LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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The Wind in the Willows 再び、三たび

2013.01.08
初日を観てやっぱり楽しくて、既に購入してあった最終日の他に大晦日にも観に行ったウィリアム・タケットによる、「The Wind in the Willows」。

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 この舞台を観たがっていたイギリス人の友人と一緒に観に行った最終日は、インターヴァルに行われるスポーツ・カーで暴走するトードを追いかける幕間劇に出演者全員が参加して、いっそう楽しいものになった。

 初日には急遽舞台に立ち、大晦日、そして最終日と劇場内で観劇していたタケット氏の姿があったので、もしかしたらほぼ全公演を観ていたのかもしれない。1月5日のよるの公演は今回の再演の最後ということで、彼も多くの知人に囲まれていて忙しそうだったけど、タイミングを計って少し質問ができた。

 「この舞台、日本にいる友人たちが観たがっているんですが、そんな話ありますか?」

 「一応、話はあるんだけどね。どうなるかな」

 「『兵士の物語』(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-302.html)の2年前の日本公演は成功したのだから、是非、実現させてください』

 「ありがとう。Keep finger crossed」

 「それと、『The Thief of Baghdad』(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-969.html)の再演、希望します。特に、マシュー・ハートさんは必ず」

 「(嬉しそうに)あれ、観たことがあるんだね。今日、マシューが来たんだよ」

 「えっ?、彼が踊ったんですか?」

 「いや、昼の公演を観に来てくれたんだ」

 初演のキャストで観たいという希望は捨てきれないですが、今回(確か3度目のリヴァイヴァル公演)はこれまでで最も充実しているとのレヴューがありました。実際の舞台を観ていても、ほとんど無駄な部分がなく、しかも観ている側の想像力を刺激してくれる上質の舞台だったと思います。

 一緒に行った友人から、「素晴らしい舞台だと思う。でも、日本人の君がどうしてそんなにこの舞台が好きなんだい?」、と訊かれたので。

 答えは、「ロンドンに来る前に思い描いていた、今のロンドンではあり得ない理想のイギリスだから」。人種偏見と思われても仕方ないですが、ロンドンに来る前の僕にとってイギリスは日本のように単一文化の国だと思っていました。
 実際に生活を始めてみると、多文化、多民族が入り交じる社会で否応もなく想像していなかった、期待していなかった、希望していなかった軋轢に直面する。
 それが嫌であれば、もうロンドンでは暮らしていなかったであろうし、結局そのような生活を楽しんでいます。でもたまに、一息つきたい、日本で暮らしていた頃に勝手に思い描いていた自分にとって理想に近いイギリスの文化に浸りたい。そのような希望を満たしてくれる舞台です。

 日本公演、実現してほしいものです。全く鮮明ではないですが、最終日のカーテン・コール。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/8361038364/in/photostream

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Comment

- ハマちゃん

本当にこの舞台がお好きなんですね。
その思い入れに、私も気になってきてしまって今調べてみたのですが、
日本では「たのしい川べ」として翻訳されている、児童文学…なのでしょうか?
(The Wind in the Willowのことを全く知らないもので。)
楽しそう。TV放映してくれたら、子供達も楽しめそうです。

ロンドンは特別、多文化社会ですから、その中での軋轢は相当のものだろうと思います。
私の地域(及びスコットランド全体)は、マジョリティがハッキリしているから、
移民はそのマジョリティにAssimilateしようとする傾向が、ロンドンより強いような気がしますが
(実際はどうなのか分かりませんけど、少なくとも私はそういう意識。)

ロンドンくらい、元々の住民がマイノリティみたいになってしまって(笑)る都市だと、常に流動的な日常…になるのかなあ、と、想像しています。

でも、生粋のロンドンっ子(主人の名付け親、コックニーです)にとっては、それが「ロンドン」なので、逆にイギリスの田舎の白人しかいないような場所に行くと、もの凄く違和感があって居心地が悪いんだそうです。
面白いですよね。
2013.01.12 Sat 11:41 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

>ロンドンは特別、多文化社会ですから、その中での軋轢は相当のものだろうと思います
 グッド・タイミングです。今朝も、階下に引越して来たばかりのアラブ系の住民が、根拠が全くない言いがかりをつけて来て、朝からうんざりです。

>TV放映してくれたら
 リンベリィで上演された作品がテレビで流れた、もしくは映像作品として商品になったという話を聞きません。が、多くの舞台の水準がとても高いので、少なくともイギリス国内でテレビで放映されると良いのにと思います。
2013.01.12 Sat 12:41 URL [ Edit ]

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