LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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ロンドン南東部での凶悪犯罪から考えること

2013.05.23
日本時間5月23日、日本でも大きく報道された、ロンドン南東部、ウリッチで起きた殺人事件。

ロンドンの被害者は英兵と判明 容疑者はナイジェリア系か
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013052301002127.html

 読んでくださった方も居ると思うが、3週間前に、事件が起きたウリッチに短時間居た。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1928.html

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/8711182102/in/set-72157633409842765

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157633409842765/

 朝、外出する間際に気づいたこの事件。イギリスのメディアのほとんどは、血まみれの手に肉切り包丁を握ってカメラに向かう犯人の男の写真ばかりでした。

 日中、記事を読んで事件の猟奇性、常軌を逸した状況には不快感しか感じませんが、写真には驚かない自分を感じていました。なぜなら、血まみれの手を隠そうともしない犯人から感じる暴力性に満ちた写真が、毎日、シリアの戦場からイギリスの新聞紙上に届くので。

 写真、映像、間断なくアップされるニュースを読みながら、次第に興奮が冷めて来る中で幾つか考えたこと。まず、イスラム教徒らしい二人の犯人。彼らについてのこの初期情報だけでまず、イスラム教徒への反感、そして黒人への憎悪がまたロンドン、そしてイギリス全土で高まるのではないか。

 もう一つ、不思議に思い始めたのは、この事件の対応の中から感じる齟齬。新聞報道によると、武装警察隊が現場に到着するまでに20分かかったそう。到着してから「テロではないか」という判断がくだされたのかもしれないが、兵舎があるウリッチでの凶悪犯罪への対応としては遅かったのではないか。

 更に、ガーディアンのどこの記事で読んだのか思い出せないですが、人が一人殺されたことへの憤りは当然として、どうしてこの事件だけに国家レヴェルのテロ対応会議が即座に設けられたのか。

http://www.guardian.co.uk/uk/woolwich-attack

 共同通信社の記事に書かれている「イスラム教徒」らしい犯人は「ナイジェリア人」という二つの要素をリンクできない人が居るかもしれない。日本でどのように、どの程度まで報道されているのか知らないが、石油等の天然資源により見た目の経済が活況を示しているナイジェリアは、現在、国内に大きな危機を抱えている。国の北部での、イスラム過激派グループによる破壊、殺傷行動が激増している。

http://www.guardian.co.uk/world/2013/may/09/nigeria-war-boko-haram-new-ground-zero

 ロンドン南東部、およびロンドンに戻すと。2012年夏のロンドン・オリンピックとバラリンピックで注目集めたロンドン東部。僕個人として新しいロンドンを発見できるので紹介してきた。
 今回の様な事件がウリッチだけで起きる訳ではない。ロンドン、イギリス、そして世界のどこでも起きてしまうことだろう。ただ、そうはいってもロンドン南東部は日本人にはなじみが薄いだろうし、情報も少ない。事件後、たくさん警察官が居るだろうから安全かもしれないが、しばらくは行かない方が良いかもしれない。どうしても行かなければならない時は、一人で行くのは賢明とは思えない。

 ロンドンの日常。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/8768322901/

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