LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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蛭川久康 武蔵大学名誉教授とロンドンで

2014.06.12
日本で学んだのは武蔵大学。

http://www.musashi.ac.jp/

 今は構成が変わっているようで、僕が卒業したのは人文学部英米文化学科という名称だったはず。そこで、3年から指導教授だったはずだけど、3年の頃の記憶は全くなく、4年次にホガースについて指導教授として指導してくれたのが蛭川久康 武蔵大学名誉教授(以下、蛭川先生)。

 確か、僕が在籍していた頃は、卒論を選ばない選択ができて、でも卒論を書かない(書けると思っていなかったし)場合は、卒業演習としてゼミを2つとらなければならなかったはず。ということで、蛭川教授のもとでイギリス文化、(東大の教授だったはず)島田太郎教授の所で19世紀アメリカ文学を選択した。

 正直に言えば、ホガースを学んでいるとき、これがどのように自分の人生に役に立つのかなと思っていたし、まさか、ロンドンで暮らすことになるなんて考えたこともなかった。

 前置きが長くなった。蛭川教授から、ご自身の著作のリサーチの為にロンドンに行くので、時間があえば会いましょうとのメイルが届いた。最後に教授にあったのは、5年くらい前の一時帰国のとき(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-782.html)。メイルでたまに近況を知らせたはいたが、イギリスで暮らす中で今でも役に立つことを教えてくれた蛭川教授とロンドンで会う、というのはわくわくした。

 落ち着いた所で話したかったので、教授を案内したのは、フォートナムの半地下にあるファウンテン・レストラン。先に書いておくと、最近は、サーヴィスの質は高いです。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1255.html

 ちょっと意外だったのは蛭川教授もこのレストランを知らなかったこと。ここは、日本から友人、仕事関係の人が来ると必ず選択して、外れなし。静かで落ち着いて食事して会話も楽しめるからお勧め。

 レストランへ向けてジャミン・ストリートを歩いていたとき、蛭川教授が「あれ、ここに小さいけど、良いホテルがありませんでしたか?」とか、「あのシャツのお店はどこに行ってしまったんでしょうね?」と。僕の知らないロンドンのことを鮮明な記憶で、しかも日本語で聞くことができるなんて。まるで、蛭川教授の講義を、実地研修で聴いているようだった。

 武蔵大学のこと、教授が6年かけてほぼ書き終えた著作のこと、ロンドンについてから精力的にロンドン郊外へ一人でリサーチにでかけていることを、熱心に話してくれる教授。こんな情熱を持って、僕はロンドンで暮らしているだろうか、と。

 武蔵大学はこじんまりしていて、公平に言っても、知名度が高いとは思わない。それに、大学としては経済学部が最も良く知られているだろう。

 武蔵の人文で良かったのは、一般教養を広く、深く自分のペイスで学ぶことができたこと。僕自身に限ると、専門分野を突き進むとういことはしなかった。でも、蛭川教授のもとで学ぶイギリス社会のことを、他の講座で聞きかじったことと結びつけて、更に興味がかき立てられるということはあったように思う。

 今回、ロンドンで蛭川教授が話してくれたことの半分以上は、全く知らなかった歴史や人物。蛭川教授のもとで学んだ経験が、今、ロンドンで暮らして行ける意志を支える基礎の一つのように感じた。

 気がつけば、あっという間の3時間。話に興じる教授と僕が追い立てられることもなく、その夜、最後まで居座る客になってしまった。教授の話をまだまだ聞いていたかったが、次回は東京でだろうか。

 教授の為にも、今年の秋に開かれるある展覧会、きちんと仕事しようと思う。懐かしさより、楽しさが上回る再会だった。

[追記:6月18日]
蛭川教授のエッセイ

http://repository.musashi.ac.jp/dspace/bitstream/11149/928/1/jinbun_2011n043_007.pdf.pdf

http://repository.musashi.ac.jp/dspace/bitstream/11149/1624/1/jinbun2013_no45_001.pdf
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Comment

- sony

ちょっと懐かしい名前が出ていました。島田太郎先生です。私は文学専攻ではなかったのですが・・・それで蛭川久康先生を検索しましたら、ウイリアム・モリスについて書いていらっしゃったので大す好きな芸術家なので早速読ませていただきました。大変面白かったです。
それで3時間、お話が本場イギリスでできたことはさぞ盛り上がり楽しかっただろうと想像しています。そして、何か先生の講義がないか探しいましたらもう終わっていたことは残念でした(カルチャーセンターの講義)
2014.06.17 Tue 09:19 URL [ Edit ]

- 守屋

sony さん

 検索されてモリスについてのものを読まれたとことだったので、僕も見つけました、リンクを本文に使いしました。情報、ありがとうございます。

 ネットでは見つけられませんでしたが、研究社の「英語青年2009年3月号」に蛭川教授による、エドワード・バーン・ジョーンズの「アーサー王の帰還」(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-760.html)をロンドンまで観に来られたときのエッセイがあります。

 是非、武蔵大学に要望のメイルを送ってください。もう一人、今も元気に執筆されている鈴木満教授の講義も面白いと思います。
2014.06.18 Wed 05:40 URL [ Edit ]

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