LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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イギリスの報道機関のウィンブルドン化

2015.07.29
日本経済新聞社がファイナンシャル・タイムズを傘下に収めた衝撃は、イギリスでは予想以上に大きかった。

The Guardian view on media globalisation: good news for the Financial Times
http://www.theguardian.com/commentisfree/2015/jul/23/the-guardian-view-on-media-globalisation-good-news-for-the-financial-times

スクリーンショット 2015-07-29 16.28.34
(確か、7月24日のガーディアンの一面の片隅)
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/19395896463/

 イギリスに居ない人に、上記のガーディアンの文言の詳細を。

[British Based]
 ガーディアンを忌み嫌う、公平に言えばお互いに忌み嫌っている、ブロード・シート新聞の売り上げでトップのデイリィ・テレグラフ紙のオーナーは双子のミリオネアー、バークレィ兄弟。彼らはイギリス人だが、厳密に、と言うか僕自身どのような経緯があるのか全く理解していないが、彼らが居住するチャネル諸島の小さな島は、イギリスのか中にあってイギリスではない。簡単な例は、税制上全く違う存在になる。なので、イギリス本土から普通郵便は送れるのだが、送るものの価値が(幾らだったか思い出せない)一定の額を超えると、関税証明を添付しなければならない。ということで「ブリティッシュ」ではないと。

[British owned]
 言わずもがな。タイムズのルパート・マードックはオーストラリア出身(現在はアメリカ国籍だったかな)、インディペンデント・グループのオーナーは、ロシアのビリオネアー親子(今は、ロシア国内では破産状態らしい)。ガーディアン・オブザーヴァ紙を所有するのは個人ではなく、スコット・トラストという団体で、そのトップはイギリス人だし、本部もイギリスにあると。

 既にメディアの分野でもウィンブルドン化は当たり前になっているイギリスなのだから、FTが外国企業の傘下に下るということは驚くことではないはず。僕個人の勝手な推測だが、買収した企業が「日本」企業だということが、驚きだったのだと思う。

 労働党が次期党首選出で混迷を極めているのを横目に、社会福祉をなぎ倒して階級社会の再現、資本主義を猛進させ、まるで「平家にあらずんば」のごとく勢力を誇示する保守党が率いるイギリスにとって、日本の企業にイギリスの最良ブランドのメディアの経営が移ることは予想していなかったことなのだろう。

 BBCは保守党にいじめられて青息吐息、解体されてもおかしくない所まで追いつめられている。安倍政権とやり方は違えど、現在の保守党政権にとって、メディアの権威が失墜することは、本心で望んでいることではないかと思うこのごろ。

The battle for the BBC
http://www.theguardian.com/media/2015/jul/14/battle-for-the-bbc

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