LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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子供が読みたい本は、子供に選ばせよう!

2014.03.26
最近、春だからなのか、それとも世界が混乱期に入ってきているからなのかは判らないが(世界が安定していると感じている人は幸せだと思うな)、毎日、興味を惹かれるニュースが報道されている。先週末、フィリップ・プルマンを含む、多くの作家達が参加・支援を表明したのは、子供向けの本から、「男の子向け」、「女の子向け」という性で区別するマーケティングを止めようというキャンペインが始まったという報道。

Time to Let Books Be Books
http://www.lettoysbetoys.org.uk/time-to-let-books-be-books/

Gender-specific books demean all our children. So the Independent on Sunday will no longer review anything marketed to exclude either sex
http://www.independent.co.uk/voices/comment/genderspecific-books-demean-all-our-children-so-the-independent-on-sunday-will-no-longer-review-anything-marketed-to-exclude-either-sex-9194694.html

Should UK Children’s Books Be Non Gender-Specific?
http://publishingperspectives.com/2014/03/should-uk-childrens-books-be-non-gender-specific/

Campaign to end gender-specific children's books gathers support
http://www.theguardian.com/books/2014/mar/16/campaign-gender-children-publishing-waterstones-malorie-blackman

A national campaign to stop children's books being labelled as "for boys" or "for girls" has won the support of Britain's largest specialist bookseller Waterstones, as well as children's laureate Malorie Blackman, poet laureate Carol Ann Duffy, Philip Pullman and a handful of publishers.

The Let Books Be Books campaign seeks to put pressure on retailers and publishers not to market children's books that promote "limiting gender stereotypes".

The move is the latest project from the Let Toys Be Toys campaign which objects to gender stereotyping of children's toys. It has convinced 13 retailers so far to not market toys based on gender.

Pullman, author of the His Dark Materials fantasy trilogy said: "I'm against anything, from age-ranging to pinking and blueing, whose effect is to shut the door in the face of children who might enjoy coming in. No publisher should announce on the cover of any book the sort of readers the book would prefer. Let the readers decide for themselves."


 この運動は、セクシャリティについてのことではない。大人達の勝手なマーケティングによって、子供達が本来経験するであろう幅広い新しい経験を狭めることを止めようというもの。プルマンの言う、「effect is to shut the door in the face of children who might enjoy coming in」は、子供達の可能性を、それが成長する前に大人達が勝手に摘み取ってしまうようなもの。

 この運動の僕なりの解釈、そして期待は、子供達が一人で決められる、ひいては自分で判断できる大人になるために必要なこと。周りを見回すと、自分のことを自分で全く決めることのできない大人の多いこと。日本のことを言っているのではない。イギリスでも、自分のことにもかかわらず自分で決めることができない(もしくは避けている)で、回りに意見を求めてばかり。

 少なくとも本という想像力・創造力・知識を育てる手段を子供達が選ぶ前に大人が勝手に狭めることを止めるのは賛成。親ができるであろうことの一つは、親が考えもしなかった本を選んだ子供達に、どうしてその本を選んだのか、楽しんだのか、つまらなかったの、それはなぜなのかを子供達と話すことだろう。そのようなことが習慣になれば、自ずと親子の間のコミュニケイションも豊かになるのではないかと思う。

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Comment

- ハマちゃん

良い流れですね。
私は、前に紹介しましたが、クラシックバレエの物語の絵本をうちのBoysに買いましたが、
この本、モロに女の子マーケティングで作られた感じがあります。
(ピンクをメインにした装丁、ピンクのサテンのリボンが栞になって付いてる)
オモチャなんかも、女の子カテゴリー、男の子カテゴリー、と分かれてて
うちのは赤ちゃん人形やベビーカーのオモチャでままごとしたがるけど、主人が反対して買えませんでした。
掃除機型のオモチャなんかも、男の子が遊ぶもんじゃない、と却下で。

私は本であれオモチャであれ、ジェンダーなんか関係ないのに、と思います。
興味示したものでまず遊ばせたらいい、読ませたらいい。
いずれ小学校とか行くようになればイヤでもからかわれて辞めるかもしれないし、気にしないかもしれないけど、人目気にせず異性カテゴリーに入れられている本やオモチャで遊べるのは今だけ(小さいうち)なのに。

そもそも、大人側がカテゴライズしてるからおかしなことになるわけだし。

バレエの物語の絵本は、うちの双子には大好評です。
2014.03.27 Thu 15:14 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

 イギリスのメディアで今でも頻繁に目にする「今シーズンのmust buy itemはこれ」という煽りを見る度に、それに踊らされる人がたくさん居るのを見聞する度に、自分が本当に必要なものを自分で選べる習慣を、子供の頃に培える機会があればと感じます。
 
 指摘されているように、学校に行くようになれば、子供達が毎日晒されるピア・プレッシャーは強力だと思います。そのような状況で子供なりに自分に合うものを見つけるのは大変だと思います。だからこそ、大人からの余計なプレッシャーは少ない方が良いのではないかと。
2014.03.28 Fri 21:14 URL [ Edit ]

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