LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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パフューム@ロンドン

2014.11.12
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https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157648848749889/

クリスマスのイルミネイション、毎年早くなっているようで、既にうんざりです。素直に、「あなた達のお金が欲しいんだよ!」と企業が開き直って言えば、その方がすっきりするだろうにと。

 Perfumeと言う女性3人による、テクノ・ポップのアイドルらしいグループがいることは、日本での野外やロック関連のフェスティヴァルのニュースで知っていました。が、日本だけでなくイギリスの商業音楽ですら、売れ筋の音楽は全く追いかけていないので、彼女達の歌は一曲も聞いたことがなかったし、まして、メンバーの顔と名前を一致させることはできませんでした。10月31日、ロンドンの夕刊新聞、イヴニング・スタンダードでPerfumeがロンドンで11月12日にコンサートをすることを知りました。

After J-Pop comes Cute Metal: how Babymetal are pioneering a new wave of sweet-demonic music
http://www.standard.co.uk/goingout/music/after-jpop-comes-cute-metal-how-babymetal-are-pioneering-a-new-wave-of-sweetdemonic-music-9830395.html

 ホールは、9月にケイト・ブッシュが復帰コンサートを行ったハマースミス・アポロ(クィーンも。http://miklos.asablo.jp/blog/2012/07/14/6515917)。行ったことのないヴェニューでしたが、地下鉄で行ける場所だから席が余っていたら行ってみようかなと思ったら、既に一階席は完売。日本風に言うと2階席の前より真ん中に一席だけぽつんと空いていたので、購入しました。ちなみに、その時点では、2階席後方はかなり余っていました。

 行くのであれば、少しくらいは歌を知っておこうとYTで事前勉強。Perfumeは踊りが凄いときいていたのですが、MVで披露されている踊りは、こんなものなのかと拍子抜けしたのは正直な感想。

 余裕を持って会場に着くと、驚いたことに非公式グッズ、例えば出来の悪いTーシャツ等を売る胡散臭い人がけっこう居ました。会場前の長い列を映像で撮っている人がいたので、今回の3回目のワールド・ツアーの模様もいずれDVDででるのだろうと思いつつ、開場を待つ長い列に加わりました。大半は日本人だろうと思っていたのですが、西欧系白人や、日本語を話していないオリエンタル風の人もたくさん居ました。

 開場して中に入ってまた驚いたのが、公式グッズを我先に買おうとする人のなんと多いこと。

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/15776100455/

 郷愁を感じたくて来ている人だけではないんだなと。時間に余裕を持って会場に着いたのは、チケットに「開場午後7時」とあったから。それ以上調べること無く、コンサートは午後7時半に始まると思い込んだのは僕の失敗。

 で、午後7時半になってもアナウンスは無いし、席につく人も半分程度。商業音楽を聴きに行かなくなったのはチケットの購入の仕方が煩雑、且つ手数料が高いこともありますが、時間通りに始まらないのが我慢できないから。お金を払って観に来た人たちを待たせるとは何事か、と。

 午後8時を過ぎても何も起きず、帰ろうかなと思い始めた8時15分に、「あと少しで始まります」とのアナウンス。随分と傲慢なんだなと思いつつ、午後8時20分にやった開演。

 ホールに鳴り響く体をずんずん揺さぶる重低音は好きな類の音ですが、始まる前に既に帰宅モードになっていたので、メンバーの登場にはさほど心が動きませんでした。あと、メンバーの声がかなりデジタル処理されていることに耳がなれるのにも少し時間が必要でした。

 ステイジ上の彼女達の踊りは、やはり凄いですね。ピンヒールではないですが、あの高さのヒールであれほど踊れるのは素晴らしい。始まって数曲で衣装変換があったのですが、靴は変わらないんだと双眼鏡で足下を見ると、透明なテイプで靴が脱げないようにしっかり固定してありました。あれほどしっかり固定していては衣装が変わる度に靴も替えることはできないでしょう。逆に、固定していなければ、あの踊りは無理でしょうね。固定してあるぶん、余計に足首や膝にかかる負荷は大きいのではないかと。

 日本国内でのコンサートは既にアリーナ級の大きさでやっているPerfumeを、一階席では間近で観られるのは、彼女達のコアなファンにとっては嬉しいことだろうと。僕の席からは一階席の最前列の様子が見えて、メンバーと聴衆の間はほんの数メートル程度でした。

