LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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オペラは死なず:モネ劇場のオルフェオの映像を見て

2014.07.16
orphee_3.jpg
(モネのウェブから拝借)

ブログ仲間のレイネさんが、ブリュッセルのモネ劇場が上演したグルックのオペラ、「オルフェオとエウリディーチェ」のことを紹介している。

http://didoregina.exblog.jp/22363512/

 このポストで紹介されているストリーミングは7月29日まで。舞台を観る前にレイネさんによる解説を読んでおくとこの演出の意味がよく判る。

http://www.lamonnaie.be/en/mymm/related/event/323/media/2075/Orph%C3%A9e%20et%20Eurydice/

モネ劇場のウェブ
http://www.lamonnaie.be/en/

 映像を観終わってまず感じたのは、「オペラって、このようなことができる芸術形態なんだ。オペラは限られて人たちだけの楽しみのまま絶滅する芸術ではなくて、普通に暮らしている人たちの生活と密接につながることができる」、と。

 ロイヤル・オペラで7月20日まで上演されているドニゼッティの「マリア・スチュアーダ」の新しい演出への意見がとても面白い。

Your reaction: Maria Stuarda
http://www.roh.org.uk/news/your-reaction-maria-stuarda

 ここに寄せられた多くの意見から感じるのは、新しい演出を嫌悪する人たちは、もしかするとオペラという芸術は自分たちだけのものと思い込んでいるのではないかと。

 18世紀や19世紀に作られた「古典」と呼ばれるであろうオペラを、創作された当時の雰囲気を体験することができる演出で観ることは、それは必要だと思うし、そのような、保守的というのではなく、原作に忠実なオペラを幾つも体験していくことによって、オペラという芸術の歴史や意義への理解が深まって行くだろう。そして新しい演出を通して、別の解釈ができることを体験して行く。

 「マリア」と「オルフェオ」の演出が向いている方向は全く違うから、同じ場で語るのは限界があるかもしれない。しかし、特にモネ劇場の「オルフェオ」は、オペラがdying artではないことを明確に示していると思う。

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Comment

オペラ演出さまざま - レイネ

拙ブログ記事紹介とリンクありがとうございます。モネのこのプロダクションはぜひとも大勢の方にご覧になっていただき、ご意見をお聞きしたいと思っています。
視覚的要素(舞台装置や衣装、動き)はミニマムに抑えた演出で、いかに聴衆の感動・効果が得られるかということを突き詰めたモネに対して、観光客もコンサバ志向のオペラ・ファンも多そうなROHとでは演出方向が異なり比較的安全パイになって当然なんですが、『マリア・スチュアルダ』新演出初演ではブーイングが激しかったようですね。来年6月にパリでも同じプロが上演される(ディドナートではないけど)ので、実演観たいなあと思ってます。
2014.07.17 Thu 08:56 URL [ Edit ]

- 守屋

レイネ さん

 僕の方こそ、モネ劇場のこの試みを知ることができて、良い経験になりました。このような試みこそ、オペラ・ファンだけが知るのではなく、「オペラは一部の人の楽しみだから」とオペラを知りもしないで批判する人たちにも観て欲しいです。

 ロイヤルのウェブに寄せられたコメントを読んで、ブーイングは見識の狭い、うぬぼれに過ぎない悪質な行為のように感じました。何人かが書いているように、気に入らなければ拍手をしなければ良いだけだと僕も思います。

 数日前、別のコスチューム・ドラマ的な演出の「マリア」をディドナートが主演している映像を見ました。ディドナートが60歳以上に見えてしまうメイクで、これならロイヤルの方が良いと感じました。
2014.07.17 Thu 19:17 URL [ Edit ]

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