LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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コリオレイナスby地点@グローブ劇場

2012.05.24
ロンドン2012フェスティヴァル(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1636.html)の一環であるワールド・シェイクスピア・フェスティヴァル2012は、4月21日から6月9日までテムズ河畔にあるグローブ劇場を中心に上演が続いている。

http://www.worldshakespearefestival.org.uk/

 グローブ劇場での上演に日本から参加しているのは、京都に拠点を置く「地点」という団体。

http://chiten.org/index.php

 彼らがロンドンに来るのは知っていたけど、英語であろうと日本語であろうと、演劇が舞台に生み出す大仰さが駄目で行くつもりは無かった。が、行けなくなってしまったイギリス人の友人(演劇ファン)からチケットを譲り受けたので22日に観てきた。シェイクスピアの台本はとても面白い内容でそちらは思いのほか楽しんだのだが、熱演する俳優の皆さんの普通だったらあり得ないような大げさで、不自然な台詞回しには引いてしまった。

 ずっと以前に同じことを書いたが、シェイクスピアとのつながりは積極的に持たないようにしていた。演劇だから。ということで、今回の「コリオレイナス」の物語も全く知らなかったのだが、21世紀になっても世界のどこでも同じことが延々と続いている政治と民衆のおろかな関係を鋭くえぐっていて非常に面白かった。あるのかどうか知らないが、ぜひ、オペラのフォーマットで観てみたい。

 「そんな日本語の話し方、いつの時代の、日本のどこで、どんな人がしゃべっているの?」と問い正しいたいと拳を握ること数知れず。もしかしたらそれが正しい系統の日本語だと言うなら、僕の耳は日本語を聞くことを拒否するだろう、それほど不自然で耳障りなセリフ回し。演出の意図はあるのだろうけど、僕にはどうしてあのように言葉を繰り出さなければならないのか、さっぱり理解できなかった。また、穿った見方だけど、一人の俳優が延々と台詞を言い続けるのは、記憶力を見せびらかしているだけなのかと。言い換えれば、僕は演劇には向いていないということ。

 To be fair to the actors, 終演後は観客からは惜しみない拍手がなんどもなんども贈られた。熱演だったことは確かだ。また、舞台後方でずっと音楽を奏で続けた音楽家の演奏はとても楽しかった。

 閑話休題。「コリオレイナス」の前半、始まって30分くらいした頃、突然一機のヘリコプターが劇場の上空に現れ、10分くらいホヴァリングした。その轟音は俳優の皆さんの声をかき消すほどの大きさ。オープン・エアの劇場の上空にとどまるなんて無粋にもほどがあると、また俳優の皆さんはやりづらいだろうと思っていた。
 翌日、5月23日のイヴニング・スタンダードを読んでどうしてあのヘリコプターが突然現れ、上空にとどまり続けたかの理由が判った。

Author Will Self flees with his children after roof of £1million Georgian Stockwell townhouse collapses

http://www.thisislondon.co.uk/news/london/author-will-self-flees-with-his-children-after-roof-of-1million-georgian-stockwell-townhouse-collapses-7781222.html

 グローブ劇場からそれほど遠くないところにあるストックウェルという地域でヴィクトリアンのタウンハウスの屋根が突然崩れ落ちたとのこと。その崩落事故に誰かが巻き込まれ、その場合まだ生存者がいるかどうかを上空から調べていたらしい。

Police, ambulances and fire crews were at the scene in minutes and a helicopter with a heat-seeking device hovered overhead to ensure nobody was trapped but no one was hurt.

 地点の俳優の皆さんにとっても降って湧いた災難だったろうけど、家に戻ることができなくなっている皆さんも散々な気持ちだろう。報道によると、今回の事故は保険がカヴァーしていない類のものらしい。地震が無くても家が崩れる国、それがイギリス。

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