LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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自分撮りと文化のせめぎ合い:ケイト・ブッシュ、ナショナル・ギャラリィ

2014.08.25
今週の木曜日、8月28日8月26日からロンドンで始まるケイト・ブッシュのコンサート。公演が追加されたにもかかわらず、全てのチケットは15分で売り切れたという、今年の秋のHottest ticket。それを前に、ケイト・ブッシュからコンサートに来るファンへのお願いが発表された。それは、スマフォやデジカメでコンサート中の写真を撮らないで欲しい、というもの。

Kate Bush asks fans not to use phones or tablets at London comeback gigs
http://www.theguardian.com/music/2014/aug/19/kate-bush-asks-fans-no-phones-tablets-london-gigs

Kate Bush makes a valiant stand in the battle of transcendence v smartphones
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/aug/20/kate-bush-transcendence-v-smartphones

 僕自身、オペラやバレエのカーテン・コールの写真は撮るが、上演中に写真を撮るなどは言語道断だと思っている。画面の光が周りの人達の邪魔になることは必然だし、何より、写真を撮ることに夢中になっていたら、舞台で繰り広げられている奇跡を見逃すことになるだろう。

 ときを同じくして、ナショナル・ギャラリィが一般展示での写真撮影禁止を引き下げるという報道があった。

Fears National Gallery will be ‘selfie central’ as photo ban is relaxed
http://www.standard.co.uk/news/london/fears-national-gallery-will-be-selfie-central--as-photo-ban-is-relaxed-9665604.html

Selfie-portrait of the artist: National Gallery surrenders to the internet
http://www.theguardian.com/artanddesign/2014/aug/15/selfie-portrait-artist-national-gallery-surrenders-to-internet

 近所に住んでいて、好きな時に好きなだけナショナル・ギャラリィに行けるならともかく、わざわざヨーロッパの西の端の島に来て直に観ることを夢見ていた絵画と一緒の写真を撮りたい、という気持ちは共有する。反面、写真を撮ることばかりに夢中になって、目の前にある芸術の本質を心にとどめることができるのだろうか、という気分はいつもある。

 2010年の夏にルーブルを訪れた。補修に入る前の「サモトラケのニケ」像の前は、写真撮る人で大混雑。ニケ像を鑑賞する気分など持てなかった。

 体験したことを手軽に共有したいという気分ならまだ理解できるが、自己満足の為に他の人たちの時間を邪魔しているということが判らない人が多いのであれば、軋轢はおさまらないだろうと思う。

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