LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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イギリスのヒンクリィ・ポイントC原子力発電所計画、土壇場で調印延期

2016.07.31
日本では最新情報が報道されているのかどうか判らないが、イギリス西部、サマセット北部の海岸部にあるヒンクリィ・ポイントCという新しい原子力発電所の建設計画最終調印が、土壇場で延期になった。

DSC03352.jpg
(2016年7月30日、タイムズ紙)

DSC03353.jpg
(2016年7月30日、[i]紙、白い象の意味は辞書で調べてください)

ガーディアンの特集セクション
https://www.theguardian.com/uk-news/hinkley-point-c

一般社団法人 日本原子力産業協会
http://www.jaif.or.jp/151022-a/

 調印が延期になったのは、建設計画の中止であるとか、イギリスが原子力発電をすっぱり止めることにした、ということではない。政治的、資金的な駆け引きの中の一時的な中断。建設を請け負うフランス企業が自身では建設資金を調達することができず、中国資本が参画することに、キャメロン政権の時に取り決めになった。が、その中国資本の参画で、国家のリスクが増すのではないかという懸念が高まったから最終合意の調印を土壇場で延期した、というのがごくごく大まかな理解。

 地図で見ると、セラフィールドへ行くより、ヒンクリィ・ポイントの方がアクセスがよさそう。こっちに行ってみようか。

 2週間前、ロンドンへ戻る飛行機から見えた、テムズ河口付近(であろう)の風力発電施設。かなり広範囲に建設されていた。

スクリーンショット 2016-07-31 20.46.41
(ニョロニョロみたいだ)

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/28152998050/in/dateposted/

 風力発電施設の建設・運営もおぼつかない印象が強いイギリスだが、原子力発電よりも風力発電にもっと力を入れて欲しいなと。

[追記:8月2日]

タイムズ紙のカトゥーンが面白い。

DSC03373.jpg

 タイムズ紙のカトゥーンは、人権や平和交渉に関連するものは逸脱し過ぎと批判を集めることがある。が、このヒンクリィ・ポイントに関しては、二つだけだけとはいえ、かなりいい感じだ。

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Comment

- Yoshi

EDF自身では資金調達できないから、英国政府の支援や中国資本の投資(確か国営企業系でしたね)も必要とか。昨今の石油価格の低迷とエネルギーのだぶつきを見ると、EDFの10年後だって、会社がどうなっているかも分からないわけですよね。なのに巨大な原発計画を当面のお金の損得勘定だけで民間ベースで進めていますね。もし大事故が起きたら何百年も引きずります。事故は起きなくても、イギリスも廃棄物の最終処理方法を確立していません。トライデントと言い、これと言い、原子力関係は多国籍資本の民間企業ではなく、国家が徹頭徹尾責任を持つべきと思います。
2016.08.01 Mon 06:33 URL [ Edit ]

- 守屋

Yoshi さん

 仰る通り、チェルノブイリや福島原発の事故の完璧な解決方法が全く見いだせない状況で、何か起きた時に責任の所在が全く判らなくなることは確実の多国籍企業グループにリスク(無事に廃炉になったとしても、残された核燃料の処理方法にも疑問があるということも含めて)が前提の原子力発電所の建設・運営を任せるという時点で、国民の安全なんて考えていないと思います。

 ふと思いついた時は、冗談とみられるかもと思ったこと。太陽光発電や風力発電があるのなら、天気が悪いことを活かして「曇天発電」をイギリスが開発できるのではないかな、と。
2016.08.02 Tue 10:28 URL [ Edit ]

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