LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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日本は「グローバル企業」を生み出す傲慢さを持ち合わせている?!

2013.01.03
昨年末、日常生活で息ができなくなる直前に読んだ内田樹さんのグローバル企業に関する考察のポスト。

国民国家とグローバル資本主義について
http://blog.tatsuru.com/2012/12/19_1126.php

 ウェストファリア条約については、正直、初めて知ったことでかなり驚いた。それをふまえて、打ち出さんが書かれているグローバル企業についての考察は、昨年後半、イギリスで大きな政治、社会、そして経済問題となったアメリカのグローバル企業群による税金未納問題を深く考えるきっかけになった。

 日本の主要新聞では報道されていないように思うが、Google、スタバそしてAmazonが、「グローバル企業」という名の下、イギリス国内であげた利益への法人課税を逃れていたことが大きく報道された。ギリシャやスペインほどではないにしても、予算削減、特に福祉や教育、文化予算の予想を遥かに超える凄まじい削減で広範囲で不満がくすぶっているイギリス国内で、「アメリカ企業だから」、「グローバル企業だから」と法人税を逃れていたこれらの企業への風当たりは強かった。

UK Uncut protesters shut down Starbucks shops
http://www.guardian.co.uk/business/2012/dec/09/starbucks-stores-uk-uncut-protest

 そんな中で一番叩かれたのがスタバだけというのは、それは公平でないのではと感じつつ(アマゾンとグーグルが無くなったら困るけど、スタバだったら店舗も多いから叩きやすいかなという心理だと思う)、このような行動を即座に移せる市民の実行力は素晴らしい。誰かが命を落とした訳でもないし。ちなみに、記事に掲載されている写真の右の女性は、ガーディアンのコラムニストのポリィ・トインビィ女史。日本の報道関係者で、コマーシャル企業への抗議行動に参加できる人はいるのだろうか?

 グローバル企業に翻弄されるだけでなく、同時に、日本はグローバル企業を世界の他の国に送り込んで翻弄する立場になれる覚悟はあるのだろうか。

 僕の中で、being honestはとても重要な生き方。でも、それだけではキャピタリズムを飲み込んで生きていける訳ではない。内田さんの考察のように、僕も日本はグローバル企業群に翻弄されるのではないかとの懸念を捨てきれない。だから、日本にはキャピタリズムにとらわれない新しい社会の流れを生み出してほしいのだけど。

 キャピタリズムとはちょっと違うけが、イギリス企業の姑息なやり方に反発するコミュニティの記事が興味深い。

Customers criticise 'indie' image of the coffee shops part-owned by Tesco
http://www.guardian.co.uk/business/2013/jan/02/harris-hoole-coffee-ownership-tesco

 Boots同様、日本での業務展開は失敗に終わったとはいえ、スーパーマーケットのTESCOはイギリス国内では大企業であることに代わりはない。そのアグレシッヴな出店に、最近では、地方の小都市やロンドン内でも昔ながらのコミュニティの結束を維持するエリアでは出店反対の抗議が後を絶たないのは、それはそれで大企業の証かもしれない。

 そのような抗議行動の矛先をそらすために、「独立系」を装ったように思わせるHarris + Hooleというデリ、兼カフェを相次いでロンドンやイングランド南部で出店している。独立系のカフェなら、コミュニティのために応援しようと思って来店した顧客がテスコの別形態と知って落胆、反発を強めているという記事。

 このようなコミュニティ回帰を思わせる動きが大きなうねりとなるかは判らない。しかしながら、グローバル化とキャピタリズムに背を向ける意志が強くでてくることもあるかもしれない、と思う2013年の始まり。

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