LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Les Talens Lyriques@ウィグモア・ホール、ファリネッリへのアリア

2014.04.30
DSCN5213.jpg
(Christophe Rousset@ウィグモア・ホール)

4月28日、ウィグモア・ホールでLes Talens Lyriquesのレジデンシィの最後のリサイタル。テーマは、カストラートと言えば多くの人が真っ先に思い浮かべるであろう、ファリネッリに書かれたアリアの夕べ。

Performers
Les Talens Lyriques

Christophe Rousset: director, harpsichord
Ann Hallenberg: mezzo-soprano

Programme
Broschi

Son qual nave ch’agitata from Artaserse
Ombra fedele anch ’io from Idaspe

JC Bach

Symphony in G minor Op. 6 No. 6
Giacomelli

Già presso al termine from Adriano in Siria
Porpora

Se pietoso il tuo labbro from Semiramide riconosciuta
Alto Giove from Polifemo

Giacomelli

Passagier che incerto from Adriano in Siria
Hasse

Overture to Cleofide
Leo

Che legge spietata from Arbace
Cervo in bosco from Catone in Utica

About this concert

Vocal display and dazzling melodic invention mattered to the composers enlisted for Christophe Rousset’s latest adventure with Les Talens Lyriques at Wigmore Hall.

The Paris-based musicians, steeped in the historically informed performance of Baroque music, are in tune with the affective gestures at work in the music of unfairly neglected giants of 18th-century opera, the Neapolitans Nicola Porpora and Leonardo Leo not least among them.


 相変わらずバロックに関しては何も語ることができないままだが、素晴らしいコンサートだった。アン・ハレンベリについては寡聞にして何も知らなかったのだが、その類希な歌唱技術の美しさには、「これほどの歌手を今日まで知らなかったなんて」としか言いようがない。凄まじいコロラチューラ技術を披露した1曲目では、技術には圧倒されたものの、声の潤いがかけているように感じた。しかし、プログラムが進むにつれて、継ぎ目のないコロラチューラと言っていいであろう滑らかな歌唱は、凄いのだろうけどとても自然に声の美しさが感じられた。コロラチューラは別にバルトリだけではないのだなと改めて思った。
 
 ひげをそり落としたムシュー・ルセは相変わらずハープシコードが絶好調。彼のアンサンブルの演奏も集中力が途切れず、ロンドンに毎月来て欲しいほど。

 ラジオでライヴ放送されたこのリサイタルのアンコールは、ヘンデル作曲の「アルチーナ」から、"Sta nell'Ircana" 。バロックが専門の友人から教えてもらった情報だと、ルッジェーロのアリアとのこと。ルセ曰く、「ヘンデルはファリネッリには作曲していないけど」と。誰かから聞いたのか、どこかで読んだのか思い出せないが、ヘンデルが贔屓にしたカストラートはファリネッリではなく、カレスティーニ。

 件の友人にロンドンでは良質なバロックのリサイタルが少ないと愚痴った所、そんなことはない、と。例えば、これ。

https://www.barbican.org.uk/music/event-detail.asp?ID=14445

 ユリア・レジュネヴァ、是非聴きたいのだけど、タイミングが合わずに早々に断念したコンサート。チケット、まだかなり余裕があるので、伸び盛りの若い歌手の舞台を多くの人が体験できるように。

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Comment

バロック - レイネ

行かれたんですね、このコンサートに。FB友には彼女の大ファンがとても多いので、皆コンサートに行ったか、行けなかった人はラジオのライブ放送を聴いたりして、熱狂してました。
アンコール曲は素晴らしいのですが、守屋さんも書かれている理由から、ちょっと掟破りじゃないかという意見も。
個人的には、この曲はマレーナ様が今年1月2月にチューリッヒで歌った動画が素晴らしく印象に残っているので、ハレンベリのはイマイチぴんと来ませんでした。(マレーナ様の動画はYoutubeから削除されてしまいましたが)

ユリアちゃんのコンサート行きたい!でも、今月は遠征が3つあるので、無理です。残念。

(別件ですが、守屋さんのメアドが消失してしまったのでFBにDMしましたのでご覧いただけますか?
2014.04.30 Wed 17:35 URL [ Edit ]

- 守屋

レイネ さん

 このレジデンシィのシリーズは回を追うごとに、僕にとっては充実してきて、最後にふさわしい素晴らしい夜でした。本編終了直後のカーテンコールは熱狂の一言。

 会員の友人に頼んで、ファジョーリを申し込むつもりなんですが、いい席が取れるかどうか不安です。ウィグモア側も、プログラム紹介では1ペイジを割いて大きく彼を紹介しています。

 贅沢を言っているのは承知ですが、ロンドンはヴェニューが多すぎて自分の興味を満たすコンサートを見逃してしまうことが多いです。

 
2014.04.30 Wed 17:47 URL [ Edit ]

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