LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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非暴力で進む変革:チリの学生運動

2011.08.25
体調不良で時間ができたのを利用して、最近では読みきれないままの日刊紙をじっくりと読める機会を持てた。なんと幸運なこと。で、ガーディアン紙をじっくりと読んでいて国際面で大きく紹介されていたのが、チリの学生ユニオンの女性リーダー、Camila Vallejosによって主導される非暴力の学生運動が国を変えつつあるという話題。

Chile's Commander Camila, the student who can shut down a city
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/24/chile-student-leader-camila-vallejo

 連日報道される、シリアとリビヤでの殺し合いのニュースに感覚が麻痺してきていると感じる現在、カミラさんが牽引する「非暴力」を掲げて進められ、記事から推測するに多くの人から支持を得ている教育改革を求める運動には、胸のつかえが取れるように感じる。
 メディアを責めるのは簡単だけど、それでも、メディアによる大量報道によって「改革には暴力と流血が伴うのは必然」という空気が、今のイギリス社会に蔓延しているように感じられてならない。


"There are huge levels of discontent," said Vallejo in a recent interview. "It is always the youth that make the first move … we don't have family commitments, this allows us to be freer. We took the first step, but we are no longer alone, the older generations are now joining this fight."

"We don't want violence, our fight is not versus the police or to destroy commercial shops … our fight is to recover the right to education, on that we have been emphatic and clear," said Vallejo as she stood outside the presidential palace.


 チリは日本から、そしてイギリスからも遠い国。でも、日本にとっては、地震と津波の経験と知識を共有できる太平洋をはさんだ隣国。その隣国で起きている、国の一つの政策を変えるほどのプロテストが学生、そして世代を超えて多くの人によって進んでいることを日本にいるひとは知っておいても良いのではないかと考える。
 党の新しい代表を決めるのに、いまだに小沢一郎の表情を伺わないと何もできない政治家を駆逐できるのは国民だけ。国の将来を決めるのは政治家ではないです。国民です。今回のチリでの動きは、国民が確かな声を挙げれば、国が動くことを多くの人に思い出させるのではと思う。

 もう一つ。日本でも報道されたフランス発のニュース。

France's rich keen to pay more tax as PM Fillon announces 'rigour package'
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/24/wealthiest-french-citizens-ask-to-pay-more-tax

 イギリスでは、このような動き、出てこないように思えてならない。

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Comment

- ハマちゃん

体調如何ですか。
この機会に、うんとゆっくりして下さい。

今の日本は長期的な視点を持って考え、行動する土壌が失われて来ている、
何か問題が起こっても、半年もしないうちに忘れ去られる

そういう感覚が、まず問題だと思います。
そういう感覚でいる間は、絶対にチリのような運動は出来ないから。

最後に出ているフランス発のニュースは、
先日私も読んで、「素晴らしい!」と思いました。
2011.08.26 Fri 13:03 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

 のんびりしています。ありがとうございます。どうして夏の最後の連休くらい、イギリスの天気は微笑んでくれないんでしょうか?

 >今の日本は長期的な視点を持って考え、行動する土壌が失われて来ている
 しゃれではなくて、「土」から離れてしまったからかもしれないですね。畑、森林、そして海から食料を得ていた時代、長期的な視点をもてなかったら、食べ物がなくなってしまっただろうし。

 メガ・リッチがもっと税金を払う意思を表明したニュースについて、ガーディアンで面白いコラムが二つ出たのであとで紹介します。
2011.08.27 Sat 17:34 URL [ Edit ]

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