LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
Home未分類 | Dance | Sylvie Guillem | Royal Ballet | Royal Opera | Counselling | Sightseeing | Overseas Travel | Life in London(Good) | Life in London(Bad) | Japan (Nihon) | Bartoli | Royal Families | British English | Gardens | Songs | Psychology | Babysitting | Politics | Multiculture | Society | Writing Jobs | About this blog | Opera Ballet | News | Arts | Food | 07/Jul/2005 | Job Hunting | Written In English | Life in London (so so) | Speak to myself | Photo(s) of the day | The Daily Telegraph | The Guardian | BBC | Other sources | BrokenBritain | Frog/ Kaeru | Theatre | Books | 11Mar11 | Stage | Stamps | Transport | Summer London 2012 | Weather | Okinawa | War is crime | Christoph Prégardien | Cats | Referendum 23rd June | Brexit | Mental Health 

自転車には気をつけろ!

2014.07.06
昨日、ヨークシャーでツール・ド・フランスが始まった。

http://www.theguardian.com/sport/tour-de-france-2014

 で、明日、7月7日はケンプリッジからロンドンへ。

スクリーンショット 2014-07-06 14.24.08
(ロンドン交通局のウェブから、スクリーンショット)

http://www.tfl.gov.uk/campaign/tour-de-france/travel-disruption-and-advice

 天気がいいこともあるし、全てがロンドンへという感じで既に観光客であふれかえっているロンドンでわざわざこんなことするとは、本当に迷惑。で、そのことへ皮肉かなと、当初思った記事が昨日のガーディアンに掲載された。

What's the worst thing about cycling? Other cyclists
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2014/jul/05/worst-thing-about-cycling-other-cyclists

After 12 years riding a bike in London, I recently came to a shocking conclusion: what scares me the most as a cyclist is not the cars, not the lorries and not even the taxi passengers who unexpectedly wrench their door open in front of you – but other cyclists.

 これは、僕も実感する。交通量の多い道路では、最も怖い存在は車両。でも、例えばリージェンツ・パークの外環道路をサイクリングしていて怖いと感じるのは、他のサイクリスト。ロンドンのレンタル自転車(今ではボリス・バイクという呼称でほぼ定着している)で必死に漕いでいる脇を遠慮なく煽って走り去って行く。

 記事の中盤に、日本の状況が例として書かれている。

Compulsory insurance is one of those cure-alls for accountability that gets regularly trotted out, which is fine in principle, but although the person who just killed your dog might be able to offer compensation, you'd still have to catch them first. Registration is another oft-proposed solution to the problem. Japan is the only country that requires all bikes to be registered. Switzerland and others phased it out because of the cost and the bureaucracy. Now, the UK loves a bit of red tape, but registering every single bike? I don't think so. And apart from that, the freedom of cycling is a big draw to many of us. Take that away and it becomes another bureaucratically laden drag. So nothing would hold the cause of cycling back more than registration.

Interestingly, while we're on the subject of Japan, it has a large cycling population and many cycling laws – all of which are completely ignored. Cyclists regularly ride on paths and, indeed, police will even direct them on to walkways if they see them on roads. And yet cyclists, drivers and pedestrians get along fine. How does it work? In a word, politeness – one of those Japanese concepts with no direct translation into English.


 日本で自転車人口は大きく、法令もあるが、その全てはサイクリストから無視されている。サイクリストは普通に歩道を走行し、警察は実際に見つけたときだけ指導する。にもかかわらず、サイクリスト、自動車のドライヴァー、そして歩行者はお互いに上手くやっている。なぜか?最も英語にできない日本の概念、「ポライトネス」だからだ。

 この記事を書いた人、匿名になっているけど、よく日本の実態を判っている。素晴らしい、皮肉。

 僕がロンドンで自転車を乗り始めたのは、ボリス・バイクが始まった2010年の夏。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-1242.html

 昨年、年間メンバーシップ料金がいきなり2倍になり、天気もよくなかったので更新しなかった。しかし、今年は春から天候が安定していたので、メンバーシップを払い、再び自転車生活。これが、予想以上に快適。反面、2010年と比べると、自転車の維持・管理が良くないと思うことも増えている。また、日本と違って、老若男女が歩道からいきなり車道に飛び出して来るのはロンドンの日常なので、走行中には全く気が抜けない。

 また、ボリス・バイクが観光客の間に浸透してきたなと感じるのは、歩道を走行するボリス・バイク利用者がとても増えていること。また、一方通行の道路を逆走している利用者も急増している。ロンドン中心部、特にウェスト・エンドやシティの周辺は一方通行道路が多い。ロンドン交通局は、自転車の利用者への注意をもっと増やすべきだと思う。

 ボリス・バイクが便利なのは、移動の時間がかなり正確に読めること。多くの美術館や劇場は上手く行けばフラットから30分以内で到着できる。バスや地下鉄だと、ラストミニットで資料を読める時間があるかもしれないが、気がついたらトンネルのど真ん中で車両が止まって間に合わない、ということが起きる可能性が高い。

 記事の中で強調されているように、サイクリスト、そして車のドライヴァー達に、大都市での共生を学ぶことを義務化した方が良いのではないかと思う。

 明日、ロンドン中心部にいる予定の人は、移動は徒歩にするか、公園でのんびり過ごす方が良いと思う。ルートから察するに、ロンドン中心部は午後からバスでの移動はほぼ諦めた方がいいだろう。参考までに、TfLからのメイル。

Dear Mr Moriya,

I am writing to remind you that the Tour de France is coming to London tomorrow, Monday 7 July. The race will start in Cambridge, travelling through Essex, north, east and central London, finishing on The Mall. Please plan ahead as road closures, bus diversions and busier stations are expected.

