いていたので、友人に訊いてみたところ、「Toi」と「Tu」で使い分けるそうです。友人曰く、ロマンシュ語系のいくつかの言語ではこの違いまだあるはずとのこと。
 で、英語。この人称代名詞や動詞の語尾変化によってthe degree of relationshipをあらわせない。目で見える形、耳で聞こえる形ではその差をすぐには理解できない。だから、英語という一見共通の言語でありながら、ニュアンスのこめ方、ニュアンスがどう隠されるかに違いが出てくるのではないかなと。

 で、この流れで日本語についても考えました。日本語でthe degree of relationshipをあらわせるのは、尊敬語、謙譲語そして丁寧語ではないか。これはこれで隠されている意味を読み取らなければならないこともあるかもしれないですが、これらを使い分けることによってコミュニケイションのレヴェルを測れるのではないかなと。

 現在、大家のgodsonがハワイから滞在中。あらゆる意味で僕の理解の外にいる21歳の若者に、イギリス英語をどう感じるか尋ねてみました。曰く、「イギリス人に道を尋ねても、まったく要領を得ないよ」とか、「イギリス英語って、ぜんぜん明瞭じゃないから聞き取るのが大変」等々、アメリカ英語がすでに外国語になっている僕には「君の英語が酷いからじゃないの」とのどまで出掛かりました。
2011.05.22 Sun 09:25 URL [ Edit ]

二人称の使い分け - Yoshi

守屋様、

そちらのお返事に書かれたことにちょっと捕捉しますと、中世末期から近代初期の英語では現在の独語、仏語同様、相手が一人でも、丁寧に話す時は複数(you)、目下や親しい人には単数のまま(thou)でと使い分けました。その後、複数のyouが言語上、単数のthouの領域までも占領してしまい、本当の単数だった言葉は廃れてしまった、というわけです。Yoshi
2011.05.22 Sun 15:15 URL [ Edit ]

- 守屋

Yoshi さん

 捕捉の説明、ありがとうございます。「You」がかつて複数だったというのはかすかに覚えていましたし、現在でも、一般不特定複数をYouであらわしますが、「thou」が単数を表すというのはすっかり忘れていました。
 僕は自分が使い慣れている言葉が変わっていくことにはかなり抵抗があるのですが、言葉は変化していくものだということを感じました。
2011.05.22 Sun 17:28 URL [ Edit ]

- レイネ

二人称代名詞の使い分けというのは、英語以外の西ヨーロッパ言語にはほとんど見られるものだと思ってました(蘭・独・仏・伊・西には2種類の二人称代名詞がある)が、スカンジナビア語では現在は一つだけというふうに変わってきていることを知りました。
(フランス語ではtu とvousの違いですね。 toiはtuの目的格なので両者は同等。揚げ足取りではないです)

学生時代に、(心理)言語学上、日本語は上下関係にのっとった複雑な丁寧語の使い分けがあるので、たしかhigh profileの区分に入ると習ったように思います。それを教えてくれた教師は生粋のイギリス人(ロンドン生まれ育ち)で、英語との比較で言ったと思うので、彼の認識としては英語はある意味low prorileなのかな、と。上記の表を見るとかなりhigh
prorileだと思うのですが。
2011.05.23 Mon 04:53 URL [ Edit ]

You and thou - Yoshi

守屋様、

代名詞の話題をひきずりますが、Youを丁寧な文脈で単数に適用することが広まったのは仏語でのVousの用法の影響かと思いますが、英仏において同様に言えるのは、貴族社会が騎士道などによりアイデンティティーを確立し、それに連れて独特の敬語や雅な言葉使い、礼儀、儀式を発達させたことが大きいと思われます。そういうyouの使い方が平板化され、この代名詞が持っていた丁寧さが失われた時代(17世紀)は、イギリスで市民革命が起き、階級区分に大きな変化が起きた時代ですので、そうした社会の変化と連動しているのかも知れません。

昨今、若い女性が自分の事を「俺」と言ったり、男性と違いのない(ジェンダー・フリーというのかな)言葉使いを格好良いとか、より自由と見なしたりする傾向があると思いますが、ちょっと関連した現象で、興味深いです。
2011.05.23 Mon 10:02 URL [ Edit ]

- 守屋

レイネ さん

 フランス語の勘違い、ご指摘ありがとうございます。それにしても、以前戴いたコメントでも感じたことですが、大陸に住むということは日常的に「多言語」環境にあるようですね。ぶつくさいいながらも、英語環境でぬくぬくしている今の僕には、簡単には想像できない環境と思います。

 僕は、日本語とはまったく別の次元で英語はHigh Profileだと思います。直接・間接の表現が入り混じっていると、僕は単なる日常会話でも感じます。
2011.05.23 Mon 20:20 URL [ Edit ]

- 守屋

Yoshi さん

 コミュニケイションに深くかかわっている割に、言葉の変遷とそれがどのような要因によって引き起こされたのかということについては全く知識を持ち合わせていないので、戴いたコメント、とても興味深いです。アイデンティティが言葉を作り上げるのか、またはその逆もありえるのかを考えるのは楽しいです。
2011.05.23 Mon 20:24 URL [ Edit ]

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