LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Golem @ Young Vic

2015.01.01
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演劇を観に行かない最大の理由は、台詞を咀嚼するのが面倒くさいから。が、友人からこれはかなり面白そうだからと説得され、ヤング・ヴィクで上演中の「ゴレム」という舞台を観てきた。思いのほか楽しめた。

http://www.youngvic.org/whats-on/golem

 ガーディアン本紙以外は、5星、4星のレヴューで評判が高く、観に行ったのは土曜日のマチネながらほぼ満席の盛況だった。この舞台で注目を集めた点の一つは、中心キャラクターであるゴレムがCGであること。このCGを含めて舞台セットはとても秀逸。

 得意分野でない舞台ということで、観ている時に過去の経験からのレファレンスを総動員した。今回の「ゴレム」の主題である、コンピューター等に人間の自主性が徐々に奪われて行くというのは、手塚治虫が「火の鳥」の未来編で描いた物語と重なる。

 現代ということで、オンライン・ショッピングを利用するのに似た感覚で、人間が自分で考える能力を次第に去勢されて行く(と言うのはパワフルすぎる表現ではないかとは、同行した友人の意見)。言い換えると、自分の生活の中で、decision makingの能力をコンピューターによって次第に弱体化されて行く過程が描かれる。

 具体例は、僕たちの日常生活に溢れている。アマゾンを使えば、毎日のように、「Mr Moriya, we think you may like these items because you have bought such items」というメイルが届く。最初のうちはうっとうしく思う程度でも、次第にもしかしたらアマゾンが勧める商品を買っていれば選ぶ面倒が省けると思ってくるだろう。

 このような舞台だから、舞台上のパフォーマー達の演技力を判断することは難しい。パトロナイジングな印象を感じる場面もあった。しかし、「今」を強く感じるという点では、よく練られた舞台。

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