Public transport
Tube and Rail will be the best way to get around and enjoy the day. Stations along the route will be busy during the evening peak. A number of Barclays Cycle Hire docking stations will be suspended. A large number of bus services will be on diversion or will stop short of their destination from 09:00 - 18:00.


関連記事
スポンサーサイト

Comment

日英どちらも問題あり - Yoshi

守屋さん、

ロンドンの車道で疾走する車を縫うようにして自転車に乗っている人を見ると、命がけだな、と思います。危険ですよねえ。一方で、日本のように歩道をどんどん自転車が走るのも、特に体の小さかったり弱かったりする子供やお年寄りの歩行者にとっては非常に危険です。特に整備された幅の広い歩道ほど、自転車専用道路みたいになってしまい、朝夕の通勤時間などは猛烈な勢いで自転車が走り抜けるので、私もいつもびくびくしてしまう場所もあります。自転車専用レーンがしっかり整備されればそれに超したことはないですが、まだまだほど遠いですね。それに私の住む町でも、自転車専用レーンがある部分でも、歩道を走る自転車、自転車専用レーンに駐車する車など、マナーがなってない人もいます。

専用レーンなどの施設整備と自転車のマナー、そして法令の遵守の3点を同様に推し進めないといけませんね。
2014.07.06 Sun 23:17 URL [ Edit ]

- ハマちゃん

日本では自転車は全て車両登録のようなこと、されてるんですか。
知りませんでした。日本で自転車って、何十年も乗ってないからな…。

英国での、自転車関連の論争を見かける度に思うんですが、
移動の手段として使っている人はとりあえず置いとくとして

「スポーツ」で道路を使う人が、「車と同等の権利を求めます!」って声高に言ってるのを見るともの凄い違和感を覚えます。
スポーツ・サイクリストは、記録を出したいとか、トレーニング、で「一般道路」を使い、後ろにどんなに車がつかえていても「権利だから」と道を譲りません。

一般道の利用者というのは、「仕事」で使ってる人が大半です。
トラックの運転手なんて、一日10数時間を運転に費やして、少しでも早く仕事を片付けようとしています。
それを、「スポーツ」で道を占領している人が、「自転車利用者に理解がない!」と、「権利」を求めようとする姿には、正直嫌悪感を覚えます。
アスリートを気取るなら、そういう場所を作れよ、と思う。
道交税も払ってないのに、職業運転手らの邪魔をしてまで、公道で「スポーツ」しなきゃならない理由が分かりません。
こういう、ツールドフランスみたいな大会であれば、まだ余裕持って告知もしているし、迂回路の説明もあるのでしょうが、
一般のアスリート気取りの自転車乗りはバラバラとあちこち「自分のペース」で出現します。
それが、どんなに迷惑か、考えてないのが凄いな、と。
当地は坂道のアップダウンが激しいですので、田舎道の上り坂なんか、自転車でとても這い上がれないような道を、意地になって道路の真ん中占領して坂道を上がりきるまでやりますし、上がりきったって次の車に道なんか譲らない。
「権利だから。」です。

その後ろを延々と付いて行くしかない、建設関係の車両やら、物流トラックやら、気の毒です。
そんなのが春夏秋、大量発生する。スコットランドの田舎は特に、狙われます、そういう輩に。

で、ロンドンで、他のサイクリストを脅かすサイクリストって、そういう類いのサイクリストだと思うんですよ。
「自己最高記録出したい。」からトレーニングしてるような。
だから他人への配慮がないわけです。
自分の記録しか興味ないから。
そういう人が公道使うのは、間違ってると思う。
そういう人たちで金出し合って、トレーニング場作りなさいよ、と思う。
2014.07.07 Mon 12:06 URL [ Edit ]

- ハマちゃん

続き(長くてすみません)

この、声高に権利を主張する「公道のスポーツ・サイクリスト」に、
私は、弱者の立場を利用してabuseする人たちと共通した気持ち悪さというのを感じてしまいます。

職業ドライバーたちは、どんなに迷惑に思ってても、実際に迷惑をかけられても、常に「加害者」にされてしまうから、下手に言葉を発することも出来ない状況に置かれてないか、とか、そういうことを考えます。
2014.07.07 Mon 13:13 URL [ Edit ]

- 守屋

Yoshi さん

 覚えていらっしゃると思いますが、大英博物館からも近い、ロンドン大学関係の建物が密集する地域の道路には、自転車レインがあります。あるんですが、これが異様に幅が狭くて、間違って朝夕のラッシュ・アワーに走ろうものなら、怖くいことこの上ないです。車道を走った方がましだと思えるくらい、先を急ぐサイクリストに煽られるんです。

 ロンドンがすべきことは車、自転車、そして歩行者のバランスを取れる政策を提言・実行することだと考えます。
2014.07.09 Wed 12:24 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

 仰るように車やバスの運転手のフラストレイションは高いと思います。交通量の多い主要道路でスピードを競うほどの愚か者はそれほどいない思いたいです。しかし、郊外の生活需要道路で「趣味とプライド」の為のサイクリストが道路を占領するのは、僕もおかしいと思います。

 車のドライヴァーのフラストレイションは、怒鳴りたくなることもあるでしょうね。何かが起きたら、真っ先に非難されるのは彼らですから。
2014.07.09 Wed 12:30 URL [ Edit ]

管理者にだけ表示を許可する

Template by まるぼろらいと

Copyright ©LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン All Rights Reserved.