LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
Home未分類 | Dance | Sylvie Guillem | Royal Ballet | Royal Opera | Counselling | Sightseeing | Overseas Travel | Life in London(Good) | Life in London(Bad) | Japan (Nihon) | Bartoli | Royal Families | British English | Gardens | Songs | Psychology | Babysitting | Politics | Multiculture | Society | Writing Jobs | About this blog | Opera Ballet | News | Arts | Food | 07/Jul/2005 | Job Hunting | Written In English | Life in London (so so) | Speak to myself | Photo(s) of the day | The Daily Telegraph | The Guardian | BBC | Other sources | BrokenBritain | Frog/ Kaeru | Theatre | Books | 11Mar11 | Stage | Stamps | Transport | Summer London 2012 | Weather | Okinawa | War is crime | Christoph Prégardien | Cats | Referendum 23rd June | Brexit 

プレガルディャン父子@シューベルティアーデ

2016.09.13
スクリーンショット 2016-09-13 14.46.55
(パパ・プレガルディャン)

スクリーンショット 2016-09-13 14.46.36
(ユリアン・プレガルディャン)

オーストリアの山奥の村で毎年開かれる「シューベルティアーデ」に行ってみるかと思い至ったのには幾つかの理由。まず、ロンドンのブログ仲間のレポに興味をかき立てられた。

シューベルト祭のアンゲリカ・カウフマン・ホール in Austria
http://ameblo.jp/peraperaopera/entry-11917699303.html

 クリストフ・プレガルディャンの「イドメネオ」を観にインゴルシュタットへいくのなら(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2718.html)、同じドイツ語圏だし、オーストリアは初めての海外旅行以来、訪れたことが無いから行ってみるかと。そして、昨シーズと今シーズン、ロンドンのウィグモア・ホールがシューベルトの歌曲全曲制覇という企画(https://wigmore-hall.org.uk/news/schubert-the-complete-songs)をやっているが、シューベルティアーでに行けば滅多に歌われることがない曲も聴けるだろうとの期待。

2016年8月29日@シュヴァルツェンベルク
http://www.schubertiade.at/produktionen/sophie-karthaeuser-christoph-prgardien-julian-prgardien-michael-gees.html/

Sophie Karthäuser: Soprano
Christoph Prégardien: Tenor
Julian Prégardien: Tenor
Michael Gees: Piano

FRANZ SCHUBERT (1797–1828)

The Complete Songs, Programme #39

Des Fräuleins Liebeslauschen (Schlechta), D 698 *°^

Don Gayseros (Fouqué), D 93 *°^

Lebenslied (Matthisson), D 508 ^

Alte Liebe rostet nie (Mayrhofer), D 477 °

Der Traum (Hölty), D 213 *

Der Gott und die Bajadere (Goethe), D 254 *°^

Sprache der Liebe (A. W. v. Schlegel), D 410 *

Wiedersehn (A. W. v. Schlegel), D 855 ^

Fülle der Liebe (F. v. Schlegel), D 854 °

Der Vater mit dem Kind (Bauernfeld), D 906 *

Erlkönig (Goethe), D 328 *°^

– Intermission –

Prologue
Die drei Sänger (Bobrik), D 329 *°^
(fragment, completed by Julian Prégardien)

The First Singer °
An die Leier (Bruchmann), D 737
Gruppe aus dem Tartarus (Schiller), D 583
Strophe aus »Die Götter Griechenlands« (Schiller), D 677

The Second Singer ^
Des Sängers Habe (Schlechta), D 832
Der Rattenfänger (Goethe), D 255
Der Geistertanz (Matthisson), D 116

The Third Singer *
An die Sonne (»Sinke, liebe Sonne«) (Baumberg), D 270
Lied der Mignon (»Nur wer die Sehnsucht kennt«) (Goethe), D 877/4
Wehmut (M. v. Collin), D 772

Epilogue
Nachtstück (Mayrhofer), D 672 *°^
arranged for three voices by Julian Prégardien


* Sophie Karthäuser

° Christoph Prégardien

^ Julian Prégardien


 聴いたことのある歌曲はおそらく2曲だけであとは初めての曲ばかりでとても楽しめた。ただ、ゾフィ・カルトホイザー(ベルギー出身だから発音は違うかも)の声は、僕にはかなり軽く聞こえた。それと「魔王」。この曲を3人でわけて歌うのは無理があるのではなかろうかと思った。で、終わった直後の印象は散漫。プログラムの流れでこの曲が入るのは理解できるのだが、3人で「魔王」を歌い分ける意味は無かったように思う。

 初めて聴くカルトホイザーは、上手いのだがプレガルディャン父子と較べてしまうと声がどうしても軽い。アンコールの一曲目で歌われた、「グラツィエ」で終わるモーツァルトの歌曲が彼女の声に最もあっていた。

 ユリアン、「イドメネオ」の時にも同じことを感じた、どうしたんだこの好調ぶりは、と言うくらい素晴らしい歌唱。2年前、ウィグモアでの父子競演の時(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2369.html)の時から一段上に確実に到達した印象。彼は2017年1月11日に、東京の紀尾井ホールで「冬の旅」を歌う予定。

http://www.kioi-hall.or.jp/20170111k1900.html

 パパ・プレガルディャンが若い人と歌う時の傾向は、一歩下がる。手を抜くということではない。これまで、短いながらも何度か話をしてきて、彼の性格では自分がでる舞台で手を抜くなんてこと考えたこともない人だろう。既に還暦になり、マスター・クラスをやっているということがあるからかもしれないが、若い人を引き立てようとする姿勢を感じる。ということで、彼の声や解釈を味わうにはやや薄いリサイタルだった。ただ、終演後ホワイエで聴衆と語る彼らの表情はとても充実していた。歌い甲斐のあるリサイタルだったのだと思う。

 閑話休題。ウィグモアでのリーダー・アーベントで、2017年の初夏に興味深いプログラムがある。何を歌ってもチケット争奪戦が厳しいクリスティアン・ゲルハーエルがブラームスの「麗しきマゲローネ」を歌う。昨シーズン、マーリス・ペテルゼンのリサイタルの時、ロイヤル・オペラで「タンホイザー」に出演していたゲルハーエルが来ていたので、どうしてこのプログラムにしたのか尋ねた。「ウィグモア・ホールからのリクエストだよ」とのことだった。

 プレガルディャン中心とはいえ、ウィグモアの歌曲プログラムを、在ロンドンの日本人の中では僕はけっこう聴いている方だと思う。それでも、「マゲローネ」を聴いたのは一度だけ。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-475.html

 是非、聴いてみたいのだけど、チケットを取れるかどうか。

関連記事
スポンサーサイト

Comment


管理者にだけ表示を許可する

Template by まるぼろらいと

Copyright ©LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン All Rights Reserved.