LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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インゴルシュタット5:ドイツで感じなかった人種の融和

2016.07.27
正直、国民投票で人種差別が最速で顕在化したイギリスも同じなのかもしれないが。

 ミュンヘン空港からロンドンに戻りフラットに戻った前後で速報で報道されたヴュルツブルクでのテロ犯罪。そのあとミュンヘンのショッピング・センター、そして別々の2都市、南ドイツで次々に難民、移民、そしてドイツで生まれ育った移民家系出身者による犯罪が短期間のうちに起きた。

 このような事件が起きて思うのは、難民を国として受け入れるのに積極的なドイツだが、日常生活の中で受け入れる側の普通の人々の心理的、そして物理的な準備は整うという状態からまだまだほど遠いのではないだろうか。

 2月にベルリンを訪れた時、日曜日の朝遅く、ベルリンを一周する路線に乗ってみた。とても興味深かった。東西南北で、乗降する人種に大きな違いがあった。あるエリアでは欧州系白人が多く、別のエリアではトルコ系移民と思われる利用者が圧倒していた。ただ、大都会では、人種が交わらないということはあまり目だたないだろう。

 ミュンヘン空港について驚いたのは入国審査のゲイトの長蛇の列。二つしかない非欧州連合のパスポート保持者の列の先頭で、係官から質問攻めになっていたのは、いずれもイスラム系の家族だった。何故判ったか、女性がヴェイルを被っていたから。ロンドンからのBAにはアメリカからの乗り継ぎ客がかなり居て、列の先頭で起きている光景をすぐには理解していなかった様だ。

 インゴルシュタット北駅からホテルへ向かう途中、中央バス・ターミナルを突っ切った。ターミナルの一角のベンチには、欧州系白人の若者達が手持ち無沙汰で座っている。離れた場所にある別のベンチでは、非白人系の初老の男性達がまるで怒鳴りあっているような大声で喋っている。二つのグループの間の溝は大きい。

 インゴルシュタットの旧市街のにぎやかなエリアでは、時折イスラム系の家族や、非白人の人達を何度か見かけた。ロンドンと比べるとその数は比べるまでもなくとても少ない。彼らが不安を感じて街を歩いているようには感じなかった。しかし、インゴルシュタットに溶け込んでいるようにも思えなかった。

 2回、いずれも短期間の滞在で判ることではないし、一般論とするつもりは毛頭ない。人種の融和というのは、政治家が思うほど簡単なことではない、と感じたドイツ滞在。

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