LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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National Archeological Museum of Athens: 国立考古学博物館

2015.10.13
スクリーンショット 2015-10-13 17.10.37
(まるで、今にも動き出しそうな躍動感!2015年10月5日)

アテネでもう一つ行きたかったのは、新アクロポリス博物館とアテネ市内の中心地らしいオモニアを挟んで反対側にある国立考古学博物館

http://www.namuseum.gr/wellcome-en.html

 これは、かんとくさんのポストを読むまで知らなかった。そして、行けて良かった。

かんとくさんのポスト
http://blog.goo.ne.jp/bigupset39/e/025253b7c949ad7767a67b9562e57564

写真(フラッシュの使用は厳禁)
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157659798646125

 かんとくさんが書いておられるように、展示物の素晴らしさ、とりわけ彫刻の完成度とその美しさには唖然とするしか無かった。これほど素晴らしい技術と構成力、再現力を誇った人たちが2000年以上も前に居た。そしてそれほど素晴らしい文化を誇った民族ですら、歴史の表舞台から退場することになったことから考える人間の歴史の複雑さ。

 更に感銘を深め、そして学ぶ楽しさを思い出させてくれたのが、各部屋に掲げられている、展示物が作られた時代の歴史。既に高所得者層と低所得者層の間で軋轢があり、強力な政治家にとって必要だったのは、その両者の間で如何にバランスのとれた政治を実行できるかの手腕。また、特にアテネにおいて、アテネという都市国家で生まれ育った人たちが、それ以外のギリシャの都市、またペルシャ等の異国から来た人たちを「外国人」と見なしていたという歴史。21世紀の今と何ら変わらない。2000年以上もまえ、多くの人たちが無視し、その結果衰退したという教訓を、何故、21世紀の今、僕たちは学べないのか。それとも学べる能力を既に失ってしまっているのか。人間の知力は、2000年では何も変わらないのだろうか、等々に思い耽りながら展示物を観て回る至福の4時間だった。

 アテネを全て観た訳ではないが、この博物館は必見。彫刻群を静かにじっくり観て回りたいのであれば、開館早々に訪れることを勧める。もしくは午後遅くかな。僕が退出した正午過ぎには、団体客が多く訪れて彫刻群の周りは人だかりができていた。

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Comment

- かんとく

守屋さん
こんにちは。行かれたんですね。私の記事までrefer頂き恐縮です。もうあれから四年が経ちますが、記憶明瞭です。記事を読んでまた訪れたくなりました。
2015.10.14 Wed 09:39 URL [ Edit ]

- 守屋

かんとく さん

 こんばんは。紹介して頂き、素晴らしい芸術の数々に至福の時でした。彫刻の美しさに目を奪われ、解説から知る往時の社会の雰囲気を想像しながら考えたのは、日本の国立大学では政府の方針で人文科学系の学部をつぶして行くという現実。人文科学を学ぶことで社会の成熟度を測れるだろうに、と。

 僕もまたアテネを訪れる機会があれば、この博物館は是非、再訪したいです。
2015.10.14 Wed 20:32 URL [ Edit ]

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