LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
Home未分類 | Dance | Sylvie Guillem | Royal Ballet | Royal Opera | Counselling | Sightseeing | Overseas Travel | Life in London(Good) | Life in London(Bad) | Japan (Nihon) | Bartoli | Royal Families | British English | Gardens | Songs | Psychology | Babysitting | Politics | Multiculture | Society | Writing Jobs | About this blog | Opera Ballet | News | Arts | Food | 07/Jul/2005 | Job Hunting | Written In English | Life in London (so so) | Speak to myself | Photo(s) of the day | The Daily Telegraph | The Guardian | BBC | Other sources | BrokenBritain | Frog/ Kaeru | Theatre | Books | 11Mar11 | Stage | Stamps | Transport | Summer London 2012 | Weather | Okinawa | War is crime | Christoph Prégardien | Cats | Referendum 23rd June | Brexit 

The Dream mixed bill@ロイヤル・バレエ

2014.06.18
スクリーンショット 2014-06-18 16.03.05
(ロビンスのコンサートでのカーテンコール、右からガートサイド、モレラ、カスバートソン、5月31日)

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157644899193276/

今シーズン、ロイヤル・バレエのオペラ・ハウスでの最終演目はフレデリック・アシュトンの「ドリーム」、アラステア・マリオットの新作「コネクトコム」、そしてジェローム・ロビンスの「コンサート(もしくは、コンチェルト)」。

 初日と最終日に観た。マリオットの新作は全く期待していなかったが、その期待をしていない所から更に遥かに奈落の底へ見えなくなるほどの出来だった。あのような振り付けは、マリオットよりも数段上のマックグレガーが観客が既に驚かなくなるほど創作しているのだから取り組むだけ無駄だったと思う。

 ということで、残る2作品のみ期待していたし、振り付け自体、古くささなどみじんも感じないほど、素晴らしいものだった。気になったのは、キャストの「薄さ」。「ドリーム」も「コンサート」も主役はプリンシパルが踊ったのだが、これまでの2作品の舞台では準主役はファースト・ソロイストが踊った役にランクが下のダンサーばかりがキャストされていた。ヌニェスもヤナウスキィも出演していなくて、幾人かのプリンシパルは既に夏休みなのかなと。

 フレデリック・アシュトンの「ドリーム」はちょうど50年前に発表された。ということで、初日カーテンコールでは、世界初演の二人、シブリィとダウエルが登場。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/14292385146/

 この二人に指導されてオベロンを踊ったスティーヴン・マックレィのできは素晴らしかった。妖精の女王は初日がロベルタ・マルケス、最終日はラウラ・モレラ。どちらも役不足という感は否めなかった。

 ロビンスのコンサートは「ドリーム」よりも数年早く創作された、コミカルな小品。純粋なバレエとはいえないが、このようなクスリと笑える作品は、数年毎にプログラムに入れて欲しいもの。名前が知られている割には内容を知らない人も多いようなので、映像。



https://www.youtube.com/watch?v=jO0mC_FSw6M

 夢見がちな女性を初日はカスバートソン、最終日はサラ・ラムで観た。夫婦役は両日ともラウラ・モレラとベネット・ガートサイド。ロイヤル・バレエのダンサー達の芸達者ぶりをたっぷりと魅せてもらった。カスバートソンの天然なコメディエンヌぶりは僕にとっては新鮮な驚きだった。ラムの、どこかのねじが緩んでいると思わせる斜め上を夢見る表情の豊かさ。
 本当はヤナウスキィで観たかったこの役。彼女なら素晴らしい表現だったろうとは思いつつも、カスバートソンもラムも自然なコメディエンヌで楽しい舞台だった。ロイヤル・バレエでの前回の上演は13年前、この役をギエムが踊った。幸運にもその舞台を2度観たはず。あの時点で既に天空の人だったギエムにこのような役を振るかと思いつつ、今回同様、会場が暖かい笑いに包まれた。

 リサイタルを楽しむ、仲の悪い、倦怠期とおぼしき夫婦を演じたモレラとガートサイド。このようないぶし銀のようなダンサーなくしてバレエ・カンパニィは成り立つはずがない、そう確信するほどの迫真の演技。大いに笑わせてもらった。次回は13年も待たずに観たいものだ。

concert.jpg
(テレグラフから拝借)

 フレデリック・アシュトンの「田園のひと月」が新しいシーズンに上演される。そのセカンド・キャストがオーシポワ。購入したけど、「冗談?」という驚きを消せない。

関連記事
スポンサーサイト

Comment


管理者にだけ表示を許可する

Template by まるぼろらいと

Copyright ©LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン All Rights Reserved.