LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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マイヤーリンク:リアン・ベンジャミン、最後の舞台

2013.06.16
太陽は今どこの空に。ロンドンは、太陽系の地球という星に本当にあるのでしょうか?

 6月15日は、ロイヤル・バレエの今シーズン、本拠地での最後の舞台。そして、20年以上もプリンシパルとして踊ってきたリアン・ベンジャミンのコヴェント・ガーデンでの最後の舞台(彼女は7月10日、東京でのロイヤル・ガラに出演予定になっています)でした。

Farewell to The Royal Ballet's Leanne Benjamin
http://www.roh.org.uk/news/farewell-to-the-royal-ballets-leanne-benjamin

 まず、「マイヤーリンク」、全く好きではありません。昨晩、久しぶりに観て、2幕と3幕の幾つかのぱ・ド・ドゥはけっこう良いなと思うこともあったのですが、全体を考えるとタブローを無理矢理つなげた様な唐突さが漂っているようで、散漫な印象を拭いきれません。作品については以上です。

 今回の「マイヤーリンク」では引退やカンパニィからの退団が続きました。

Alina Cojocaru and Johan Kobborg to leave The Royal Ballet at the end of 2012/13 season
http://www.roh.org.uk/news/alina-cojocaru-and-johan-kobborg-to-leave-the-royal-ballet-at-the-end-of-201213-season

コジョカルとコボーの最後の舞台を観たブログ仲間のポスト。
http://fotolondon.exblog.jp/20330723/

Farewell to The Royal Ballet's Mara Galeazzi
http://www.roh.org.uk/news/farewell-to-the-royal-ballets-mara-galeazzi

 このようなことがあって、リターン獲得がいつも以上に困難だったチケットですが、コジョカルやガレアッツィよりもずっとベンジャミンのコヴェント・ガーデンでの最後の舞台はどうしても観たかったのでリターンが取れて本当に幸運でした。

 正直に書くと、ロンドンに来て、ロイヤル・バレエを観始めてすぐにベンジャミンに好感を持った訳ではないです。確か2000年の2月だったはず。ある週末、吉田都さん主演の「コッペリア」がテレビで生放送されると知って、友人宅で期待して待っていました。ところが吉田さんが怪我で降板、急遽、ベンジャミンが代役に。

 その頃は、どうしても見た目の華やかな技術に目がいきがちで、特に回転軸の安定しないベンジャミンに吉田さんが出ない反動もあって、公平な見方ができなかったのかもしれません。

 そのような偏見が溶けたのは、たった一度だけベンジャミンの古典全幕バレエの主役の舞台を観た「ジゼル」でした。その時はベンジャミンが観たかったのではなく、プリンシパルになったばかりのエドワード・ワトソンを観たかったからでした。ペイス配分を見誤ったのか、最後の場面で息切れしてしまったように見えたワトソンをさりげなくサポートし、さらに舞台を破綻なく最後まで持っていったベンジャミンの存在に感銘を受けました。また、お子さんを産んでから、表現力にさらに深みが増したように感じる舞台が増えて、そのあとはかなり彼女の舞台を観てきました。

アナスタシア

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-287.html

レクイエム
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-341.html

Different Drummer
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-733.html

 特に「Different Drummer」での最後のPDDでベンジャミンが見せた驚異的なボディ・コントロールには唖然としました。あの時に感じた衝撃は今でも記憶に残っています。

 あとで添付するリンクにありますが、7月13日に49歳になるベンジャミン。昨晩の舞台では、最初に舞台に出てきた時は設定通り「10代」の女の子に見えました。最後は精神に破綻を来したルドルフ(カルロス・アコスタ)にぶんぶん振り回されながらなお、彼を慈しむ表情をずっと崩さなかったベンジャミン。家族との時間をもっと持ちたいというのが引退の大きな理由のようですが、カンパニィが「レクイエム」を上演する時だけは戻ってきた方が良いのではと感じます。

 「マイヤーリンク」は男性ダンサーが主役のバレエですが、カーテン・コールの中心はもちろんベンジャミン。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157634153837052/

 涙は一切なし。嬉しそうに笑いながら、男性同僚から次々に花束を受け取るベンジャミン。ただ、カーテン・コールが終わった時にはすぐに会場内が明るくなり、実にあっさりしていると感じました。聴衆が続々と出口に向かう中、左側からフラワー・シャワーをした人たちが熱心に拍手を続けていました。それに同調する人が次第に増え、足踏みが加わり、再び舞台に現れたベンジャミン。

スクリーンショット 2013-06-16 14.18.53

 この舞台を最後に、ソロイストのブライアン・マロニィも退団。

http://www.flickr.com/photos/89578620@N00/9054092165/

 彼も、怪我に泣かされなければ、もう少し踊れたのではないかと思います。

theartsdesk Q&A: Ballerina Leanne Benjamin
http://www.theartsdesk.com/dance/theartsdesk-qa-ballerina-leanne-benjamin

 ロイヤル・ガラ(http://www.nbs.or.jp/stages/1307_royal/gala.html)はベンジャミンの誕生日当日ではないですが、チケットを購入できた方は、誕生日カードを持っていっても良いのではないかと。

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