LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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人とは違って当然と理解することは素晴らしい

2012.09.02
今日、9月2日のサンディ・テレグラフは自分とは政治的立ち位置が違う新聞を読む意味はあると改めて感じる記事が二つありました。一つは、インドで生まれ、人生の大半をイギリスで暮らして来た70歳になるイギリス白人男性が国外退去を迫られているというもの。二つ目は、アメリカ発ですが、耳が大きいとか鼻の形等の身体的理由でいじめに合う10代の子供たちが、いじめられなくなるように形成手術を受けているという報道。

American teenagers resort to plastic surgery to beat bullies
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/northamerica/usa/9514215/American-teenagers-resort-to-plastic-surgery-to-beat-bullies.html

When Nadia Isle returns to school she won’t just be toting a new bag, or uniform. The high school pupil is preparing to return to classes with a new-look nose, chin and ears after undergoing plastic surgery, aged 14.

The teenager from Georgia, who has been haunted by taunts of “Dumbo” and “Elephant Ears” since the age of six, had the surgical treatment in an attempt to curtail the abuse and end her misery.

“I feel beautiful, I feel better about myself,” she declared, before returning to face her classroom tormentors. “It’s going to be nervous at first, but I think I can pull it through and that they’ll realise what they’ve done and that they’ll stop.”

Nadia’s story, revealed on CNN, sparked a debate over whether a surgeon’s scalpel is an effective or ethical weapon against bullying.

 14歳になるナディアは、その耳のかたちから「ダンボ」とか「象の耳」と6歳の頃から言われ続けていた。そのような(言葉による)いじめを終わらせるために、ナディアは耳、端、そしてあごの整形手術を受けた。「私は、自分のことをもっと良く感じる。私を見て、彼らが私に何をして来たのかを理解するだろうし、彼らは(いじめを)やめるでしょう」。

 記事を読めば判る通り、これはティーンエイジャーに美容整形を奨励する事象ではないです。人とはちょっと違う形の鼻や耳を持って生まれた所為で、いわれのないいじめにあう子供たちのことを考えてのことです。インタヴューに答えている医療従事者は、整形手術がいじめを克服する、終わらせるための唯一、最良の解決策では「ない」といことを強調しています。

 現在、日本でも、そして世界の多くでいじめが大きな課題になっています。今回のアメリカ発のニュースから考えるのは、いじめはいつの時代にもあったこと、あることでしょう。でもその理由として「体のある部分のかたちがマジョリティと違っているから」という理由は、なくせないものなのだろうか、という疑問。
 人種が違えば、肌の色、骨格の大きさが違うのは当然だろうし、同じ国籍でも、生まれた地域や家系の背景によって、一人一人が違うのは当然のこと。それをなぜ、今になっても克服できないのか。子供たちにそして大人たちに教えられないのか。

 9月1日、日本から報道された「出生前診断」に少なからずかかわることだと思いますが、生まれる前に不備があって間引き、やっと生まれても、何が起きるのかは判らない。

 現在、パラリンピックが大きな注目を集めているイギリス。人は違って当たり前。その違いを受け入れることは強制できないことかもしれない。でも、違いを受け入れることができないのであれば、手を出すな、口を出すな。
 いじめを回避するための整形手術、そして出生前診断双方から感じるのは、表面だけを繕うだけで、本当に取り組まなければならない課題の根幹部分を倉庫の奥にしまい込んでおくだけ、そんな印象があります。

 ひと月前に、ラベリングについての簡単な考察を書きました。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1725.html

 マーケティング目的で無理矢理張り付ける、張り付けられたラベルで人を判断するのをやめてみませんか、と。ガーディアンのファミリィ・セクションにパム・セント・クレアという俳優の方のインヴューが掲載されました。複雑な家庭環境で育ったそうです。インタヴューの中で、育つ家庭で人と違っていてもそれがその人の一生を縛るものではないと。

The former EastEnders actor talks about her family
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2012/sep/01/pam-st-clement-family-values

I get annoyed when people say, "Oh well, they had a bad upbringing," or "They had a bad background and that's why they behave like that." What happened to you in the past does not have to be the eternal stamp on your personality.

 過去、あなたに起きたことが、あなたの人格に生涯つきまとうものではない。

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