LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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欧州連合離脱への不安の悪循環に陥っているイギリス

2016.10.19
10日ほど前だろうか、ある新聞に、ことしの夏のイギリス国内の消費動向が予想よりも強かったので、「イギリスが欧州連合を離脱しても、何ともない」という論調の記事が掲載された。

 しかし、ここ数日、足下を強く重い泥流が流れる泥沼に、イギリスははまりつつあるなという論調で、欧州連合残留を支持しているガーディアンが続けざまに記事を掲載している。

Brexit vote brings uncertainty for fruit pickers and farmers
https://www.theguardian.com/politics/2016/oct/16/brexit-vote-brings-uncertainty-for-fruit-pickers-and-farmers

 この記事は、東欧諸国からの「季節」労働者の労働力によって支えられている農家の苦悩。イギリスの若者達にこのような第一次産業に従事することの大切さを教育すれば良いと欧州連合離脱支持者は言うだろう。自分たちがしたこともない、しようとしたこともない労働を若年層に押し付けるんじゃない、と。次の二つの記事は、暴落するイギリス£による影響で、イギリス国内の生活にどれほどの痛みがもたらされるか。

A decline in UK living standards may be too high a price for Brexit
https://www.theguardian.com/business/economics-blog/2016/oct/14/uk-living-standards-decline-pound-fall-too-high-price-brexit

How much will Brexit cost Britain?
https://www.theguardian.com/politics/2016/oct/13/brexit-britain-cost-divorce-bill-questions-answered-uk

 先週始めだったかな、国際為替市場で価値が急落するイギリス£のために、ユニリーヴァがイギリスの不思議な食べ物の筆頭、マーマイトの小売り価格を上げる方針をテスコに伝え、テスコが値上げに反発したのでテスコからマーマイトが消えるのか、と「大きな」騒ぎになった。結局、双方が歩み寄ったようだが、日々の生活で鋭く感じるのは、食料品の価格が急激に上昇している。

Tesco boss: 'Food price inflation could be lethal for struggling millions'
https://www.theguardian.com/business/2016/oct/18/tesco-boss-food-price-inflation-lethal-struggling-millions-matt-davies

 食品価格の急上昇を予測したのかどうかは判らないが、先月から、ロンドンの夕刊新聞紙、イヴニング・スタンダードがレストランやスーパーマーケットに働きかけて、食べられる食品を「賞味期限」を理由に廃棄するなとの連載を続けている。このような動き、イギリス人がまともに考えることはないだろうといつも思っているが、今回ばかりは食べ物を無駄にすることの愚かさに気づくイギリス人が増えるのではないかと思う。

 で、欧州連合各国内で、永住権、国籍を申請するイギリス人が増えているとのこと。

Huge increase in Britons seeking citizenship in EU states as Brexit looms
https://www.theguardian.com/politics/2016/oct/19/huge-increase-britons-seeking-citizenship-eu-states-brexit-looms

 イギリスの国籍申請の難しさを批判するのは簡単だが、記事を読むと、スペインもあまり変わらない。

In October 2015, the Spanish parliament introduced a new process whereby those seeking Spanish citizenship have to sit two exams, a language proficiency test (DELE) and another one on their knowledge of Spain (CCSE). Of the 95 British nationals who have taken the CCSE test since its introduction, two-thirds did so in June and July.

 メイ首相がボリス・ジョンソンを外相に任命したとき、あるイギリス人の友人は、「これはメイ首相の深遠な策略に違いない。ボリスを外相に仕立て、欧州連合離脱の交渉の大詰めで彼が失敗するようにしむけて、彼を政界から追い出すんだよ」と。

 深読みし過ぎだと思ったが、なんだか現実味が湧いてきた。

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