LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Christoph and Julian Prégardien with Michael Gees@Wigmore Hall

2014.12.17
スクリーンショット 2014-12-17 14.08.24
(2014年11月27日、ウィグモア・ホール)

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/sets/72157649093819240/

11月27日に、ウィグモア・ホールでドイツ人テノール、クリストフ・プレがルディャンと彼の息子、ユリアンによる二人のテノールによるリートのリサイタル。

Father and Son
http://www.wigmore-hall.org.uk/whats-on/productions/christoph-pregardien-tenor-julian-pregardien-tenor-michael-gees-piano-35907

Performers
Christoph Prégardien:tenor

Julian Prégardien:tenor

Michael Gees:piano

Programme
Mozart

Sehnsucht nach dem Frühlinge
Abendempfindung
Komm, liebe Zither, komm
An Chloe

Beethoven

Der Kuss
Neue Liebe, neues Leben

Silcher

Ännchen von Tharau ist, die mir gefällt
Frisch gesungen

Schubert

Zum Rundtanz
Die Nacht
Des Fischers Liebesglück
Auf dem Wasser zu singen
Meeres Stille
Der Zwerg

Brahms

Die Sonne scheint nicht mehr
In stiller Nacht
Erlaube mir, Feins Mädchen
Da unten im Tale

Silcher

O wie herbe ist das Scheiden
Die Loreley

Schubert

Erlkönig
Wandrers Nachtlied II
Nähe des Geliebten
Widerspruch
Im Frühling
Licht und Liebe
Nacht und Träume

About this concert

Father and son, Christoph and Julian Prégardien, share the stage for a recital rooted in the romantic realms of folksong, legend and love.

Their programme, featuring many songs specially arranged for two voices, includes four works by Friedrich Silcher, a near contemporary of Schubert who was celebrated during his lifetime as a Lieder composer and collector of German folksong.


 この企画、数年前に欧州を回っていた。また、エジンバラの国際フェスティヴァルでも催されたが、ロンドンには来てくれないのかとすっかり諦めていたら、ウィグモア・ホールで。

 一曲をパート毎にわけて歌う曲が大半で、ソロで歌われたのは2、3曲だった。テノール二人でどのように歌うのか興味津々だった。アレンジはどうやら高めのパートを若いユリアン、ハイ・バリトンのようなパートを父親が歌うという印象。だからか、プレガルディャン父の方は今でもとても潤いのある中音部分が素晴らしく聞き惚れた。いつも思うことだが、ディクションも素晴らしかった。

 息子の方は若いだけあって高音域は父親よりもずっと自然に歌っていた。ただ、所々、力任せのような発声もあった。それに、ディクションは父親のレヴェルに到達するにはまだまだという印象。

 曲は通常のリートに加えて、ドイツの民衆歌曲も数曲。中でも面白く感じたのは、「ローレライ」。大昔、高校生の頃に音楽の授業で歌わされた「ローレライ」とは、当然だが次元の違う響き。リートも良いけど、このような曲をもっと聴きたい。

2003年、ヴァルトラウト・マイヤーのリサイタル

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-230.html

 「父と息子」というタイトルだからあると思っていたし期待していたのが、「魔王」。当夜歌われたシューベルト、そしてレーヴェによる「魔王」をこれまでにプレガルディャン父のリサイタルでは何度か聴いて来たし、その都度彼の豊かな表現力に惹き込まれた。
 
 これを、実の父と息子が歌い分けるとどうなるのかと。詩がもたらす緊張感は二人による歌い分けでちょっと落ちたかなというのが正直な感想。しかしながら、同じテノールとはいえ、声質の違いがもたらすドラマ性は素晴らしかった。


https://www.youtube.com/watch?v=Un8Uowdfx-Q

 終演後、舞台裏のグリーン・ルームでサイン会。この企画の元になっているCDは購入済み。二人にサインをしてもらってからプレガルディャン父に二つ質問。

 2015年3月、4月に彼の新しい挑戦、「マタイ受難曲」が欧州各地で上演される。が、イギリス国内での予定は無い。

http://www.pregardien.com/en/

 イギリス、少なくともロンドンでの予定は無いのかを尋ねての答えは、「残念だけど、イギリス国内ではない。この企画は僕たち独自のものだから、劇場の予算から援助を受けなければできない。イギリスでは予算が取れなかったんだ」。ウィグモア・ホールでは規模が小さいから無理だが、サウスバンクとかバービカンに動いて欲しい。

 落胆を隠せず、でも二つ目の質問は、「日本には行くんですか?」。「行くよ、来年の5月トッパン・ホールで歌うよ」。

http://www.toppanhall.com/dll/201505131900.pdf

 ふた晩、そして内容を見て吃驚。聴きに帰りたいほど。良いな、「冬の旅」なんてもう聴きたくないから、来年初夏のウィグモアでのリサイタルはこれにして欲しいぞ。チケットは、日本時間2014年12月18日に発売。

 話し終わって出口に向かうと、ウィグモアの支配人、ギルフーリ氏がいたので、彼にも質問。

 「9月のフランコ・ファジョーリのリサイタル(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2322.html)、素晴らしかったですね。再び彼を呼んで欲しいんですが」。
 
 「来シーズン(2015/16)に来てもらおうと交渉中。ロイヤル・オペラでは実力に合う役ではなかったから、本当に残念だったよ」。

 「他のカウンターテノールは?例えば、サバドゥスとかは?」。

 「よいカウンターテノールがたくさんいてブッキングが大変だけど、サバドゥスは近いうちに是非にと思っているんだ」。

 「最後。バルトリが来ることは?」。

 「Well, we need to think about her fee......」。

 ヨナス・カウフマンのチケットが£100−でも売り切れるなら、バルトリのチケットが£100−でも問題ないと思うのだが。

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