LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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忘れられる権利は、知る権利と共存できるのかな

2014.05.13
2012年5月に、こんなポストを書いた。

インターネットは忘れさせてくれない
http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1642.html

 これを思い出したのは、今日、以下のニュースが大きく報道されたから。

グーグルにリンク削除義務 「忘れられる権利」認める
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051301002141.html

【ブリュッセル共同】インターネット上に掲載された個人情報の削除を求める「忘れられる権利」をめぐり、欧州連合(EU)司法裁判所は13日、米検索大手グーグルに対し、自分の情報へのリンクを検索結果から削除するよう求めたスペイン人男性の請求を認める判決を言い渡した。

 個人情報保護やプライバシーに敏感な欧州では、忘れられる権利の必要性が活発に議論されている。EU域内に効果が及ぶ同裁判所の判断は、大きな影響を与えそうだ。

 同裁判所は「検索企業は一定の条件下で、個人名での検索で表示される結果からリンクを削除する義務がある」と指摘した。


EU court backs 'right to be forgotten' in Google case
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-27388289

What is the 'right to be forgotten'?
http://www.bbc.co.uk/news/technology-27394751

EU court backs 'right to be forgotten': Google must amend results on request
http://www.theguardian.com/technology/2014/may/13/right-to-be-forgotten-eu-court-google-search-results

 「忘れられる権利」が認められたのは画期的だと考える反面、諸刃の件のようにも感じる。BBCの二つ目の記事に書かれているように、まず、検索結果から自分の過去に起きたことへのリンク外すことになってもキャッシュは残るだろう。また、誰かがそれを既に印刷し、再びPDFにしてネットに戻すことを止めることはほぼ不可能だろう。

 更に、この「忘れられる権利」が社会に広く認知されて多くの人が行動にでたとき(費用がかかることを忘れないように)、インターネット検索会社がそのリンクを一般からは到達できない所で限られた会社や人々のみが利用できるようにすることは容易いのではないだろうか。本人が「忘られる権利」を勝ち取ったと安心てしていても、逆に、全く予想もできない場所で利用される可能性もあるのではないか。

 インターネットの「技術」は驚くほどの早さで変化して行くが、それを使う、もしくは使うように強制されている人間の心理的適応力は、その早さに追いついていない。2012年のポストを書いたとき、「リヴェンジ・ポルノ」なんてことが起きるなんて、考えることすらなかった。それが、2014年、現実になっている。この「忘れられる権利」はどこまで市井の人々を守ってくれるのか。それとも、インターネットの「暗い」面が目にふれない場所で更に加速して行くことにつながるのか。

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