 付け焼き刃で聴いただけでは全ての曲名は判りませんでした。判ったのは「ポリリズム」、「ねぇ」、「ワンルーム・ディスコ」、「チョコレイト・ディスコ」と新曲くらい。あと、さびの部分で「セブンス・ヘヴン」と歌っていた曲もあったはず。個人的に一番気に入った歌は、(おそらく)「Game」という歌。ダークな印象、且つ鳴り響くドラムの重低音が素晴らしく、これが生のドラムだったらとか、この部分に平沢進さんの轟音ギターがあればヤプーズの「ヒステリア」に匹敵するパンクの名曲だろうな思いながら聴いていました。

 どうしてヤプーズを連想したかというと、Perfumeのメンバーの印象からは全く外れますが、鳴り響く重低音を聴いているうちに、彼女達は本当に「アイドル」なんだろうかと。歌っている内容とかなりかけ離れている音の重さに、これはパンクだよな、と。Perfumeのメンバーがあれほど爛漫でなく、もっとエロ・グロさが入れば、「バーバラ・セクサロイド」を歌っても違和感が無いのではと。

 会場は、とても盛り上がっていました。来る前は日本人だけかと思っていましたが、ほぼ満席に近い2階席にもたくさんの日本人以外のファン。多くの人が楽しげに体を動かしながらステイジの3人に歓声を送っていました。

 コンサートの後に日本にいる友人に教えてもらい、今はメンバーの顔と名前が一致しています。かしゆかさんという方は、積極的に英語を話していました。のっちさんと、たくさん話していたあーちゃんさんは、ちょっと英語に苦戦していたかな。皆さん、昨年のシェパーズブッシュ・エンパイアからホールが大きくなり、しかもほぼ満席の状況に、心の底から嬉しかったようです。

 このワールド・ツアーの前、9月下旬にメジャー・デビュー10周年記念のコンサートがあったそうです。

Perfume@国立代々木競技場・第一体育館
http://ro69.jp/live/detail/110214

 これを読むと、順風満帆でここまで来た訳ではないんだなと。このコンサート評に書いてある通り、ロンドンでも聴衆とコミュニケイションをとろうとする姿勢はとても清々しかったです。

 日本での巨大な会場では観たくないですが、再びロンドンに来るのであれば、次もまた観たい、と今は思います。意地悪かもしれないですがメンバーの3人の年齢を考えると、あのような激しく、そして緻密な踊りを現在のレヴェルで再現できるのはあと数年だろうと勝手に想像しているのもあるし、3人の外見と鳴らされる重い音のギャップはかなり気に入りました。

 今回のワールド・ツアーの日程は、ちょっといじめではないかと。前半は良いとして、後半の最初はロス・アンジェルス。そこからロンドンに来て、中3日でニュー・ヨーク。ロンドン、ニュー・ヨーク、ロス・アンジェルス(またはその逆)の方が体力的にも時差ぼけ的(東から西へ移動の場合)にも理に叶っているだろうと思いました。

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(終了直前のPerfume@ハマースミス・アポロ)

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Comment

Perfumeをおさらいするなら - Kase

定番といえるかもしれませんが
◆道捺大陸 Perfume篇
https://www.youtube.com/watch?v=I2qeq7HRwD4
こちらをひとつ見ていただくのも良いかもです :)
2014.11.16 Sun 18:03 URL [ Edit ]

- 守屋

Kase さん

 いろいろと情報、ありがとうございました。ライヴでのあの畳み掛ける重低音が気に入ったので、映像の軽い音ではちょっと物足りないです。それにしても、海外にもたくさんのファンがいるんですね。
2014.11.16 Sun 18:05 URL [ Edit ]

初の海外アジアツアー - Kase

こちらはNHKで放映されたやつです。
◆MJ presents Perfume ドキュメント 今 世界へ
https://www.youtube.com/watch?v=_EWfpIjnTuE
2014.11.16 Sun 18:44 URL [ Edit ]

- 守屋

Kase さん

 一つ目の番組、確かにこみ上げるものがありますね。NHKのドキュメンタリィのナレイションは、いつまでたっても重苦しくて嫌です。どうしてこう、もっと軽く明るい語りができないんでしょうか?ナレイションが重すぎて彼女たちの苦労が、21世紀にもかかわらずとても昭和的に響きます。
2014.11.16 Sun 18:54 URL [ Edit ]

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