LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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アニシュ・カプール@ヴェルサイユ宮殿

2015.08.26
6月上旬、8月のユーロスターの往復運賃のプロモーションがあった。久しぶりにパリにも行きたかったし、何よりヴェルサイユ宮殿で展示されているアニシュ・カプールの作品群を観に行くにはちょうどいい機会。往復£86−も払って運行時間が信頼できないイギリスの鉄道でバンクシィを観に行くより、£110−で食事付きのユーロスターでカプールを観に行く方がコストパフォーマンスは充実していると思う。

Anish Kapoor’s Versailles 'vagina' causes controversy in France
http://www.theguardian.com/artanddesign/2015/jun/04/anish-kapoor-versailles-vagina-controversy-france

スクリーンショット 2015-08-26 12.00.10

 メディアに大きく取り上げられた、巨大な女性器とのふれこみのものは、芸術というよりは巨大な「置物」という印象が強かった。また、かなり楽しみにしていた「渦巻き」は、柵の周りが見学者で溢れていて庭との一体感、もしくは違和感を体感できる環境でなかったのが残念。

スクリーンショット 2015-08-26 11.59.33

 しかし、鏡を使った2作品は、戸外展示の面白さ、多様さを経験するにはとても興味深い作品。雲が厚くて鏡に写る空と背景の空との境に現れるであろう差異が小さく、視覚の幻惑を強く感じることはできなかった。が、角度によって現れる鏡に写る様々に歪んだ風景は、視覚に写る現実の虚構性を表しているように感じた。

 宿泊したサンジェルマン界隈にはギャラリィがたくさん有る。到着した土曜日に入ったあるギャラリィの女性とカプールの展示について少し話した。女性は今回のヴェルサイユでの展示を「アート」とは感じられなかったそう。
 実際の展示を観て回って、確かに「アート」という印象は強く持てなかった。他方、広大なヴェルサイユの庭へのアクセント、言い換えるとエンタメとしては、充分にその存在感を発揮していたと思う。

 ヴェルサイユは、立ち入りが禁止されている庭の部分が多かったのが興ざめだった。また、日曜日だったからだろう、広大と言われるヴェルサイユの庭を小さく感じるほどの見学者の波。庭のデザインを愛でながらのんびり歩くという雰囲気はみじんも無かった。日曜日ということで、スピーカーから流れるバロック音楽を聴きながら思い浮かべたのは、プレルジョカージュの「ル・パルク」。音質の悪い音楽を聴かされて噴水を観るだけで料金が高いというのはちょっと納得いかなかった。

 先週末、パリに向かう高速鉄道内でテロ未遂事件があり、パリの警戒レヴェルが一気に急上昇。パリ北駅に沢山の警察官がいたことには驚かなかったが、ヴェルサイユの庭園への出入り口でライフルをかまえた警備員がいたことに、現実を感じた。

France train attack: Americans overpower gunman on Paris express
http://www.theguardian.com/world/2015/aug/21/amsterdam-paris-train-gunman-france

アニシュ・カプール@ヴェルサイユ
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157657363372470

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157657367806638

これまで観てきたカプールの作品群
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/collections/72157657780521731/

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