LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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内憂外患のキャメロン政権

2014.10.29
ここ数日、イギリスのデイヴィッド・キャメロン首相は、「アングリィ・マン」としてメディアは描写している。その理由の一つは、欧州連合から届いた巨額の請求書。

英首相が欧州委に激怒 巨額追加請求「払わない」
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102501001071.html

【ブリュッセル共同】24日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、欧州連合(EU)欧州委員会が、EU予算の負担額の再計算により英国に約21億ユーロ(約2900億円)の追加拠出を求めたと報じた。キャメロン英首相は、巨額の請求を「全く受け入れられない」と怒りを示し、支払いを拒否する考えを示した。

 同紙などによると、拠出額の再計算は毎年行われているが、今回は国民総所得の計算方法の変更が伴った。英国などは追加請求となるが、フランスなどは払い戻しを受けるという。欧州委は規則に従い12月1日までの支払いを先週求めた。


 現在、国王夫妻が国賓として日本を訪問しているオランダは、請求理由が妥当であるなら支払うと表明している。翻ってキャメロン君の対応は、メディアの報道から感じるのは、「払うものか!」という怒りだけ。彼の怒りの理由の一つは、これまた報道によると、オズボーン財相は、FTがこの事実を真っ先に報道する2日前、つまり、キャメロン君が知らされる2日前には知っていたという事実もあるようだ。

 もう一つキャメロン君を悩ませている国内問題、というか保守党の混乱は、移民排除を強く押し出すUKIPへ鞍替えした国会議員が補選で勝利してしまい、更なる離党者がでるのではないかと。

 更に一昨日は、ジョギングしていたと主張する男性が、車に乗り込もうとしたきゃメロン君に体当たり。

Scotland Yard to review Cameron’s security after ‘shove by jogger’
http://www.theguardian.com/politics/2014/oct/27/david-cameron-shoved-leeds-civic-hall
 
 そして外患は、移民問題。現在、欧州を揺るがしている大きな政治課題の一つは、押し寄せる移民・難民にどのように対応するのか。この問題についてもイギリスは批判に直面している。一つは、地中海における移民救助への資金援助を打ち切るというもの。

UK axes support for Mediterranean migrant rescue operation
http://www.theguardian.com/politics/2014/oct/27/uk-mediterranean-migrant-rescue-plan

 先週以来、この移民問題については毎日、どのメディアも大きく報道している。興味はあるのだけど、おいきれないくらいの情報量。

 2015年5月の総選挙を控え、イギリスの政治はとてもスリリングな段階に来ているように思う。

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Comment

- ハマちゃん

ここ2週間くらい、いつも以上にニュースに触れてないせいか、地中海の難民救助を拒否した話、全然知りませんでした。
記事読んでみて、私は割と英国の言い分は分かるというか、そんなもんじゃないかな?と思いました。
可哀想ではあるけども、英国がそれについて責任を持つべきっていう話ではないと思うし。
そのお金はどこから出すのかとか、受け入れた後の生活は?誰が面倒見る?そんなに沢山の難民、どこに住まわせる?色々ありますし。
良く分からないのですが、英国だけが拒否してるのでしょうか?
地中海沿岸の、イタリア以外の国は何もしてないのなら、何故地中海に面してもいない英国がこれで叩かれるのか良く分からないんですが…。

悲劇は無くせるに超したことはない、被害は少ないに超したことはないですが。
それでも、無理なことだって、あるのではないかなあ…。
2014.10.29 Wed 19:08 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

 僕は、「責任」というより「人道支援」だと思います。違法とはいえ、なんとかイギリスにたどり着いてもしかしたら国に対して良くないことをする可能性があるかもしれないけど、目の前で溺れ死んで行く人に向かって、「お金を出したくないから」というのは、イギリスという国が自ら作り上げてきた、「世界をリードする国、イギリス」、という印象を覆すことになるでしょう。

 来年5月の総選挙が迫ってきている現在、国民に対してのアピールということもあると思います。
2014.10.31 Fri 06:50 URL [ Edit ]

- ハマちゃん

お金を出したくないから、という、その前に、
そうやって助けることで危険なボート(海を渡るのに適していない)に乗り込む行為をencourageすることになるという、キャメロン首相の言葉は一理あると思うんですよね。
一年で2000人?海上で死者が出てて、それもイタリアの救助活動があってもそれだけ酷いというのは、それをencourageする事態は良くないということでもあるのでは。
戦闘に巻き込まれての死者と比較して、どうなんでしょうね。

イギリスがやるべきは、世界をリードするイギリスのイメージを維持したいなら、まず武器商人をやめること、だと思います。
イギリスだけでなく、各国に呼びかけて。
先進諸国は何かと言うと「人道支援」っていうけど、マッチポンプだとしか思えないんですよね。
アンタたちのマッチが無ければこんなこと起きなかったでしょう?って思うことばっかり。
2014.10.31 Fri 11:37 URL [ Edit ]

- ハマちゃん

こんなの見つけました↓

最初から沈めるつもりだった?地中海で難民船沈没500人水死か?
http://matome.naver.jp/odai/2141082518393209001

encourageする事態、それを悪用する組織(この内容がどこまで本当かは分かりませんが、あり得る話)、色々絡んで、非常に難しい問題です。
2014.10.31 Fri 13:24 URL [ Edit ]

- 守屋

ハマちゃん さん

 今日のオブザーヴァ紙に、イタリアからのレポートで、難民が流れ着く地元の意見の一つとして、溺れて亡くなった人々の遺体が海岸に流れ着くの見るよりは、助ける方が先決だと言うのが紹介されていました。

 キャメロン首相への反対意見として、資金援助が人々を危険な賭けに駆り立てるのではない。暮らす国で命の保証がないからだと。
 と言うことで、武器輸出禁止、僕も賛成です。このような産業に日本の安倍政権が乗り出しているのは、本当に悲しいことです。
2014.11.02 Sun 16:39 URL [ Edit ]

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